半分青いがとうとう完結👏
最終回まで見届けた朝ドラは、「あさが来た」以来でありましたよ。
涼ちゃんが退場した後も視聴は継続。
しかし賛否両論熱く燃え盛っていたため、コメントの類いからは少し距離を置きました。ただ平常心で間宮氏再登場を見守りたかったのです。
先ずはその後の涼ちゃんを。
スズメの流転ぶりはまとめるの難しそうだから、完全涼ちゃん視点でなりきるとこんな感じに。
①僕は監督になった
僕は祥平さんと別れられなかった…断じてお金が無かったからとかじゃない。映画の世界が僕を呼ぶんだ!!
🐶「かんちゃん、これ好きだったなぁ…」
大判焼きモグモグしながら呟いてみる。僕はまた天涯孤独の一人ぼっちなの。ショボーン。
…試写会の準備進めなきゃ。
一方その頃かんちゃんは、パパの絵を描いたりして慕ってくれてる様子だったらしい。
可愛い過ぎるよかんちゃん!飛んでって抱きしめたいっ!低い低いしたいっ
だけど…僕はもう決めたんだ!映画王に俺はなる!
恋花火がロングランヒットで嬉しい。
新聞の写真で変なポーズとらされた。緊張して料理の鉄人みたくなっちゃったよー。スズメちゃん、かんちゃん見てくれるかなあ。
因みに、映画監督って映画ヒットしても別に儲からないです…(哀愁)(カメラを止めるな!も泣きそうになりながら見たよ!)
でも、僕なりに「スズメの涙」の養育費は送ってる。
②スズメちゃんと再会
幼馴染の律くんとそよ風扇風機を発明するって聞いたけど、何がどうなっちゃってるんだろう。
東京にいておばさん達がかんちゃん預かってても、僕はまだ会わせてもらえない。ショボーン
そこへ、扇風機の宣伝映像を安く撮って欲しいとスズメちゃんが頼んで来た。
🐶「僕はスズメちゃんとまた会えるだけで嬉しい」
そして再会の日、
いきなりのスライディング土下座🙇♂️🙇♂️🙇♂️頑張ったよ!登場シーンのインパクトって大事ですよプロですから!
🐶「本当に酷い事をした。スズメちゃんにはお詫びと感謝の気持ちしかない。僕が出来る事は何でもやりたい」
(まじで離婚訴訟もせず別れてくれてありがとうございました。君は天使。先輩の監督に女優の奥さんと別れる時の地獄を聞かされて泣きそうになっちゃったもん)
だけどスズメちゃんのお返事は
🐤「涼ちゃん、売れて良かったね」
許してくれた?のだろうか?
び、微妙過ぎるっ
とにかく気持ちだけは伝えられた。映像制作は心を込めてやらせていただきますっ。
🐶「あ、スズメちゃん…大変申し訳ないんだけど…僕のギャラはいいけど、スタッフ実費だけは頂けないだろうか…」
(映画監督はいつだってお金がありません…すみませんっ)
③律くん初めまして
🐶「へえ。本当に学校がオフィスになってるー」
面白い絵が撮れそうだ。ワクワクしてきた。あ、カメラさん、そこアングル変えてみましょうか。
🐤「こちらが💁♀️…」
あ、スパロウリズムの名付け親のビジネスパートナー萩尾律さん初めまして。
わー微笑み返してくれた。見るからに頭良さそうで安心したっ。
あれ?スズメちゃんが「昔好きだった人は他の人と結婚してしまった」って言ってた、もしかしてあの彼?で、あれ?ずっと二人は幼馴染で、あれ?彼も離婚しちゃってるんだろうか?あれあれ?
なんだか深く考えたら傷つく気がしてきましたショボーン
だけど僕は空気を読めないことには自信がありますキリッ
④かんちゃん、ようやく!
大地震で、すっかり業界は萎縮。自分たちに出来ることは何だろうって皆凄く悩んでる。
かんちゃんが僕に会いたいって来てくれた!きっと震災のせいで不安なんだろう。
🐶「ごめんね、長く会えなくてごめんね」
本当に、あの時、何でこんな可愛い子と別れなきゃて思い込んでしまったんだ…
こんな時だからこそ家族は一緒になって支え合うべきだ。よし!
