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Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
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【俺の話は長い4話感想】大型ワンコでウル目の間宮でした

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4話その8エピソードにゲストとして登場。
「バーニャカウダと犬の散歩」の巻

感想というかw
可愛かった大型犬間宮を置いときます。

このドラマ、放映開始前は正直言って余り期待が高い方ではなかったんです😂
「屁理屈こねるニート?」
「2話ずつ構成のホームドラマ?」
🤔🤔🤔…(凄ぇイラつきそうwww)

でも、それを良い方向で裏切ってくれた良作と感じてます。だから間宮氏ゲスト参加が発表された時は嬉しかったですねえ。

本作は、現代版サザエさんとも寅さんとも言われている様ですが、すごく納得。
テレビがお茶の間の中心で家族みんなで視聴するものではもはやない時代に、どういう形ならホームドラマが成立するか、それに果敢に挑もうという姿勢が何より良い。

そして会話劇の面白さ!ニートの主人公だけでなく姉ちゃんの小池さんも、口ばっか達者なキャラあるあるで思わずニヤリとさせられてしまう。

実際問題として、もしあのニートが我が家にいたら、私は叩き出しますけどねwww
(だってあの中で自分に一番近いキャラは間違いなく小池姉さんなんだもん。「お勉強は貴女の人生の選択肢を広げるの」ワタシ凄く言いそう、むしろ言ったかも、な母…)
ただ、生田さんが屁理屈ながらも時々ずばりと本質を突く事言うために、
「畜生。面白いじゃねえか」
となっております😁

さてと。では間宮氏置いておきましょう。

まるで缶コーヒーのCMみたいに登場したよ



スーツに羽織った作業着ジャンパー?がいい感じで下町のしがないサラリーマン感を漂わせております。
うちらの推しは、何着せても似合っちゃってホントごめんなさいねえwww(間宮オタクによるよく分からない勝利宣言)


初対面なのにやたら人懐っこくガッチリ握手🤝の調子良さ暑苦しさ。お任せ下さい得意分野です。
さあ、ニートをこっちのペースに巻き込むはずが…




逆にスーパー屁理屈で、完全に相手のペース

「働きたくないという人間の意志は尊重されるべきではないのか?強いるのは理不尽ではないのか?」

そ、そうかも…私もそんな気がしてきた…w
それが可能なんだったら、それで良いのかも…(揺らぐバブル世代の価値観)

反論の余地なくウル目半ベソになる間宮氏、完全に大型犬。はい、これも得意分野です(2回目)




「僕も、仕事辞めます!」
素直と言うか、簡単に洗脳されすぎでしょ笑

でも、ここで、主人公がちゃんと冗談だぞと言を翻し、他人の人生を壊しちゃわなかったとこが良いですね。単に言い負かして傲るだけのニートではありません。温かさも救いも、ギリな良識だけれども笑ちゃんとある。

泣き潰れた間宮氏、復活して、またお仕事頑張るそうですよ。





良き下町のパパになってね〜。









映画感想【殺さない彼と死なない彼女】泣いてしまったが泣くための映画じゃないんです

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私は泣いてしまいました。
けれども、これは泣くための映画ではありません。
未来の話をしましょう。
そういう映画なんです。



できれば事前ネタバレ無しで観て欲しい作品です。(なので本ブログでもそこは敢えて書かない)
もっとも、原作ありなので難しいかも…

しかし原作ファンにも納得の評価を得ている様ですし、何より結末を知ってしまった人による「複数回観て、むしろ初回には泣かなかったところまで泣いている」という感想もありましたので、とにかく先入観無しで観て欲しいです。



①「語彙力の無い」キャラたちによる台詞の現代性

愛らしい原作絵からは想像もつかない設定を背負うキャラたちです。リストカットやネグレクト親、未成熟で傷つけ合う性…うーん、、、重い。
間宮氏主演でなかったら正直観ていなかっただろうなあというのが偽らざる本音。


しかしながら、それらはサラッと触れられたり匂わされるだけで。
若者たちの閉塞感や、「生きづらさ」を訴える人の共感を無理に煽るような過度な押し付けがましさがまるでありませんでした。むしろ途中までクスクス笑いばかり。コミカルな会話劇がかなり楽しいです。


これを乙女チックな感傷だけの世界観と批判も可能でしょうが、私はそうは思いません。むしろそれこそがこの作品の肝であるぞ、と。


そういった「引き算」の脚本演出のうまさによって、キャラたちが発する語彙力の無い台詞が持つ意味や効果を、最大限引き出す事に成功していると感じたからです。

「殺すぞ」「死ね」「死にたい」
「可愛い」「大好き」「好きじゃない」


これらの拙い言葉が
SNSでよく見かける憎しみや怒りをやたら饒舌に、しかも大声で語る自称「弱者」や「悩める人」にはない、
本当にいそうな「声を出せない人」「言葉にするのが下手な人」が発する言葉としてのリアリティーを感じさせてくれたのです。


メッセージ色全開の説教臭い描き方では、決して彼らの言葉に共感など感じなかったことでしょう。

言葉にするのが苦手で「いいね!」を押すので精一杯、という不器用な現代人にとって、背中を押してくれるというより、そっと見守り寄り添ってくれる様なスタンスこそが温かいんですよね。

この作品は、そんな優しさで満ちています。




②光の魔法にかかった世界

監督が自然光での撮影にこだわり、照明部が存在しない映画です。
その独自の映像表現と効果だけでも、この作品には一見以上の価値があります。
手放しで激賞してしまっていますが、いや〜本当に素晴らしい美しさです。





