25話 羽運ぶ蟻
26話 三淵の奸計
前回25話のラストに間宮左馬助登場してたんですけど、余りにも秒速出演だったために、感想書く気無くしましたwww
だから今回まとめて書きまっす。
①信長が美濃を攻略
ひたすら戦争ばっかしてた信長の人生ですが、中でも美濃攻略戦はかなりの割合を占めております。
逆に言えば、美濃とはそれだけ厄介な要衝の地であり、ここを押さえた事で一気に信長が飛躍し始めたとも言えます。全方位の敵と戦争し続けられたのは兵の機動力を存分に活かせたからだし、それは美濃の交通利便性に拠るものでしたからね。
これによって、長く停滞していた十兵衛の人生も漸く動き出しますよ〜
まずは、対立してしまっていた斎藤家の支配から織田へと変わった事で、懐かしき明智庄へ帰京を果たしました。
守ってくれていた藤田と再会、母を預けたものの、自分は信長の誘いを断りました。
あくまでも光秀が主君として仰ぎたかったのは亡き足利義輝。だが弟君の義昭を推せるかまだ様子見である、と本音をめちゃくちゃはっきり言ってるのが面白い笑
こうなると、信長は益々十兵衛が欲しくなるのではないですかね。
しかしながら、勢いある信長の元には、既に美濃時代の因縁ある元同僚、稲葉一鉄が斉藤家から鞍替えしておりデカい顔してます。こやつと十兵衛とは今後、織田家中でも犬猿の仲になっていきますよ。要注目。
②義昭という人物
長く僧籍にあった自分は、兄義輝とは違う。だが、将軍になる事で弱き民を救えるならば頑張ってみたい。
そう考え還俗して、朝倉の手で元服した義昭。
人物の描き方がなかなか面白い。
十兵衛の見る目が次第に変わって行く様子も丁寧に描写されていたと思います。
その義昭が、煮え切らぬ朝倉を見限って織田を頼りにしたいと言い出した。
いよいよ両者を取り持つ十兵衛の出番です。
③朝倉家のお家事情
その朝倉家中もまた、一枚岩ではありません。
殿がひとり上洛に張り切っても、家臣達がついてこない。そりゃ〜殿の名誉の為だけに戦をやられちゃ下々の者は大迷惑ですもんね。
京から逃げてきた義昭を迎え入れはしたものの、城下にすら入れずに留め置いたのにはそんなお家事情がありました。
しかし援助して、元服の烏帽子親まで務めた義昭が織田を頼って去っていくとなると、朝倉の面目丸潰れ。激怒して出国を阻止しようとまでしましたが…
溺愛していた息子が毒殺されて、それどころじゃ無くなります。
一気に気落ちしてしまった朝倉ですが、実はこれは朝倉内部の対立勢力と結んだ三淵の奸計であったという描き方がされました。
(清廉潔白良き父の代表みたいなイメージの谷原さんがこういう汚れ役やるの珍しく無いですか?)
こうして朝倉は義昭を織田に手放しますが、もしここで織田と同盟する道を選んでいたら、この殿もあんな悲惨な運命を辿らずに済んだのに…😢
④王道と覇道の同床異夢すでに
三淵の陰謀を、十兵衛と細川は全く知らぬという描き方でしたが、まーこの2人をどこまで“黒さ”から遠ざけて描けるか、結構見ものではあります(我ながらスゲー意地悪な視聴者である)
どちらも見方を変えれば、裏切りだらけの人生ですからねwww
左馬助が便利屋を超越して、やたら有能な物見になっているのも楽しいですね。
前回文を持ってきてから、どんだけ爆速で周辺国走り回ったんだよと。だって彼は馬だから!馬だけに🐴!
そんな便利な左馬助くんに家族を託し、美濃へと退避させる十兵衛。自分はいよいよ義昭と共に織田へと走り、そのまま上洛を目指す決意をしたのです。
美濃平定後の織田信長を、上洛して天下を目指せと焚き付けたのは十兵衛。
無邪気にそれに乗ってきた信長。
だがしかし、これから始まる戦国一のクライマックスの主役を飾るべき二人のタッグに、既に同床異夢が垣間見えた事が切ないけれど上手い描写とも思いました。
即ち、戦に勝ち喝采浴びて覇道を歩みはじめてしまった信長と、正しさと民に敬われる王道で世を治めて欲しい光秀と。
将軍義昭が光秀による作品であったのと同様、実は覇王信長も光秀が誕生させてしまったかの様な展開です。もしや光秀の最期はこの責任をとった生き様として描かれるのかな??
もはや間宮関係なく、とっても楽しんでおります。有難うございます!
とは言え、次のチコちゃんに番宣で駆り出される間宮氏。まさか毎回秒しか登場しない人に宣伝させる事は無いハズですからっ!いよいよ、左馬助くんの活躍場面増えて来るかな?ワクワク💕