既に多くのファンが呟かれているので、改めて言うまでもありません。
本作での間宮氏は、驚くほどチョットだけよ笑
多分、正味3分くらいではなかろうか。台詞もあるし、はっきり言ってビジュアルも最高なんですが、
バーカウンター越しの暗がりで、カメラの端っこの方で映ったり映らなかったり。
何のチラリズム戦法じゃ〜逆にそそるわ〜←←
だからね、間宮目当てだけで見に行ってはいけません。幸い、キャストやたら大量でかなりの豪華さだから、
一覧がこんな事に↓
(収拾ついてないんじゃ…)
こんだけいれば、誰か好きなキャスト他に何人も見つかるはず^_^
私のおススメはねー
1)勝地涼さん
カッコいい役も出来る方ですが、この方オネエ入ったり可愛い役も上手い。ヤメゴクとか好きでしたー。
間宮氏に恋する乙女な学校の先生という役どころなのも、大注目ポイント。
(ただし、プライベートでは、本作をきっかけに前田敦子さんとご結婚された事は周知の通りでございます。)
2)小池徹平さん
天使!この方は永遠の天使!(確信)
3)ユースケサンタマリアさん
紳士な料理男子の筈ですが…どうしよう、物凄く不気味www
ぜーんぶ「美味しくなーれー」のあの殺人犯役のせいだ!
沢尻さんとかなり濃厚なラブシーンあるんですが、最中にずっと料理のこと囁き続けるど変態ぶりなんですよ…それに燃えるエリカ様どうかしてるぜ案件なんですよ…
しかしながら、そもそもこの映画は純然たる女性映画であって、男性は皆添え物です。(キッパリ)
原作小説も拝読しましたが、オムニバスの各ヒロインエピソードを割と忠実に盛り込んであります。
結果、分かりやすい起承転結や盛り上がりとは無縁な物語なんですが、私は結構楽しみました。
私は鈴木京香サマ大好きなんですが、本作は小泉今日子さんらしさが光ってました。
ただ、今年2月のスキャンダル報道を受け事務所退所と女優業休業が報じられて以降、怖いくらい後追い報道もなく、なりを潜めてしまって、本作の宣伝もほぼ全くお見かけしませんでしたね…
「女優コイズミを最後に見届けよう」的なアオリも一切なし。
この事態は映画の関係者にとってかなり気の毒ですし、個人的にも残念です。
まあそれは置いておいて、本作の感想ですが。
ワクワクするような面白さとは違う…
どういう言葉で言い表したら良いか悩んだんですが、どうやら「ちょっと懐かしい」という気分が一番近いかも。
本作のテーマ「スローフード、スローセックス」とは、
ファストフードの対義語として誕生したスローフードに同じく、セックスも体に良いセックスしましょうっていうメッセージらしいっす。
まさに、2000年代から起きた時代の大きなムーブメントを思い出しますね〜
本作ネット記事の中で、一番なるほどなあと面白かったのがこちら↓なんですが、
大ブームとなったSATCは2004年頃?
華々しい都会で暮らし、
自立した仕事を持ち、
男に依存しない魅力的な女であり続け、
寂しさは女同士の結束で乗り切る…
2007年出版された本作も、確かにそんな自由で奔放な女たちの物語ではあります。
違うものを目指したのかもしれませんが、時代の呪縛からは逃げられていませんね。
だいたい、出てくる女出てくる女、どいつもこいつも超美人の、それだけで貴族階級みたいな人たちなんですが、それはどうなのっ笑
しかも、フードはともかく、セックスは全然スローじゃないのは突っ込む所ですよね?!むしろファスト過ぎて問題だと昭和の母は思うざます!!www
残念ながら、そんな強気な女像のトレンドも過去のものになったというのが率直な感想で、、、だから「懐かしい」
見栄はり消費に青春を捧げた私の世代は勿論のこと、いわゆるミレニアル世代にとっても正直共感ポイント低いのではなかろうかと推察する次第。
多分、一番刺さるのは、私世代の後からアラフォーにかけてまでだろうなぁ。
自分の為だけに時間とお金と手間の全てを使える贅沢は、多少の寂しさという対価と充分釣り合うはず。
お金の心配もせず、
容姿に引け目など無く、
子育てに髪振り乱さず、
親の介護の影も見えぬ…
言ってしまえばそんな都会の女のおとぎ話です。
でもそれが女を元気にしてくれるんです。
癒してくれるんです。
そういうものを求めている方になら、必ず刺さるエピソードがあると思います。