俳優全員ナイスキャスティングではまってるんですが、
柔らかな光で彼らを包みこむ事で、スポットライトでは見えなかったであろう彼ら自身の放つ光が可視化されたかの様。

この結果、彼らが生きているのが光輝く眩しい青春のど真ん中と言うよりは、木漏れ日であったり陽だまりだったり夕ざしだったりする、そんなホッコリした映像世界が作られました。
彼らの不器用でマンガチックな台詞との相性もばっちり。なんとも愛らしく不思議な相乗効果を生んでいます。

そして、その独特な雰囲気もそのままに、夢の中更には記憶の中の世界へと繋がれていった時、真にその光の淡さが秘めていた切なさを知る事になる。

もう…泣かせないでください…余韻が凄いです。



③輝いたキャストたち

映画化にあたって付け加えられた命名など独自設定の数々が、どれも原作キャラを壊しておらず、監督の誠実さとお茶目なユーモアを感じます。



前述した通り、メインキャラみんな愛らしく魅力ありました。強いて挙げるなら。

桜井さんが奇跡的なハマりぶりです。
ぶっきらぼうで抑揚のない男の子っぽい台詞回しや、言葉にできないままダーって走って行ったり来たりという動物的な可愛らしさが凄く良かったです。狭い範囲ではありますが、私がこれまで見かけた中で彼女のベストアクトです👏


そして、ゆうたろう君。
月9ドラマなどでも見かけるものの、役者としては未知数だと思っていました。
しかし本作では、撫子ちゃんの永遠に見ていられる可愛い過ぎる告白攻撃(間宮談)をクールにかわして独特の存在感を発揮してました。これからが楽しみです。


我らが間宮氏は、もうね、ただひたすらに美しい…


前髪から。伏せた睫毛から。開けた白シャツの襟元から。内からなんかよく分からない光を放ってた…私が30歳若かったら間違いなく恋に落ちていたよwww
ホットギミックで繊細で儚い魅力を引き出して貰ったと感じたんですが、本作での間宮氏は、より自然体のまま切ない役どころをさらりと演じきっています。


演技に関しては、正直もう出来て当たり前のポジションに来たと思ってますが、主演として力み過ぎる事もなく存分に役割を果たせたのではないでしょうか。(ピン留め遠投や、校門乗り越え場面などアドリブ演技も多く採用されたとの事。)


長回しも多用な上に、自然光にこだわる為に陽射し待ちという事も多い「時間の使い方が贅沢で幸せな現場だった」とインタビューで答えていましたね。



TVドラマの仕事が続いており、ベテラン仕事人として頼られる存在になったんだなあという嬉しさもある昨今の間宮氏ですが、そんな贅沢な時間を許し、彼のポテンシャルをもっと発揮できる様な映画にももっと出演して欲しいと、つい強欲に願ってしまいます。


【俺の話は長い7話_感想】おっと間宮くん再登場

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7話 其の十四エピソード「カレーライスと実家」に唐突に再登場!

割と楽しみに見てる番組なんで嬉しい😊
ちょっとだったので記録だけ


金持ちバツイチ美女と暮らし始めた主人公満君は、あまりの居心地の良さに絶好調。






そこへ、敢えて戦わない(働かない)ライオンとしての生き様を、いたく尊敬してしまった渡利くん再登場です。


「無職なのに彼女出来るって凄いっす!」
相変わらずナチュラルに無礼な事言ってるんですがw



しかし傍若無人さでは満の方がはるかに格上なんで、実に素直に渡利の尊敬の眼差しを受け止めて、うそぶく満です。

「王族に飼われる第三のライオンとしての生き方もアリかと思い始めた」


何言ってんだコイツwww

しかし、このニートの天才を尊敬してしまっている渡利は心底痺れた様に
「カッケーッッ!」


何言ってんだコイツ×2笑い泣き

まー実際、自分が社畜やってると、何にも縛られていない(様に見える)存在が羨ましくてかっこよく見える事ってありますけどね。


間宮の登場はこれだけでしたが、一応気になるその後を。

「もうずっとこのまま彼女の為に生きる男でいようか」
とか思い始めた満でしたが、その決意を彼女に伝えたところ、大失恋してしまいます。
「それってヒモじゃん。私は自分のやりたい事を真剣に探そうとする姿勢を好きになったのに」

で、結局実家に舞い戻り、お袋のカレーライス食うことになりましたとさ。
次週、義理兄のヤスケンさんとニートブラザーズ、という予告につい吹き出してしまいました笑

適性がある事(=料理や掃除)があったとしても、それとやりたい事が一致するとは限らない。まして、社会やパートナーに必要とされる事とはもっと食い違う。
それが現実ですよね。しかも、満くんの場合は、やりたい事自体が定まっている訳でもなく、モラトリアムこそが現住所なんで…

このテーマ、深堀りすればするほど「答えなんて無い」と個人的には思ってます。

男性だから新鮮味のあるコメディーとして成り立ってますけど、女性を主人公にしたモラトリアムドラマなんてむしろ掃いて捨てる程ありますからね。働く事に疑問や疲れを覚えたアラサー女性が愛する人の妻となって全て解決、みたいな。

それが“許される状況で本人が幸せならば”それで良いじゃん、てのは多分間違いなく一つの正解なんですよ。
ただ、現実問題経済的に自立できていない人は、本人が幸せを感じてなかったり、さもなくば社会的経済的に許されない状況ってのが実に多い。

しかも、(これは一部のフェミ的志向の女性には異論があるでしょうが)、社会的に一方的な枠にはめられて強いストレスに晒されているのは、女性よりもむしろ男性の方が酷かったりする。

だからこのドラマ面白いんですよ、きっと。

【俺の話は長い_最終回感想】未来あるニートに乾杯

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最終回10話の2つのエピソード。どちらにも間宮氏登場あり。一応記録!

