バジリスク(コミック)せがわまさき
かの偉大なる山田風太郎原作の忍法十番勝負ものをを忠実にコミック化。
なんだかワケの分からぬ理由で、伊賀と甲賀の選ばれた10名がひたすら殺し合う。しかし、それぞれの若長の男女は深く愛し合っていたのであった・・・。
むはーなんてベタなんだ。だがそれがいい。疲れている時は、こんくらいかっとばさないとね!!
絵は好みが分かれるかもしれませんね。濃いよ~。まつげで人殺せそうな勢いだよう。でもアクションはカッコいいです!
私 「ところでタイトルの”バジリスク”って何ぞな?」
娘即答 「見るだけで人を殺す力を持った怪物です。たしかギリシャ語だったと思う。」
さ、さすがリアル中2病は手強いね・・・。つか、そんなことに脳みそのメモリ使ってるから、中間テストとかが壊滅・・・ぶつぶつ。
山田風太郎「甲賀忍法帖」は1958年の作品。
私が幼少期に洗礼を受けた横山光輝「伊賀の影丸」は1961年の作。
むろんどちらの時代も、私、まだ生まれてもいません・・・・。つか、うちの両親が出会ってすらおりませんがな。
ふうむ。やはり忍者アクションものというのは天才山田風太郎が始めた路線を、コミックでは(白土三平経由で)横山御大によって、ほぼ今の形に形作られたジャンルみたいですな。
「一人の天才が多くの追従者を生む」とは、われらが銀河英雄伝説に出てくる名フレーズですが、決定版という形式をもつに至った娯楽とは、時代を経ても色あせない魅力というものがあるもんでございます。
あくまでも私個人が読んだ範囲ではありますが、このジャンルで最も完成された小説は、司馬遼太郎の「梟の城」であると思います。あれに出てくる主人公とその敵方?のヒロイン小萩は、子供の頃の私が、男女の理想の関係として、うっかり心に刻んでしまったものの一つです笑。
図書館戦争(DVD)実写版
岡田くん主演じゃなかったら観なかった。岡田くんは私がジャニーズで唯一認める素敵くん。
予想通り、堂上教官がダイハード化してたり、敵方が謎の凶悪集団になってて、しまいには郁が人殺し?までしてたけど、岡田くんがかっこいいから全て許す。
小牧役の田中圭さんも、舞台銀河英雄伝説ヤン役のソフトな声にやられてしまっていたので、最初からこの作品の配役はいけると確信してた。
配役のアタリは期待以上で、手塚役もイケメンだし、郁ちゃんカワイイし、何より栗山千明様の超絶美人ぶりに説得力ありまくり。
レンタル解禁になって早々に借りてくるや、はぁはぁしながら再生開始。
「うちのパパってさ、黙ってさえいたら岡田くんにも似てると思わない?」とか錯乱して娘に語りかけたけど、娘は隣でケータイいじりながら「うちのママがきもいです」とかツイッタで呟いてやがった・・・。
ていうかさ、チビの攻め男というキャラは、いったいいつからの流行りなのですか?何をルーツとしているのですか?ハガレンのエド以前にいましたか?嫌いじゃないです。だから誰かおばさんに教えてください笑。