①それぞれの恋の結末がちゃんと気になる群像劇に
初回に感じた衝撃を懐かしく思い出します。
「間宮王子以外の男子が全員クズってどういう事なの?」
「マジで他のカップルがどうなろうと興味持てんのだが」
そっからまあ色々ありまして😂、最終回目前となった今、ようやく群像劇として持ち直したのは喜ばしいです。今の私はちゃんとみんなの恋の行方が気になっております。
一番ミラクルリカバリーされたのは、この三人の三角関係で、特に修のキャラを根本的に見直したのは本当に大正解だったと思うんですよ。
もう今後は路線がぶり返す事もないと確信できたし、時効としてぶっちゃけちゃいますが。
私が顎が外れそうになった月刊TV誌の記載とは実は彼らの事でして、『妊娠が発覚したあいりが喜んで修に報告するも、修は守の手前酷い事を言ってしまい』みたいな事が書いてあり…マジでクソ童貞の修がやらかしてたかもしれないと思うと、怖くて震えます。りく君、マジで良かったね助かったね😂!
一方のこちらも、前回「気持ちを封印する」と切なく語っていたはずのお姉が、今回は好きをあっさり出してまして、そういう所からも我々は脚本大修正の爪痕を感じとってしまうわけですが笑
この改変も私は嫌いじゃないです。最初は不気味にすら思えた押せ押せキャラの彼を、台詞の上でも「キザ」といじってくれる事で、その個性が可愛く思えてくるマジックにかかりました😆ナイス👍
今回はこの場面で水上くんの耳が妙に真っ赤なのについつい注目してしまい、「緊張すると耳に出ちゃうのかなあ」とか「耳だけ日焼け止め塗り忘れた耳なし芳一くんみたいで可愛い」とか勝手に妄想してました😂朝ドラ頑張ってね!
②王子の苦しみは台詞でなく髪型で表現されているのだよ
我らの王子は今日も綺麗でしたが、盛り返しとしては今一つだった気がします。
とにかく感情の起伏が激しいキャラではないので、さすがの間宮氏をもってしても、どの台詞も同じトーンに聞こえるという意見を残念ながら否定できません。
ヒロインの夏海ほどは健人の家族や悩みが多く描写されたわけではないので、どうしても視聴者側の我々が想像で補完する必要がある。
私の解釈は、「彼は後継ぎになりたいのではなく、良き息子でありたいのだ」というものです。
彼がかつて呟いていた「俺にもあるよ。無くしたくないもの」(だっけ?適当スマン)とは、やはり両親の期待と愛の事だと思っていますし、
夏海が語った切ない台詞「親を嫌いになれたら楽かもしれないけど、やっぱり好きでいたいんだ」というのは、健人自身の思いでもあるだろうと想像しています。
(うっ、勝手に想像して勝手に泣けてきたわ私キモ過ぎ←)
そんなキモオタの私が今回一番注目したのが、健人王子のおぐしの乱れであります。
相変わらず台詞低トーン視線虚ろでも、彼の心の苦しみが増すごとにどんどん不安定になっていった髪型を!雄弁に語るおぐしの乱れを!どうぞ皆さん一緒に愛でてください。プリーズ
お写真では分かりにくいですが、もはや分け目が行方不明に…笑
③完全復活の匠、最後まで引っ張る
今話始まって、いきなり秒でお断りされた匠。
もうちょっと引っ張るかと思ったのにーってちょっとずっこけました😂
しかしそのまま大人しく消える筈もなく、その後も何事も無かったが如く。毎日現れては何かを修理してるし何か食って帰ってく笑。いつかの健人みたく、みんなにお仕事大丈夫?って心配されるレベルです。
とどめは、本日貸切とわざわざ看板が出てるのに、健人の両親来訪日も当たり前の様な顔して登場。この時点でもうだいぶ面白い😂いや、ホント、あの風鈴告白になんか意味あったん?
しかも、ますますかっこよく見えてきて。それが全然無駄なカッコ良さでもなんでもなく、ラストは完全に匠のターンでまた次回繰り越し。とってもしぶとい当て馬やんけ強いぞ!楓珠!仕事してる👏
わざわざクジラの風鈴鳴らした後に、健人が贈ったヒマワリ割るし。我らをあの手この手で動揺させに来る王道の手口、もうよーく分かったから!笑
でももう恋もドロドロバトルはお終いで頼みますね!本気で事故って色々チャラになるのとか勘弁してくださいね?
④二人が交わした約束は果たされるのか
可愛く交わした指切りげんまんの約束。
果たして来年、二人は約束通りに一緒に花火が見れるのでしょうか?
だいぶ焦ったい思いをさせられてましたが、ようやくお付き合いに至ったのは何よりです。(えっとー次回はもう最終回ですよ?念のため😂)
それにしても、ご両親様の京しぐさ、凄かったですよね!?(どさくさに紛れて京都dis)
私は単純なので、いきなりヒステリックに怒ったり侮辱したりしてこなくって良かった〜って最初はホッとしてたんですよ。そんなあたしがアホでした。
「働き者でいらっしゃる」(=訳「絵に描いたような貧乏暇なしどすなぁ」)
「ずいぶん味のあるお店で」(=「ここ本当に人が住める所ですの?」)
「長居したいのはやまやまですが」(=「もうこんな所にはいられませんさらば」)
これは怖いですね。私だったら怖くて泣いちゃう笑
こんなおっかないお父様たちに、どうやら人生で初めて抵抗しようとしてる健人王子。
「夏海と別れるつもりはありません」
王子頑張れ!王子頑張れ!
これでも、両親のわかりやすい下品な悪役化を避けるために、予告にあった「一夏の恋と思って身を引いて」とか言うお母様の台詞と場面カットされてましたからね!もっと醜い修羅場だってあり得たかもしれなかったんだから、せめて京都人レベルの人間味を感じさせてくれる描写でとどめてくれたのはありがたかったとしか言いようがないです。(なぜかまたもさりげなくdisる)
その分、同僚でしかないさつきが健人の苦境を代弁しに現れるという貧乏くじを引かされた訳ですが、その時の台詞にも、言ってしまってから夏海と一緒になって項垂れる演出とかも、最大限に優しい配慮を感じたのは救いでした。
なんか、今回の私ってば最悪を覚悟し過ぎてた反動で、もはや何でも許せて感謝すらしてない?完全に何かに飼い慣らされてしまった気が自分でもしてるんだけど😂
今日も信じられない様な暑さが続いておりまして、もうねえ…何だかこのドラマが終わらないと秋が来ない様な気すらしています。(何の呪いだよ…)
こんな私の期待を裏切らずゴールテープ切ってください。最終回見届けます。