其の十九「すき焼きと引越し」

姉家族が仮初の実家暮らしを終えて、いよいよ引っ越し。
過ぎ去ってみれば、大勢でわちゃわちゃと暮らした日々もあっという間で。


斜に構えてジビエな送別会にも顔を出さないミツルを、からかう渡利くん
「ライオンが肉嫌いとか、ありえないっしょ!」



転がり込んで来た時に色々抱え込んでいた姉家族が、ミツルのおかげ?wもあって、家族の絆が深まる前向きな変化を経て引越して行きました。


其の二十「コーヒーとマラソン」

母と二人きりで食卓挟む生活が戻って来ましたが、絵的にも賑やかだった時との対比がなんだか寂しい。
ミツル自身も、自分の中で確実に何かが変化した事を自覚し始め、何とお仕事の面接受ける気になった!6年ぶり!ようやくです!www

ニート暮らしを見守ってきた仲間達の台詞が良い。
「面接受かっても受からなくても、今までと変わらず店に来てくれたら嬉しい」




なんだかんだ、癖の強すぎるあのニート君を好きなんだなぁって伝わってくる会話でしたね。

そんな温かなみんなに見守られながら、下町から川向こうの大都会トウキョーへとスーツ姿のミツルが歩いて行きます。



私も同じく川を挟んだ下町暮らしですので、この光景に漂う空気感まで理解出来てしまいます。
BGMが、ちょっとへっぽこな味わいのロッキーのテーマってのも良い。あれは男の闘魂復活の音楽ですから♪

ニート暮らしが終わるかどうかは分かりません。けれども、見守ってくれた人々と関わり合って過ごした時間はミツルにとって決して無駄ではなかったのですね。



いつの間にか、まるでレギュラーの様な顔して仲間に収まってる渡利くんが面白いwwwファミリー扱いして下さって嬉しい。ありがとうございます😊


良くも悪くもミツルらしさはそのままに。
頑張れよーってしみじみ出来たラストでした。



【僕はどこから1話感想】ヤクザ若頭の間宮が素でイケちらかしていた

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間宮氏の出演作の感想をひたすら書いているだけの怪しい者です。明けましておめでとうございます。(今更)

最近では…まじめな粗筋紹介をするでもなく、とは言え感想とも言えない勝手放題な感じで、ほぼ推しログを残すためだけのブログに堕しておりますが

この一月期は三本のドラマに映画と、とーっても忙しくなりそうだから、テンション上げて行こうと思いまっす。



では早速、本作の間宮氏の登場シーンから行ってみましょう!


①悪のテーマが聴こえてきそうな登場

でっでっデデデでっでっ



ででデデデでっでで



…何人殺してきたんでしょうこの人

…どっからどう見ても完全にヤクザですありがとう

あたし、もうこの登場シーンだけで
この役出来る20代間宮しかいないと確信しちゃったんだけど、みんなどう思う?www


②グラサンとって目力を解放

半分青いの涼ちゃんや、洗濯愛してる会で顔を覚えて下さった善良な主婦の皆様には、腰を抜かさせてしまって大変申し訳ございませんが


こっちの姿が本来のうちらの推しでございます(断言)



濃いと弄られるだけが取り柄みたいになってましたが、アレでもイケメンカテゴリに入れて貰うために結構手加減してて
目力パワーを本気で放出すると、ま、ざっとこうなります。


この役のせいで間違いなくモノホンのヤクザ映画のオファー殺到しますね。
おーっほほほ望むところですわ!(お前誰だよ)





③中島裕翔くんの役作り素晴らしい

ヤクザとは真逆
対比も鮮やかなメガネくん役
本来のキラキラなアイドルオーラを完全に消してて見事です。



認知症を患う母との貧乏な二人暮らし。
陰鬱な日常の中で、小説家になる夢にすがろうとしている姿は、嫌でも映画ジョーカーを連想してしまいましたよ…



同じタバコを吸うにしても、背中を丸めて生活の疲れを漂わせている。細かい役作りに感心しながら見ていました。


④脇もキャストにハズレ無し

妹ちゃんとゴンドゥーは、「セーラー服と機関銃」妄想スイッチを一瞬で入れてしまった位にお気に入りキャラになりそうですし



“仕事“の依頼人金持ちセンセイ宅の井上母息子は、不穏なオーラが凄かった



(若手俳優オタ間では既に要注目物件だった笠松くん登場はマジで嬉しいですね😆)

トラスト兄貴の高橋さんや、私にとって永遠のGメン若林豪様も、とっても悪そうで迫力満点キャッキャ💯




⑤対照的な二人のタッグの行方は

実は高校の同級生だった二人が、久しぶりの再会で思わずタッグ。不思議な友情がある様です。
(間宮氏の腕、イカツイなおい…)




ヤクザの藤原智美が、小説家志望の竹内薫の不思議な力「書き写して他人の思考をコピーする」を知っていた事から



危険なシノギの仕事に巻き込む事に。





⑥冒頭のシーンの謎を知りたい〜!!

「大事な人を失ってしまった」
という回想モノローグと共に、葬いの献花を手に訪れた家の表札は、今回のヤバいらしき依頼者センセイ宅



そして、ハッキリとは見えないけれど死んでしまった誰かの姿…これってまさか…間宮氏なのかな…


(このロケ地、「カメラを止めるな!」の場所ですね!)

それじゃあ、薫くんに銃を突きつけていたのは誰なのか?




絵だけでも十分に惹きつけられましたが、先の展開を楽しめそうでワクワクしてます!


