第十五回「道三、わが父に非(あら)ず」
推しが一言も喋らなかったというのに、感想をアップしようとするこの律儀さを誰か褒めてくださいっwww
これデジャブだわ〜昔もこんな事あったわ〜↓
何のご縁か、この時に間宮氏が秒速で演じた役こそ、斉藤龍興すなわち伊藤英明さん演じる斉藤義龍(高政)の息子でありました…
①明智トリオの顔芸コーナー
道三が家督を譲ったのに、斉藤家はちっともまとまりません。
兄に反抗したい弟君が、よりによって明智一族に相談を持ちかけてきて
十兵衛「ぎょっ!」
左馬助「どういう事?」
光安「どうしようどうしよう…」
十兵衛「お断り申し上げる!(精一杯キリッ)」
光安「…ですよねっ。そう思ってはいたんだけど(ゴニョゴニョ)」
左馬助「マジ?従兄上ダイジョブ〜?」
弟君「見損なったわ!(激オコ)」
光安「あちゃー…」
左馬助「…よくわからないけど…コレやばくね?」
十兵衛「…あーもう…胃が痛い…」
三人三様の善良にして可哀想で可愛い顔芸を堪能しました笑
ここでハッキリと家系図でも出せば、この相談が実は唐突でも何でも無かった事が分かるんですけどね。
史実は諸説あるものの、少なくとも本ドラマ設定では、
帰蝶とこの弟君が正妻にして明智の娘の血を引く系統であり(だって帰蝶と十兵衛はいとこで幼馴染みなんでしょう?)
高政側が妾腹で恐らく稲葉の一族をバックにしている
即ち、これは最初から明智と稲葉との姻戚による力関係を巡る内乱のはず。
②苦労人光秀
そんなワケで、実は高政が家督を継いだ時から、美濃での明智一族の運命は決まってしまったと言えるのですが、
本作では、「調整役として有能なのにむしろそれが仇となって無駄に胃の痛い苦労をし続ける十兵衛」という光秀像こそが味わい深く笑
高政からも
「お前は俺の味方だよなっ?」
って念を押され
隠居した道三に相談しても
「あー弟と帰蝶は叱っとくから。高政とは上手くやってくれよ。頼んだ」
みたいな事勝手に言われてます。
えっと私の知る限り、光秀の生涯ってずーっとこんな感じで、エラい人達(将軍とか朝廷とか織田の同盟者とか)の間に入って苦労し続けますwww
こりゃ最後はぶちキレても仕方ないかなアハハ
ぶっちゃけ、兄弟の対立には帰蝶さんも大いに責任あるし、十兵衛は巻き込まれてるとも利用されてるとも言えますねえw
③絵力のある本木道三
息子達の諍いを甘くみていた道三は、
弟達を暗殺した高政に激昂。
剃髪した美坊主姿の本木道三さまは、
熱演の余りやや台詞が聞き取りにくいほどだったのですが
そんな事どうでも良いほど、絵になっておりました!
次回はこの拗れ切った父息子対立の決着をみる回ですかね?
④尾張でも暗殺の嵐が
今回もやってくれましたよ我らが帰蝶さま!
「(碁を)お討ちになれば宜しいのでは?」
暗殺を嗾すフィクサーぶり。
団子をペロリ平らげる口元も艶やかに、紛れもなくあの蝮の血を濃く継ぐ娘ですね。
美濃では、
父が守護を暗殺し、息子である兄が弟達を暗殺
そして他方の尾張でも
守護代(織田本家)が守護を暗殺し、その守護代もまた暗殺される
いやはや乱世。
さてと来週は、左馬助くんに台詞はあるかな?
成長を楽しみにしております。