①2年後の世界始まる
冒頭で2人の再会が示唆された後、直ぐに2年後の世界の日常が始まりましたが。
花枝が完全に失聴してる描写にがーんと打ちのめされて、私はいきなり思考停止に陥ってしまいました😢
周囲に温かく包まれて、元気で頑張ってる明るい描写だったにも関わらず、です…
覚悟してた筈だったんですけど、頭の片隅では「ドラマなんだしハッピーエンドにしてくれるのでは?」って淡い期待しちゃってたんですかねえ…我ながら情けないです。
そして、それを乗り越えている花枝の強さが並大抵のものではないって痛感させられましたよ。
一方の芦田もまた、穏やかで安定した暮らしを手に入れている様です。髪を切り明るい色の服を纏ったのは、花枝の最後の言葉を気にしての事ならいじらしい😊
新曲「ファイトソング」が大成功を収めた事も分かり、一安心。
つか、
その曲聴かせろお願い!!!!
そんな二人が互いに
🌺「弱かったなぁ芦田さん」
🐶「強かったなぁ花枝」
って懐かしく思い出す場面は、ほっこりと可愛らしいのですが、
互いにまだ想いが残っている描写というよりは、むしろ最早「過ぎた恋」「良き思い出」としてのみ思い起こされている様な気もして…
・二人の恋は二年前に一度終わった
・そしてその後全く連絡も取り合ってない
これらの事実をはっきりと印象づけてくれちゃってました😢
「ファイトソングのモデルは私だ、利用された!ってあの子が訴えてきたりしない?」
という弓子さんに、穏やかながらめちゃくちゃキッパリ「絶対ありません」と答えた芦田。
更に弓子の立場をも配慮して、花枝への気持ちや信頼以前に、大人の男としての自信や落ち着きを身につけた様子が見てとれて、ちょびっと眩しかったですね。
もともとは、互いに似た様などん詰まりの状況で出会い、「一人だったら踏み出せなかったけど、二人だったから前に踏み出せた」という関係性だった二人でした。
けれども、二年後の二人は、それぞれに成功も成長も果たし、もう一人でも生きていける人同士に見える…。
そんな二人が再会する事で、何かがまた変わるのか?あるいは新しい何かが始まるのか?それがラスト二話で描かれるのだと思っています。
②慎吾の見せ場だったが切な過ぎたよ泣
今回私にとって特に印象に残ったのは、
一つは芦田が真実を知ってしまった瞬間でしたが、もう一つが慎吾の告白の場面でした。
芦田に再会したら?と問いかけられて、
「耳の事知ったら、きっと責任感じたり謝られたりする。そんなのは嫌。良い思い出のままにしておきたい」
もうこの言葉すら、花枝の本心なのか?それとも強がりなのか?視聴者にとっても分からない!それくらい花枝は強いキャラですよね。
でもね、私気づいちゃちゃんです…。
本心を隠して見せないのは、花枝だけじゃない。やり方が違うだけで慎吾も凛ちゃんも同じじゃんって。
花枝が押忍!って鉄のガード型だとすれば、
凛ちゃんは「バーカ!」ってワザとはすっぱで口悪く言う事で強がり、
慎吾は、おどけて笑いを振りまく事で本心を覆い隠してる。
三人の複雑な生い立ちを思うと、なんとも悲しい気持ちになってしまいます😢
芦田の事はもう過去、との花枝の言葉を受けて、
遂に慎吾が本気の告白の決意をします。
二人の思い出の場所を選び、事前に心を込めて用意したフリップで心を一生懸命伝えた慎吾の姿は、実に泣かせるものでした😭
けれども、それに対しての花枝の言葉もまた切なくて
「世界で一番好きな人なのに」
「もう謝るしかないよ」
彼の心をずっと傷つけてきた事に漸く気づき、動揺を隠せませんでした。
そして残念ながら、花枝にとって慎吾はどうあっても恋の対象にはなり得なかった…それがハッキリしてしまった瞬間でもありました😢
