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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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●舞台銀河英雄伝説 第四章後篇 激突 感想 (※激おこネタばれしまくり注意)

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その日、銀英クラスタは思い出した…
ジャニに演じられることの恐怖を…
キティに貢いでしまった屈辱を…

銀河英雄伝説のラスト舞台。「激突」観てまいりました。
まず最初に感想を一言で表現します。
「ライヒルちゅ~!!!」
前衛芸術ばりにパンクな総括すまん。

①ライヒル信者はお布施のつもりでチケットを買い、拝みに行きましょう

ちゅ~って注意とか中尉とか厨とかじゃないチューです。キッスです。kissです。接吻です。
いや、落ち着け、落ち着くんだ、諸君っ(←お前がまず落ち着け)
唐突に決めた観戦でしたのでオペラグラスを持っていかなかったんです!私としたことが。ああ私としたことがっ。

従って、なんちゃってチューなのか、ほんまもんのチューなのか、肝心なとこが見えへんかってんケドどないしてくれるのっ。
ハタチの間宮くんが唇童貞かどうか、そこが最大の問題だというのに謎なまま。
とっさに隣の見知らぬお姉さんの手からグラスを奪い取らなかった事がつくづく悔やまれます痛恨です(←誰かこいつを止めろよっ)


②演者たちは悪くないんだよ涙

河村ヤンも、間宮ハルトも、安定の熱演だったと思います。例え公式ポスターで端に追いやられようとも、舞台の上での存在感は役者としての技量に忠実なのであります。
貴水オベ以下、各キャストのパフォーマンスにも概ね満足。

けど、なんなんだろう、この気持ち。
昨晩の観劇から一晩を置き、少し感情を整理してみました。
帰宅時の私は、混乱と困惑と軽いめまいを覚えておりましたので、あのまま勢いで感情をぶちまけちゃわなくて正解だったと思います

そして、分かったんです。このもやもやは、演者たちに向けるべきものじゃなく、製作側に対しての不満なんだと。


③同盟ファンにおかれましてはご災難であらせられます

ジャニーズ所属の某氏は、なるほど輝きを放つダイコンではございましたが、覚悟していたほどではなかったですね。
噂では、滑舌に難があり「らいんひゃるとしゃまぁ」と、銀英伝にそんな名前の人いませんという台詞を吐いていたと聞いていたのですが。

今回は、「じゃーなりしゅと志望」のアッテンボロ役で、そこまで酷くなかったから、彼なりにものすごく努力したんじゃないでしょうか?
そもそも、今回の彼の役はめっちゃ難役でしたよ。
真面目な台詞の合間におどけたり唐突感いっぱいに説明役として語らされたり。台詞なのか説明なのか混乱する。あれはもう脚本の問題。

第一幕の宴会場面が、最大の難関です。ここさえ過ぎれば、なんとか最後まで席を立たずに観終えることができるはずよ同盟ファンさん頑張って!

プリティフレデリカがプリマのごとく踊り始めたら、身構えましょう。
すぐに、アッテンボローにシュナイダー、コールドウエルくんたちによる、謎のジャニダンスショーの始まり始まり。
舞台上でのはしゃぎっぷりに、ど・ん・び・きしてる私の横で、ジャニーズファンと思しきお姉さんたちは、大興奮で手拍子のりのりでした。幸せそうですね。心の底から羨ましいです。

第二幕では、もうさすがとしか言いようのないポプラン独唱をうなだれて拝聴。
「本業は歌手」の多いこの舞台にあって、ほんまもんのミュジーカル俳優の凄さを見せ付ける。
声量といい表現といい圧倒的すぎてかえって浮いていますよ何てことでしょう。悲劇なり…。違う意味で泣ける場面です。

待ってましたのヤンプロポーズ場面で、ようやく河村ヤンにスポットが当たった感が。間違ってますよね!
ここは唯一笑えた楽しい場面でした。


④超改変に全銀世界が震撼!

ミッターマイヤー無理くりフィーチャーの結果を心配する原作ファンの皆様、ご安心ください。
ストーリー及び時系列が大胆に書き換えられておりますので、ミュラーがいないとかそういうレベルでなく、いっそ清清しいほど別のお話になっております。
結果としてまとまっていればそれも良かったのでしょうが…。

シリーズの集大成を目指さねばならなかった内部事情はお察しします。しかし、今回は余りにも詰め込みっ放しの消化不良要素が多く、一編の物語として成立していたとは言えません。

あれだけ叛逆の可能性を吐露させておきながら、結局ロイエンタール君は何をしたかったか分からない人になっちゃってました。
息子殺した後のルビンスキーも、フェザーンなんて最初から無かったがごとく、完全にいずこかへ消え去ってしまい。
ユリアンフェザーン駐在エピソードも完全に目的不明

しかし、最後のヤンとラインハルトの会見の場面はとても良かったです。「そういえばこれ銀英伝でした」って思い出すことできましたよ!

唯一の慰めは、ヤンもラインハルトもオベ・ロイ・コップと、みーんな死なない奇跡の銀英伝になって完結したってトコじゃないですか?(←いや、もうそれ銀英伝じゃない)
その証拠に、舞台帰り道で、後ろを歩いていたジャニファンたちの感想がコレ↓だよ
「最後はハッピーエンドのお話だったね!」

これを聞いた瞬間、振り向きざまにラリアットをかまさなかったワタクシを褒めて欲しい!!誰か褒めてーっ!!
お嬢さん、ぜひ原作読んでみてください。そして、ノルマのごとく毎巻主要人物が殺されていき、最後は大殺戮の嵐が吹き荒れるヨシキの皆殺し技にアゴが外れるといいと思うよ!


