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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【ナンバMG5感想_最終回】ご褒美みたいな笑顔溢れる大団円

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見続けてきたファンにとって最高のご褒美みたいな!皆の幸せな笑顔溢れる最終回になりました!



反響も物凄くて、トレンドはもちろんのこと、ファンだけでなくキャストやスタッフまで一丸となって盛り上げているというカタルシスまであり、なかなか味わえない体験となりました。素晴らしかったです。



9話が伝説級の見応えだったので、視聴者の感情は一旦あの時点でMAXに持って行かれました。

今回の最終話ではその勢いのままに、シンプルな直球をバンバン投げてきて、妙な変化球みたいなストレス感じる展開が一切無かった😆

このままラストまで突っ走るぞーって作り手の熱を感じましたね。


何よりも一番見事だったのは、初志貫徹のブレなさと、作品愛だったと思うのです。

・「これは難破剛の物語」であり

・原作を最大限に尊重する

その上で、我々視聴者が心から望んだ希望溢れるラストへと上手く収めた手腕が見事!

なおかつ続編余地まで残して…100点満点ですよ👏



①剛、家に帰る


先週までの切ない記憶を、WANIMAの『りんどう』と共に振り返って、冒頭からいきなり泣かせるの反則ざます😢


警察へ迎えに行った帰り、父ちゃん母ちゃんの後を、トボトボとうなだれて歩く剛が可哀想で可哀想で…







そして嘘をついていた事、暴言を吐いた事、さらには警察のご厄介になってしまった事、全てに対して「本当にごめんなさい」と土下座しようとしたであろう剛。本当に素直で良い子なんですよね…



こんな息子だからこそ、この難破の家風のままにスーパーヤンキーへと育ってしまった😢





「お前は悪くないのに謝らなくていい」

「いつの間にか、自分が出来なかった事を子供に押しつけて、嘘までつかせてしまった」

父ちゃんの詫びの言葉は深く温かく、これぞ難破一家の柱だなあって感動しました。



この場面、剛が本当に“子供の顔”をしていたのが印象深く、宇梶さんのでっかい背中と比べて相対的に間宮氏がちいちゃな息子にしか見えませんでしたね。ギュッとしてヨシヨシしてあげたかったよ😢(実際には180cm近いデカイ息子である)



大好きなお兄ちゃんが家に戻ってきてくれて、ウエーンって嬉し泣きする吟子も可愛いし、そんな時には優しい兄ちゃんの顔になる。



でも、残念ながら長男猛だけは、まだ剛を許す事ができません。






②退学処分に抗議する!


校長の一存で、難破剛の退学の処分が宣告されますが、他でもない島崎が真っ先に抗議の声をあげた所、泣かせましたね。

「校長先生、ちゃんと話聞いたんですか?」

「あいつは俺の友達なんだ。退学なんてさせないで」



闘っている剛を助けたいのに怖くて足が動かないと震えていた彼が、皆の前で奮った勇気に心打たれます。そう、普通の高校生である君はそれでいいんだ!それが正解なんだよと、思わず呟いた。


そして藤田さんを中心にクラスメイトたちが結束し、体育館に立て篭もりました。

「難破剛くん退学処分の撤回を要求します」

「一度でいいから彼にチャンスを」



途中、内申や推薦の取り消しで脅された同級生が離脱するのを、責めたり止めない展開も良かった。(全ての抗議活動や社会運動に言える事だけど、強制・説教と内ゲバは味方を増やすのとは真逆の結果しか産まないですからね〜)





シャイニングみたいに脅す先生😂を振り切って、弥生ちゃんや吟子の友達など、抗議の声はどんどん広がっていきます。

なぜか白百合に紛れ込んで明るく扇動しまくってた大丸が、面白くてさすがの活躍でしたね😆



そして、漸く彼らは勝ち取りました。

「退学処分はいったん白紙に戻った」

大喜びの一同。皆自分のことの様に喜ぶ姿にジンときます。




ただし…

「これは一時的なもので…後日改めて職員会議で決定をっ」

って叫ぶ先生の声をもう誰も聞いてなかったけれど笑、あの校長がいる限り剛の受難はそうそう晴れないんだろうなあって雰囲気は残ってましたね。頑張れ剛!






③剛は一人じゃない


退学のショックは想像以上に深く、一人部屋に引き篭もってしまった剛。



しかし、そんな彼を励ます呟きが、次々と白百合の仲間達から寄せられます。





「会いたいよ」

その呟きは値千金のヒロインムーブよ藤田さん😊



退学処分が撤回された事を「ちゃんと直接伝えたかった」という藤田さん。

本来は天然で変な子キャラだったはずなのに😂

なんだかジャンヌダルクみたいにオーラ放って清く美しいのである!








