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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【ファイトソング感想_最終回】全ては音を伝えるシーンのために

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終わっちゃいました…

なんだかあっという間の3ヶ月だったなあ…私、本当にこの作品に熱中してたんだなぁって虚脱状態と共に実感中です。





最終回は、期待が大きくなり過ぎていた分、正直不満もありました。

が、兎に角!期待通りのハッピーエンドを届けてくれた事には最大限の感謝をしたいです!

ハッキリしないふわっとエンドとかだったら、私は憤怒のあまり二人の二次創作物語全200話とか書き出しちゃうところでしたよマジ危ねえ。

本当にありがとうございました😭



①芦田よ、その自信はどこから😂


口下手な芦田が一生懸命に気持ちを伝えようとし、それを慎吾が仲立ちして助けてくれる所までは想定通りでした。



けど、私がまずビックリしたのは、花枝を怒らせた「頑な過ぎなの、嫌だな」発言ではなく、

「花枝はまだ俺の事が好きなんじゃないかって感じました」って発言の方でした😂

オイオイオイ凄い自信だな芦田😂😂😂



まあ花枝らしくもなく逃げ出した様子から、過去完了形にできてない花枝の本心を読みとったという事でしょう。

かつ、自分自身の恋心も再燃してしまった自覚があった上での、「俺が花枝を忘れてないのと同じ様に」発言もありましたね。


でもさ、万が一この推測が的外れだったらどーすんの?大事故よ?

…とか、そういう計算とか全然できない状態なんでしょうねえ、今の芦田は。

「二人の心は確かに通じ合っていたし、今でもそうに違いない。だから素直になって」

平たく言えば芦田の主張はこういう事で、ハッキリ言ってめちゃくちゃ怖いぞ笑。ロマンチストとかそういうレベルを超えている😂



芦田は、いったいどのタイミングで「二人は本物の恋に落ちた」と感じてたのでしょう?

遊園地の回ではまだ「片想いみたいな」って言ってましたから、やはりお部屋で鍋囲んで初キスした時から、でしょうかね?あの後のお見送りデートは浮かれて最高に可愛い盛り上がり方してたからなー多分あそこからなんだなー(確信)



幸いというべきか、花枝の不自然なほどのキレっぷりからして、痛い図星を突かれたからとしか思えませんでしたので、芦田の思いは彼だけの勝手な思い込みではなかった様です。だけど…笑



②花枝の眉間のシワが怖すぎる😂


そっから開始された芦田の猛アタックは、恋のドライブかかっちゃった状態の芦田のヤバさが全開😂






垂れ幕ポエムで青年の主張も凄かったが









追いかけフリップ・ケンケンパ事件もなかなかで、このすっ転び方を見ても助けず逃げた花枝を、ちょっと責められないかもしれない笑







ブロックされてた時には、私も「マジか」って一緒になってショック受けましたが、良く考えたら私もウザいゴシップや転載系のアカウント片っ端からブロックしまくってたわ笑。まあするよね、ブロック←









「芦田の不憫キャラでこれ以上遊ばんといてや〜」って苦笑いしつつ、実はこの時一番見てて悲しかったのは、とにかくずーっと花枝が怖い顔して怒って見えた事でした😢



ナチュラルな笑顔があんなに素敵な女優さんなのに、なんでこんな演出するかなぁって残念だったし、

この言動からでは、花枝がまだ芦田の事が好きとは全く感じとれないのもちょっと問題だと思いましたね。完全に嫌がって(不気味がって?😂)逃げてるだけに見えましたww







漸く葉子さんに本心を伝えた時には、少しホッとしましたが

「実は追いかけられるのは嫌ではない。だけど…」

「芦田さんは音楽の人なのに、私は彼の曲がもう聞こえない」

その切ない気持ちを聞いた時、花枝が頑なに避け続ける理由として全て納得できました。







そのせいで、彼と一緒にいるのも辛いし、彼にもまた辛い思いをさせる。彼女はそう思い詰めていたのですね😢

果たして、恋の暴走機関車と化した芦田に、この課題をクリアできるのでしょうか?



③芦田の愛が試されているぞ😂


弱った芦田が頼ったのが何と慎吾。



慎吾は芦田の鈍感さに苦笑いしつつも、彼の本気を確かめてキューピッド役を了承。

自分の告白にはケリがついちゃったし…自分には無いこの芦田の鈍感さこそが、頑なな花枝の鉄のガードを突破できるパワーと感じたのかもしれません。







ついでに時価メニューをタカッて、大事な花枝を任せられる財力の男かどうかもチェックした疑惑が😆







でも、私が「これぞ慎吾からの試験問題」と感じたのは、実は恋のお助けとして設けられたパーティー企画。

ファミリー全員の目の前で告白タイムとか拷問かよ?!普通の神経では耐えられない笑



私、最初にこの展開見た時、のけぞりましたもん笑。正直言って、芦田が花枝に言葉を伝えて心を開かせる場面は、二人っきりでしっとりとした演出を期待していたものですから…。その方が繊細な二人の演技を堪能できると思って。



