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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【リモラブ感想_最終回】再び、好きだからこそ嘘をついたごもちゃん涙

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あー終わっちゃった…リモラブ〜
ほんのりビターなテイストあり、甘くなり過ぎず大人年齢の私でもしみじみと楽しめる素敵なドラマでした。特に台詞が味わい深くて良かった!


①アオミミの微妙な空気を察知する五文字

プロポーズならずギクシャクしてしまったアオミミの様子を、すぐに察知してしまう五文字くんなのです。


人事部のオフィスでも、美々先生を弄りネタにして盛り上がる同僚を嗜めたり、
よく言った!と思う反面、いつもの穏やかな青林らしくありません。



産業医リストラを阻止しようとする署名活動も、五文字は岬たちと一緒に動いていますが、自分が表立ってアピールしない様に努めている様に見えました。

うん、やはり察したのですね五文字くん。


②分かり合えるのって難しい

なんだかんだ言っても好きあっているのですから、すぐに二人は仲直り。

一緒にいてほっこりする居心地の良さに、美々は結婚を焦った自分への反省も込めて、結婚にこだわらずこのままで良いかって思い始めた矢先に…

「話し合おうよ結婚のこと」
青林にしてみれば、前回の反省を踏まえて頑張って言葉にしたのでしょうに、いかんせんムードというものが無い…

焦った青林がキスを求めても、誤魔化す様なキスは嫌だと今度は美々が拒否。

せっかちな美々と、ゆっくりペースの青林、どうしてもペースが合いません
相手を思いやって相手を分かろう、合わせようとすると今度はペースが逆転してしまったり

すっごく可愛くて笑える反面、とても焦れる〜


③檸檬になれなかったごもちゃん

一生懸命頑張ってるのに、思う様に美々を受け止めてあげられてない。どうしても彼女の本心が読めなくなって不安に駆られてしまう青林。

居酒屋で、らしくもなく酔い潰れた彼を介抱し迎えに来た五文字とのシーンは、仲良しこよしだった二人の雰囲気から一変
愛らしいキャラと友情はそのままに、男同士の本音をぶつけ合った見事な場面でした。


「最低なのは、五文字」
「ほぉ〜」
「人の女に手ぇ出すな」
「バレてたかー笑。」

「もしかして僕の方に美々先生来てくれるかなって」
そんな淡い期待を抱いてしまったのって、案外五文字の本音だったのかもしれませんね。

そんな事聞きたくないとばかりに、席を立とうとした青林に五文字は
「逃げんなよ」
と一言。

そう言って、青林の嫉妬の原因となってしまったSNSのやりとりを見せて聞かせ

「でも、僕は檸檬にはなれなかった。美々先生の心を1ミリも動かす事出来なかった」


五文字の励ましとも煽りともとれる台詞に、青ちゃんが真面目な顔で返した言葉がカッコよかった!

「五文字には渡さない。誰にも渡さない」
その言葉を漸く聞けたごもちゃんのこの繊細な笑みよ…


そうして、最後は
「頑張れよ、青ちゃん」
と。この優しく見守る視線が切ない。

こうして台詞だけを文字で書いてみれば、まるでキツめのバトルをしたかの様なのに、それぞれの優しく可愛いキャラクターは全く壊れず。
声を大袈裟に張り上げたりもせず、終始穏やかなトーンの会話劇としてこの場面を演じ切った事に、私、心から感嘆致しました。
二人とも良い役者だなあ…


④相手を分かろうとする事が大事

周囲のカプ達もクリスマスイブに向けて、ダッシュかけて来ましたよ。

一度はプロポーズ失敗してしまった八木原くん、再チャレンジ。

ちゃんと彼女の事情や気持ちに向き合って、二人で話し合って解決して行こうという姿勢、本当にかっこよくて素敵でしたよね。もう横浜の夜景と一緒に画面がキラッキラに輝いて見えました🤩


そして一番心配していたこちらのカプ。
息子くんの戸惑いを知り、一度は別れを決めた二人。この場面の富近先生が、激しくかっこよくて、私は同性ながら惚れ惚れ致しました笑

別れ切り出された事に見苦しく狼狽えず、何よりも息子くん第一である彼の立場を理解し、その上で
「難しいって分かってた。それでも私はあなたに惹かれたんだよ」

こーんな良い女、朝鳴だって絶対逃したくないですよね!
幸い息子くんに彼女の誠意が伝わって、どうやら無事新しい家族への道を歩み始める事になったみたい😆


他にも、癖のあるキャラ達が表で見せていた顔だけでなく、本心を吐露するエピソードたちも良かったです。

営業岬さんが
「必死に働いていたら良い顔ばっかりはできない」
って自分のポリシーを語り美々先生を励ますところ、私も激しく頷きましたし、

我孫子ちゃんが
「別れた彼氏の悪口は言わないって決めてる」
のところも、彼氏や旦那の文句や愚痴ばっかり書き込んでるネット住民達こそ聞くべき台詞って拍手しましたw

こんな風に、彼らの魅力が描かると同時に、人は色んな顔を持つ複雑な生き物である事を思い出させてくれる脚本、温かみもありますし丁寧で秀逸だと私は感じます。

そして、富近先生の
「人ってそんなに簡単に分かり合えるもんじゃない。けど分かり合おうとする事が大事」
の言葉に勇気を得た美々、諦めずに青林と頑張る気持ちを新たにしたのでしょう。


