さんざん迷いましたが、ネタバレありで自由に感想書かせていただきます。
これから鑑賞予定の方は、どうかご注意ください🙇♀️
①万華鏡の様なめくるめくスピード・濃厚演出に脱帽
そりゃ舞台演劇なんだから、長台詞も一人数役早着替えも場面展開も当たり前、ではあるのでしょうが。
そんな基本のキも、極めるとここまでやれちゃうのね、という凄みを私は感じました。いや本当に…松尾さんの舞台を見慣れてるらしきファンの方だって素直に驚いていらっしゃいましたからね!
場面展開がとにかく目まぐるしい。プロジェクションマッピングだって駆使するけれど、それだけじゃない伝統のドリフみたいな😆技のあれこれ。手練れのスタッフの皆様お見事です。裏で役者達と一緒になってへたり込んでお体休めてくださいね!どうぞ😭
そのスピードに乗って、ノリノリの役者達が舞い集う。濃い、これは濃いぞ😂
どの人も当たり前に上手いわけですよ。だからマジで目が幾つあっても足りないし、視点を変えた繰り返し鑑賞にも余裕で耐える濃厚さ。
下手をすればドタバタ喜劇化しかねないのに、松尾さんの筆はちゃんと各キャラごとに人間味を与えているし、それを演じ切る力量のある役者によって、決してそうはならない。
私は常々、笑いを生み出す創作こそが一番難しいとリスペクトしておるのですが、笑いにも色んなタイプがあり、演者のアドリブに任せ過ぎる演出は実はあまり好きではありません。
今回インタビューなどで得た一番の収穫は、松尾さんの作品ではいかにもアドリブっぽい箇所でも実はほとんど台本通りであり、役者達は繰り返し練習するのだ、という事実ですね。
ちゃんと計算して練り、狙って笑いを取りにくる。実に素晴らしい。プロとは皆かくあるべし。
②光る役者達の力量と度胸
だがしかし、その「狙った通りに笑いを取る」という事が実は一番難しい。
間宮氏が、「自分の見せ場で笑いが起きなかったらどうしよう」と珍しく事前に不安を語っていましたが、分かるよその気持ち…となりました。
あの長台詞と絶対に外せない間合いのツッコミ練習を、皆さんいったいぜんたいどんな猛練習でもってマスターなさったのか興味津々すぎるんですが!
あまりにもチャチな例えで恥ずかしいのですが、子供の頃にピアノのコンクールで猛練習した事を思い出します。同じ曲を、ひたすら何回も練習する。当然譜は全部頭に入っている。いいとこまではいく。なのに、絶対の自信など決して訪れない。不安なのでもっと練習繰り返す。すると上手くできてた筈の箇所まで、なんだかこんがらがって崩れてきちゃう…
そういう時どうしたら良いのでしょう?
解決方法は人それぞれなのできっと正解はない。けれども、一つだけ言えるのは、積み重ねた努力にはブレイクスルーの瞬間がそのうち必ず訪れる。そこまで頑張るしかないって事ですね。
私の場合には、「開き直り」を得られるまででした😂。すなわち自分の限界を知って「うち、もう十分頑張ったわーここいらで勘弁してもらわんとー」(なぜ関西弁)と自分で自分を許してあげた瞬間がブレイクスルーなんですが(ものすごくいい加減な人間でホンマすまん)
一流の役者陣ともなると、一晩寝ただけでクヨクヨなど全て忘れる超精神をお持ちだったり、逆に絶対の自信を持つまでとことんやるに決まってるじゃないですか的偉人とか、そんな人ばっか揃っていそうで怖いです😂
圧巻のパフォーマンスを見せてくれた役者さん達、それぞれが自分の壁を突破してあの板の上に立ってる人達なんだと思うと、胸が熱くなってしまうワタクシであります。凄いもん、ええもん見せてくれてホンマにありがとうやで(だからなんで関西弁)
なんか激しく礼賛の方向がズレた気がしてなりませんが、ここで私が言いたかった事は
・あの人達、みんな絶対すげー努力してる
・あの人達、みんなすげー度胸してる