【僕はどこから2話_感想】二人の友情はどこから、の巻

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話が動き出した感じがします。
依頼したい仕事は「替え玉受験」
(中島裕翔くんは最早この道のプロと言っても差し支えないw)
報酬四千万円の半額が薫くんの取り分!
だが、依頼主が何かヤバそうで、危険な香りしかしない…


①光輝く薫くんの可愛らしさ!

いや、私は間宮ファンですけれども
気づけば私の本作でのスクショが中島裕翔くんだらけになってるんですがwww




だって、この“いたいけな草食動物感”素晴らしくないですかっ?

おかげで、謎の「お母さま」呼びからの、ただの不思議ちゃん印象だった主人公に共感を持てそうです。


②智美の人間味を感じるエピソード

強面を全面的に押し出してきた初回に対して、
智美の人間的な魅力を垣間見せてくれた回でもありました。

ヤクザ親の家に生まれた兄妹の苦悩と絆を想像させてくれつつ、



智美が薫の特殊能力を知るきっかけになった高校時代の、妹自殺未遂エピソードが描かれました。
(妹ちゃんはドラマオリジナルキャラですから、ここ原作はどうだったのか気になります)



高校生もいよいよ見納めかーって毎回思うんですが、まだまだ頑張らせられててwファンとしては、その無理ある感じすら愛おしい笑い泣き
(学校屋上でJKの飛び降り止めんのも、最近の役ブームなんですかね?帝一では自分が飛び降りてたのにねえ…)


あと、特にチャーハンとタバコ🚬を絡めた場面で、ちょっとズレた面白みや意外性のあるキャラとしても描かれていたとも思います。

誰に何度窘められてもついタバコに手が伸びる重度のモク中



猛犬を躾る様にガンだけで権堂を叱り飛ばした後で、


ちゃんとお皿は自分で洗ってるwww可愛いwww
ヤクザの黒服がゴツく袖まくりしてる理由がコレって爆笑じゃないですか?🤣






③二人の友情はここから

キャラの対比や絵としてだけでも十分ノスタルジックでしたが


シノギの仕事に素人を巻き込む事に反対した権堂に対して放った智美のセリフ
「コイツの特別な能力だけでなく、その度胸も必要」
の意味を理解できた気がしました。



一見ただ臆病なだけの薫くんですが、妹自殺騒ぎの時には、殴られて鼻血流しながらも食い下がり、智美を説得し事態を理解させたのです。



取り巻きや子分みたいな奴らが周囲に大勢いて“人気者”に見えていた高校時代の藤原智美にとって
「俺は力で押さえつけてるだけだ」
と達観していた自分の懐に、本気で飛び込んで来てくれた薫の存在が新鮮で眩しかったんじゃあないかですかね?



そして薫くんにとっても、自分とは真逆の存在である智美へ憧憬を抱いたと容易に想像つきます。




④目で芝居をする曲者役者たちと演出

友情エピに加え、ちょっとユーモラスな会話も増えたとは言っても
二人の友情が試される事態になりそうな不穏な空気でいっぱいです。





特に特徴的だなと思うのは、役者の表情、特に目を鋭角的に切り取った映像を多用している事ですかね。

妹ちゃんの上白石萌歌ちゃんも、ただの可愛い子では終わらなそうな癖を感じますし



依頼者の井上母須藤さんの目とか


ヤバそうな息子くんを不気味そうにチラ見しつつ念押しする時の高橋努さんの目




このサスペンスフルな演出で、この先何が起こる、というハラハラな期待しかありませんっ

【エ・キ・ス・ト・ラ_1話感想】悪目立ちするでしょそりゃw

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困った人あるあるでクスリとさせられる。
アイディアが面白い企画です。

間宮氏はオムニバスの初回ゲストであり主人公
斬り込み隊長っぽくていいですねw
Tverで配信してくれて助かりました!

①目立とうと不自然に頑張ってしまう→いそう




ピントも合ってないのに、ガブリ寄ってくる間宮にしか目がいかないw




いや和服物凄く似合ってるとは思うんだけどねw



だからwww間宮にしかもう目が行かないwww


②ベテラン風吹かせてマウントとる→いそう




有名俳優気取りというか韓流の人っぽくてウケる



これがマット化という奴ですか?最早恐いw


③やたら積極的に発言して面倒がられる→いそう


わざわざ名乗ってでも覚えて貰いたい。本人必死



貧血で倒れた黄色エキストラくんのピンチヒッターを買って出ますが
(実際、エキストラって待ち含めて結構過酷で、体調悪くなる人いると聞いています)


物凄く馴れ馴れしいand暑苦しい


④だがちょっと待ってほしい

間宮氏、あの顔とオーラですよ?声まで通る。
ほっといても目立っちゃうに決まってるじゃんwww
50メートル先から見ても普通の人じゃないって分かっちゃうタイプだと思うんですけどー笑い泣き
むしろ普通の人役がこなくて本業役者として苦労してる位なんですけどー笑い泣き


とは言え、そんな彼だってスクラップティーチャーでデビューした時は、完全なるモブでしたし
(ちゃんと台詞頂戴してたけど)
叩き上げ型キャリアの人なので、作品が大勢のチームワークで成立してるって事をちゃんと理解できてる安心感があります。