⑤腐的需要を狙う帝国サイドに白目

まずもって、ラインハルトが唐突にミッターマイヤーを抱きしめるところで、皆様の頭は 「…?…」となることでしょう。
えーと、あれジャニ事務所的にはオッケー出たんですか…?

そして、はきはきした可愛い子役のエミール君が登場するや、ラインハルト様が、さすさす、なでなで。
おまけにオベ様まで坊やのアゴをちょいつまみした時には、ままままさかキスしちゃうのではと、息をつめて成り行きを見守るハメに。

その後も、美少年に亡き親友の面影を求め続けるラインハルト。
ヒルダとのラブシーンにしてもですよ、あの流れですと、どう見ても美少年にうっかり欲情しちまったラインハルトが「やべぇ!代わりにヒルダたんを呼べ」と命じたようにしか見えませんでしたが、本当に、本当に、なんという事を仕出かしてくれたんだ公式舞台!

とどめが、エミール君がラインハルト様へチョコを手渡し。それを亡霊キルヒアイスがお口あーんで食べさせてあげるという、謎が謎を呼ぶ超展開。

もうね。このチョコ演出を見て、私はお口あんぐりさせながらも、確信しました。
「これは、わざとだ。腐需要を狙ってやらせてるんだ。」
ああいう演出をしておけば、キャーと喜ぶ女子が、銀ヲタ・アニヲタ・ジャニヲタ全ての層にいるのだと考えているのに違いありません。

では、よろしいですか、皆さん、声を揃えて叫びましょうね。せーの!
「バカにすんなよゴルアアア!!!」

NL派の私が語るのもおこがましいですが、同じ萌えを嗜む者として、高貴なるホモとは何かを多少は理解しているつもりでございます。
やりすぎだっちゅーねん!萎えるわ!
醸す程度が一番麗しく美味しいという事を、全く理解していないおじ様たちはこれだから~。本当に困りものですわオホホ。
よくもライハルト様を両刀使いにしてくれましたね。呪ってやる。全てを。


⑥ジャニヲタと銀ヲタとの間に、和平と共存の道はないものでしょうか…

で、結局、何と何とが「激突」したのか、私にはさっぱり分かりまへんでしたが、皆さん分かった?
あっ!あたしったら何て察しが悪い。ジャニヲタと銀ヲタを激突させたかったんでつね。そうなんですね。今頃気づきましたっ!
何その妖怪大戦争。そりゃもう絶対お芝居本編より面白いに決まってますよねっ。

個人的には、興行である以上、話題性とかいろいろな意味で多様な演者を集めるのは当然だし仕方ないことだと思っています。
問題は、その使い方にある。これは製作側と事務所の責任が大であるぞ。

とにかく、私が何に怒っているかは、パンフレットを見ていただければ一目瞭然です。
河村ヤンに続く見開きが、ジャニ勢イッキ連続4名、ページ数合計12pも使ってるって、ごり押しにもほどがありますよジャニーズさん…
あれだけはっきりと、役者としては力量不足というのが誰の目にも明らかだというのに。
大役に力量が見合っていない、役の格と扱いの格とが見合っていない、どちらも犯罪的に酷いと思うの。

こういう仕事を割り振られた事を、当のご本人たちはどう思ってるんですかね?ありゃもう公開処刑でしょ。不憫なり。
もしかしたら、
「は?銀河の舞台?」
「いいっスよ。俺たちローラー履いてぐるぐるパラダイス銀河ですねウッス」
「仮面つけてギンギラギンにさりげなく舞踏会イェーイ!」
とか前向きに考えてたかもしれないじゃありませんか!!!! (←ないない)(←ナイナイシックスティーン)(←謎のニッチな知識を披露)(←多分もうやけくそ)

しかもだ。なーんと、私ったら、まだあと1回観にいく物好きなんですのよ。こんなところで万札はたき、セレブ感を出してる場合かね。
もしかして、もしかしなくても、私っていいカモってやつ?鴨ねカモねそうかもね~嫌になちゃうカモね~100%soかもね~

………はあ……とても虚しい………
私の乏しきジャニーズ知識は上記の文にて全力で使い果たしてしまいましたので(←昭和すぎだろ)、もうこれ以上何も書くことなくなりました。


⑦こんな仕打ちを受けても、もう1回行こうとしている私はもしかしてアホなんでしょうか

さてと、どうです?こうまで書かれると、かえって観たくなってきた人いるでしょう?(いねぇよ!!)
計算通りでっす。この、どこにぶつけたらいいか分からぬ思いをお仲間と共有したい一心で、感想を書きあげてみましたっ。何かが怒りと共に私に降臨中。

では、これにて。さらばだヲタクの諸君。わたしは椅子噛んだるのスタア死ねや。
もし、客席で、すんごい武器みたいな望遠レンズを構えてる奥様がいたら、それきっと私ですから。
なんだかんだ言って、楽しませてもらってる。ありがとうねっ。



追記:
え?次回もこんなゴミ感想文アップするのかって?いいえ、今のところその予定はありませんので安心してください。ぺこり。

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