の二つです。
あれだけの膨大な台詞量と場面展開の大作ですから、私が観に行った回は全て、誰かしらは台詞を噛んでた上に小道具壊したりハプニングもありましたが笑、観客をがっつり魅了していれば、んな細けぇこたぁどーでもよいんだなって、改めて学ばせてもらった気持ちです。はい。
③この座組みに招んで貰えた幸せ
これは間宮氏にとって6年ぶりの舞台です。
映像方面で思いがけないほどに知名度を得た今の彼ならば、規模・企画さえ選べば主演舞台も十分あり得たでしょう。でも、久しぶりの舞台が、この座組みであった事に心から感謝をしています。
本作は、大人計画主催公演という形こそとっていないものの、確かな人気と評価が定着している「松尾スズキと阿部サダヲ」を中心とした座組みであり、紛れもなく大人計画のカラーを正しく継承しています。従って、その目の肥えたファン層が観ることになる。
多くの方が「板の上の間宮」を初めて観る事になるでしょう。容赦ない評価にも晒される。
そこで、初心に立ち戻って大先輩たちの胸を借り、その凄さに圧倒されながら学び、単に昔の勘を取り戻すだけではなく確実に成長に繋げる、そんな姿を見せて欲しい。いや、きっと見せてくれると信じています。
出だしは上々。期待通りに
「舞台では初めて見たけど、声が良い」「あんまり期待してなかったのに、すごく舞台に向いている」
という呟きをたくさん見かけ、キモオタの私は一人フルフルと勝利の喜びに身を震わせております。
何よりも、間宮氏が楽しそうに生き生きしている。あんな上手い人達とガッツリ組めるなんて、楽しいに決まってる!だからオタクだって嬉しいの😊
阿部サダヲさんといえば、これ、と挙げる代表作を一つに絞れない程の方ですが、なぜか私は(多分ややマイナー作にあたる)『下剋上受験』が忘れられないんですよね笑。中学受験を経験した我が家では家族で楽しく観てたんですが、キップの良い軽妙な台詞回しなおとっつあん役が良くってね😆
それでいて、物凄く怖い役もやるじゃないですか…この間の『空白を満たしなさい』なんて、あまりにもサダヲさんの目が怖いから、続きが観れなかった程なんですよ!凄い人だと思います。
本作では、話に聞いていた通りの多才ぶりも披露して貰えて大満足です。日本舞踊的基礎をマスターしてるとしか思えないカッポレや、昔取った杵柄な流石のドラムパフォーマンス。ファンの皆さんも大喜びでしたね。
本作の吉田羊さんには、誰もが魅了されるしかないでしょう!
もともと、クールで知的な美貌の一方で、どこか薄幸を漂わせる色香のある方だとは思っていましたが、それが本作の役にぴたりとはまっていて素晴らしかったです。インタビューで、「自信がないあまりつい自分を差し出してしまいそうになる所はヒロインに似ているかも」と語っておられましたが、色っぽ過ぎて、私がオッサンだったら鼻血噴いてましたよ!
狂女と化す継母や、悪夢に誘う遊女など、クルクルと役を変え、その全てで迫力や凄み、更には笑いまでしっかり取っていて、マジで拍手喝采ものでした。あれは誰でもファンになります。
一番美味しい役だと思ったのは、江口のりこさんですね。誰がどう観たって、そのまんまの当て書き。彼女にしか出来ない役になっていました。飄々と、でもいちいちツッコミが的確で面白くってね。客席を大いに沸かせてました。
冒頭の物語の世界観に引き込む導入部と、物語の締めにあたるオチ、双方とも江口のりこさんが担ったんですよ?凄くないですか?
舞台度胸云々などと語る私がアホに見えてしまうであろう、流石の東京乾電池出身。個性を確立した役者さんだからこそ、逆に悲劇的に泣き崩れたりヒステリックに笑う様な役もいつか見たい気もしますが…いやいやでも、やはり唯一無二の個性とは何よりも強く尊いですよね!
