さーて。今回の間宮氏のお仕事どんなでしょうかっ。張り切って好き放題感想書きまーす。
最初にお断りさせて頂きたいのですが、私遊川さんの他作品に詳しくありません。テレビの前でひっくり返るほど脱力してしまった事はあるのですが(正直者)、代名詞の様な大ヒット作の方を見てなかった事を残念に思ってます。
私なりの楽しみ方を見つけるために、独特の世界観を手探りしながら拝見する事になりそう。
本作の成功は、全て杉咲花ちゃんのキャラにかかってると言っても過言ではありません。
レオンのマチルダの如く、ミステリアスで孤高の雰囲気を漂わせて登場。
「初めての派遣のお仕事、宜しくお願いします」
ハキハキ可愛らしく挨拶するものの、目の輝き強さが只者ではない。
杉咲花ちゃんは、どアップに映える素晴らしい透明感と生き生きした表情どちらも出来る実力派女優だと思ってますが、掴みはオッケー👌流石です。
2)志田ちゃんのびっくりまなこが可愛過ぎた件
この方、私には何故かしっかり者のイメージがあったのですが、自信のないドジっ子キャラが異常に上手かったですね笑
「自分の決断に自信が持てないのです」
冒頭で、わざわざナレーションで説明してくれたので、“本日の患者”の解決すべきお悩みは明快過ぎるほど分かったんですが、
その後も、落ち着き無く終始愛想笑いを浮かべ、ひたすらドジばかり重ねていく姿は、ややくどいというか…
ドジ過ぎて自信が持てないだけの問題じゃ無くない?とイライラさせられました。
逆に、共感し過ぎて見てるのが苦しいって方も結構いたのではないかなあ。
ここ、この濡れた子犬のお目目を持つ志田ちゃんじゃなきゃ、あたしは耐えられなかった笑
3)キャストは期待通りのお仕事してくれてる
発表された時から、キャストの顔ぶれには1ミリも不満がない!そして、やっぱり皆さん期待通りにお達者で。
台詞の掛け合いだけじゃなくて、各人がどのようにキャラを掴んでシーンを構成してるか。台本には書かれていないであろう部分だって、例えばこんなお写真を眺めれば一発で分かる。
…ね?みんな良い仕事してるでしょう?w
今後、順番に各キャラメイン回が巡るであろう展開がホント楽しみです。
4)間宮氏の空元気と作り笑顔が既に切ない
役どころは、いつも一生懸命明るく元気に振舞ってるのに、誰からも相手にしてもらえずスルーされてしまう目黒おぼっちゃま。
部長からは、お父さんに宜しくねとしか声かけられない、ショボーン
上司からは、雑用しか任せてもらえないショボーン
こうやって、小さく傷つく事の連続らしい。
これであの笑顔を保ってられるのは、とても偉いな!だが、多分ちょっとアホなんだな!そこが可愛いよ癒しだよ!不憫萌えが発動だよ!
ちょうど一年前の君がこの枠でこう↓
だった事なんてお茶の間は誰も気づいてくれないだろうが、それで良いと思うよ、間宮くんらしいよ、うん笑
5)お悩み解決までのプロットは弱かった
最終解として、子供の事も仕事の事も「自分で決断を下した」というところにスカッと爽快感を持たせたかったら、
「決断に自信が持てない」という本筋以外の細かいドジ描写を無駄に増やさない方が良かった様に思います。
「良く決断したね!偉かったね!👏」by目黒ぼん
それに、最も分かりづらいと感じたのはココ↓
これ、ただ段取りも考えられない仕事の遅い子というだけの描写だとしか思えませんでしたが
実は、赤ちゃんそれぞれに個別のメッセージカードを用意して渡した。それが、感謝も評価もされ、
「あなたにしか出来ない事がある」
という本作の大事なテーマに繋がっていた。
それなら画面だけの描写で流してはいけなかったんじゃないかなー勿体無いな〜
皆さん素敵な温かみのある表情だっただけに
6)占い師というより霊能者とかテレパシストでは?
肝心の占いシーンは、まだちょっと慣れないのもあってピンと来てないというのが正直な感想。
暗黒の中に相談者の隠された記憶が蘇り、悩みの原因ときっかけを自覚させ、自分で乗り越えるべく「気づき」を与えられる。
これ、せっかく占いというミステリアスでファンタジックな要素を取り入れたんだから、ただの自己啓発セミナーの洗脳ビデオに見えちゃダメだと思うのよ…。
多分、もっとベタベタに盛り上げる音楽と、マンガ的カメラワークが不足してる。
家売る女とかアタシ失敗しないのでの人とか、みんなその手法でわっかりやすく盛り上げてんだから〜頼むよ〜
さてと次回は、早くも我らが目黒坊っちゃまメイン回の様です。楽しみです!