①波にのるデジきん
今年の二人は、ちゃうで〜
勢いに乗るデジきんの漫才を、間近で見れる何と幸運な上妻と辻本。
おまけにちゃっかり内輪の打ち上げにも参加させて貰えちゃうとか、最早チートレベル。つか、何を貴様が仕切っとんねん上妻アホやのうwww
上妻には何か人を惹きつける天性の魅力があると、金本にも認められつつあるのだけれど、未分化で原石過ぎてまだ良く分からないよ…
「ど天然、のままこの世界渡って行けたら、それ天才いうんちゃうの?」
金本サンがおっしゃるならそうなのかも?嬉しさと半信半疑が混ざる辻本の表情。おーい、手前の選んだ相方もっと信頼したれや笑
だがしかし、ここで誰もツッコまないので敢えて言おう。お前ら、まだ未成年だよなっ?酒もタバコもあかんのやで〜(分かっとんのかいな、という世界観でありますねwwwこういうとこ、モロ昭和で嫌いじゃない)
そして幾度も繰り出される飲んべえ藤川の脱ぎ癖。これがフラグでなくて何なのか…
②相方に遠慮してまう辻本の欠点
すっかり酔っ払いつつも、藤川もまた上妻辻本コンビを気にかけてくれる、誠に有難い先輩。
「あのエセ関西弁おもろない。すぐにやめさせろ」
藤川はそう辻本に忠告するのですが、辻本は浮かない顔…
実は辻本も、受けようとする時だけエセ関西弁になる上妻の妙な癖は気になっていたのです。
しかし、ズバッとそれを指摘できない。なぜなら、それが誰よりもお笑いが大好きな相方の、無意識で素直な「憧れ」の発露であると理解していたから…
ところが、そんな辻本の優しさは、彼の重大な欠点でもあると先輩にハッキリ指摘されてしまいます。
事実、静代ちゃんともぶつかる事を恐れて逃げてしまった過去がありましたし。
そうして、半端な遠慮というものが、漫才相方という特殊な関係にもたらす問題について、デジきんの歴史と共に語られるのでした。
③嫉妬と遠慮を乗り越えてきたデジきんの歴史
結成当初のデジきんは、まず華もありネタも作る側の金本が売れ始めた。結果、金本だけのピン仕事が増えていきました。(これ、ものすごーくリアル。生々しいほど泣)
金本は藤川も一緒に出させてくれとこっそり頼んだりしますが、微妙な空気に。
「遠慮なんてせんと先ずはお前が売れてくれ」
そう言葉では伝えた藤川ですが、勿論心中穏やかではなく。
自分でもソロ活動を頑張り、嫁怖いネタで売れっ子に!
良かったものの、実はその結果もたらされた問題が二つあったのです。
まず一つは、藤川の幼い息子が「ママの悪口言うパパの漫才嫌い」となってしまった事。辛い。
そして残る一つ、これが結構深い。
これまでは金本がネタの作り手であり明確なリーダーであったものが、藤川もまたキャラ立ちして力をつけた結果、二人の意見がぶつかる事が増えてしまったのです。
これはねえ…漫才でなくとも思わず連想してしまう才能の実話たくさんあり過ぎて悲しくなっちゃいました。
ビートルズ、クイーン、BOØWY 、etc…
(藤子不二雄コンビやB'zみたいなのは、本当に奇跡なんすよねえ…)
その後のデジきんは、売れるのと反比例して溝が深まってしまいますが、本気で殴り合う事も彼らには必要な歴史だったのでしょう。
「この世界おらんかったら、俺らただのチンピラや」
「楽しもうぜ、漫才」
④藤川妻子と圭右の出会い
辻本がそんな遠慮を抱えているとは露知らず、上妻は先輩たちの芸を見たくて、必死でコンテストのチケット手に入れようとしますが撃沈…
辻本子安にも連絡とれずガッカリしていたら、ふと足元にちんまりと座り込んでるちびっ子が。(しかし、間宮よ…君この半年で厳つくなり過ぎちゃう?もうホットギミックの頃に二度と戻れなさそう…)
何と、この坊や藤川サンの息子くんでした、その名も藤川球児www(ええのか?)