吉田さん、江口さんと同じくらい実力に唸ってしまったのが笠松はるさん。
もうね、登場した初台詞からして、彼女の台本だけ音符ついてたでしょ、ってくらいの歌姫の発声なの。劇団四季ヒロインのプライドにひれ伏す!そんなお方が、なんと私の(お前のじゃない)ふんどし間宮と色っぽく絡みまくってくれる。最高か?四季ファンに間宮殺されたりしない?大丈夫?
ソロ熱唱してくれた『夜のプラットフォーム』は、ずっと耳に残ります。私なぜかあの歌知ってました。子供の頃に、懐メロ番組とかで聞いてたんでしょうかね?
登場するだけで笑いをとってしまう猿時先生は、心からズルいです😂様々に役を変えて登場し続け、大汗かきながらの大熱演には個人的にスタオベを捧げたいですね。あ、もちろん『アトムの童』も見てましたが、やだなあ、あんな卑屈な役の後に有無を言わさぬ破天荒な男を見せつけられたら、笑いが止まらんです😆連日連投のハードなこの公演で、あのご自慢の恰幅が痩せ細ってしまわないか心配しています←
猿時さんと並ぶザ・大人計画代表。村杉さんは、あたしの(だからお前のじゃない)間宮にお仕えする爺やの役。個性的な顔立ちなので、ドラマ出てくると分かる!ってなるのに、今回はすっかり好々爺に化けきってくれてたので、オペラグラス使ってもアタシの知ってるお顔に見えんかったスゴい😆
あたくし、これでもオタクの端くれとして、主従萌えにも少々嗜みがございますので、上品爺やの村杉さんが「坊っちゃま坊ちゃま」とあたしの間宮を(しつこ過ぎる私)呼ぶ度に、キュンを感じておりました。マスクの下でニタニタ笑う事をどうする事も出来ませんでした。(最早気持ち悪さを隠せない私)
全体を通して見れば、女優さんたちに花を持たせる脚本演出になっていたと感じます。底知れない男であるはずの主人公ツダマンよりも、吉田さん演じる数さんや江口さん演じるホキの方が、よっぽど底知れない人間として終わった物語だった様に思えるのです。そんな大女優に混じり、初舞台を飾った見上愛さんはプレッシャーの中、凄く頑張っていました。何役も見事にこなしていたし、間宮と体を張った絡みだってしてくれて…とても初舞台とは思えぬ活躍。あんな華奢な身体で、うちの間宮の体重を受け止めるの重かったじゃろう怖かったじゃろう。だが心底羨ましい役だとも思いました←
女たちこそむしろ不可解で底知れぬ謎や秘密を持つ存在として描いた一方で、破天荒で道徳観壊れた男たちは皆清々しいほどのクズであるにも関わらず(村杉さん以外)、そいつら全員妙に可愛いのです。松尾さん、これズルくないですかね?😂
④アタシの間宮はやはり舞台映えするわー
ほーら始まった。
さ、こっから先は、ただオタクが見苦しく劣情を炸裂させるだけだから、お仲間以外はどうかそっ閉じをお願いしますね?
記憶にあった通りの良い声だったわー。最初の一大見せ場である弟子入り脅迫シーンなんて、長台詞に圧倒されつつも、滑舌良すぎて全部綺麗に聞き取れちゃうんだもん、感激し過ぎたアタシ、自分がいきなり泣き出すかと思ってマジ怖かったわ!