🐶「スズメちゃん、僕たちやり直さないか?」
その瞬間は、僕はいつだって本気です!
⑤そして僕はまた一人ぼっち
🐤「涼ちゃん、それは、もう…」
ダメですか。そうですか。とっても名案だと思ったんですが残念です。
「もう」って事は、あの彼と新しい家族になるのかもしれないなあ…
そうすると、僕が出来る事ってもうこれしかなくて。
🐶「スズメちゃんをよろしくお願いします。僕は、もう(一緒に)いられないので。はっきり断られました。」
マジでよろしくお願いします。
僕が不甲斐なくてボンクラとかダメンズとか当て馬とか種馬とか悪口言われてたの知ってます。だから頑張って精一杯キリッとして再登場してみました。せめてスタリオンとか呼んでもらえたら嬉しいな(英語にしただけで意味同じですけど)
雨に唄えばと出会って踊り
ロミオとジュリエットみたいに恋に落ち
クレイマークレイマーの様に別れ泣き
火宅の人やって父帰るを夢見たれどそれももう終わりさ
僕はカサブランカのボギーみたいに君を見送るよ
ラララ〜♬
あ、かんちゃんとは、また会いたいです。そこんとこひとつよろしくお願いします!皆さんさようなら!
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涼ちゃんて、私の目にはこんな感じで映っておりまして。愛さずにはいられないしょうもない男の子でした。
皆さん、半年も見続けてきたらそれぞれ吐き出したい思いが溜まってるの無理もないです。
けどこの作品は、凄く「理より感性」寄りなので、深い議論には向かなくて、賛だろうが否だろうが陳腐に空転しがち。
余りにも荒れてるタグを眺めながら、私は何度も思いました。
「皆さん、そのエネルギーで二次創作書いてみません?」
納得いかなくて頭に来た箇所は、こうあって欲しかったという物語書くのです!
とにかく夢中の萌えを感じたら、その礼賛を輝く絵にするのです!
私は、かつてコレを出来心でうっかり実践してみた結果、
「自分が本当に求めている物語はどういうものなのか、そしてそれは何故なのか」
の答えを見つける事になりました。
限りなく心理学療法に近い、自己分析の得難い経験でした。だから本気で人に勧める。
まあそんな戯言は置いておいて。
私個人の本音としては、途中までしか楽しめなかったです。
この物語には、二本の大軸があって、
1)耳の障害を持つ女の子スズメの、発想力アイディアで生き抜いていく成功物語
2)素敵な幼馴染の律と運命的に結ばれ公私ともにパートナーとなっていく恋物語
私がより大きな期待を寄せていたのは1)の要素の方であり、2)の方は幼馴染設定のマンガに萌えた事が一度もない私にはイマイチ興味薄く。
だから、漫画家編と映画監督ゴタゴタで見せてくれた、創作を仕事とする事の赤裸々さには強く惹かれ、これこそが脚本家が本作で一番描きたかった事では?とすら感じていたのです。
けれどその後、閃きや創意のエピソードは貧弱になって行き、
代わりにどんどん2)の要素が前面に押し出され、「あ、やっぱり北川さんはラブストーリーが書きたかったんだ」と納得するしかない展開に。
私が求めていたものとは違ってしまったものはしょうがない。
出来れば、スズメなりの成長や成功を分かりやすく果たした上で、律とは対等なパートナーシップを築いて欲しかったのですが。
また律についても、
「俺はスズメをずっと待っていた。守っていく」
と、スズメのために生きる存在で終わってしまった事は物凄く残念で。
そもそも優柔不断なキャラとはされていましたがこちらも何も成長せず、まず先に会社を辞めてしまってから何を作るか考え始めた本末転倒ぶりあたりから、男としても社会人としても魅力が褪せて見えました。せっかく!中身が!佐藤健様だというのに!!なんて事!
半年間の長丁場、堪能しました。
ありがとうございました。