●ふたつのスピカ
2009年 間宮祥太朗16才なりたて年齢の割りに、出演ドラマ数が多い間宮氏ですが、NHK作品はほぼありません。
モブとして出演したデビュー翌年のこの作品と、同年にもう一つあるっきりで寂しい限り。
なぜ私が「寂しい」と言ったかは、ドラマにうるさいタイプの方ならきっと分かって下さると思います。
素人目に見てさえ、あからさまに作りの丁寧さ、予算などが民放とは違うんですよ…。
「弱くても勝てます」を視聴していた時、裏でNHKが「ロング・グッドバイ」 を放映していましたが、私はそちらも録画して見ました。
そして、スタッフ・美術、余りのお金のかけ方の違いに、幾度ため息をつかされたことか…泣。
視聴率は、お話にならないほど弱かての方が高かったのですが、それもまた腹が立つ笑。
21歳の間宮閣下は、年齢的に学園ドラマの卒業を目指す頃が近づいていますし、ご本人もアイドル型俳優を志向しているとは思えません。
(つーか、彼にアイドル行動・アイドルスマイルは無理!笑。学ランも、30才になっても似合う人いますが、間宮氏はそういうタイプではないよね?)
そろそろ大人をターゲットとした地味でも落ち着いたドラマへ挑戦してみるのもいいのでは?
その時には、じっくりと重厚な演技を試されるNHKドラマを、ぜひ。
とくに侍・軍人方面よろしく!!(←個人的趣味が炸裂)
さてと。
そんな事を思わず冒頭から呟きたくなるほどに、この作品は良質な青春ドラマでした。
マンガ原作のドラマ化は同じなのに、なぜこうも出来が違うのか。
キャラと話題性のみに頼らず、本作の丁寧な作りをぜひ他も見習って欲しいよー涙。
間宮氏は完全なるモブですので、映りこんでるのを必死で探す羽目になります笑。
アップになる登場シーンはほぼ無く、台詞は2~3箇所。
エリート女子を一生懸命口説こうとしてたりするのがちょっとだけ笑えます。
勿論全く相手にされてません。しかも相手は意地悪役に定評のある 足立梨花さんなのがまた可笑しい。スクティにも山田魔女にも登場してた彼女、完全にお顔と名前を覚えてしまいました笑。
他にも、私にとっては以下のようなお楽しみポイントがいくつもありました。(マニアだからさーwww)
1)主題歌がORANGE RANGE 『瞳の先に』
ご存知の方も多いでしょう。この曲のPVに若き間宮氏が出演してることは有名。
しかも、事務所先輩ぴろし(矢崎広)もご一緒とあっては、そのスジの人にとってはチェックせずにはいられない作品ですw。
「ふたつのスピカ」での間宮氏ビジュアルは、完全にこの「瞳の先に」と合致。
前髪が異常にうざい。鬼太郎かよ、と罵りたくなるアレですよアレ笑。
毛量多いんだから自重しろ。魍魎になっとるぞ。
2)主人公が桜庭ななみ
はい。そうなんです。
きっとまだ観てないの私くらいでしょうねー。皆様ご存知「ミス・パイロット」で間宮くんの彼女役だった方です。
振られモブ男が、4年後にヒロインに惚れられる役もらえるなんて、出世したわねー間宮くん笑。
3)大東駿介くんがいるではないの
先日観て感想まで書いた、小栗舞台「カッコーの巣の上で」での演技が印象に残っていた俳優さん。
ヒロインに片思いの、純で可愛いメガネ君やってます。
芝居はこの頃から実に達者で、さすがー。
4)向井理さんをちょっと見直した
先日チェックしたスクラップ・ティーチャーでは「もしや大根」疑惑を抱きましたが、本作ではちょっと見直すことができました。良かった良かった笑。
正直すごく上手い見せ場があったわけでは無いのですが、何せフツーの顔して立っているだけで王子様だから笑。
それに、本作ではメインどころにもっとすごいビジュアル系大根がいたので、比較したら十分にいけてましたわー。
大東くーん、背後霊がいるよ!!