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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【麒麟がくる感想_32-33話】駆逐してやる!古き悪しきものども

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32話 反撃の二百挺
33話 比叡山に棲む魔物
2話まとめての感想になります。


①明智一家が京で再会

信長と義昭を結ぶ幕臣として京にてお役目に励む光秀パパ。漸く妻子を呼び寄せ一家水入らずの暮らしが始まりました。


伝吾の働きもお褒めに預かり、後は斉藤利三が登場すれば、イケメン過ぎる明智軍団が揃うことになるはず。ハッキリ言って見た目体格だけなら織田軍より強そう笑。もう長い合戦場面とか期待してないから、早くそのカッコいい図だけでも見せてちょうだい〜


それにね、左馬助どころか、妻の煕子の描写があまりにも少な過ぎる事が残念ですので(間宮氏同様ドラマ掛け持ちで超多忙でしょうが)、おたまちゃんエピソード始まる前に、もっと登場お待ちしてます♪


②朝倉との攻防戦

金ヶ崎で屈辱の撤退を強いられた織田軍は、武力増強のため藤吉郎と十兵衛が堺へ出向き、今井宗久から鉄砲を仕入れようとします。

先んじて買い手となっていた筒井順慶と取引きをし、何とか入手に成功。これにより次なる姉川の戦いでは逆に織田軍が勝利。

しかし朝倉は撤退せず、比叡山延暦寺と結び尚も戦を続ける構え。


左馬助の働きで、朝倉と接触し和睦を図ろうとした十兵衛でしたが、


そこで十兵衛は、真の敵が朝倉でなく、叡山に巣食う魔物であった事を知るのです。

叡山の主人は現帝の実弟ながら、兄への劣等感から金と権力へ執着を抱く俗物。都で持っていた数々の既得権益を奪った信長を京から追い出そうと、朝倉勢に命じていたのです。

朝倉殿の呟きが重いです。
「わしは長年一向宗と戦ってきたが(名高い加賀の一向一揆)、仏を名乗る者たちには勝てぬと悟った」


③将軍義昭は和平に機能せず

将軍義昭自身は、織田朝倉の戦を決して望んでおらず、両者に和睦を勧めているのに、ちっとも状況が好転しない。

それもそのはず、重臣の摂津が叡山と密かに通じており、信長以前の既得権を復活拡大しようと企んでいるからなのです。

「わーかーりーまーせーぬ」
鶴太郎さんの怪演が凄く濃いw
けど、この描き方だと将軍義昭がただの気弱い影の薄い人になっちゃいましたね〜

結局、両者は現帝の調停によりいったん休戦する事になり、幕府と将軍は全く機能していない事がただ露わになっただけでした。

更に、十兵衛が取り引きして将軍義昭へと引き合わせた筒井順慶を、ワザと宿敵松永久秀と鉢合わせさせた摂津。


激怒した松永は幕府に不信感を抱き、十兵衛と並ぶ大事な信長と幕府とのパイプがまた一つ軋み始めてしまいました。


④古き悪しき者どもがいる限り戦うのだ!

叡山と摂津という、既得権益を守ろう復活させようという抵抗勢力達の悪辣さに、遂にキレた十兵衛。

「(お前たち)古き悪しき者どもがいる限り、戦はやめませんぞ。お分かりか?」

ブチ切れ十兵衛様凄い迫力でしたね〜。長谷川さんの真骨頂という感じ。
物語的にも、ここでハッキリと十兵衛は、信長による改革派として旧勢力へ宣戦布告した事に相成ります。

そして、遂に始まりました。信長🆚旧勢力の大戦争。
まずは悪名高き叡山の焼き討ち
十兵衛は、女子供までは命じられても切れず逃してやりましたが、


叡山の坊主がどうしようもない奴らという事は分かっており容赦なく。明智はここでの働きを信長に大いに認められて領地を与えられる事になるのです。


私が個人的に信長の一番好きな点は、実はこの宗教勢力をぶっ潰していった所だったりします笑
どの戦国大名も大戦力を持つに至った寺社や一揆には手を焼いていましたが、当時三大勢力と言われた比叡山延暦寺(天台宗)、石山本願寺(浄土真宗、一向宗)、高野山(真言宗)の全部と戦争したのは信長だけでしょう笑

大抵の戦国ドラマは、あまりここを深掘りしないし、(武者同士の合戦のが絵的にカッコ良くて、坊主切ってても後味悪い)、描いたとしても魔王信長の残虐非道といった面が強調される事がほとんど。


だからもし、本ドラマで「新しい秩序を作るためには、旧幕府と並んで滅ぶべき権力であった」としてこれらが描かれるのであれば、そのチャレンジ精神に拍手👏したくなると思います。

でも、じゃあ何で光秀は本能寺を起こすのか?
やっぱり結末がますます気になりますね。

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