第二十一話 決戦!桶狭間
①信長の勝算と覚悟
今川の大軍勢に対し、数で圧倒的に不利な織田勢。
しかし、細かく策謀を巡らし、情勢をしっかり把握して、信長は勝つための算段を怠りません。
大軍勢の兵力を分散させて、本隊を薄くしたところを狙うつもりなのです。
それでも決死の出陣には違いなく、得意の敦盛をひと舞
「人はいつかは必ず死ぬ」
②帰蝶、突然母になる
夫の覚悟を悲痛な気持ちで見守る帰蝶でしたが、そこに無邪気な信長の衝撃の告白がww
「わしの子じゃ。そなたをずっと頼りにして来たし、何かあったら織田家の未来を託したい」
「(妾に子がいた事を)黙っていた事は謝る」
(ちょっと可愛い)
いや、普通は妾の子の管理も正妻の仕事ですし、子を作るのは殿様の義務だから、謝る必要全くないんですが。どうもこの信長は、帰蝶さんのご機嫌損ねたくないらしい笑
帰蝶さんの「なんですと〜」って呆気にとられた表情があんまり面白かったんで、シリアスな場面のはずなのに、ついウケてしまいましたww
いや、本来はドラマチックな別れのシーンかもしれなかったんですが(ごめんなさい)。染谷信長と川口帰蝶のカップル、どこか未熟で可愛いというか、微妙に普通からズレてて面白くないですか?
③どこに置いてかれた左馬助
越前から夜通し馬を走らせて来た時には確かに一緒にいたし
帰蝶の元へ馳せ参じ、「遅いわ十兵衛、もう殿は出陣してしまった」って妾の子抱きしめた帰蝶に泣かれたw時にも、確かに従兄弟仲間として混ぜて貰ってた筈の左馬助なのに
その後、十兵衛は単独で信長の後を追ったらしいww
かなり大勢の方が「左馬助どこ行った?」って呟かれていましたが、私こそ大声で問いたいぞ笑!
「俺たちの左馬助を何処へ置いて来たんだ十兵衛〜泣😭」
1)せっかちな十兵衛が一人馬を飛ばしまくって左馬助をぶっちぎりしてしまった説
(十兵衛酷いw)
2)腹が空き過ぎand体力の限界に達した左馬助が、どこかで死にそうになって行き倒れてる説
(左馬助不憫)
3)若い左馬助はピンピンしてたのに、往復の酷使にお馬の方が限界で、仕方なく奇妙丸様のお相手して自分がお馬になって差し上げてた説
(左馬助可愛い)
もうどれでも、貴女のお好きな説をお取り下さい(開き直った)
④反骨の三河衆
実母を通じた説得を振り切って、今川の先鋒を務めた家康。裏切りは性に合わない。あくまでも誠実な人柄なのですね。
(これまで描かれてきたタヌキ親父像となんたる違いかw)
しかし、その後の今川の人遣い荒い姿勢には、見合うだけの誠意を感じられず。
部下たちと結束して遂に異議の声を上げました。
もしここで、命じられた通りに織田を後ろから攻めていたら、信長たちは敗れていた。
この三河の動きがこの時の信長を助けることになり、
三河もまた結果的に、弱体化した今川から離れ、独立勢力として伸び始めるのです。
⑤今川義元の最期
御輿に乗って進軍して来たというのは、どうやら史実らしいですが笑
これまでドラマで描かれた今川義元って、エセ公家みたいなのが多かったのに、ちゃんと英雄として描かれた事が嬉しかったです。
(私は、静岡育ちなのでw)
(もっともルーツとマインドはちょっと違う)
夫と二人で徒歩で旧東海道を歩いて巡っているのですが、桶狭間!行きましたよ〜
今は宅地化されちゃって、急斜などさほどなかったですがね…
私的見所メモは2つ。
翼くんの2メートル級大ジャンプ!と
銀英舞台で武闘派色男シェーンコップを演じてらした殺陣のプロフェッショナル山口馬木也さんの渋いカッコ良さ❤️
(間宮くんはぜひこの方に弟子入りして乗馬と殺陣を極めて欲しいっ)
⑥前途が大きく広がった信長
決戦に勝利した信長を、街道で迎えた光秀。
この時の十兵衛は、普段の気難し屋っぽい表情が消え、はっきりと信長への賞賛が出ています。
信長も素直に賛辞が嬉しかった様子で、そんな十兵衛に心を少し開いて見せた。
「わしは子供の頃から、親に褒められた試しがなかった」(=褒められて嬉しいボク)
うつけと馬鹿にされ、母親にも疎まれて育ったこの若者ですが、この劇的勝利で漸く自分の力に自信を持ったのではないでしょうか?
その自信の向かう先は?
十兵衛だけでなく、我々もまた新しい時代の到来にワクワクする素敵なラストでした。
ご無事の撮影再開、そして続きの放映を首を長くしてお待ちしています!