主演させて貰ってる時はもちろん、脇についた時も、物凄くキチンと主演を立てて筋を通す姿勢にいつも感心してるんですよね…


⑤僅かなチャンスでも掴みたい必死さが切ない

そんな間宮氏が演じた役者志望のエキストラ君
単に笑えて面白いだけでなく、ちょっと切ないシーンもあったりして、
「もう一度やらせて下さい」

「いや、エキストラは役者じゃないんで」

がびーん


「アイツ目立とうと必死過ぎ」
「売れないでしょアレじゃ」


「すみませんでしたー」



「でも血の通った役を演じたいんです!そちら側の世界に立ちたいんです!」


俳優志望心の叫びは誰からも相手にされず完全スルーえーん


でも、足掻いた甲斐あって、担当の助監督はちゃんと見てるよ!って言ってくれた。


最後はしてやったりの笑顔で、冒頭のやり過ぎシーンに戻るw


助監督、全身で脱力。がくーっ



とても間宮氏らしい仕事を堪能できました。
どことなく、アタルの時のキャラを連想したりもしましたね。
続きも楽しみたいと思います。

【僕はどこから3話感想】ただの替え玉受験じゃ済まなそう

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本編はヒヤヒヤする展開なのに
ほっこり癒しのある友情シーンからスタートしてくれてありがとうございます😊

薫くんの視線が、憧れ目線で良いよね


女子にキャー言われてもガン飛ばしてるだけの智美ですが



智美に読書の楽しみを教えてくれたのは薫くんだったのですかね?


「えへ、僕、友達なんです」可愛すぎかっ




①依頼母はDV親であった

替え玉受験依頼者宅へ訪問した二人。
落ち着きなく智美に励まされる母親だが


無反応で奇行丸出しの息子に突如キレてビンタ!
唖然とする二人。

この仕事予想以上にヤバいのでは…
大ボスの首領に、素人の薫を巻き込んだ事を早くも知られて、警戒心を強める智美


極道の世界にあって、データや画像偽造も自分でこなすらしき智美は、今どきのインテリヤクザという立場なのかな?




②深く心を閉ざした息子

書いたものを見せたがらない息子くん。



そんな息子にまたもキレた母親は、殴る蹴るの暴力を。椅子まで振りかざした荒れっぷりを必死で引き止めた薫くんは


仕方なく小学生時代の卒業文集に書いたという回路図を書き写し…


「僕を否定ばかりしないで」
受け入れてもらえない彼の寂しさを感じ取ったのでしたが


そんな事どうでもいいから合格させろと、鼻で笑った母親。これは救いようが無い毒親ですね。



③心を通わせた薫と息子は

自分の心を理解してくれたらしき薫に対し思うところあったのか、息子くんようやく自筆論文渡してくれました。


しかしながら、いつもと勝手が違って、書いても書いても息子くんが薫の中に入ってきてくれない。それだけ心を深く閉ざしてしまっているという事なのでしょうか?




④そして迎えた受験の日

なんだか無口で反応の薄い薫に不安を覚えた智美



しかし、薫の能力を思い出してすぐに何が起きているのかを悟りました。





そう、苦戦した薫はいつも以上に深く「潜り」
遂に息子くんとシンクロするまでになり切っていたのです!


ここ、映像的にも、おっ!?という驚きのある展開で良かったです。

少しは心を許してくれたらしき?息子くんと心を通わせたり



試験も順調に進むかに思えたのですが…


⑤深淵にある黒い闇まで見えてしまった薫

隠しカメラで監視していた智美は、突如薫が激しく取り乱す様に気づきました。



そう、息子の心に深く深く潜り込んだ薫が見てしまったのは、秘められた母殺しの衝動・願望




果たして、替え玉受験はどういう結果に?
そして、予知夢のような母殺しは現実となってしまうのでしょうか?

わーめっちゃハラハラしてきました。面白いです!



【ハムラアキラ1話感想】スタイリッシュなハードボイルド!

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楽しみに待った甲斐がありました!
この間宮氏、はっきり言って最高です!
スクショの手が止まらな過ぎてヤバいほどだったんですけど、この気持ちわかって下さる方きっと大勢いると思いますっ


①シシドカフカ様のハンサムぶりが圧倒的

映像をスタイリッシュに形作っているのは、とにかくこの方の美貌です。



うん、たぶん普通の人がパン咥えて歩いても、こうはなるまい…


うん、普通の人がカフェに座ってるだけでは、こうはいかない…


うん、普通の人が血を流してても…(以下略)


喪服やのに完全にヴォーグのグラビアやん…




②ミステリー好きのためのマニア臭

NHKドラマには、いつも小道具などのセットの懲りように感心させられます。
本作品では、ミステリー専門書店に集められた本の数々に加え



カフカさんと間宮氏が手にとっている本のタイトルをチェックしていくだけでも、十分な程の情報量です。



私自身のミステリー読書歴は、残念なことにマニアとは言えず。もっと詳しかったら更に楽しめただろうに、と残念。
小学生の頃に、乱歩の少年探偵団シリーズを皮切りにジュブナイルのミステリー本を読み漁ってはいたので、その頃持ってた本がチラと映って懐かしかったな…




中学生ではクリスティーの文庫は多分全部持ってましたね。本作でもやたらクリスティー推しなの嬉しいです。
(ただ、私、そっからはSFの人になっちゃったからなあ笑)


③悪女色男ジャズサックスに猫という様式美

ミステリーとしての緻密なトリックや謎解きを楽しむというよりは、ムードを楽しむ作品というのが初回の素直な感想です。

とんでもない毒婦だった姉役のMEGUMIさんも、クズな色男だった村上さんも、バッチリでしたね。


全編を通じて流れるのは気だるいジャズのサックス。これがまたムーディーで大変よろしい。
音楽担当の菊地成孔氏はお初なのですが、むしろ私はこの方のお兄様である菊池秀行氏の作品の方をデビューから読んでおりますw(はっきり言って普通の小学生女子が読むもんではございませんw)

ポーとか赤川リスペクトの猫がいて、
店主はホームズファッションだし
黄色いコートはディックトレイシー?w




色々散りばめられたオマージュ楽しいですね。
ジャンル関係なく、最近スマホのせいですっかり離れていた本がまた無性に読みたくなりました。


④謎めいた美貌の警視の間宮

英国風のクラッシックな三揃いの背広でビシッと決めて



髪も男臭さよりはノーブルな印象に



流し目は麗しくミステリアス




口調は静かでクールな知的なトーン





……(幸せすぎて声にならない)