⑤そして迎えたクリスマスイブ

美々と青林は二人の原点である草もちと檸檬に戻って、互いの気持ちを語り合います。

私が一番ジーンとしてしまったのはココ↓で

コロナ禍で大変なプレッシャーの中必死に仕事を頑張って余裕を無くしていた事。そこで医師👩‍⚕️の立場を離れて、SNSの仮面を通じたやりとりに心から救われた事

その結果として、癒される相手に恋に落ちた。美々先生が、檸檬さんに惹かれてしまった理由が、本当に理解できると思いました。

これに比べると、正直青林の方が草もちに惹かれた心境の方は描写が弱い様に感じ、そこは少々残念ではありましたが、自分から能動的に動くのではなく、あくまで受け止める側の優しさを持つ青林らしいとも思います。
つまり、この二人はやはり、まず美々先生からの押しありきで、それを青ちゃんが受け止めて始まった恋なのですね。

その不器用な受け止め男子が、やって来ました。
漸く恋人を抱きしめて、そして…💕


イチャコラ足りないって声も一杯見かけましたがw、私はこういうベタベタしない純情さを残した描き方こそアオミミカプらしくて可愛いと思いました。お幸せにね💕



⑥五文字のついた優しい嘘

大事なイブなのに、相変わらず要領悪く残業してる青林が美々を待たせて不安がらせてるのを見た五文字。

例のギクシャクがあってから、美々先生は露骨に五文字との会話に素っ気なくなりました😢
それでも五文字は、青林の状況を伝えて美々を安心させ、

「僕も、SNSで新しく知り合った人がいて。今日はこれからその人と」
「美々先生、メリークリスマス」


その台詞を聞いた時の美々の救われた様な目、、
美々先生は良くも悪くもとても正直な人なんですよねえ。私こういう人嫌いじゃないw五文字くんもきっと、こういう面も含めて好きになったんだと思います。

でも、一人立ち去った五文字の背中はとっても寂しそう。エレベーターを待つ彼が、一人振り返り

その視線の先に、もう五文字の方を振り返りもしない美々先生の背中がある事を、背景の映り込みにより我々視聴者は知ってしまうのですよ…



何という切ない演出でしょう。
五文字は実は一人ぼっちでイブを過ごすに違いありません。そして多分、まだ微かに残る美々先生への気持ちを、絶対に忘れ去らねばならないのです。

好きだからこそ嘘をついて美々に近づき
好きだからこそ嘘をついて美々から離れたごもちゃん。

自分の事を「僕は狡いし嘘つきだし」って言ってましたけど、最初に檸檬のフリしたのは自分の欲望のためについた嘘でした。
けれども、今度の嘘は、大好きな青林と美々の為についた嘘です。

美々だけでなく五文字もまた、この物語の中で成長を見せてくれた素敵なキャラになっておりました。


⑦ありがとうリモラブ

そんな寂しい切ない五文字くんには確かな反響があって、放送終了後、私はしばらくYahooサーチのランキングから目が離せなくなってしまいました。

最後はとっても切ない気持ちになってしまったけれど、多くの人がごもちゃんを愛してくれた事がこうして確認できて救われる思いがしました。リモラブありがとう😭

間宮氏にとっては、ラブコメというジャンル自体は新しい挑戦だった筈ですが、共演スタッフとはご縁がある方ばかりで居心地が良い現場だった様ですね。

プロデューサーは幾度も起用してくださってる恩人みたいな方ですし、
水橋さんもまた「早子先生」と「母さん俺は大丈夫」の脚本家でしたから、間宮をどう“可愛く”料理するのか予想がつきましたし安心もしておりました。
主演の波瑠さんとの共演は、「ON」ぶりだった筈で、犯人役のゲストだったにも関わらず、間宮氏の演技にかなりの反響があった事が印象に残っています。
この時も、実は間宮くんは作品中で、美貌の捜査官である波瑠さんに「僕のお嫁さんになって」とか言ってたんで(逮捕されましたがwww)
次の共演の機会があれば、今度こそお婿さんにしてあげて下さい(大爆笑)

そして松下さんとですが、お互いゲスト同士でこの作品に出ていた事を思い出しあったかどうか、凄く気になります笑
松下さんは舞台キャリアが長く、黒木華さんとも親交が深いそうですが、間宮氏もまた若くから舞台で頭角を現した人で、黒木さんとも飛龍伝という名舞台で恋人役をやったりしておりますので、実は結構近い所にいた筈です。
青林五文字の二人の場面は、洗練された舞台劇の芸を持つ人間同士の見応えを感じました。


もし次の共演機会あるならば、是非同じ舞台に立ってる二人を観たいと思いました。いつか叶うといいなぁ…


及川さんとは今後もまた上司部下として共演する予感しかしませんし笑

あと最後に川栄ちゃん。
私はもう先入観から、絶対最後は川栄ちゃんとくっつけさせられるものだと思い込んでおりました。各方面へ土下座してお詫びしますw










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