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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【半分青い】8/1_105 このクズは伝説になる…

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ふうーっ
遂に爆誕しましたキング・オブ・クズ涼ちゃん!

余りにも色々な感情が渦巻いてしまっているのですが、
なんとか書きながら気持ちを整理してみようかと思います。

①涼ちゃんにとっての四年間

余りにも唐突な言葉「別れて欲しい」


涼ちゃんなりに拙い説明を語り始めるのですが、

🐶「実は、仕事終わりにこっそり脚本を書いていた。これは趣味だ、って何回も自分に言い聞かせて」

🐶「どんどんシーンが心に浮かんで来るんだ。」




そして、書いては直しを繰り返し、
遂に完成させた、いや完成させてしまった…

・最初から売り込むつもりで書いたのではなく、狂おしい衝動に駆られた結果の産物であった事

・集中させて貰っても2年かかった涼ちゃんは、バイトしながらだと4年かかったという事実

こんな事も、一応台詞で語られてはいるのですが、、
そんなのスズメにも視聴者にも意味不明の説明でしか無い。



②再び夢に憑かれてしまった涼ちゃん

涼ちゃんを決定的に夢の世界へ引き戻す事になったのは、
四年前に断られたにも関わらず、佐野弓子が結局他の人に脚本を任せず、待っていたかのように自分の作品を認めてくれた事。
そして、今度こそ監督の夢に挑戦させて貰える事になったという大チャンス!

🐶「これはもう夢じゃないんだ。本当に監督デビューするんだ」

🐶「今度は自分で撮りたい!祥平さんに撮られたくない」






こうして、どんどん熱を込めてスズメに語るほど、涼ちゃんの目が完全に夢に憑かれた人のソレになって行くの、心底怖いと思いました。

この時の涼ちゃんは、どういう気持ちでスズメに語っていたのでしょうかね…
夢の実現を語る事にただ夢中で、相手の気持ちなんて考えてないようにも思えるし

あるいは、、もしや、、

自分の夢を支えると言ってくれたスズメなら、理解して貰えると甘い期待すらしてしまっていたのでしょうか…


③四年の間にスズメも変わっていました

脚本を認めらた喜びを語る涼ちゃんに、スズメが鋭く放った言葉

🐤「馬鹿じゃないの?涼ちゃんに才能なんてないよ」


私は、この台詞で、最早四年前のスズメでは無いという事を瞬時に悟りました。

🐤「家族の為に夢を諦めたんじゃ無かったの?」

🐤「私が現実で子育て苦しんでる間に、涼ちゃんは架空の物語の夢を見てた。それは、裏切りだ!」



かつては、自分の代わりに夢を追う涼ちゃんを支えようと確かに決意していたスズメ。

しかし、涼ちゃんも夢破れ、二人でカンちゃんを守って育てて行くことが二人の新しい夢になった筈でした。

だから、秘密の創作ノートを見つけて夫の未練に気づいても、それを後押しする事はもう無かった。むしろ、全力でその事から目を逸らしたのではないでしょうか。

遅筆でも、頼りなくとも、涼ちゃんの脚本が認められたという事実が意味する事を理解できないスズメではない筈。
だから、「あんたに才能なんてない!」というのは、むしろ「才能なんかあってたまるか」、の意味だし、自分を置き去りにして自分だけ夢へ再び羽ばたこうとする夫への嫉妬でもある。


④カタストロフを招いた言葉

そして、涼次は、遂に言ってはならない言葉を口にするのです。

🐶「僕は映画を撮り続けたい。生活は不安定になる。家族は、邪魔になる。



コレ、幾ら何でも酷すぎるでしょう!私ごときでも幾らでも脳内補完を思いつくのにっ。
「2年も支えて貰ったあの時と同じ事はもう頼め無いと分かってる。子供がいるから」
「自分の映画を撮る為には借金だってする。家族を巻き添えに出来ない」
とかさ…。

でもね、結局涼ちゃんが発した言葉はたったあれだけで。何より、もう最初から勝手に決断を下しちゃって決心変える気は全く無い目をしてました。

だから、スズメが返したセリフには、私は当然だとすら思いました。

🐤「いっそ死んでくれ!」


そして、悩んでいた事も、監督業の話が具体的に進んでいた事も、何一つ自分に言わなかったのは何故だとなじる。

それに対して、涼ちゃんは言えなかった…」と。夢を諦めたスズメに、再び自分の夢を語る残酷さは、流石に後ろめたかったのでしょう。だからこそ自分も諦めようと努力した…だけど

