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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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●私の「書く気」スイッチは、どこにある?

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予定通り、ぶらぶらと読み専ライフを楽しんでおります。
このモードに入ると数だけはこなす私。
最近こんなもん読みましたリストを一言コメントと一緒に列挙いたします。見ての通りチョイスはノンポリ。意味とかはない。

・進撃の巨人(コミック)
巨人を狩るシーンに、己の血が熱くなるのが分かる。凶暴なチビ(リヴァイ)最高。
すごく楽しそうに巨人描いてるけど、普通の人間キャラも、もうちょっと本気だして描いてあげてお願い。
それにしても、あのキャラでどうやってホモるのか、私には謎すぐる。  

・ヒストリエ(コミック)
奇生獣で有名な人らしいけれど、そちらは未読につき、本作が初見の作家。おもしろいぞ!
これで魅力的な女性キャラが出てきたら言うことないんだけど~。
何も予備知識なく読み進めていたから、途中から「なんや、これアレクサンダー大王の話やったんか!」と驚いてしまった間抜けな読者。

・男の肖像(エッセイ)
私、塩野作品おたくでコレクターですから。持ってるだけで満足しちゃって全読破はしてないけどねテヘッ。
お説教モード全開なので、心酔していた高校生時代ならともかく、今は読み続けるのきつかった。
この人、いい意味で本物のスノッブなのよね。下品や無教養というのが大嫌い。男の一流趣味をこじらせてカエサルにいきつくあたりが、普通じゃない方なのである。

・図書館戦争(小説・ラノベ)
こんな、ど少女マンガ読んだの本当に久しぶりだよ!ニヤニヤしちゃったよ!
実は、次の二次創作のネタにと狙っていたシリーズだったのだが、これをやるには私はトシをとりすぎたな。残念。
別冊がなければ、多分手柴を書こうとしたと思う笑。あるいは、メディア良化委員会側にも面白いキャラが揃っていれば、そちら視点でのものを書きたいと思った可能性は高いのだが・・・。
中学生の娘は愛読していて、私が「うちのパパが体鍛えたら、堂上教官になると思わない?」って言ったら激怒され「あっち行って!!!」と子供部屋を追い出されますた。

・銃・病原菌・鉄(論説?)
生物学者が書く人類史の本。
数年前ベストセラーになった頃に手にいれておいたものを、今頃読んでる私、流行を意識してなさすぎて我ながら笑える。
家畜化と文明発展のくだりが一番面白い。「シマウマはなぜ家畜にならなかったのか」命題の立て方が上手い人だ。
それ以外は、うーん・・・。学術書ではないからな。多くを求めすぎてはいけない。個人的には、エンタテインメント本なら「神々の指紋」の方が、歴史大綱としては「大国の興亡」の方が面白かった。


どれも楽しみながら読んだのですが、私の書くスイッチが入るまでには至りませんでした。どうしてでしょうね?いったい私が「二次創作書きたい」って思える作品の条件って何なんでしょう。だらだらと考察してみましょうか。

1)結局のところ二次創作とはキャラ萌えなのだ

特に女の書く二次創作の9割はこれだと断言させてもらう。無論私も。
まず特定キャラに惚れこんでしまうところが、最初の一歩なのだ。
そういう意味で、進撃やヒストリエは明らかに違いましたね、私にとっては。厚かましいと怒られようが、自己を投影しやすい女性キャラが必要みたいです。
無論キャラクタ登場のないエッセイも論説も完全対象外。
この方向で一番期待していたのは図書館戦争で、事実、私はまんまと「堂上教官萌え~」となったのですが(ああ40女がナニやってんだか・・・)
だがしかし。

2)補完の余地が欲しいよう

図書館戦争は、笑っちゃうくらいキャラクタ全員がカップル化してくっついて終っちゃったんです。ゲロ甘と評される所以。
だめじゃん、だめじゃん、想像の余地を残しておいておくれよう~涙。
多分作者の有川さんは、エンタテインメント作家として、徹底したサービス精神をお持ちの方なのだろうと思うのですが、それにより、妄想意欲が萎えてしまいました。本編読み終わった段階では、私の頭の中には不器用な初夜を迎えるまでの手柴プロットが勝手にできあがっていたんだけどねっ笑。
ああ、こんな意見は多分特殊な病にかかったわれわれ二次創作書きにしか理解不能でしょう。いいの。病気だって知ってる。同情なんていらない。

3)複数の別視点でリ・ストーリーが可能なこと

こんな妙なこと言い出すの、萌え二次創作業界では私だけかも。ごめんね、変人で。(戦記もの書いてる男性二次創作書きなら、もしかして言わんとすることに共感してくれるかも・・・)
例え「書きたい」と思うきっかけは単なるキャラ萌えでも、実際に書く段階で、私は遊びたいのであります。
無論、上記の「補完」に走るのも遊びのメインではありますが、それに加えて私は、物語を自分風味に再構築する楽しさに味をしめてしまいました。
できれば突飛な意外性で人をびっくりさせたい。呆れられてもいいから笑わせたい。それを原作沿いという厳格なルールを自らに課した中でやることに、マゾ的快感があるのです。何言ってんだわたし大丈夫か。

変える事自体が目的ではないので、キャラ改変やifとはまたちょっと違うのですよ。うまく言えませんが、リ・ストーリーとしか表現できないなあ・・・。格好つけていうなら要するにやりたい事は「本歌とり」なんです。

原作世界を共有している仲間だけに分かるひねりで遊ぶために、物語を、別の視点・別の切り口で味付けしなおす。
オリジナル創造能力の低い私がこれをやるには、そもそも原作サイドに、それを満たす条件がないと実現できないんですね。
つまり、主人公以外の登場人物とか、反対勢力とか。別視点となりうる候補がしっかり描かれていない作品じゃないと、ダメみたいです。まあ、大変自分勝手な基準なので、この条件をもって「作品の深み」なんてことは決して申し上げませんから許してください。



・・・と、いうわけで、いつものごとく長々とゴタクばかりを述べてしまいましたが、要するに、次なる萌えにはまだ巡り合っていません、と。言いたかった事は、ただそれだけの近況報告でございました~。

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