これまでの役のイメージと違ってとても良いって呟きを結構見かけて
もちろん嬉しかったんですが

はっきり言って、私が出会った時の19歳間宮氏、むしろこの路線だったから〜っ
銀河一の美貌を誇る皇帝陛下ラインハルト 様だったから〜っ
その後、プライベートで撮った成人式のお写真とか、ノーブルすぎてリアルおぼっちゃまなの隠せてなかったから〜っ


高貴な路線にようやく戻ってきてくれてありがとうね笑い泣き




【僕はどこから4話感想】間宮はメフィストフェレスなのか

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冒頭の高校時代回顧シーンは毎回のお約束になるのでしょうか?だとしたら、とっても嬉しい😊


今回の読書会シーンでは、思わず「おっ」っと声を出してしまいました。
智美が読んでいたのがゲーテの「ファウスト」だったからです。


ヤンキー高校生が読むもんかっちゅうと…まあ違うんですがwだからこそ、この場面には深い暗喩が込められているのでは、と思わされてしまったんですよね。

色んな作品のモチーフになったりオマージュされたりしている名作なので、粗筋を聴けばナルホドと感じる方も多い事でしょう。
そう、この物語は、正しき人間だったファウストくんが、メフィストフェレスという悪魔の誘いにより、悪と契約を交わしてしまう悲劇だからです。

ファウストくんが薫なのは間違いないとして
果たして智美はメフィストの役回りなのか、それとも…というのがめっちゃ気になってしまいます。
ファウストくんが犯してしまった罪の数々が、薫くんにも降りかかるのか、とか…妄想を膨らませてくれるこんなおまけ設定は大歓迎。
今期間宮氏が出ている「ハムラアキラ」の方も、読書への愛が溢れる作品なので、嬉しさ二倍です。


①消えた息子と起きた事件

試験後姿を現さない息子に不安になった薫は、依頼者宅へ向かいますが




そこで見た光景は…



果たして本当に息子が母親を殺して逃亡したのでしょうか?思わせぶりな上手い演出で、視聴者にも真実は見せてくれず。うわー気になるっ




②余りにも早い警察と大ボスたちの動き

現場に駆けつけようとした智美をまるで足止めするかのように、大ボスからの呼び出し



依頼者が殺された事が既にニュースにまでなっている


ミンチにすんぞゴラァという、ブラックユーモアなの?ヤクザさんのセンスよくわかんないよう😭



なんだか微妙な脅しを受けつつも、余りの動きの速さに疑惑を抱いた様子の智美です。




③刑事登場

こちらも、まるで仕組まれたかのように警察が速攻踏み込んできてしょっ引かれてしまった薫くん


絵に描いたようなしぶとそうな曲者刑事に絞られて、



家に置いてきた母親の事も気がかりだし、どんどん精神的に追い詰められる薫



④智美もまた追い詰められて

薫くんのお母さんは、智美の命により妹チカが密かに連れ出していましたが、


その際、意図的に被害者宅を書いたメモまでわざわざ残しました。


このメモは、警察が薫が被害者宅へ押し入ろうとしていた証拠とされますが、
果たしてこれは本当に智美が狙った事なのでしょうか?


更には簡単に目撃証言がでて、薫との繋がりから智美のところまで刑事があっという間に辿り着きました。




そして情報屋と大ボスから、事件と組との関係を警察から探られない様に、全てを薫のせいにしろ、とのプレッシャーを受ける智美





⑤試される友情

出頭してきた智美は、ボスたちが望んだシナリオ通りの供述を
「金に困った薫が強盗を計画し、ヤクザの俺を誘ったが、断った。」


そして、待ってましたとばかりに、その事実を薫に告げ自白を迫る刑事


本当に、智美は薫を売ったんでしょうか?
さあ、試される友情の行方は?



来週は、なんか強烈な殺し屋?キャラ出てくるのかな?
いやあ、本気でメッチャ面白くなって来ました!




【ハムラアキラ2話感想】真冬に味わう真夏のヒヤリ感

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初回よりもミステリーらしい謎解きを楽しめましたがそれよりも。
真冬のこの時期に、真夏を題材にしたエピソードを入れた事の方に冒険心を感じちゃいましたww


①突然探偵業が大繁盛するも

前の探偵事務所でお世話になった先輩にショボい仕事世話してもらってたくらい、仕事なさ過ぎて困ってたハムラなのに



突然、次々と探偵の仕事の依頼が舞い込み始めます。



これは、遂に運が向いてきたか?

だがしかし…

最初の依頼は、調査対象がいきなり目の前で刺されて終了〜


次の依頼も

最初の聞き込みで、探し人を引き当て、秒で完了〜


さらに次の依頼が来るけれど、
相手が既にブタ箱に放り込まれている事が判明。はい、どうもありがとうございましたあ〜



探偵業の報酬は、解決にかかった日数分は日当で契約です。
だから、たった1日で完了してしまうと、お金にならなーい💴



札束にニヤけたり、ガックリきてるハムラアキラはなんだか無性に可愛いかったんで、ここまでは何だかコメディーっぽいなあって楽しんでいられたんですが…


②季節は真夏

この運が良いんだか悪いんだか分からない状況の中、ハムラはどうしてもご近所のある事が気になり始めます。




人徳者として信頼集めるご近所の町内会長さん。

そこには、認知症なのか妄想に駆られて騒ぎ立てる近所迷惑で困った老母が居ました。
その老母が、何だか妙に静かになってないか?