ふんどし一丁で女優と絡んだりしたので、心優しい演劇ファンの方は「身体を張っていた」と、若きイケメン俳優の頑張りを温かく見守ってくれた様なのですが、
心配ご無用でござる!(←誰だよお前)
うちの間宮は、ケツを求められる事には慣れきっておりまして、なんならふんどし姿だって特大スクリーンでとっくに披露済みでございますのよオホホホホ。
本作では間宮氏はゲストなので、まず最低限のミッションとしては、座組みの色にちゃんと染まり、足を引っ張らないという事であったと思う。そこはさすがに楽々クリアしてくれた我が推し。
次いで期待に応えられたかな、と思うのは、フレッシュさ。これも、やはり初参加だった吉田羊さんらと共に好評価を得られていると感じます。
最後に、実感できて嬉しかった事。それは「劇場に新しい客層を呼びこんだ」という実績です。映像から入ったたくさんの間宮ファンの方々が、初めてチケットを取ったり、久しぶりの観劇へとアクション起こしたのを、静かに見守っておりました。きちんとマナーを守れるよう呼びかけ合ったり、資料やらインタビューやプログラムなどをしっかり買って読み込んで。本当に頭が下がるほど真摯で健気な姿勢に、私は感動しておりました🥺
「いつもより若い女性客が多い。間宮くんのファンかな」なんていう呟きと共に、凄くマナーが良かったなんて声まで読んじゃったから、もう、古参のババアは嬉しくて咽び泣きですわ。勝手な想像ではありますが、松尾スズキさんの戯曲本も妙に売れ行きが良くて関係者首を捻ってそうまである。
そして、既にご覧になったファンの皆さん、全員口を揃えて舞台での間宮の素晴らしさを語ってくださる。こんな幸せな事あるでしょうか?
きっとみんなの気持ちは届いてますよ!感動的な推し活体験までさせてくださって、本当にありがとうございます😭
さてと。いつものアホなオカンモードに戻りまして。
それにしても、むき卵みたいに綺麗なツルペカの白肌でございましたなぁ…。割と最近まで、久しぶりのオフで釣り行って真っ赤に日焼けしてた筈なのに、あの赤らみどこ消えちゃったの?
あとさ、正直言って、もっとガリ細の状態で出てくると予想してたので、そこも意表をつかれてびっくりしましたね。だって太宰なのよ?酒浸って女浸って心中未遂して肺病になって血ィ吐いてヤク中になるのよ?
ところが、本作の葉蔵さんときたら!
ものすごーく元気溌剌で笑、絶対に死にそうもない坊ちゃんになってました😂
ま、そんな彼が盛んに死にたがる、って所に笑いのツボが確かにありましたがね😆
脱いだらホソマッチョとは言えしっかり筋肉乗ってるし、人間失格ビームとか出して戦えそうな身体だったわ…なんなら、機械仕掛けロボと化した大名先生と走れメロス競歩しても勝てそうだったし、芥川とどっちが「文芸的な」心中するか競争とか、三島由紀夫と退廃デカダンス飲み比べとかさせても勝てそう。(我ながら妄想の飛躍が誇らしいレベルである)
ま、そこはですね。松尾さんの作り出したツダマンと葉蔵が、あくまで井伏と太宰に想を得ただけのオリジナルキャラであったという事なので、もし事前のインタビューなどを通じて、まんま「井伏と太宰の史実を演るんだー」という方向性に期待を膨らませてしまうと、正直肩透かしを喰らう事になるでしょう。
とても上手くエピソードがアレンジされてはいるんです。例えば、巻物の様な長さの手紙を太宰が書いたのは本当。でもそれを送った先は実は井伏じゃなくてむしろ大名にあたる選考委員の方なのよ、とかね。
ぴっちょんぽっちょん小説の元ネタは井伏の『点滴』、文芸心中の元ネタは芥川の『文芸的な、余りに文芸的な』、間宮が叫ぶ「海が見たい」はつかこうへい『熱海殺人事件』でしょう。そんな風にそのスジのマニアをクスリとさせつつ、鬼滅とかSWのライトセーバーとか有名明快なネタまで自由自在に遊びを仕込んで楽しませてくれてる。そこは本当にさすがであります。(多分私ごときではネタを半分も理解できていないな)
しかしそもそも、太宰が弟子入りした時、井伏はすでにジョン万次郎で直木賞作家でしたし、井伏が出兵している間に書いた太宰の斜陽は大ヒットして大流行作家になっちゃった、と記憶している。間違ってたらどなたかご指摘くださいませ。
だから、無冠ゆえ賞に執着してしまうツダマンとか、本当にあった体験そのまんましか書けない才能乏しい葉蔵という設定は、どちらも極めてオリジナル度の高い設定であり、逆にそこを意地悪く深読みしてしまいたい私がいます笑
本当に、間宮に可愛くって面白い役をやらせて下さって感謝しかないのですが、欲深いオタクは、つい次なる野望を抱いてしまったり致します。
松尾さんは間宮氏の起用にあたり、朝ドラ半分青いで見た印象のままに、「濃いキャラだけど残念な坊っちゃん」として役を作ってくれた気がします。インタビューからの想像ですが。
それは確かに間宮氏の持ち芸の一つで間違ってないんですが(←オイコラ)、舞台で彼に落ちた不肖いちファンである私が思いますに、彼の舞台での真の魅力はそちらにあらず。実は「覇気と凛々しさ」にあるのです。
もし次に機会あらば、是非そんなキャラで彼をお試しください。期待しています!