🐶「映画の世界が、僕を呼ぶんだ!」


もう、涼ちゃんの心は戻らぬ世界へ羽ばたいて行ってしまったのですね…

秋風塾時代のスズメがフラッシュバックし、これは因果応報なのかと自分に問うスズメがもう切なくて…


⑤カンちゃんの前で錯乱するスズメ

🐤「こんなのは、私が愛した涼ちゃんじゃ無い!」



手当たり次第に物を投げつけ、錯乱するスズメ。




ただ黙ってされるがままの涼ちゃんの元に、カンちゃんが二人を止めようと割って入ります。

🐣「ママやめて、パパが痛いよう。」


🐣「仲良し」


うっわーん(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
こ、ここまで見せますか?いくらクズ役耐性ついてる間宮ファンでも、ライフはもうゼロよっ

🐤「このカンちゃんを捨てるって言うのかーっ(絶叫)」


キエーーーガーンそれだけは子供に聞かせちゃダメだった…泣

⑥涼次の決意は変わらず、家を飛び出す

三叔母に詰め寄られても、涼ちゃんの決意は変わらず。




緑子さんの迫力が凄かった。

🐯「なら、なんで結婚した!出て行け!」



インタビューで、リアルに気圧されて汗が出たと間宮氏が語っていたのはここかー

だが、それどころじゃ無いわ。
涼ちゃん、プレゼントをカンちゃんに渡した後、



一瞬だけ苦しそうな顔を浮かべるも…

🐤「…どこに行くの?」


🐶「…ごめん…」


もう交わす言葉もない二人。
これで本当に終わってしまうのか?
スズメにとって、結局涼ちゃんとの恋って、なんだったん??その答えは見せて欲しい!!

⑦これは伝説のクズの幕開け

なんせ、初回の段階で公式様が「夢追い人のダメンズ夫に捨てられる」とはっきり書いてありましたから、間宮氏演じる涼ちゃんがクズでしかない事は最初から確定していました笑。

従って、自分が書いてきた感想を読み返しても、
「朝ドラ史上最悪の相手役になる」
「天使の顔したままサタンになるキャラ」
などと、言いたい放題してきましたが、

ハイ!(^O^)/!
想像と覚悟を軽〜く超えてきた事を潔く認めます笑

自分の夢のために妻子を捨てるというのは、主婦層をターゲットとする朝ドラ界隈では絶対的タブーです。恐らくこれを超えてくる相手役(?)は今後登場しないのではあるまいか?

視聴者層と数の多さから、予測以上にネットが罵倒で溢れましたが、我々ファンがどう思うかに関わらず、多分間宮氏自身は気にしたりしないでしょう。そこが一番の救いであり、だからこそ間宮祥太朗という俳優が好きなんです。

⑧北川女史の魂の叫びを聞いた

涼ちゃんの描かれ方には、実に様々な意見が飛び交ってますね。
「ここまでクズにする必要あったのか」
「炎上狙いか」
「中の人たちの掛け持ち事情の結果か」
etc…

私自身は、これを炎上狙いとも計算とも受け止めていません。
むしろ、「ここは計算間違えてやり過ぎたな」「さては配分しくじったのでは」などとアラを感じる事の方が多いというのが本音でして。

私は、スズメも、涼ちゃんも、さらには佐野弓子も元住吉も、モデルがいるどころのキャラではなく、全員他ならぬ北川さんの分身なんだと強く感じているのです。

だから、緻密に練られた結果産み出されたものでなく、全てが脚本家の心の中を、そのまんまさらけ出されて見せつけられている。
上手いというより、ただひたすら凄まじいと感じる。だからこそもう目が離せないという気持ちです。

もっと踏み込んだ事を書いてしまうと、、
子供や家族がいなければ全てを仕事に注げるのに!と感じた瞬間が女史には幾度もあった筈なのですよ。だって、私ごときパンピーですらお仕事に燃えてた時にそうだったから…
ただ、誰もがそれを言葉にしてはいけないと知っている。
そんな、最もどす黒い臓腑のような心の中までさらけ出して、この作品を書いている。私はそう感じております…






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