そもそも、酷暑のお盆で、この町がどこか異空間になってしまったかのような人気のなさ。

店番で、渋々真夏のホラー企画の飾り付けをしていると、その会長さんがやってきて


今すぐ知り合いの所に古本の出張買取に行って欲しいと。これは怪しい…
断ったら、形相が変わるほどの迫力で詰られて



遂に、会長の使っていたペンから、一連の出来事の繋がりを推察できてしまったのでした


③犯罪は防げたかもしれないけれど

疑惑を抱いてしまったハムラは、つい会長さんに問いかけます。「お母さまご無事ですか?」

その瞬間、会長さんは色を失い


やがて、救急車で運ばれて行く老母を見送る事に。深々と頭を下げる会長さんの胸中は…



殺人に至らなくて良かったのかもしれないけれど、後味が悪く切ない気持ちだけが残ります。それはハムラも同じ気持ちだった事でしょう。


④謎解きタイムの始まり

そこへ警視登場〜今日もとってもお顔が綺麗〜


つか、真夏にスリーピース着て汗ひとつかいてないとか、岡田警視ほどのエリートでイケメンともなると、とてつもなく人間離れしていらっしゃいますのね❤️




「事件ですか?」
静かな警視の問いかけに応えるように

あくまでも、これは仮定の話だという前置きをした上で美貌の二人によるムーディーな謎解きタイムの始まりです。



運が良かった様に思えた依頼者達は、全て会長さんの紹介でやって来ていた事。
バイト君や店長の不在も仕組まれた事。


そもそも、善人だった筈の彼が、夏がもたらした異様な空気の中で、
「人気の無い今なら」
「うだるような暑さの今なら」
熱中症にして老母を殺してしまえるかも知れない…

魔が刺した様にそんな事を考えてしまったのは…





そう、『この暑さでは、人間だって大概変になる』そのせいだから…




ミステリータイプ的にはミスマープル的ご近所事件で、
トリックは赤毛連盟
空気感はカミュの異邦人
救いの無い後味は山川方男の夏の葬列…
そんな連想が次々と巡り、一冊の読書と同じ浸り方で楽しむことができました。

今のところ我らが間宮氏は、謎解きを単調に終わらせないための、ハムラの推理のお相手を務めており、
それが大層ムーディーで麗しいため、それだけでも十分に満足出来ちゃってるんですが、


今後岡田警視には何かのメインエピソードがあるのでしょうか?何となく思わせぶりなだけで終わらない感じがして来たので、こっそり期待しておこうと思います。


【僕はどこから5話感想】熱い絆と新たな敵と

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①一見警察を舐め切った智美の任意供述

警察へ任意出頭してきた智美は、何だか余裕シャクシャクで警察を舐め切った態度



母親殺害当時に、薫と一緒にいた事も、被害者を薫から紹介された事も一旦は認めたため、刑事達は色めき立ちますが…

「でも事件には関係ない」
「知りたい?」
「恥ずかしいんだけどさー、読書会やってたの❤️」



ケレン味たっぷりの間宮氏の色っぽい事…

女刑事達は半信半疑で読書会とやらの内容を事細かに供述させます。きっとすぐに嘘や口裏合わせのボロが出るに決まってると踏んでたんですね。



②深い信頼と友情の記憶が二人を救った

刑事の圧迫に追い詰められていた薫でしたが、


証拠として提示されたメモを指でなぞる事で、智美の妹、そして智美自信が込めた意図を完璧に読み解きます。



そして、薫の中に降臨した智美と共に、二人の声と映像がシンクロしつつ高校時代のファウスト読書会の記憶を完璧に再現供述。


ここはかなりのカタルシスを感じる神場面でしたねー。


③無事解放された薫

疑惑は完全に晴れた訳では無いけれど、完璧に供述が一致していて矛盾点がないと立件難しい。


ようやく釈放された薫君を、匿っていた母親と共に智美が出迎えます。

「本当によくやってくれた」


実はかなりヒヤヒヤものだった賭けだったのでしょう。でも智美は薫の能力を信頼してたし、その信頼と友情に立派に応えた薫だったのでした。

智美は、結局のところ約束していた報酬が一銭も得られなかった事に責任を感じていて、手付けと称して幾らかでも金銭を援助しようとしますが、


それを断る薫。対等な友情である事にせめて誇りを持ち続けたいのかもしれませんし、薫なりの男子の意地でもあるでしょう。


④薫の難局はまだまだ続く

しかし世の中は厳しい。
殺人の参考人として取り調べを受けた上に、ヤクザと関係がある事が明かになった薫の事を、持ち込み先の出版社もバイト先も相手にしてくれなくなりました…



更に、事件後に姿をくらました息子は、何と情報屋の山田が匿っており、四千万円の現金は二人のもとに。



その山田は、ヤバそうな稼業をやってそうな弟に何やら仕事を依頼。


多分、薫と智美が無罪放免されたら計画が狂うのでしょう。いったい薫と智美をどうするつもりなのか…

更には、なぜか大ボス自身まで乗り出してきて、ゴンドゥに命じて薫の家を目指し始めた。



大ボスは、山田の企みを知っているのかどうなのか。
そして、止む無く大ボスの命に従ったゴンドゥは、何とかこの窮状を智美に知らせなくてはと、こっそり携帯をオープンに。





⑤蛇の世界は、初めに力ありきなのか

確認された2人の友情。
しかし智美は、この仕事に薫を巻き込んでしまった事に責任を感じている様子。


「こっちの世界は桁が違うぞ」とシノギに誘った時の智美はメフィストそのものでしたので。


「力が全て」と信ずる智美は、強大な大ボスや警察といった権力に力だけで本当に対抗していけるのでしょうか?
そして、追従しかできなかった薫が自らの意志に目覚めた時、そんな智美をどう思い、二人の関係はどうなるのでしょうね…?