奇遇に乗じ、会場に潜り込む事に成功。
せっかくのパパの晴れ舞台なのに、嫌がる坊やを見て、圭右はいっちょまえに諭します。
「今日出てくる中でお前の父ちゃんが一番面白いぞ」
「父ちゃんの仕事はちゃーんと見とけ」
あの親父に育てられただけの事はある。この温かさこそが圭右の魅力であり、「なんか憎めない」と惹きつける源なんでしょう。
説得され、渋々漫才を見た坊やのお顔はみるみる輝き、ビフォーアフターでこんな↓事に
可愛いです😍
⑤渾身の漫才と藤川の家族愛
決勝進出を賭けて臨む準決勝の舞台。
ここ、もう名台詞とフラグwの乱れ打ち状態で、
「最高のブロマンスぅ〜」って痺れながら見てましたよっ
「優勝したら文句言わんやろ。嫁も子供も」
「これが最後や思てやるぞ。出し切ったる」
「(今更)連絡先交換とか、なんか、気色わるっ」
私が一番好きなのは、藤川妻によって語られた、この台詞ですね
「俺は相方でいられる事に誇り持ってる。俺があいつの一番のファンや」
圭右の心は、「自分も、自分たちもいつかこんな風になりたい」って憧れる感情で一杯になったに違いありません。
実は、コンテストの出場資格にはデビュー後15年以内という制限があり、デジきんにとって今年は最後のチャレンジでもあるのです。
渾身の漫才を終えた楽屋を、ママと一緒に坊やも訪ね、「お父ちゃんの漫才一番やったわ!」
親父藤川、こんなん泣いてまうやろー…笑
優勝したら東京進出。家族も着いて来てくれるって!さあ、いよいよやで!
私はそうお笑いの世界に詳しい訳ではないのですが、ここは少し時代背景的補完が必要である事がなんとなく分かりました。
(うーんと若い頃のダウンタウンが、大阪でアイドル的人気と実力を兼ね備えた若手芸人として売れ、「いよいよ東京へ殴り込み進出」って煽られてた記憶がうっすらとあるんですよね…)
⑥辻本と上妻は真の相方になれるか
決勝進出への手応えと期待に溢れる中、例によって打ち上げに紛れ込みそうな圭右ですが
連絡取れなかったはずの辻本子安と鉢合わせ。
「なーんで除け者にすんだよー」
と不思議で一杯になりつつも、お調子者の上妻、あまり深く考えずwいつものエセ関西弁でまくし立てる。
しかし、そのやりとりを見守っていた藤川が
「なんや、辻本。お前まだ言ってないんか」
そうなんです。辻本て優柔不断なんです。
「一回しか言わんぞ。お前、その変な関西弁やめろ。普通にしてたらおもろいのを台無しにしとる」
この瞬間全てを悟った上妻の、何とも言えない怒りつつ傷ついた顔…
気遣ったつもりだったのに、二人の信頼が揺らぐ事態となってしまいました。
さあて、この二人はデジ金のように本気でぶつかり合える真の相方同士になれるのでしょうか?
⑦絶頂期手前から奈落への衝撃
準決勝の結果連絡待ちのデジ金。
静かに待ちたかったのでしょうか、藤川は後輩たちを置いて一人ふらりと飲みに出ました。
ようやく交換したらしき相方金本のアドレスを見てしみじみしたりニヤついたりしてたらw
来た!来ましたよ決勝進出の連絡!
こんなに感激する程、決勝残るって熱い事なんですねえ…じーん…
このドラマを見て、私のお笑いを見る目が凄く変わったと思います。心から応援したくなっています。
喜びを爆発させた藤川、酔いに任せて脱ぎ癖を発揮!
しかも、そのまま大はしゃぎで店の外に飛び出しました。いかん!これはいかん!つか、誰か止めてーっ
この瞬間でも私はまだ、
この後車に轢かれるとか警察に逮捕されるとか、そういう方向かとフラグを解釈していたのですが
あ、雪☃️
ホワイトクリスマスですね🎄流れる聖夜の音楽
美しい白い夜の中、眩しい未来を夢見ながらなんと眠りについてしまった藤川
その体に、静かに雪が降り積もっていきます…
その姿はまさしく、真っ白な灰になって燃え尽きたあしたのジョーそのもの過ぎて、、、
私は衝撃のあまりテレビの前で悲鳴をあげそうになりました。
嘘でしょ😱嘘だと言って😱😱😱
この物語では、芸人の壮絶な生き様を繰り返し見せつけられてはいますが、ここまでの破天荒な危うさを描くとは、言葉を失ってしまいました…
残された金本さんどうなるの?主人公たちはどうするの?