今回のお話は満足度高かったなー!
なぜだろう?恋愛要素もどんどん入ってきて複雑化してるのに。
やっぱり主軸のリノベ案件がリアルで具体的で、解決結果にも納得できたから、なんだろうと思うのです。お仕事ドラマですもんね。この説得力大事!
①梅玄のコンビ芸がどんどん進化しとる
波瑠さんと間宮氏のコンビネーション、どんどん良くなってると感じます。
間取りマニアその名も“マドリスト”な今回のお客様。幾年もずっと理想の我が部屋を夢想し続けてきただけあって、異常に詳しく、思いも語り出したら止まらない。
マニアというかですねー、好みの間取りを前にハァハァ興奮を隠せなかったり、オタク全開なこのお客様。まんま私過ぎて、とても他人とは思えません←(大好き😘)
そんなお客様を前に、(早くコーヒーの注文してあげてー)のサインを必死に送る梅玄が、ピンクレディ(我ながら例えが古くて泣ける)みたいにフリが完全に一致してるとこ、感心しながらも爆笑でしたし
なんせ二人の会話もアクションも、テンポ感が良すぎるほど飛ばしまくってますんで
たくさんの小ネタをリアルタイムの初回視聴時には見逃しちゃってて、もったいないほどなのですよ。
(また出たぞ、の呪術廻戦)
(っっしょーい!のポーズは、ナンバでも見たぞの既視感😂とか)
今回幾度も繰り返し出たこのポーズは可愛くも謎だったけど(玄之介のお得意ポーズなんだろか?)
一番大好きなのはココ↓
紹介してくれた不動産屋が、まさかの寅之介で。
うわっ出たーの玄の表情と、
空いた口が塞がらないどころか全開になった小梅の図。もう最高でした😆
②玄と寅の対立は生き方の違いでもあった
前回にも増して、ゴリゴリと身勝手な押しの強さの寅之介。古巣のまるふくと協業したいそうですよ。
「これまでも、影ながら仕事を融通したりして恩返ししてきたつもりです」
って、「何そのごんぎつね」って、こっそり突っ込む小梅には吹きましたが😂いや、彼はキツネちゃうねんトラやねん。見た目はどっちかっていうとキツネ寄りかもだが(余計な事言うなや)
どうやら寅之介は彼なりに、実家や兄との関係修復を望んでいるのではないか、というのは伝わってきました。分かりにくいけどな!←
でも、そんな身勝手な要望を皆が受け入れられるはずもなく。
強引にローンプランの変更までを提案して早くお客様に決断させようとした寅之介のやり口に、玄之介ははっきりと異を唱えます。印象的な良い台詞でした。
「お前は、これまでもそうやって強引にやってきたんだな。」
「そういう押しの強さは、人の人生を大きく捻じ曲げる。不動産ならなおさらだ」
皆が、ご立派になられた玄之介坊っちゃまに拍手を贈る姿が微笑ましい😆
こんな風に応援されるという事は、皆が頼りなかった玄之介の成長を嬉しく見守ってきたからだと思うし、反対に、寅之介のやり方には恐らくまるふくで営業やってた頃から少し違和感を感じていたのかもな、とまで想像してしまいましたね。
ただ実は…私はここで自分の中に芽生えた複雑な感情を持て余してしまってました。
人によっては、確かに背中を押してあげた方がいい場合もある。これもまた否定できない。
そしてビジネスにおいては、恐らく寅之介のやり方は、不誠実かもしれないが悪とまでは言い切れない。効率や合理性を最重要視したら、こういうやり方になるよなあって…。
多分私は、自分が仕事の場面において玄側でなくどちらかと言えば寅側に近い人間であったという自覚があり…だから、寅之介の気持ちや立場も理解したい、そんな言い訳めいた気分になってしまったんだと思います😢
いずれにしても、不動産やリノベという人生を左右する仕事において、玄之介の台詞は、彼の不器用でも誠実な生き方そのものを表していて、本当に心に響くものでした。
③寅との決着は、終わりではなく新しい関係の始まりと受け止めました
梅玄の誠意は報われ、お客様は、好みの物件を探すのではなく物件を好みに作り変えるリノベメイン方針にチェンジします。
理想の物件を探し続けても出会えないだろうと、恋と失恋に例えたのも秀逸でしたし
方向性的に非常にリアルな決断だと感じました。「好き」と「オンリー」を追求したい人間にとっての唯一の正解でしょう。
しかし、またもや寅之介が「かつての憧れ物件」をチラつかせて再考を迫りますが
もうお客様の気持ちは揺るぎませんでした。ずっと迷いがちだった方ですが、後悔しない決断を下したという自負があったのでしょう。
梅玄が報われ、勝ってくれた事にはスカッとしましたしね。
「お前がやった事を許す事はない」
「だけど、俺はもう前に進んでる。怒りを感じないほどに、今が充実してるから」
「だからお前も、前へ進め。自分が選んだ、してはいけない選択をした事の責任を背負って生きろ」
この玄之介の台詞は、カッコ良くてグッときましたが、むしろ私が心を動かされたのは、次の寅之介とのやりとりの方でした。
「許してもらえるなんて思ってませんよ。」
「僕はそこまで厚かましくないです」
そう飄々と言ってのけた寅之介に、「ええええ〜」って全身でドン引きした後、
「いやいや、凄く厚かましいから、お前」
って突っ込み返したところですね。
ここ、皆さんは、どう受け止められましたか?
寅を許した訳ではないけれど、こうやって本音で突っ込んだり対等に言い合える関係性には戻りつつあるんじゃないかと、私はそう感じました。
前回の寅之介初登場の時なんて、玄は動揺して顔もろくにあげられない始末でしたから。そこからの成長たるや、もの凄い変化だと思うんですよね。
切りたくても、血の繋がった家族です。
ここからまた、新しい関係性が築けて行けたら良いですね。赤ちゃんも産まれるみたいだし。
④恋に踏み込めなさそうな二人だが
玄之介の人生のリノベはとても順調に見えますね!
ただし、
「仕事で傷ついた心は、仕事でしか治せない。恋愛で傷ついた心も、恋愛でしか治せない」
というシビアなお言葉が世間にはありまして。
お仕事で自信を取り戻しつつある玄は、妻に逃げられた傷心の方はどうするのかな?
一方で小梅もまた、しきりに「後悔しない選択」と自分に言い聞かせていますが、その心は?
玄之介宅に寝袋宿泊した時に、いつもは玄が見る夢を小梅の方が見てましたし
夢の中で光ってた指輪?らしきコレはいったいなんの暗示なんでしょうか?
ほっといたら、ずっとこのまま何も起きそうもない二人ですが、どうやら来週からはぐっとお話が動きそうですね。
玄(の顔)に興味津々の面喰い山ガールと
いつの間にか、しっかり者の小梅に惚れてしまった末っ子の竜之介と。
この二人が引っ掻き回す事で、逆に事態が動きそうな気がします。
今のところ謎しかない円卓の騎士団と約束の地😂は、ドラマの終盤に盛り上げるネタになってきそうですね。原田さんの悪い顔にもだいぶ慣れてきました笑