先行上映会にて初めてこの作品を見てから、早くも一ヶ月近く経とうとしています。
その間、結局お前何回見たんだよと、どうか突っ込まないで頂きたい笑。えっと片指じゃ足りない事は確かですwww
ようやく晴れて全国公開に至り、別にそれを配慮して控えていた訳では無いのですが、記憶が薄れてしまう前に、いい加減感想書いとこうと思います。ええ、完全に己の備忘録ですすいません。
最初に見た当日にアップした呟きが、一番素直な感想だと自分でも思うので、まずはそれを。(下から読んで欲しい上に恥ずかしいけど誤字まんまで載っけますね)
その後繰り返し見ても、初回の第一印象が大きく変わることはありませんでした。
私、この作品好きです。
むしろ、回を重ねたことで増した楽しみと発見があり、
①グロは慣れると学習した
②ハードパンクな音楽にトランス効果を認める(私はクラシックファンですw)
③見れば見るほど美術さんいいお仕事してる。あれ絶対趣味炸裂させて楽しんでる
④ダフのシーン実は一番好きかも笑
以上が、ぜひ追記しときたい感想ですかねー
どの俳優も素晴らしい仕事をしているので、特定の誰かにだけ言及する事を躊躇うほどです。
強いて言うなら、やはり古川ゼラ。
本作品のインタビューや舞台挨拶で垣間見た、彼の知的で体温低そうなw個性とゼラのキャラクターがぴったりハマっていました。
間宮氏も弦楽器の様だと絶賛していたあの声は、確かに素敵。私は顔なんかより声を重視するタイプの俳優ファンなので、イチコロですわ笑
かくいう間宮氏も、見事な仕事をしたと私は思ってます。
正直に言えば、少女の様な美しさを彼に求める事にはかなり無理がある。
まして、撮影時の彼は水球筋がまだムッキムキに残ってて、制服の上から見てもそれが丸分かり笑。多分、本気で殺し合いしたら、あのメンバーの中で一番強そうなジャイボくんなのでした笑
そもそも彼は、実物の美貌にも関わらず、どんな映像でもずっとステキでキラキラ❤️というタイプでは元々無い。
むしろ芝居の流れの中のある瞬間にだけ、いきなり目や心を奪いにきて記憶に残る、そんなタイプだと私は思っているのです。
今回もまた、そんな仕事ぶりを見せてくれました。訪れたその瞬間の、もの凄い様な美しさはちょっと言葉では言い表せませんね。
(だから貼る。それしか出来ない)
…綺麗です…
物凄く綺麗です…
一度見たら目に焼きつくドラマチックな美であります…(恍惚)
間宮氏と古川氏の絡みは、ラブシーンというより、最早はっきりと濡れ場w
プリプリライチを塗り塗りぬらぬら。
ああワタクシの拙い筆力では、とてもあのエロさを説明する自信がありませんので以下のイメージ画像で御容赦下さいませ。
そしてそして、これはなあに?から始まるジャイボたんスーパー攻めタイム。
ここもまた、私ごときが微に入り際に渡り語る度胸もありませんので、こちらのイメージ画像でお楽しみ下さい。
褒めてばっかじゃアレなので、気になった点も一応書いておきます。
①14歳という年齢がゼラにとって持つ意味や、美と若さに傾倒する背景がスコッと抜けている
まあ、ここは恐らく原作者兎丸先生が舞台劇をコミカライズ時に二次創作した箇所なので、確かに尺の長さ上、省略も止む無し。
ただ、折角ゼラにローマ皇帝エラガバルスについて語らせているのだから、もう少し説明しないと、ただ唐突感だけが残ります。
若くして世界を支配する事を夢想した常川少年が、14歳でローマ皇帝となった実在少年に興味を持ち、
同性愛や薔薇の処刑と言った退廃美に魅せられていく下りは、世界観の補完的妄想としてとても面白いものです。
処女であるべき巫女を犯して司祭でもあった己との間に神の子を生み出そうとしたり、
同性愛には寛容なローマでもあからさまな受け側皇帝は許されず笑、男の愛人に媚を売るトコを目撃されて愛想尽かされたり、
近衛兵達に裏切られ惨殺されるなど
暗喩としても完璧な人物ですのに。勿体無いかなあと。
②ゼラが原作以上に冷酷すぎや
これも、正義のタミヤとの対峙上、分かりやすくする効果があった事は頭では理解しているのです。
でも、なんと言うか、感情が追いつかない。
特に、ニコとジャイボに向けた言葉と仕打ちが、原作には無かっただけに…
うえーん、ニコお、ジャイボたん可哀想にぃぃって泣けてくるんですわ…
③チェスの基本を知ってた方が楽しめる
これは、別に映画に限った話ではありませんが。
例えば、「君はポーンに殺された」と言う台詞が、ただの一兵卒に殺られたんだぞ間抜け、という侮蔑だと分からないと面白さ半減じゃ無いですか?
私もそう詳しくは無いですが、
最強の駒がクイーンであり、ゼラはそれをライチに見立てて得意げに語っていますが、
実はチェスのキングって、周りを味方に守られてないと自分じゃ大したこと出来なくてw、ヘタレな駒なんすわ。
そんなトコも、楽しめると尚良いですよね笑
さてと、ダラダラ長く書いてしまいましたが、このしつこさがそのまんま私のこの作品への思いでもあります。
同じ熱さでこの作品楽しんで下さる方が、一人でも増えると嬉しいです。