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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【麒麟がくる感想_30-31話】遂に出ました兎耳兜!

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2話まとめての感想です。
 30話 朝倉義景を討て
 31話 逃げよ信長

待っていましたよ〜金ヶ崎エクソダス!
英傑揃い踏みのオールスター戦なんですから、どう描いても必ずドラマチックで面白くなるに決まってるエピソードです。

それぞれの転機としても描かれて、満足度の高い回でした。


①長谷川さんの光秀らしさに惚れ惚れ

いきなり私的趣味を炸裂させて申し訳ないですが、私、男優はお髭が似合う人じゃないと興味湧かないんです笑。

その点、長谷川さんは100点満点💯
将軍のもと幕臣として出世してからの晴れ姿に惚れ惚れ。

凛々しくて賢そうで品格の塊で、神経質で融通効かなそう←もう私が思い描く光秀像そのもの過ぎて、キャーキャー言ってますw

そんな光秀が、腐った将軍家側近たちと対立し始め、信長の下で過酷な撤退戦を戦い抜き、秀吉と共に一気に武功を上げます。

どういう立場で信長軍に加わり手勢はどんな顔ぶれで何人ほど率いていたのか、ここは史実でもハッキリしないため、本作でも敢えて明確には描かれていませんが、それが正解の様な気がします。


②遂に出た!兎耳兜🐰

そしてそして、遂に出ました我が推しの映え姿

先ずは、浅井離反の急報を届けるという、重要な役所で登場し(台詞はないw)




地獄の撤退戦で、鬼武者よろしく奮戦する勇姿がフラッシュバック(台詞はないw)




「生きて帰るぞ、左馬助!」と、主従の血の契りを交わし合うところでは、もう死線をくぐり抜けた男の目になっておりました…




これまでインテリ過ぎて理想家肌である事が強調されてきた十兵衛光秀が、この地獄を経て大きく考えを変える様に引き込まれました。
「高い志があったとしてもこの現の世を動かす力が共なわねば世は変えられぬ」
「戦のない世を作るため、今は戦をせねばならぬ時」

なんと、この印象的な場面が当初の台本には無く、後から追加された事に驚きました。この描写あるとないのとでは、深みが全然変わったと思うんで、改変大成功だと思います。


③秀吉は純粋なのか陰謀家か

今回、一番注目したのは秀吉の描かれ方です。

これまで、食えないお調子者演技を頑張ってらした佐々木蔵之介さんですが、本来がカッコ良い人なんで、オーラ消しが大変そう…という感想しか抱けなかったのです。

けれど、どんどん出世への野心や主君信長への狂信が出てきて、なんだか底知れない不気味さを醸し始めました。

特に、“しんがり”を自ら懇願した時のこの目…そして過度な饒舌…

私には、単なる純粋さには見えなかった。命を賭けた博打を打った瞬間の筈なのに、腹の座った武士が行う死の覚悟とは異質のもの。自らの運を狂信して酔っている様な…正直怖いと感じました。

その為か、奇跡の再会を果たした際に、十兵衛に自分の手柄を皆が認めてくれぬと訴えた場面も、何かの計算を疑ってしまっております。


細かい描写ではありましたが、憤った十兵衛に対して、柴田勝家が「?いやこれは…」と何らかの抗弁をしかけた事が理由です。

あくまでも予想ですが、あの酒🍶秀吉が差し入れ皆に勧めたのでは?そして、しんがりで自分と同等の手柄を立てた光秀を次なる競争者と早速目をつけ、織田家中において孤立させていこうと謀ったのでは…柴田ら重臣らの評判も下がれば一挙両得。(うーん我ながら自分の腹黒好きがキモい)

私の勝手な感想ではありますが、あの目が出来る佐々木さんならではの演技、とキャスティングに今更納得しましたし、今後の期待がますますアップしました。


④信長の狂気と凄みに説得力

髭が似合うと言えば、染谷くんが思いの外髭が似合い、ちゃんとお館様感を醸してきた事は嬉しい驚きですね。

本音を言ってしまえば、信長キャストが発表された時「これはヤバい」と思っちゃったんですよ。染谷くん好きなだけに(絶対叩かれる…)という不安で一杯になりました。

確かにこれまでの信長像とはかなり違っていますが、本作に於いて強く幼児性を残した覇王という方向性が見えてきた時点で、演技との歯車がピタリとハマり、説得力を感じられる様になってきました。


今回もまた、退却逃亡を決断するまでの描き方が独特かつ壮絶で、説得しようとする十兵衛を蹴り、一人篭って唸る声をあげ、染谷くんの演技力見せ場がてんこ盛りでしたね。

「死んではなりませぬ」必死の説得の甲斐あって生き延びた信長。そしてまた、再び信長のやる気に火をつける。(気持ちが直ぐにぱぁぁって↑上がる素直な信長さん可愛い)なんだかメンターみたいな十兵衛さんです。




⑤オリジナル度高い義昭と摂津の描写

描き方が新鮮と言えば、将軍義昭も同様です。
このままだと、史実と違ってちっとも反信長同盟とかに奔走しそうもない殿だなぁって思ってましたが、
鶴太郎さん演じる摂津という重臣がかなりオリジナリティ高い悪者で、全部この人のせいにするのかしらって予想しました。

しかし、今回ちゃあんと「信長くんの言う事ばっかり聞かないぞ」って宣言してましたので、漸くこっちも史実を踏まえてドロドロになって来ました。これぞ足利終わりの始まりで御座います。


⑥オタクの野望の残すところ

推しの武者姿と合戦場面を拝めたのはありがたかったのですが、欲張りゆえにまだまだ叶えて欲しき野心が御座います。
それは…

1)馬上姿
撮影風景で、確かに馬に跨る間宮くんが撮られてますんで、「中の人さては馬に乗れないのでは」疑惑は払拭されました笑

恐らくコロナのせいでかなりのシナリオとスケジュール変更が発生しているのでしょう。掛け持ち役者の撮影時間が取れなくなってたり想像するだに大変そう。

でも、そこを何とか頑張って頂き、間宮左馬助の馬上の晴れ姿を一度で良いから拝ませて欲しいです。

2)鬨の声
いやもう、怒声でも何でも良いんですけどね?
台詞が長い必要は全くないんですよ武士で忠実な家臣の役なんで。

でも、間宮祥太朗をキャスティングしておきながら、あの声を活かさない手はないと思うんですよね…マジで。
私は間宮氏の「ファイエル!」に撃ち抜かれて今こうなっちゃってる舞台から入ったファンなので、数いる若手俳優の中でも、特別に良く通る声質と声量に恵まれた人というのを、何とか時代劇で活かして欲しい気持ちで一杯なんです!

綺麗なお召し物で画面を若々しく華やかにする事には貢献できてると思うんですがw

台詞が「はっ」「ははっ」ばっかりじゃ😂間宮の真価は半分も発揮できませんね残念ながら。

関係各位、何卒よろしくお願いいたしまっす!!







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