⑤松尾さんは「上質なパロディ」を知っている
こんな事、偉そうに語るのを許してもらえるだろうか。なんか怖いな。けど書いちゃう。
王道の手法だと思うのですが、ツダマンというキャラには、松尾さん自身の投影を強く感じます。もちろんサダヲさんのエッセンスだって盛り盛りなんでしょうが、でも盟友が演じるからこそ投影が強化されてるってのもあるんじゃないでしょうか?
色んな笑いの手法やスタンスがある中で、昔から上質な笑いとして定義され評価されているものは実は変わっていないはずです。それは、ギャグよりもパロディの方が上質という価値観です。
理由ははっきりしていて、上質なパロディとは、描く対象の知識を作り手と観客が共有しているという教養的大前提があり、その上で批評を笑いに転化して行う技巧だからです。つまり狙いは何かへの批評にあるのに、表面上はそうとあからさまに感じさせずに笑えるエンタメとして見せるってわけです。
なぜ急にこんな事を書いているかというと、私がツダマンのキャラ設定や台詞の多くに、松尾さんが散りばめて隠したかもしれないメッセージを、勝手に深読みしようとしているからなのです。
戦争に役に立たない文人
我々は文化人だ。文化は人生の質を高めるのに必要だ
ツダマンはノンポリなのに
現代の道徳観では到底許されない作家の乱倫ぶり
性への執着と生への執着の相似
検閲
賞への渇望
落選の絶望
弟子への焦りや嫉妬
さんざん大笑いさせられた後で、ついね、ふっと心に浮かんでしまうのですよ。
「コロナのギスギスした風潮の中で、お芝居とか音楽が命を守るためには不要不急と問われた事あったっけな」
「元々は自由な表現を訴え謳歌して見せていた事こそが演劇や芸術だった筈なのに、あのポリコレっていうのはいったいなんなんだ?性を描かなくてどうやって生を描くんだよ」
「無頼が持て囃された時代は確かにあったのに、コンプライアンスって世の中すっかり変わったねー。現行法で過去を裁く遡及法とか本来ダメじゃんね。口が裂けても言えない風潮だけど」
などなど。などなど。
あと、これは完全に蛇足だし、正しく壮大なパロディを作ってくれた松尾さんの意気に反する不粋な邪推でしかないんですけど。
「間宮に、弟子分にあたるクドカンさんとの関係について語ったのはどういう意図からだったんだろう」
「ご自身が芥川賞の候補になって、結局受賞はしなかったという経験をどう受け止めているんだろう」
ここら辺は、私は何かを想像するほど事情に明るくない。誰か何となく察した詳しい方がいたらこっそり教えて欲しいくらいです。
色々書いては見たけれど、でも私は、松尾さんが一番伝えたかった事はコレ↓だと思うんだな。
「青筋立てて罵ったり、正論ぶって批評するなんざ、芸のないやつがする事よ!」
素人の邪推。どうでしょう?
もしそうだとしたら、私はそのご意見に全面的に賛同できます😆
以上、つらつらと勝手な事ばかり書き連ねてしまいましたが、最後に。
これは本気で見応えだらけの大作なので、観劇を諦めていた方には、是非WOWOWの放送の機会をお見逃しなく!
ものすごい熱量で産み出されている本公演が、どうか無事最後まで完走できますように。心から応援・祈っております。