まことに遺憾ながら、どうやら私は、
うん、うすうす知ってた。
理由ははっきりしておりまして、
鋼の心を持つとか、そんなかっこいいものとは少し違うのですが…
<体験!ハートを傷つけてみよう!>
傷つく痛みをいっぱい知って、優しい人間に、俺はなる!
その1)女として傷ついてみよう
私「ねえ、私って美人かな?」
夫「どうしたんや急にいったい」
私「いいよ、本当のこと言って」
夫「スマンでは言うが、お前はぜんぜん美人とちゃう。
私「…(変ね、少しも傷つかない。
私「シナリオではここで傷つくはずだったんだけど、
夫「そもそも美人て言われた事ないやろ?」
私「うんっ」
夫「それや。つまり、口先だけで尋ねても、
なるほどねえ。
その2)母として傷ついてみよう
私「ねえ、ママが作るお弁当ってどう思う?」
娘「別に。食べれるよ、普通に。」
私「お友達のと比べてどう?評判とかさ、何かないの」
娘「えー?あ、そういえばさ、
私「…でも、全部食べたデショ?…」
娘「うんっ。そういう意味では、
私「えへへ。傷つくどころか、なんだか照れちゃうなあ。」
娘「保温器2つもちしてカレーとか、
私「
娘「もしかしてうち、実験台?」
私「そんな事はないけど…、
そして本当に娘にお茶漬けを持たせました。
・・・・あれれ?お母さん全然傷ついてないよ。
どうやら、
その3)企業人として傷ついてみよう
私 「いきなりですが、私を叱ってみませんか?」
後輩A「そんな恐ろしいことできるわけないでしょ」
私 「そこを何とか。
後輩A「じゃ、言わせてもらいますけどね、
後輩B「ホントですよ。大型案件の時には般若みたいな顔して、
私 「…やってるくせに?…」
後輩B「少しヒマになると、サポってネットしてるでしょ」
私 「ばれてたかー」
後輩A「この間なんて、
私 「…(やべえ、そういえば、
後輩A・B「反省してください!」
私 「すみませんでした。以後気をつけます…」
反省はした。だがちっとも傷ついていない。作戦失敗。
その4)オタクとして傷ついてみよう
私「あんた、ちょっと、
娘「なんで?やだよ。うち、追試の準備しなくちゃいけないし。」
私「頼む。ママ、他に相談できるお友達いないのよう。」
娘「…銀河英雄伝説とかオワコン」
私「…うん、いまちょっといい感じにぐっときたわ。
娘「ヒルダって超絶不人気キャラなんでしょ?知ってるよ。」
私「む。なんか胸のあたりが、かゆいかも。
娘「ラインハルトの髪伸びすぎキンモー」
私「おのれ、貴様なぞになにが分かる!
娘「うわーん。ママひどいー。」
結論。オタクは傷つきやすい。
というか、傷つくを通り越して、いきなり逆ギレしますから、
あー。という訳で、私は修行の甲斐も空しく、優しい人間になど、
それでも見捨てずにお付き合いくださる方は、
▼拍手メッセージ御礼
観劇のご報告など楽しいメッセージに加え、
しばらく何も呟かずにいた事が、デジタルデトックスとなり、
気にかけてくだる方がいた事が、素直に嬉しかったです。