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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【べしゃり暮らし感想】3話 舐めとったら痛い目あうに決まっとる

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①上妻調子乗りまくり

漫才師目指すと決めても、まだ高校生。
相変わらず学園の爆笑王として調子に乗りまくっている様子。


コンテスト出場に向けて辻本がネタ合わせしようとしても、俺らの真髄はアドリブにあるんだぜ〜と根拠無き自信で練習する気すら見せない上妻。



準備不足で迎えたコンテスト当日も、緊張するどころか、既知の先輩「るのあーる」コンビにも不躾な態度。これでは、辻本でなくとも不安になる。


②案の上、ダダ滑りの大コケ

そして迎えた本番ですが、いつもの調子でまくし立てる上妻のノリに、客の心は離れていく一方
あああ…いたたまれないw


焦った上妻、学園ではウケていたアグレッシブ〜ネタを派手なアクションと共に繰り出しますが


マイクにぶつかって大失敗。
初めて客席が沸いたものの、それは無様な失敗を笑われただけという凄まじい恥さらし。

悔しさと屈辱のあまり、何と上妻は途中で勝手に一人掃けてしまいます。これは舞台人として最低の行為と言えましょう。



③漫才舐めんなや!

取り残された後の辻本が、何とか一人で最低限の取り繕いをして締めたのは、漫才の先輩としての経験の問題だけではありませんでした。

笑いに対する誰より真摯な気持ちを持つ辻本は、滑った事より何より、上妻の途中放棄した根性が許せなかったのですね。

ここのブチギレた時の表情、これまでの中で渡辺くんのベストアクトだと私は思います👏


お約束の様に待ち構えていた、るのあーる先輩から残酷な弄りを受け(自業自得じゃ)
失敗者へ向けられる視線の冷たさよ。(浅香くんの武器はこの氷の視線と微笑だと常々思ってる)



そんな先輩の漫才はナンセンス系というやつでしょうか?イケメンルックスに付いた女性ファンも多そう。


確かに凄く受けているのですが、上妻にはそれがどうしても面白いとは思えず、ますます観客への不満だけが募ってしまいます。

「こんな分かってねえ客相手なら、お笑いってつまらねえよ…」
アホ丸出しでウザいほど自信満々だった前半があるからこそ、完全に鼻っ柱へし折られてぺちゃんこにされちまった落差惨めさが一層際立つ泣。

デジきん藤川先輩がせっかく「誰かて通る道や」と声をかけてくれてんのに、
今の自信喪失した上妻には、それが才能ある成功者にだけ許された言葉としか感じられないのでした。



凹み過ぎてこっちまで胸が痛いんじゃボケェ!


④ようやく自分のアタマで考え始める上妻

意気消沈しつつも、蕎麦屋の手伝いだけはちゃんとやってる意外と良い息子。
本当は親父の生き方も尊敬してる。頑固なプライドの塊な所とか親父そっくりwなんで。
(それにしても、割烹着?無駄に似合うなあ)


店の味に好き勝手ほざいてる客にガン飛ばしていたところ、不意に幼い頃に聞かされた親父の台詞が甦る。


「どう食うかは客の自由だ。客がどうあるべきだ、なんてこっちから求めるもんじゃねえの」

この教えが、自分の何が間違っていたかを上妻に反省させるきっかけとなるのでした。

久し振りに学校に顔を出した彼が、辻本に気持ちを語る場面は大層良かった。

芸能界最速の肩wを無駄に披露しながら、(いや、もう、、、猛烈にかっこいいいいい、、、)


いつもの独り善がりな暑苦しさは影を潜め、代わりに酷く素直で曇りのない真っ直ぐな言葉を訥々と呟く。

「客のせいにして舞台から降りたのは間違ってた」
「要は面白くなかったってだけだ」

二人だけのシーンでしたが、絵も美しく、溢れる青春感が眩しい…
そう、こういう間宮をもっと見たいのよう!早くアホの子上妻から成長しておくれ〜(間宮ファン心の叫び)

しかし、漸く自分を客観的にみてみたものの、
「俺、漫才向いてねえって事かな」
そう結論づけてしまい。

お笑いのエリートデジタル金魚との才能の違いに打ちのめされたままの上妻に、辻本はそっと金本から預かったDVDを差し出すのでした。



⑤金魚の粋な恩返し

鬱々とした気分のまま、渡されたDVDを再生してみた上妻でしたが、何とそこに映し出されたのは…


デジきんとなる前の若い二人の拙い漫才。滑った挙句に、ノリの悪い客に舞台上でキレまくった金本の姿だったのです。


金本が、熱いだけでアホ丸出しの上妻に若き日の自分を重ね、がっつり凹んだ後どうなるかまでを完全に予測していた事がアツい。
そして、恥ずかしい記憶を辻本に託した時の台詞が素晴らしく粋でいなせでありました。


「(立ち直るための)ヒントや。俺ももろたからな」

この意味は、並行して描写されたデジきんラジオの場面を通じて、視聴者の記憶により深く刻み込まれる事になるのです。

常連らしき子安くんが(しっかり受験生に見えるの偉い)、友人コンビの話としてデジきんラジオにネタを投稿した事をきっかけに

デジきんの二人は、自分たちの恥ずかしい青い失敗の記憶や殴り合いの喧嘩をした事までつい思い出して苦笑い。
若き日の追憶にも関わらず、余りの迫力の喧嘩場面と、そして養成所で運命的再会をする場面は本当に感動的。



そして最近出会った若い奴に、人を笑わせるなら自分が楽しまなアカンと教わったと、照れ笑いと共に語るのです。
これによって破綻しかけていたベテラン二人のコンビネーションは息を吹き返し、今回のコンクールで優勝狙える勢いすら取り戻した。

ともすれば説明的なだけで終わりかねないこの長台詞を、演技を感じさせない自然さで語る藤川こと尾上さんの技量に多くの絶賛が呟かれていましたね。当然だと思います!


⑥努力する姿をみせてくれ上妻

私は、今回のエピソードを「挫折」とは呼びたくありません。挫折とは本当に頑張って努力した人間だけが使って良い言葉だと思っているからです。

敢えて言うなれば、目覚めのエピソード、ですかね?
上妻には、これからガムシャラに頑張る姿を見せて貰わねばなりません!そうでなくては真の物語の主人公足り得ない。頑張れ間宮!

マッハの勢いで、いつもの調子を取り戻した上妻に
「おーい大丈夫かー」
と、つい突っ込んでいたところ


おっと働き者の良く出来た姉ちゃんのデート現場を目撃してしまいました。
しかも、あろうことかその相手、上妻蕎麦屋に風評被害をもたらした憎きコンビ「ネズミ花火」の男とは!

さあ、次回も熱く荒れそうですね。




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