でもちょっと頭を冷やして考えたら、これは花枝の硬いテリトリーの壁を越えるには絶対必要なプロセスで、大切なファミリー達に迎え入れてもらう為の儀式の様に思えて来たんです。

花枝の部屋で鍋を囲んだあの日、皆優しかったけれどもそれは花枝の為の優しさで、彼だけが秘密を知らない疎外感が滲み出てしまっていた事を思い出しました。



今回は、なぜか花嫁の父みたく泣いてる薫がいてくれて癒されましたけれども笑



包囲されたのは花枝も同じで、そこを突破しろという事でしょう。

芦田が一生懸命に伝える言葉は、彼の誠意が溢れ出ていて、花枝だけでなく皆んなの心を動かしました。



「僕たちは奇跡みたいな出会いをし、そういう繋がりだったと信じてる」

「花枝が僕を必要と思ってくれるまで、いつまでも待ちます」



④全てはこのファイトソングのために


芦田の真摯な言葉に、漸く花枝も心を開きました。

恋をしても弱くなるのも弱さを見せるのも怖い。甘え方も分からない。

「けど私も芦田さんが好き。一緒にいたいです」

「なのに、私は芦田さんの音楽が聴けない」





この彼女の気持ちを、芦田は既に気づいていたんだと思います。



「大丈夫だよ」と優しく屋上テラスへ彼女を連れて行き、そこで二人っきりになると、花枝をアンプの上に座らせました。


そして自分の背にもたれるよう促すと、



「ファイトソング」を演奏し始めたのです。











当初は怪訝そうな表情だった花枝の表情が

彼の鼓動と共にリズミカルな三三七拍子の波動を感じとり、みるみる輝きを増しました。















この心の動きを丁寧に演じた清原さんの演技、素晴らしかったです🥺

「ファイトソング」の正体が、本作のテーマ曲そのものだったのも驚きと納得であり、私は最初から応援歌リズムやホイッスル音などをアレンジしてあるこの曲素敵だなぁって思ってました😊ホントに「元気出る」音楽ですよね。






このシーンの為だけに、二人の全ての物語があったのだなあと感じ、深く深く感動しました。



⑤凛ちゃんがキュンを全て持っていった


私は、慎吾というキャラも大好きになったのですが、一方で花枝の相手は慎吾ではないな、とも感じておりました。

それは役の番手とか当て馬とかの問題ではなく、彼が余りにも花枝の家族になり過ぎてしまっていたからです。



第一回目の時の彼は、「仕事舐めんな」と花枝を叱る芯の強さを見せてくれていたのに、花枝の耳の問題を知って以降は、ひたすら保護者となり花枝を守るばかりになりました。

実は「あさひ学園」の皆が全員同じで、家族として花枝を温かく包み込む一方で、誰も彼女を叱ったり否定したりしない、そういう存在だと感じていました。

厳しい事を言ってしまいますが、家族の仲は居心地は良いかもしれないけれど、そこに居続けるだけでは成長はないのです。


だから口下手でも鈍感でも、「そこは違う」と本音をぶつけ合える芦田でなければならなかったのだと思っています。





しかし、その立ちはだかるファミリーの壁を、パワフルに飛び越えたキャラが現れた。それが凛ちゃんです。


彼女の名台詞「あるものを壊さないと何かを得られない」それを見事に実行してくれたこの場面!





「とっとと恋しろ私に」

という勇ましい台詞もかっこよく、芦田花枝カプには全然ない笑、実に火10らしいキュンキュンを演じてくれました。すっごく魅力的でしたね😍


あと、弓子さんのカッコいい選択も忘れたくない!印象的でした。






⑥私が求めていたのはコレだ!





空手を再開した花枝が

「負けた!悔しい!今すぐ会いたい!大好き」

と一方的に芦田に電話する場面、葉子さんの甘え技のお仕込みですね笑









この作品は、こんな風に同じ台詞や行動を、役割を変えてリフレインする事がたびたびあって、私はそこに変奏曲聴いてるみたいな音楽的構造を感じておりました。独特ですが、ベテラン脚本家の技巧の一つなんでしょうね。









嬉しそうに迎えに来た芦田とのデート。

何気ない会話、会話とも言えないやりとりが本当に自然で心地良く…何度見ても感じますがもう演技を超えてます(感嘆)





芦田の「うん」「だね」といった、純朴な一言返しが、今の花枝にとってとても心地よいというのも泣かせる会話でしたね。もし芦田が最初からそういう狙いで作られたキャラなのだとしたら、脚本の続きを知らない中で演じてきた間宮祥太朗すげえな、としか言えません。







思わず「尊い…」と呟いてしまう。

私は、なによりもこの二人が笑顔で見つめ合う場面を欲していたんだなあ、って思いました。








未熟な愛は言う。

「愛してるよ、君が必要だから」と。


成熟した愛は言う。

「君が必要だ、愛してるから」


エーリッヒ・フロム



こんなに恋心全開で女の子追っかける間宮氏見れるの、もう二度とないかもしれない笑

大事に大事に、繰り返し楽しみたい作品となりました。





そして最後に幸せ溢れるラストシーンをありがとうございました。ムササビ💕






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