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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【Netflixトークサバイバー感想】生き様を笑いに昇華してこそ芸人

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まず大前提として

この作品を俳優目的で観る人は超少数派のはずである笑



その少数派の典型である私の感想など、視点は偏ってるし恐らくピント外れである可能性しかないのだが…

とっても!楽しんでしまったので!😆

その正直な気持ちを、ただ記録しとこうと思います。



①間宮氏目的で見ても、そこそこ満足


トークバトルによるお笑いがメインだろうし、ドラマパートはあくまでも繋ぎであろうと過大な期待を抱いていなかった😂

そのおかげもあって、間宮氏チェック目的で見ても、そこそこ、いや十分?楽しめる作りだったと感じました。


出番はちゃんと毎回あるし、全体を通してキーパーソン的な役割だったし。

何よりも、メガネのインテリ陰キャという、刺さる人にはぶっ刺さるwとっても美味しいキャラ設定。

過去作でいうと「不能犯」での役所に一番近いかなぁという印象ですね。





ただ、まあ。

めちゃくちゃ正直に本音を書いときますが、役をシリアスに演じてる間宮くんの魅力を100点とすると、

トークについ笑ってしまってる方の間宮くんの可愛さは490点だったくらいの差はあるんで(謎の刻み)(感想には個人差があります)



あくまでも、バラエティーで自然体で笑う間宮氏とか、ニーチェ先生でつい吹き出してしまう間宮氏を愛でる方こそに強くオススメしたい作品であります😆



あと、それを言っちゃお終いよ的なアレですが、

芸人さん達が「民放バラエティーとの予算の差が酷い」てな事をネタ気味に繰り返し言うてはりましたが、

それ、ドラマ比でも同じ事感じましたから〜😂





まあハリウッド作品とか、全然大したことない粗筋をやたら大仕掛けで派手にする事でなんか知らんけどワクワク楽しめちゃう、っての沢山あるんで。そういうアメリカさん的力技もやっぱり大事で、特に製作陣を奮い立たせる効果テキメンなんでしょう😆



②頂点極めた後からが本当の勝負なんだなって


実は私は、間宮氏が出てる以外のバラエティー・お笑い番組を見る事は滅多にありません。

別に嫌いとか苦手とかという理由ではなく、むしろ笑いを仕事にしてる過酷さにはめちゃくちゃ尊敬心を抱いています。ただ、そもそも私はTVを観る習慣のない家に育ってしまったの…


舞台きっかけで間宮氏オタを始めてから、アホの様にTVドラマとバラエティーを追っかける羽目になっただけなんですよ…変な奴でしょ?極めて変なおばちゃんって事で、色々カンベンしといて下さい。



従って、ズラリと揃った芸人さん達それぞれ人気も実力もあり、きっと頂点(民放レギュラークラス?)を極めた事のあるレベルの人たちなんだろうなーって漠然と察する事は出来ても、残念ながらその頂点時のネタも芸風も分からない。このせいで所々笑い損ねる箇所がありましたね。悔しいです。


千鳥さん(色々お世話になって)

劇団ひとりさん(べしゃり暮らし)

ケンドーコバヤシさん(ゼロ一攫千金での兄貴)

塚地さん(高台家)

ナダルさん(トリガール)

などなど…あーこの人もあの人もバラエティーにいたなーって思い出しながら…


マジで間宮氏と共演した事ある人しか分からないのよ!もう教養無さすぎて生きてて恥ずかしいわ😂



そんな私なのに、トークは本当に面白く、幾度も声たてて大笑いしましたから!つまりネームバリューで笑ってない。これって結構凄い事なんじゃないでしょうか?

(因みに、私は下ネタ全然平気な人です)(なんなら可愛く恥じらう青春送ってみたかった)


本気で心から笑えた理由を考えてみたんですけど、、、

「素人弄りなく自虐ネタメインだった」

私にとっては多分コレが一番大きいですね。


私の学生時代には素人弄り番組が大流行で、飲み会とかはその真似を皆がして誰かを弄って盛り上がってた。私は小説でもマンガでも「きちんとオチまで構成し練られた笑い」の方が好きなタイプなので、場のノリと勢いだけに依存して、しかも誰かを笑いものにして傷つける可能性のある空気が苦手でした。(だいたい元ネタの番組観てないし)


今回のエピソードトークは、ほとんど全てが「傷ついた話」などで、笑いのネタは自分自身。誰も傷つけない。それどころか、ご本人が辿って来た数奇な人生を感じさせてくれて、所々ホロっときそうでしたよ。いやマジで!


あと、個人的にとても興味深かったのは、「芸人の笑い」は本質的にステージであり演劇と同じなんだなと感じた事ですね。

多分、ちゃんと一人ずつ十分な時間的尺をもらってエピソードトークできたせいでしょう。TVのバラエティーでよくある一発芸やリアクション芸とは違った、ちゃんとした「導入からのオチ」「間合いやタメ」「語り口」といった個々の技量を明確に見せて貰ったと感じます。



笑いながら、私は幾度も「べしゃり暮らし」を懐かしく思い出してしまってました。

間宮くんは、あの作品の中で幾度も漫才・コントを披露してますが、ちゃんとシナリオを踏まえた上に恐らくアドリブも加えて笑いをとっています。

本編だとカット編集されてしまっていますが、実は円盤購入の特典映像に、イベント時含むノーカットフル漫才が収録されているのです。

切なかったりクールでかっこ良い演技などは、演出の力を借りれば割と誰でもできますが、喜怒哀楽の激しい表現、中でも笑いをとる演技というのは最も難しい部類です。(舞台とかだと実力差が悲惨なまでに出ます)

間宮くんの真の実力を堪能できて、私はこの特典映像を購入wした事に大いに満足しております😊😊😊


そして何より、「べしゃり暮らし」を間宮くんきっかけで読んだ事で、芸人さん達への見る目が物凄く変わったんですよね。人生を賭けてお笑いやるって、コンビを組んでその道を共に歩むって、こういう事なんだなって。



何千人の中から競争を勝ち抜き、トップで輝けるのはほんの僅か。

しかもその瞬間は短く、むしろ頂点を極めてからが本当の勝負で、その人の生き様や背負ったもの全てを「味」にするまでもがき続ける


役者業やスポーツ界だって、多分本質は同じなんでしょう。

そういう劇的な生き方を見る事で、人生の過酷さも面白さも疑似体験的に味あわせて貰ってるところ、私はあります。

芸人さんからしてみれば、「いや、そんなマジで泣かれても!笑ってもろてナンボなんで!」って言うかもですね笑

でも、応援したい。リスペクトしてる。こう感じたのはホントです。ありがとう。






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