「俺は、もう白百合には戻れないよ…」

「俺のせいで皆をあんな目に合わせちまって」

虚ろにそう呟く剛に、瞳を真っ直ぐに見返して藤田さんは言うのです。





「難破くんが皆を守るために闘ってたって、みんな知ってるよ。だから戻って来て欲しい」

「一緒に卒業しよう」



あああ、尊い。尊いですぅ神様

私にはこんな仲間いなかったけど、きっと、多分、これが甘酸っぱい青春😭


「けど、約束して欲しい。もう喧嘩はしないで」

こんな眩しいジャンヌダルクから言われたら、頷くしかありませんよねえ?しかも指切りげんまんですよ!神聖な約束過ぎて😢





きっとこれは純情な剛にとって、家族の戒め以上の強い戒めとなる

「力を封印する」事で、より苦しむ場面も出てきそうですが…



でも、暴力の連鎖を断つには結局これしか正解が無いのかもしれません。いじめっ子への力による制裁を断られた4話の神エピソードを思わず思い出します。もうコレは哲学の領域…😢



④兄との和解


兄猛が一人だけ頑なに剛を許せなかった理由の一つに、不審な態度に幾度もカマかけたのに嘘の上塗りをされて、余計に傷ついていたって事はあったかもしれませんね。



そんな兄弟のすれ違いを見かねて、伍代が剛の事情を代弁してやります。

「あいつが兄貴のあんたの尻拭いをさせられてんの、もうこれ以上見ていられねえ」

「兄貴のくせに、あいつが前向きになれる場所を見つけた事を喜んでやれねえのかよ」



きっと剛以上に、あの両親の薫陶を強く受けて育ったであろう猛です。期待通りに最強の高校生になったものの、全国制覇(って、もはや何やねん😂)には届かず。父ちゃんの剛への詫びを自分に重ねて、複雑な気持ちで聞いた事は間違いない。




「俺はバカで単純だからよぅ」

繰り返される台詞に、燃えカスの様な今の自分への自虐もところどころ感じられて、猛には猛の思いも物語もあると思わせられる魅力的なキャラです。




そんな兄貴が、「もう喧嘩はしねえ」新しい闘いに挑み始めた弟の覚悟を見守った後、









遂に弟に代わり動きました。さすがに強い👏

もともとは自分がやった奴らのせいで、弟が巻き込まれしつこくされていた事を伍代から聞いていたからでしょう。



「お前は、俺たちと一緒で当たり前だと思ってた。強さが存在の証明みたいな。けど、お前は変わったんだな」









漸く歩み寄ってくれた兄貴に、剛は思いをぶつけます。

「白百合のやつらは、シャバいけどいい奴らなんだ。俺は、全国制覇なんかより、あいつらと一緒に卒業したいんだ」





この時の剛の表情からは、単に可愛い弟感というだけでなく、ずっと背中を追い続けていた大好きな兄貴に本当の気持ちを語れる嬉しさ、解放感みたいなものを感じましたね。






きっと猛は両親以上に、剛が周囲の期待に一生懸命応えようとしてしまう優しい性格だというのを分かっていたと思うのです。

だから、この場面では泣きましたね。


「話しをちゃんと聞いてやらねえで、酷いこと言っちまって、悪かった」

「卒業、できるといいな」







そうして兄貴を追って家族の元へ駆け出して行った剛。

見守ってくれていた伍代と大丸に、トンと突いだけの礼が、どんな言葉よりも雄弁な友情への感謝の証です。



きっと兄弟が仲直りして戻って来る事を信じて待っていたであろう家族。





元の明るい難破一家が戻ってきて、本当に嬉しいですね。








⑤お帰り、難破くん


停学が解けて再登校の朝。

もう家族に偽る必要はなくなりました。

シャバ僧の剛の姿を見た一家がドン引きするのに爆笑🤣





「兄ちゃん、仕事探せよ」

漸く言いたい事を遠慮なく言い合える関係に戻って、一矢報いた剛の台詞が面白かったですね笑



ちょっとだけ緊張した面持ちの剛を迎えたのは…





彼を待ってくれていた温かい仲間たちの笑顔でした。

いやいやいや推し団扇まで登場して、ほとんどアイドルみたいな人気者じゃん、剛😂







必死に苦しい嘘をつき続けた2年半、彼の努力は決して無駄でもバカバカしいものでもなく、こんなにも多くの信頼と友情を得ていたのですね。







彼の余りにも特殊な生い立ちと、多くを背負って生きてきてしまった難破剛は、これからもそんなに簡単には普通の人生を歩ませてもらえないのかもしれません。

でも、大切な仲間が大勢いる!きっと、彼の支えになってくれる事でしょう!

そんな溢れる希望を感じたラストシーンでした。





今、私の中には、いろんな思いがグルグルしているのですが、それが余りにも我ながら重くてくどくて笑、逆に言葉にするのが難しい😂



作品は一人で生み出すものでなく、大勢の力で作られている。だからこそ、良い作品を世に出せた時には、背後には必ずたくさんの努力と奇跡が積み重なっていると痛感させられました。



間宮氏にとって、これが記念すべき作品となった事は間違いなく、20代最後の歳にこれまでの集大成みたいな当たり役と巡り合えた事は、大きな財産になるでしょう。


でもね、敢えて「代表作」とはまだ言いたくない気持ちもあるんです。「まだまだ、これからだぞ」みたいな、ね?😂



とは言え

間宮氏も「役者を続けていて、そう幾度も経験できない」熱を感じた様ですし、

長くファンを続けてきた私にとってもまた、こんな幸せ、そうそう得られるものではない気がしました。



声援へ見事に演技で返してくれた推しは我々ファンの誇りであり、全てに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。








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