そんな花枝の気持ちを誰よりも察してしまう慎吾が、結局一番キメたかった「恋人になって」のページを諦め、「これからもヨロシクな」で締めくくったのは号泣ものでしたし、
帰ってきた二人の顔を見た瞬間に全てを察してしまう凛ちゃんの表情も切なかった。
とどめが、その後の花枝の態度がどこかよそよそしくなったと感じて、悩む慎吾。もうめちゃくちゃ可哀想でした。
この二人はこの二人なりに、ちゃんとケジメをつけなくてはならなくなった様です。
③偶然の再会から真実に辿り着いてしまった芦田
仕事は順調、な筈ですが、マネージャーになった薫の助手席に座る芦田の目は、気のせいかどこか虚(うつろ)にも見えました。
それが、歩行者の中に花枝の姿を見つけた瞬間に文字通り目の色が変わり、
咄嗟に慎吾に釘を刺された事を思い出したものの(それを律儀に二年守ってきた)、それすらも振り切って衝動的に飛び出してしまった芦田。
もう花枝には芦田の声は届いていないのに、
それを知らない彼は必死に追いかけて大声で呼ぶ。当然彼女は気づきもせず去っていく。
こんな悲しく残酷なシーンあるでしょうか…だーから芦田ヒロイン説が生まれるのじゃ!(地団駄)
二年間、芦田が花枝への気持ちをどんどん募らせていたとまでは思いませんが、
少なくとも彼は花枝に届けたくて曲を作った、それは間違いないと思うのです。
「ファイトソング」が応援歌なのだとすれば、それは花枝が自分を助け応援してくれた事への感謝を歌ったのでしょうし、
あるいはもしかしたら、
自分もまた何かと立ち向かおうとしていたらしき彼女を応援したいと作った曲なのかもしれないんです。
二年もの年月の封印が、偶然によって解かれてしまい、心落ち着かなくなった芦田はつい花枝の名前をググってしまい…
そして見つけてしまったのでした。失聴した彼女が映る動画を。
なんだよぉ〜😭😭😭
もう泣かされるのは前回で最後かと思ってたのに、ボロッボロに号泣したじゃんかよぉ〜
ねえ、本気で心配になってきたんだけど、本作のスタッフさん間宮を幸せにしてくれる気あるの?ねえねえねえ!アタシもう挫けそう!耐えられない〜😭
④逃げないで!花枝!
全てを知った芦田が、恋の戒めを破って花枝の目の前に現れます。(これ間宮的一足早い“破戒”ぞ)
芦田は、凛や慎吾と違って、分かりやすく顔に出るし身振り手振りだって何かを伝えようと必死。それは昔と何も変わってません。
でも、その瞬間花枝の世界に切り替わり、全ての音が消えてしまった演出は残酷でした。芦田の言葉は何一つわからないのです。
花枝は踵を返して逃げ出しました!
あの強い花枝が!いつも最悪の何かに立ち向かうためにファイティングポーズ取ってる様な女の子が!
それくらい、この再会が花枝には想定できていなかったという事であり、それは実は、彼女がこの事から目を逸らして考える事からも逃げ続けていた証でもありました。
「お願い!待って」
必死に追いかける芦田と、
「走ったら危ねえよ花枝!」
ってやはり追いかけてきた慎吾。
火曜10時らしい恋ダッシュのお時間れ〜す。
つか、オープニングで花枝ちゃんが男二人を抜き去ってゴールテープ切ってたけど、こういう事だったの?(違います)(…と言い切れなくて最早怖い)
花枝は、慎吾の想いにも、芦田の想いにも、ちゃんと正面から向き合えるでしょうか?逃げないで頑張って欲しい!
この三人がまとめて強制的にエレベーターに閉じ込められたラストは
「マジかよ!」
「流石に誰も想像出来なかった展開」
としか言いようがなく😂
本当に「全員幸せ」になるんでしょうか?いったいどうやって?(途方に暮れるメイさん)
どう考えても無理だと思うんですがっ😂
もう見るしかねえ最終回!
受けて立つぜ!押忍!