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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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●舞台銀河英雄伝説 激突前夜 感想

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街路樹の紅葉も美しい、ここは有楽町の某美術館内にあるお洒落カフェー。
銀舞台観戦の先輩でもありヲタ小説書きの戦友でもある某所様と、例によってランチ。腹が減っては戦はできませんからのう。
多分今のわたくしたちって遠目には落ち着いた有閑マダムにしか見えないはずよ。でもね、会話の中身はこんな風・・・↓

「という訳で、あんな若くして年金暮らしが可能な、自由惑星同盟の年金制度とはいったいどうなっているのか、とそこが謎なわけですよ。」
「ふむふむ。実はグリーンヒル父が死ぬ前に全財産をこっそり娘名義に書き換えていた説はいかがでしょうか。おぬしもワルよのうグリーンヒル。」
「いやいや、田中さんもお若いお若い」

おほほ。なんてヒマでおバカなのかしら~。あたくしたち、イカれちまった主婦ざます~。

さてと、激突前夜です。
いやー最高でしたよ。初陣よりも、ヅカ銀よりも、私は本日のコレが一番気に入りました。
私にとっては、河村ヤンと貴水オベを生で見るの今回が初めてなんですからっ。期待するなという方が無理でしょ。
しかも、某所様にゲットいただいた席が、すんごい前の方のほぼ真ん中で、やばいぜこれ鼻血でるぜレベルでしてね。多分もうあそこに座れただけで、10年分の幸運を使い果たしてしまったと思いますが悔いはありません。

開場前に既に長い行列ができてまして、会場内でもグッズ売り場にえらく長い行列ができとりました。
でも、別に何か限定グッズがあった様子でもないし、何ゆえにあんなに混雑していたのかナゾでしたわ。

パンフレット手に入れてウキウキ歩いてたら、同盟制服に身を包んだスタッフの皆さんが、お話の背景説明をなさってててちょっとした人だかりに。「ところが、ラインハルトに倒される前に皇帝は心臓の病気で死んでしまうんですねっ」とか明るく語る声が聞こえてきましたが、へえそうだったのへえーとか軽く流して通り過ぎる私は、すれちまった原作ファンなんですごめんお。

ああいう説明需要があるという事自体、観客の結構な数が役者に付いたファンであって原作ファンとは限らないということを物語っており興味深かったです。みなさんコレをきっかけに原作読んでみてねお願いね。あ、二次創作までは別に読まなくていいよ濃いから。

いやーそれにしても河村ヤン。評判通りでした。なにあれまるきりヤンじゃん。憑依しとる憑依。役者としても、十二分に上手いです。早口の台詞なんかも、ちゃんとこなした上で笑いもとってる。あっぱれでありましょう。

安定の若きレジェンド間宮くんが、女々しいハルトも尖ったハルトもどっちの場面も演じ分けてて、陛下ファンの私感激。もう成仏してもいい。あれでまだハタチだからねー。こわいねー。カワイーとか歓声浴びせてるオバ様がたの息子の年齢だよ。おっかねえぜ。

ヒルダさんも、ちょっと可愛げのないクールで知的な女のイメージにばっちり合っていたと思います。可愛い路線のフレデリカキャラとの対比も面白かったし。
お笑い場面を全部もっていったマシュンゴとか、お約束のファイト一発ネタをかましてくれるメルカッツとか、本当にどのキャラも生き生きしていて、印象に残った役者さんを挙げ出したらキリがない。

そうそう、女千人は斬ってそうな超イケメンシェーンコップも忘れちゃいけません。ストップモーション演出のアクションシーンのカッコよさ。やめてください妊娠してしまいます。
他にもひと目見ただけでワルと分かる西岡ルビンスキー、コンビ組んでたケッセルリンクもゲイくささ満載で見事なる曲者感を体現なさっておられましたし(え?もしかしてアレが地なの?)、そうそう娘役かと見紛う可愛らしきミカシュンミュラーも必見ですな。(いや、こちらはキノコヅラのフレーゲルの方こそ必見であったかもしれぬのだが)

で、だ。やはり特筆すべき方はこの方→貴水オベ
最初はね、用心してたんですよ。パンフとかポスターとかで見かけたこの方のビジュアルが余りにもカッコよすぎて、「こ、こんなイケメンすぎの、陛下より美男なオベなんてオベ様じゃないやい!」という気分でしてね。
ところがどうです?登場した美男オベ、無表情で陰鬱な顔つき。台詞に奇妙な爬虫類感を漂わせていて見事にオベ。オベしとるよ!
カッコ良過ぎるのはどうしたって隠せてないが、あれならば、「犬しかお友達いないのです」とか語り始めてヒルダたんとどういうわけか心通わせちゃったりしてたけど、ええ許します。許しますとも。
あのキャラをすっかり気に入ってしまった私は、例によって家に帰ってきてから娘に熱く語りつつ、「御意」と呟きつつ一礼するアレをなんとか再現しようと努めましたが、私がやるとただ腹が痛くて手をあてている人にしかなりませぬ。無念でござりまする。

初日だった本日は、最後に河村さんのアコースティックライブがありました。
正直に申し上げまして、私はビジュアル系バンドなどというオシャレアイテムとは無縁の人生を送ってきておりますので、初めてお歌を拝聴した次第。
しかし、そんな私でもさすがに存じているヒット曲を聴いて、おお~っと。
「やだ、本当にこの人ってばルナシーなのね」とか思っちゃいました。(←ばかだろお前) さっきまでヤンだった人がルナシー・・・。なんて不思議な気分でしょう。
夢心地で帰路につきました。今でもちょっとふわふわの夢気分が続いてます。本当に楽しかったありがとう。

しかし、今回の演出を見て、要するにアニメ版を舞台化しているのだということがよっく分かりました。
実は私アニメ版の方は数少ないライヒルシーンをつまみ食いしただけで、ほとんど全く見ていないんです。
今回の舞台で、凝ったCGで演出されたあれこれが、アニメ版ではどのように描かれていたのかが非常に気になり始めました。
まあとんでもなく長い作品ですんで、仕事が一段落した頃を狙ってこつこつと鑑賞してみようと思います。

個人的には、噂に聞こえてきた以下3場面が、冗談でなく本当に存在している場面なのかどうかを確かめるためだけにも、絶対に観ねばならんと感じておるのですわ。

①ラインハルト様が真剣白刃とりをやるって聞いたんですがマジですか
②ロイエンタールがシェーンコップと戦うときに忍者のようにバク転するって聞いたんですがマジですか
③ケスラーがロリな幼馴染に「お兄様~」とか呼ばれてキャッキャうふふするって聞いたんですがマジですか

・・・・いやあ、銀河英雄伝説って本当に奥深くて面白いですねっ。
まだ鑑賞されていない皆様へ。ぜひお楽しみください。

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