どーでもよい読書感想メモをまたつらつらと。
他に書くことないんですよう。許してください。
阪急電車(小説)有川浩
私、図書館戦争よりこっちの方が好きかもっ。実際に沿線を訪れてみたくなりました。
あちこちに、キュン系の恋模様を散りばめてあるのが、この作家さんらしいかな。自分の学生時代の恥ずかしい思い出が蘇り、キュンというよりはほのぼのしてしまう私はおばさん涙。
ただし、既に2作目にして、この方の欠点らしき傾向をみつけてしまった・・・。私、この方の”悪い人間”の描き方に物足りなさを感じる。メインキャラへ感情移入しやすく分かり易いという利点は大いに認めるけれども。
でも、まだ何作も手に入れてありますし、読みますよ。だって面白いから笑。
(株)貧困大国アメリカ(ルポ)堤未果
私の母は語学を人に教える仕事をしていて、大変な英米びいきでありました。
その母が、うっかりこの本を読んでしまい、憧れの自由アメリカの現実に打ちのめされてしまったらしい笑。
私にとっては、初めて知る内容は余り無かったし、極端な面を強調しすぎているような印象を受けた。けどもし米国の正しさを信じすぎても頼りにしすぎてもダメということを広く知らしめてくれたんだとしたら、このベストセラーの功績はそこにあるのだろうと思います。
一方的な反米臭が玉にキズですが、資本主義の限界や暗部こそが問題の本質であり、そこを勘違いしなければ有益な本。
ウォッチャーズ(小説)クーンツ
・・・むしょうに犬飼いたくなる。犬飼ってる人、犬好きな人はところどころで泣かされるだろう。
個人的には<アウトサイダー>の哀しさにほろりときた。単純悪でないこういう存在が描かれている作品がやはり好きだ。
クーンツの作品を読むのは、これが初めて。実に、実に、ハリウッドっぽい。これがアメリカンノベルの王道なんでしょう。確かに面白いもの。映像的で。
スティーブン・キング様より先にクーンツ読んじゃったってところを、ものすごく反省してるので、次こそキング読んでみる。ついに、20年も積読状態にあるファイア・スターターの出番がきたようだ笑。ストーリーに共通点多そうだし、比べて読んでみたいと思います。