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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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気安く呼んでいいよ(ただしイケメンに限る) & 拍手メッセージ御礼

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結婚している方にちょっとお尋ねしますが、あなた、相手の事を何て呼んでいらしゃいますか?
え?私?
私は、「パパさん」と呼んでおります。当然向こうは「ママさん」と呼んでくれます。
パパとママになる前は何て呼んでたんだっけ・・・・。「おい嫁はん」とか「おまいさん」とかテキトーに呼び合ってたような記憶しかないのですが。(←時代劇かよ。)
実はうちのダンナは、大学時代のクラブの先輩でして。付き合い始めてからも、私はずっと「○○先輩」とか「○○さん」と呼んでおりましたし、あちらは私のことを基本苗字で呼び捨て。人前で気を使うときにたまーにさんづけで呼んでくれる、そんな関係でずっとやってきました。

何を言いたいかというとですね、私、男性に下の名前で呼ばれるの慣れてないし苦手なんですよ。

ところが、縁あって入社した会社が、よりによってかなり軽薄な社風の変な会社でしたので、特に入社したてのまだバブルの残り香漂う頃には、いわゆる「ギョーカイ」なお兄さんたちがわんさかおりました。
彼等の特徴が、人を呼ぶ時の呼称に現れておりまして、とにかく誰でも「ちゃん」付け。相手が男でも女でも。年上でも年下でも。社内でも社外でも。
だがしかし、私はそんなノリには何とかついていけました。なぜならば、彼らは基本「苗字+ちゃん」だったからなんです。

一方、その後長く務めることになったシステム部門では、苗字呼び捨て文化へと大きくノリが変わりました。
男くさいなーここはとか思っていたら、昨年異動した今の部署は、とにかく誰にでもあだ名をつけて呼びあう文化の様ですね。
ほとんどは苗字由来の「いしくん」とか「ざっきー」など在りがちで無難なもの。
たまに外貌由来と思われるもので強烈なインパクトのあるのも耳にします。「ジューシー」とか(=脂がのってる体型だから・・・?人気者で本人が気に入ってるらしいからまあいいけれども) 先日は、ジョンくんが自己紹介してましたが、エルトン・ジョンに似ているから付いた名前だとう?こいつら面白すぎる。
その上、大変興味深いことに、そのあだ名文化と、上下関係に厳しい体育会系ノリがミックスされた結果、新入社員が大真面目な顔で「いしくんさん、お電話でっす」とかやっとりますがな。私は秘かにこれを太陽にほえろ方式と名づけて、日々笑いをこらえながら、なんとか馴染むように努力しております。

そんな部署へ、先日大型新人が入ってきました。
社外からお招きした取締役です。この方、うちの部署なんかメじゃないくらいのウルトラ級体育会系。本物のアスリートだった経歴もお持ちで、見た目は、はっきり言って超いけてます。あんな絵に描いたようなロマンスグレイでダンディなおじさまは、なかなかいないですね。
ぶっちゃけ、うちは自称イケメン取締役という人材は豊富で、TVとか新聞・雑誌に得意顔で出てる人もちらほらいるんですが、ほとんどは女泣かせまくって水子の祟りを背負ってそうな業界人とか、さもなければ前科3犯くらいの極道の若にしか見えない人だったり。なんとも微妙なんです。
そのため、いやでも皆の期待は高まってしまい、ダンディ入社後、ものすごい勢いで女子たちの秘密ファンクラブが結成されたほどでした。

だがしかーし!ダンディの中身は、ザ・日本のおやじであった。
ダンディってば偉いから、人を呼び捨てにすんのは、全然構いません。結構そんなノリが似合っちゃう方ですから。
でも、男は苗字で呼び捨てにすんのに、女は全員下の名前の方で呼び捨てにすんのには本気でびっくりでした。
「おい、アヤコ」とか「おーい、クミ」とか、おっきな声で呼ばわりだした時に、「いまどきこんなオヤジが生き残っていたとは・・・」と秘かに感心していた私でしたが、ななな何と!先日はついに私のことまで「あのな、メイ」とか呼び捨てにしてくれましたよっ。
いやあ、その場にいた全員が誰の事を指しているのか分からなくて、一斉に首をかしげてましたねー。無理もないよ。だって私も一瞬誰の事かわかんなかったもん笑。

で、だ。
私ったら、あろうことか頬染めちゃって、「あ、はい・・・」とか小声でお返事。
だめじゃん。ぜんぜんダメじゃん私。いつもの強面のお局がどうしちゃったんだよ。
いやあ・・・。名前で呼ばれるのって、こんなに恥ずかしい気持ちになるものだったのね。どきどきしちゃうっ。(ただしイケメンに限る)
本当はさ、あんたの女房でもなんでもないぜって啖呵きりたいところだけど、たまになら男の所有物のように扱われるのも悪くないものですね(ただしイケメンに限る)
あたしは命令するのは大好きだけど、命令されるのは大嫌いな性格。だけど名前で呼ばれると命令を聞いてあげたくなっちゃうのよ。不思議ねー(ただしイケメンに限る)

さてさて。何のオチもないしょうもない話はこれくらいで切り上げまして、以下はメッセージへのお返事です。

▼拍手メッセージ御礼

>オタクっぽくて気が引ける
>こんな私にしてくれたメイさん
>毎日が楽しくて1000文字じゃあ語りきれませんわ

ああ。お仲間がまたひとり笑。
なんだか、まるでこの私が普通であった方を悪の道にひきずりこんだかのような書きっぷりですが・・・。
どうやら、自分でも気づかぬうちに、私の才能は罪深いレベルにまで達してしまっていたようですねwww
というか、いったいどういうきっかけでうちのブログをお読みになったのか、そこに非常に興味が湧きましたねー。

こんなに壊れちゃってはいるものの、私だって、いまだにヲタ的遊びに上手く言葉にできないような照れや後ろめたさを感じてしまう時があるんですよ。
ほとんどは、年齢からくるもので、「いい年してなにやっとんのやワタシ」というもの。
あとは、「私は一児の母であり、本来ならば娘を立派な大和撫子に育て上げなくてはならなかったのに(もう手遅れ)」とか、「働く女として、もうちっと知性をひねりださんとあかんのでは?」という立場や世間体を心配することからくる気持ちですかねえ。

でもまあしかし。人生の折り返し地点を過ぎた今は、つくづく思うんです。人生楽しんだもん勝ちだぞって。
本当に好きなことだけをやれる人生の後半戦を迎えた時に、人は自分に相応しい時間の使い方へと自然に回帰していくのではないかと思うのです。
笑う人には言わせておけばいいじゃないですか。子供っぽいとか、バカっぽいとか、照れとは自己を客観視できていることの証であり、大人として案外大事なものだと思ってます。それに、本当に恥ずかしいと感じる場面があっても、自分自身が読んだり書いたりするものはそうならないように意識して努めれば済むだけの話です。
30代には30代の、40代にも50代になってもそれなりの楽しみ方がある世界のはずだと私は楽観的に信じておりますよ。要は自分が年齢に相応しく生きてさえいれば、何を読んでも書いても、そこに等身大の自分が反映しておるだろうと。そんな風に思うわけであります。

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