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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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ドラマ感想【戦争と平和】ノーブルな間宮の声を存分に堪能

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NHK放映のBBCドラマ「戦争と平和」の感想をまとめておきます。
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①間宮氏初の声の吹き替え仕事でした

バリバリの吹き替えプロフェッショナル声優さん達に混ざって、貴重な経験を得られたのでは無いでしょうか。

何で僕に?と困惑した本音を洩らす一方で、
「演じた俳優の気持ちや意図を汲み取って声をあてたい」
と語ったのは、さすが俳優ならではのアプローチと納得したりも致しました。
これ、アニメには無い要素でしょうから、なかなか興味深い。

確かに、他の俳優の演技に特徴ある彼の声が乗ってるというのが、何だか不思議な感じでしたね。

②ラインハルト味のあるアンドレイ

アンドレイ君は公爵の若様。
はっきり言って薄幸のイケメンポジション。

間宮氏の憂いをはらむ美しい声は、回を重ねるごとに良くはまっていったと思います。

当初は分かりやすい感情の起伏も無かったし、軍人にしては甘い感じの高めのトーンかなとも思いましたが。

戦場ではお得意の司令官声になって号令かけてましたし。
ロマンスシーンでは奥様メロメロになっちゃったからww、初挑戦としては十分合格点あげたいです!
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で、どの辺がラインハルト風味だったかというと

1)戦いに勝利と栄誉を求める青臭さ。先ずはこれが基本。

2)若い士官で公爵様。しかもシスコン(注:妹です)

3)おまけに身重の妻を置いて戦場へ行ってしまったり

身重の妻を置いて戦場へ行ってしまったり

あと、身重の妻を(もういいっちゅうねん!)


4)とどめが、まだ小さい息子残して自分だけとっととあの世に逝ってしまうとか何事????
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ええ、全力で妄想しまくりましたけど、それが何か?


③そんな間宮が後ろから前から

プロデューサーが、間宮氏起用の理由について、
「この作品は是非若者に見て貰いたいと思ったから」
と語っています。

確かに、間宮氏が声優やるということで、普段は海外文芸ドラマとか縁の無さそうな層がチェックしたのは間違いないです。
私みたいに若くない人も紛れ混んできたが、細けえこたあ気にすんなNHKグッジョブ!

逆に、海外ドラマ固定ファン層の中から、初知りの間宮氏に注目してくれた方もチラホラ見かけたのでちょっと嬉しい。

声優としての技量については賛否両論あったのが正直なところでしょうが、彼の声質や雰囲気については褒めてくれてる人が多かったと思います。良かったねえ。
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そんな使命と期待を背負った間宮氏、何と番組冒頭に登場し、内容解説ナレーションまで頑張りました。
意表をついたご褒美に、全間宮ファンが感涙にむせび泣いた事は言うまでもありません。

初回から3話までの全3回、登場の仕方が毎回変わって凝ってました。
最初は右から次は左から。最後は後ろからゆっくり歩み寄ってくる間宮…
素敵素敵。受信料払っててまじ良かった〜。

もしかして登場パターンがネタ切れしたから三回しかやらなかったんですかねアレ?

どうして演歌歌手みたいに下からせり上がってきたり、空から舞い降りてくるバージョンを誰も考えつかなかったのかしらっ。NHKさん頭固すぎよっ。惜しい事したわー
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④作品の見所はずばり映像美

ドラマの楽しみ方なんて様々なので、皆さん自分勝手に楽しめりゃそれでいいんです。

海外ドラマヲタみたいな方の濃い呟きかなり見かけましたし、歴ヲタや軍事ヲタの「ツッコミこそ我が正義」みたいなノリも私嫌いじゃないww

そもそも原作長すぎですから、全8話で収まるわけないですよね。
おまけに、トルストイさんって文豪と言われてますけど、作風は写実主義ってヤツらしい。

なんじゃそりゃ?って?

要するに自分の生きた世界を現実味をもって描く事を言うらしいんだけど、それってデュマみたいなワクワクドキドキとは絶対無縁でしょ。
あと、ドストエフスキーさんみたく強いテーマ性やメッセージを持たせるのとも違う。

だから、壮大な大河ではあるのだが、誰か特定の登場人物に感情移入するような物語ではないと正直感じた。

だいたい主人公ピエールくん何がしたいか謎行動多すぎ。フリーメイスンて何やったん?戦場にただ見学に行くだけとかただの迷惑な人。それなのに謎が謎を呼ぶ悪運の強さで生き残ったし。
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よって、このドラマの一番のオススメポイントを聞かれたら、元気よく答えちゃうぞ。
「絢爛豪華な宮廷ダンスと、お馬さんだらけの戦争場面です!」

4話のこの場面何回リピしたか…
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戦争場面も、騎兵と大砲の時代だったんだなって事が凄く良く分かったから、大満足でっす。
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⑤実は9年間しか描かれていない

私にとって一番興味深く楽しめたのは、ナポレオン戦争を完全にロシア側の視点から描いていた点でした。
ハッキリ言ってロシアさんにとっては受難で迷惑だったのよねーそりゃそうねーというww

物語の中で、主人公たちは出会って恋して別れて死んで、そりゃもう激動の人生を歩んでますが、実は僅か10年にも満たない時の流れでしかないのです。

素直に驚きます。

戦争というものがいかに世界を変えてしまうものなのか、とも感じる一方で、戻った平和の尊さを真に実感するには、戦争は必要な経験だったという深い真理に辿り着く。

この全く同じ時間軸の中で、ナポレオンさんもまたアウステルリッツの大勝利による栄光から、冬将軍による惨めな挫折を味わっているのがこのドラマの味わい深いとこ。

こうやって、時代の流れの中で、大勢の人達の悲喜こもごもが織り成されてこその歴史大河物語であります。



存分に楽しみましたアリガトウ。(私なりの方法でw)
間宮くんの声って素晴らしいなーって改めて実感できたから、今週の朗読会ウッキウキで両日とも行ってきます〜

銀英伝の中で大好きな場面の一つに、「芸術の秋」エピソードがあります。
ヒルダさんとウッカリ一夜を共にしてしまった後、挙動不審に陥ったラインハルト様が、部下たちを次々にコンサートやらバレエやらに誘い困惑させるのですが、
その中に「詩の朗読会」なるものもあったんですよねー。

読みながら、
「なんじゃそりゃ。そんなん私も絶対に行かないし」
とか腹抱えて笑ってた自分を殴ってやりたい!
貴様は数年後、他ならぬ皇帝俳優自身が読む朗読会に行くことになるのだぞってね…
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人の運命って…こんな風になすすべも無く移ろっていくものなのね…怖いわ…






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