①生まれ変わった涼ちゃん
キーを叩く結婚指輪でスタート!
脚本原稿に没頭している涼ちゃんの顔つきが、キリッとして別人みたい。
元住吉にもスズメにも繰り返しチェックと助言を受け
ようやく辿り着いた完成というゴール!
なんと2年の時間を要した労作ですね。
おめでとう🎉よく頑張った!
②内助の功を頑張ったスズメ
その2年間、大納言で働きながら生活を支え続けてきたらしきスズメ。
帰宅時、取り込まれてもいない洗濯物の描写一つで、いかに涼ちゃんが脚本だけに集中出来る環境を、スズメが作ってあげていたのかが分かります…
そして遂に!
明るい顔で迎えた涼ちゃんのほっぺには嬉しい報告が😆
早速読んでもらおうと原稿を渡しかけますが…
ふと思いついたスズメは、ちゃんと綺麗に洗った手で受け取ろうと洗い場に。
私、ここの描写とても好きです。
あの秋風先生の原稿をばら撒くぞってブチ切れていた頃のスズメと何たる違いでしょう!様々な経験を経て本当に成長したんだなぁ。創作とそれに従事する者への敬意は気持ちよい。
③ところが涼ちゃんは
スズメが手を洗ってくる間に、大事な事を思い出した様子の涼ちゃん、困ったような表情に。
こういう所の涼ちゃんは、以前のまま。
甘ったれでハッキリしない困った男のままなんですね。
すると、何と彼の気持ちをスズメは察してあげるのです。
🐤「祥平さんに一番先に見せたい?」
弱りながらも、正直にそれを認める涼ちゃん。
2年も支えてくれた妻に、結構残酷だと私は感じたんですが、それでもスズメは明るくそれを受け止めます。
何て大人になったのスズメ!アンタ偉いわ!
④元住吉の困窮
完成原稿に目を通す元住吉を見上げる涼ちゃん。完全にご主人を信頼するワンコの図。
完成度に花マル貰えた事が嬉しくて感激する涼ちゃんでしたが…
突然現れた男の傍若無人ぶりにビックリ。
追憶のカタツムリ2が大コケし、その後映画の仕事無し…辛い…
元住吉らしからぬCM映像の仕事で食いつないでいる現状を知る事になってしまいました。
元住吉は、自分を尊敬して慕ってくれる彼に本当は見られたくなかったのでしょうね…
恐らく助監督業務も無く、その間ひたすら脚本書きだけに没頭していた涼ちゃんは、初めて知った現実にショックを隠せず。
ただ言葉もないままに、見てはいけなかったものから目を逸らし、俯く事しか出来ません。
⑤愛らしい夫婦の絆
でも、とにかく完成原稿をプロデューサー経由で持ち込みプッシュして貰える事は決まりました。
元住吉の次にようやく原稿に目を通したスズメもその面白さにすっかり嬉しくなります。
🐤「良くこんなに話を膨らませたね!そしてこのヒロイン、なんだか私みたい…」
🐶「うん、自然とそうなりました照」
か、わ、い、い、ぞ!!!!!!
貧乏そうだし煮詰まる事一杯あっただろうにね!
相変わらず仲が良くパジャマまでお揃い笑
スズメの評にはネーム書いてた経験がちゃんと活きてるし、涼ちゃんもそんな妻の意見や感想を尊重している。
こんな形で同じ夢を共有している二人なんだなって確かな絆を感じとる事ができました。ほっこり…💞
⑥原作者大絶賛!だがしかし…
ベストセラー作家だが自作を容易に映像化させないという原作者登場。
若村真由美様の賞賛されるべきこの美貌…
自負もクセもありそうな女流作家にぴったりくる贅沢キャスティング。
元住吉の追憶のカタツムリのファンだった事から実現した対面。
何の実績もない森山涼次という男の書いた脚本に最初は懐疑的な様子の作家でしたが…
🦁「彼は私の助監督で、優秀な男です!」
元住吉の熱いプッシュで読んでみる気に。
読み始めてすぐに面白さに没頭。
そして大絶賛してくれた事に、祥平は自分の事の様に一旦は喜ぶのでしたが…
「彼、凄いわ。才能ある!」
作家の発したこの言葉が、祥平の中の何かに刺さってしまった。
ここの場面の斎藤工さんの芝居は実に見応えありました!
表情が消えた瞬間
そして、自分の中に思いがけなく芽生えてしまった若い才能への嫉妬と焦り。
それが追い詰められている己の現状と結びついてしまい…
🦁「これ…俺が撮ったらダメでしょうか?」
この台詞を発してしまうまでに、心の中でおきた逡巡が伝わってきました。
そして、それを聞いた若村さんの受けの演技も見事で。元住吉の言葉が意味するものを瞬時に理解した人間の目ですよね…
ラストシーン。
ついこぼれてしまっただけだったかもしれない野心を、再び確信を持って口にする元住吉。
視線も、もう逸らしておらず、しっかりと作家を見つめ返していました…。
今こそ思い出されるあの詩。
「アタシは弱い人間かもしれない…でも…」
祥平さんと涼ちゃんの師弟の絆はどうなる?!