①利用された美人エリート
犯人の自殺映像を分析した結果、フェイクが含まれている上に美人エリート桐子が関与している事が判明。
さらにその供述から、活躍中のメディアアーティスト西堂が浮上。
自ら偽動画と判定した2人の密会動画は、実は本物で、更に警察内部の漏洩情報まで巧みに仕込まれていました。
②自己顕示欲の強い犯罪者
西堂は、世間を騒がせる事を楽しみ、安洛に宣戦布告するなど不敵な男。
一人で捜査中だった絆を爆弾で脅し拉致。
絆は必死でメッセージを残し、その期待通りに駆けつけた安洛が
「父さんが絶対助ける!」
この男自身が仕掛けたフェイク動画を使って嵌め返したラストは、スカッとしましたねw
③チームは無事存続へ
多和田は、父親の安洛引き抜きの真の狙いが「警察官監視システムの構築」と知って、それを安洛に打ち明けます。
事件解決後、安洛は
「かつての自分であれば、その方針に賛同していたかもしれないが」
「チームメンバーと解決してきた数々の事件や、娘らが教えてくれた事から、人間がそんな単純に割り切れるものじゃないと分かった」
そう語って異動をお断り。
また、多和田もまた自ら希望してサイバー捜査班残留となった模様。
一種の卒業の儀式ですかね…
そうして無事存続する事になったサイバー捜査班チームですが、
以前と唯一変わった所は、
「お父さん❤️」
の呪文でフリーズしてしまう可愛い安洛パパというオチなのでした♪
めでたしめでたし👏
④専門用語の消化がとても難しい
もしも続編が企画されるのならば、という仮定となりますが。
とにかく情報量を減らさないと!
佐々木さんの説明台詞だけで進めない工夫が必要だと感じました。
サイバー技術捜査を題材にしたチャレンジ自体は、大正解だったと個人的には思ってまして、本作の脚本は真摯に向き合ってくれていたと思います。
映像演出もTVドラマとしては十分凝っていて、
細かい証拠画像なども、結構な工数かけて作成されていたのが良く分かりました。
だからこそ、色々勿体なかったなあと感じてしまうのですよ。
例えばですよ?
「ノイズを音声スペクトログラム化して均等に補正した結果、」
漏洩データが隠されたURLのQRコードが出現!
「アクセス履歴からタックスヘイブン島を調べていたと特定」し、逃亡を予測してフェイク動画を作って嵌めてやったぞ!
上記2つの流れだけでも、一体どれだけの人が流れを理解出来たか正直疑問なんですよねえ😂
スペクトログラムとは音声解析などに用いられる3次元グラフで、まあ確かに音を目で見えるものに変換する事から最近ではアート表現なんかになったりもして、まあ不可能では…ないのかもしれないけれど…
うん、やっぱり飛躍が激しいなって泣
また、唐突にタックスヘイブンというワードが出てきたのも、前段階として西堂が違法に裏資金を貯め込んでいる事が予測されており、そこからタックスヘイブンが浮上→海外逃亡を狙ってる→空港だ、という流れだったと思われます。
けど、フリーなのは税金とかだけで犯罪協定とかは普通に結ばれてて捕まる筈だと思うんだけど…しかもサイバー関係ないしせめて暗号通貨…
うん、やっぱり飛躍が…(以下略)
要するに、かなり難易度の高い専門ワードを、超頑張って入れ込んでいるにも関わらず!(コレ書くの絶対に大変だよ)
それが消化し切れておらず、多くの視聴者にとっては
「なんとなくそれっぽいね」
だけで流されてしまっている。めちゃくちゃ勿体無い〜
またカッコいい多和田くんに会えるといいなぁ😊