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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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●化粧とは何ぞや

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近況報告というか何というか。雑文。

最近、ちょいと真面目に仕事しておりますでやんす。

給料泥棒の看板に偽りありの状況。「らしくないわー、こんなの私じゃない」とか自分でもつっこみつつ。まあ人間流れに逆らわず生きていれば、こんな私でもやる気がでる時がたまには巡ってくるざます。

実は、今回のプロジェクトを私にとっての”最後の錬成”にしようと内心決意しているのですが、仕事とは一人でやるもんではありませんので、私の思惑通りに進むかどうかは未知数です。まあ死なない程度に本気出して頑張ってみます。


ただね。気持ちはともかく、肉体は確実に衰えておりまして、あちこちガタがきております。20代の頃のような頑張りや、30代の頃のような粘りが効かず、そこんとこは要領とバランス感覚(割り切りともいふ)で補って這い進むしかなさそうです。

特につらいのは視力の衰え。近視・乱視・老眼・ドライアイなど全部が一斉に襲ってきよりました。目が見えなくなるって本当につらいですわー。集中力にもダイレクトに影響してきますし、ああ、私にも支えてくれるリザたんのような人が欲しいっ。


さてさて。前置きがやたら長いのはこのブログの特徴ですから、、もうあきらめてください。

えっと、ようやく本題です。

医者に止められて、ここしばらくハードコンタクトレンズをやめてメガネのみで生活していたんですよ。特に支障もなく、ずっとこのままでもいいかと思っていたのですがね。

メガネオンリーとなった結果、私に何が起きたと思います?


答え=化粧をしなくなりました。


もともとは、私は結構塗りたくる派でございました。年齢的にも、バブルを知っている最後の世代ゆえ、化粧品は百貨店の売り場で買うものと洗脳されており、滅茶苦茶お金かけてた時期もあります。

ところが。

メガネしない裸眼の状態では、何かを塗ろうにも、なんも見えんのですよ。いや、シャレでなく。

私、裸眼視力0.03で、乱視つき。メガネ奪われた瞬間に、向こうから歩いてくるのが男か女かも分からなくなって「助けてどらえもーん!」状態になるのです。


だから、日焼け止めクリームだけ塗って、メガネかけた後、口紅のみつけて完成だぜどやあ!というのをやってました。ラクチンでしたねえ・・・。

ところが、車の運転やらもろもろの事情が発生しまして、もっと度数の出る状態にしなくてはならなくなり(実はメガネだと余りちゃんと見えていなかった)、久しぶりにコンタクトレンズをつけたんですね。使い捨てタイプのソフトレンズを処方してもらいました。


そして、本当に久しぶりに、まじまじと自分の顔を見た。

「これは、ひどい・・・・」

つい鏡に向かって呟いてしまった私。


半年ぶりに見る自分の顔は、とんでもなく老けとりました。

人間、たった半年でここまで衰えるもんでしょうか。いったい何が起きたというのでしょうか。誰か私に説明してお願い!

