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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【麒麟がくる感想_38-40話】敢えて新説を描く終盤へ?

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ちょっと感想をサボっていただけで、展開が急に速くなり、毎回メインキャストがドカドカお亡くなりになっていく〜w

第三十八回 丹波攻略命令
第三十九回 本願寺を叩け
第四十回  松永久秀の平蜘蛛

以上三話まとめてのメモ書きです。


①足利幕府の終わりと三淵の最期

信長と完全に決裂した後、将軍義昭は京を追われる身となりました。
要領良く信長方へ鞍替えを決めた弟細川と異なり、三淵は代々将軍家に仕えた名誉と共に切腹の道を選びます。


美しい切腹場面。
このドラマ、キャストの最期の描き方に露骨なえこ贔屓が出ちゃってるんで笑、NHK御用達谷原さんは流石に良い扱いして貰えて良かったです♪


②妻煕子の死

本願寺攻めで傷を負った光秀を、必死で介護し神頼みも行った献身の妻煕子さま。

光秀より先にお亡くなりになってしまいました。

こちらも最期は大層美しく描かれて大満足できました。
けど、セリフでのみ「困窮を支えるため髪を売った事もあった」と今更語らせるくらいなら、なーんでその有名エピソード描かなかったかな?私結構楽しみにしてたのに!とちょっとプンスカしたのも本当ですゴメンナサイ。


③松永の最期と平蜘蛛はそうきましたか

そして昨晩は遂に松永久秀の最期。
相変わらず一人シェイクスピア芝居みたいな吉田鋼太郎さん、ギラギラ燃えてはりましたwww

で、ですね。
この松永の最期と平蜘蛛の描き方で、私の中で確信に至った事があります。
それは、
「このドラマ、敢えてのお約束を全部廃し、とにかく斬新で意表をつくラストへと全振りしてるな?」
というもの。

良妻煕子のエピソードどころか、
あんなだけ序盤フィーチャーした鉄砲の扱いも長篠の戦いほぼスルーで歴史的意味づけ無しに終わり、
朝倉髑髏の盃なんかも全くやらず
坂本城主として光秀が成した事ただの一つも描かれず(だから部下の左馬助たちも活躍のスキすら無い)
信長配下の中で光秀が孤立するどころか、頼りにされてるの流石に謎過ぎたし
本願寺攻めでも、光秀長女のお岸ちゃんの嫁ぎ先荒木がどうなったかどころか登場すらしない…

正直言って、歴史もの好きで、脳内補完をしながら本作を楽しんで来たタイプの私の様な人間にとっては、肩透かしどころか、頭に「???」の連続となってきていた最近の展開でした。

そして、とどめがこの平蜘蛛ですよ。
そもそも、なんで光秀の生涯を描くのに松永久秀をここまでフィーチャーする必要があるのか謎に思っておりました。
それが松永がお宝抱えて爆死するのではなく、そのお宝を使って死後光秀と信長の決裂の引き金となるよう仕向けるとは…

もちろん創作なのですが、とても面白かったですし、見事に意表を突かれました
よく考えてみれば、上に挙げた様な「お約束」エピソードだって、どれも“諸説あります”という通俗的なものでしかなく、勝手に期待するのは保守的でつまらない見方なのですよね。ちょっと考えさせられました。

という訳で、本作の狙いが普通の戦国大河の様に「主人公光秀の人生を描く」ものではないと理解できましたので、改めて
「見せてもらおうか、意外で斬新な本能寺とやらを」
とガンダム語録から台詞を頂戴して、今のお気持ち表明に代えたいと思います❤️


④お髭の左馬助

誠に残念ではありますが、恐らく脚本上はもう左馬助が活躍する余地はほぼないと思われます泣

演出の裁量範囲でのみ出番が作られているだけに見えますので…

三十八回にて、伴天連コスした十兵衛さまに堪えきれず吹き出した場面







煕子励ます祭りの席で、すしざんまいの社長みたいな踊りを披露して未来の嫁に突っ込まれる場面



どちらも、本当にちょっとの登場なのにも関わらず、結構な数の人がキャラの面白さや可愛さに食いついてくれているので、嬉しさと悔しさが半々ってとこですかね。

とりあえず、私は30越えてからの間宮祥太朗が絶対に!今より!男前に仕上がると確信させてくれただけでも、髭の左馬助役に感謝しておりますw




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