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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【ハムラアキラ2話感想】真冬に味わう真夏のヒヤリ感

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初回よりもミステリーらしい謎解きを楽しめましたがそれよりも。
真冬のこの時期に、真夏を題材にしたエピソードを入れた事の方に冒険心を感じちゃいましたww


①突然探偵業が大繁盛するも

前の探偵事務所でお世話になった先輩にショボい仕事世話してもらってたくらい、仕事なさ過ぎて困ってたハムラなのに



突然、次々と探偵の仕事の依頼が舞い込み始めます。



これは、遂に運が向いてきたか?

だがしかし…

最初の依頼は、調査対象がいきなり目の前で刺されて終了〜


次の依頼も

最初の聞き込みで、探し人を引き当て、秒で完了〜


さらに次の依頼が来るけれど、
相手が既にブタ箱に放り込まれている事が判明。はい、どうもありがとうございましたあ〜



探偵業の報酬は、解決にかかった日数分は日当で契約です。
だから、たった1日で完了してしまうと、お金にならなーい💴



札束にニヤけたり、ガックリきてるハムラアキラはなんだか無性に可愛いかったんで、ここまでは何だかコメディーっぽいなあって楽しんでいられたんですが…


②季節は真夏

この運が良いんだか悪いんだか分からない状況の中、ハムラはどうしてもご近所のある事が気になり始めます。




人徳者として信頼集めるご近所の町内会長さん。

そこには、認知症なのか妄想に駆られて騒ぎ立てる近所迷惑で困った老母が居ました。
その老母が、何だか妙に静かになってないか?



そもそも、酷暑のお盆で、この町がどこか異空間になってしまったかのような人気のなさ。

店番で、渋々真夏のホラー企画の飾り付けをしていると、その会長さんがやってきて


今すぐ知り合いの所に古本の出張買取に行って欲しいと。これは怪しい…
断ったら、形相が変わるほどの迫力で詰られて



遂に、会長の使っていたペンから、一連の出来事の繋がりを推察できてしまったのでした


③犯罪は防げたかもしれないけれど

疑惑を抱いてしまったハムラは、つい会長さんに問いかけます。「お母さまご無事ですか?」

その瞬間、会長さんは色を失い


やがて、救急車で運ばれて行く老母を見送る事に。深々と頭を下げる会長さんの胸中は…



殺人に至らなくて良かったのかもしれないけれど、後味が悪く切ない気持ちだけが残ります。それはハムラも同じ気持ちだった事でしょう。


④謎解きタイムの始まり

そこへ警視登場〜今日もとってもお顔が綺麗〜


つか、真夏にスリーピース着て汗ひとつかいてないとか、岡田警視ほどのエリートでイケメンともなると、とてつもなく人間離れしていらっしゃいますのね❤️




「事件ですか?」
静かな警視の問いかけに応えるように

あくまでも、これは仮定の話だという前置きをした上で美貌の二人によるムーディーな謎解きタイムの始まりです。



運が良かった様に思えた依頼者達は、全て会長さんの紹介でやって来ていた事。
バイト君や店長の不在も仕組まれた事。


そもそも、善人だった筈の彼が、夏がもたらした異様な空気の中で、
「人気の無い今なら」
「うだるような暑さの今なら」
熱中症にして老母を殺してしまえるかも知れない…

魔が刺した様にそんな事を考えてしまったのは…





そう、『この暑さでは、人間だって大概変になる』そのせいだから…




ミステリータイプ的にはミスマープル的ご近所事件で、
トリックは赤毛連盟
空気感はカミュの異邦人
救いの無い後味は山川方男の夏の葬列…
そんな連想が次々と巡り、一冊の読書と同じ浸り方で楽しむことができました。

今のところ我らが間宮氏は、謎解きを単調に終わらせないための、ハムラの推理のお相手を務めており、
それが大層ムーディーで麗しいため、それだけでも十分に満足出来ちゃってるんですが、


今後岡田警視には何かのメインエピソードがあるのでしょうか?何となく思わせぶりなだけで終わらない感じがして来たので、こっそり期待しておこうと思います。



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