この世界地図のように広がるシミは何なのっ!ブルドッグのような頬齢線は何なのっ!目じりや目の下に深く刻まれたクレバスのような溝は何なのようううう


きーきー大騒ぎをして、ダンナにすがりつき

「ねえ、どう思う?やっぱり、こんな顔で会社行ってたのって、有り得ない?」

などと半べそで尋ねてみましたが、

「まあ、最近気ぃ抜いてたのは知ってたで。お前は、もう、おばはんなんや。あきらめんかい。」

と突き放されました涙。


で、だ。

お気づきの方もおられるかもしれませんが、私、かなりの負けず嫌いです。

ダンナの「おばはん」の一言にカッチーンときまして笑、売られた喧嘩は買うわよスイッチが入ってしまいました。

「よくも、コケにしてくれたわねっ。見てらっしゃい。世の中には美魔女と呼ばれる方々もおられるのよっ」

そして、クレジットカード握り締めて、かつて通っていた化粧品コーナーのカウンターへ猛ダッシュしました。


「あらお久しぶりでございますメイ様。どうなさったのですか?」

「説明は抜きで。幾らかかってもいい。コレ、コレをなんとかしたいのっ。」

はあはあしながら、メイクミラーの前でシミシワを指さして訴えた。

綺麗なやり手アラサー美容員のお姉様は落ち着いたものです。お任せください、とばかりに頷き、あれこれと商品を並べ始めました。

「随分と、放っておかれましたね。」

「はあ、すんません・・・」

「これは、お手入れの問題だけではありません。お分かりでしょうか?」

「いえ、全然分かりません・・・」

そうこう言いながら、お姉様の手はちゃくちゃくと動き、収斂化粧水→保湿化粧水→美容液→毛穴隠しクリーム→ハイライト?→頬齢線塗りこみクリーム→崩れ防止下地→UVカット機能つきBBクリーム→クリームファンデ→クリームチーク→コンシーラー→フェイスパウダー→目元専用下地→アイシャドウ→・・・・えっともうあとよく分かんないものをいっぱい塗りたくってくれました。


「さ、これで緊張感を取り戻していただければ。」

お姉さま勝利の微笑み。さすが、緊張感を全く無くしていた事を完全に見抜かれておりました。

鏡の中の私、戻ってる。完全に元通りとはいきませんが、かなり持ち直してます。

もう黙ってカードを差し出すしかありませんよね。6品ほど抱きかかえて帰りました笑。

帰って、ドヤ顔でダンナの周りをこれ見よがしにうろつきます。(←私、本当にこういう子供みたいな性格なんです笑)

「どうよ、どうよ。ちょっと、阪神戦はいいから、こっち見なさいよっ」

ダンナしぶしぶTVから目を放して、こっち見ました。そしておーっと。

「やればできるやんけ。」


私、もう得意の絶頂。(←ダンナにいいようにあしらわれている事に気づいていない)

「すごいでしょ。すごいよね。だから○万円の請求がきても怒らないでね。」

ダンナ、さっきとは違う声でうおーって叫んだみたいだったけど、まあいいよね。

「どう?女の怖さを思い知った?」

私がふふんと鼻で笑い問いかけると、ダンナは肩を落として言っておりました。

「思い知ったというより・・・・思い出したというか・・・・」

そういえば、ケッコンした後、騙されたとか詐欺だとかなんかぶつぶつ言ってたこともあったような記憶もあるけど、まあそんな昔のことはいいじゃないのよ。


では本日の結論をずばり申し上げます。

化粧とは、化ける術なれど、その実は心に纏うものなり。

使用前使用後で落差があった方が、コストパフォーマンスが高いと前向きに評価しましょう。それに、それは広義の意味での人間の幅というものです。(←え?)フォーマルとカジュアルとでがらりと印象を変えてみせる事こそ、真のお洒落です(←ええっ?)

そういえば、女が一番真剣な顔をする時は化粧をする時とか申します。そういう緊張感の積み重ねが加齢抵抗にも大事みたいっす。皆さん、あきらめないで、ぜひ踏みとどまってください。


アホな精神論と馬鹿にしてはいけませんよ。

だって、化粧を再開してから、私、仕事効率がものすごくアップしました。おまけに、するすると体重まで落ちてきたんです。(要は、いかにダレきってたかという証なんですけど笑)

実際には厚塗りのアラフォーが人様の注目を浴びることなんざもうない訳ですが、「いつ見られてもいいぜかかってこいや!」という緊張感・心構えが大事なんですねえ・・・。


会社の同僚・後輩たちも、毎日スーパーフルメイクで出社を始めた私に対して「もうメイさんてばまたバカなこと始めた」とか軽蔑の視線を向けてくるかと思いきや、好評です。

「勝負師の顔に戻りましたね」

って言われたわ笑。女の顔と言って欲しかったんだけど・・・ま、いっか笑。

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