熱愛する兄にとって、薫がそんな特別な存在という事にしばしば嫉妬を隠せない妹の存在も気になりますし


もう一つ、「蛇を踏む」という作品がチョイスされた事で、また心を騒つかせる暗喩を感じてしまいました。
この作品は、うっかり蛇を踏んでしまった主人公の家に、人間の母親の姿をした蛇が住み着き
「蛇の世界へいらっしゃい」と誘うホラーファンタジーめいた純文学です。
(薫というより、むしろ井上家の方を連想するかも。というかそっちの方であってくれ、という思い)


でね、この作品最後どうなると思います?
…自分の意志に目覚めて、蛇の誘いを拒絶する事を決めた主人公はね…
何と蛇と絡み合って、互いに首を絞め合うというラストなんですよ…🐍🐍🐍
(…書かなきゃ良かった)

妄想家なんで、勝手な事好きにほざいてますけど〜
私が見たい今後の展開はスカッとした男の友情物語なんで!
一応言っときます!





【ハムラアキラ3話感想】松本まりか様劇場

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①しぶしぶ引き受けた案件

依頼者は子育て中の主婦エミ
一見セレブ風なのですが、依頼内容がヤバい。
「自殺した大学時代の親友カオリが夢に出てくる。きっと他殺に違いないから調べ直して」


こんな妄想に付き合ってられないと、一旦は断ったハムラ。
しかし、物見高い書店常連と先輩探偵の強引な押しに負けて再調査を受ける事に。


「終わった話を蒸し返せば、依頼者である貴女を含む誰かを傷つける可能性がある。よろしいですね?」
「私の調査に手加減はありません」



②自殺の理由は?

自殺の理由と思しき離婚した夫に問いただすも、
「自分の浮気だけでなく彼女が不妊に悩んでいた事も原因。それに、一時は落ち込んでいたが、友人に励まされて立ち直っていた様子だった」


飛び降り自殺したマンションの管理人にも
「直前に挨拶してくれたし、死にたがってる人には見えなかった」

これでは、何で警察が自殺と断定したのかすら分からない。
そこで、脳筋刑事に小遣い握らせ、内部調書を手に入れる手筈を整えました。剛腕じゃないかハムラ、カッコいいw



③仲良しグループの真実

一方、カオリと仲良かったというゼミ仲間たちにも順に話を聞きにいく事に。


現在は母校の大学で教壇に立っているタマキ。見るからに地味で真面目で堅実そうな。


タマキの証言によると、離婚と不妊で悩んでいたカオリは立ち直りかけており、自殺当日もエミを除いて一緒にいた。けれど、やっぱりダメだった…

エミだけ声をかけなかった理由は、不妊で悩むカオリに対して子供自慢でマウント取る言動を繰り返していたから。

「エミには何か後ろめたい気持ちがあったんじゃないですか?」

学生時代の溜まり場だった喫茶店の店長は、人生イロイロなオネエさん。
そこで聴き込んだ内容は、


・実は依頼者のエミは親友とは言えずむしろカオリに劣等感を抱いていた様子
・むしろタマキこそが、一番親身になってカオリを支えていた事

「朗読会でカオリが金子みすゞの詩を読んだ時、タマキちゃん泣いちゃって…あの子もイロイロあるから」




④引金を引いたのは一枚のハガキだったのか

警察の内部資料を、なぜか上司の刑事の方が持ってきてくれました。
脳筋刑事の方はどうやら、エリート岡田警視に見咎められて絞られてるそうでw





その資料の中身は、やはり、という内容。

「調査の結果、やはり自殺でした。」
「引金を引いたのは、一枚のハガキ」


そう、カオリは、エミが出した子供の写真入り年賀状を握り締めた状態で発見されたのでした。

できれば「自分のせいじゃない」と言ってもらいたかったであろうエミは激昂。


苦い後味。しかし何だかしっくり来ない様子のハムラ。


例によって唐突に岡田警視様がご登場あそばし
(ここで何で常連さんたちが恐れ入ってるのかは謎w身分バレてるんでしたっけ?)



「自分も、たった一枚のハガキだけで自殺と断定された事を不審に思う」
「(いかにも、という理由づけだけれど)本当にそうだったんですかねえ」

ハムラに思い込みによる誤りを気づかせる役割を果たしたんですが、そんな事よりも!
「岡田警視が歩いた〜」
(クララが立った〜みたいに言うな)


うっうっこの頃、漸く骨折治ったのねって!チュー
良かったー。これ以降はもうちょっと動いて歩いて走って、何なら蹴りとかボコるアクションを繰り出すエリート警視が見られるかもっ(多くを望みすぎ)(ついでに警視のお仕事も良く分かってない)


⑤圧倒的まりか様劇場

松本まりかさんを初めて認識したのは、ホリデイラブ。
その後もお見かけする度に、独特の声音でキレッキレ悪女ばかりを演じてらっしゃる気がいたします。

ハムラが真実を問いただした時のタマキの表情は見応え抜群でした。


「貴女は一人の女性としてカオリさんを愛していた」
「詩を朗読する彼女を見て、受け入れてもらえるかもしれないと淡い期待を抱いてしまったが」
「理解してもらえなかった」




故意でなく、諍いからの事故だった事を振り返りつつ、

「証拠は何もないわ」
「女はそういうものってみんな思って決めつけてるから、勝手に思い込む」

追い詰められ咄嗟の思いつきで、投身した後のカオリにハガキを握らせていたのでした。



「誰にも本当の気持ちなんて分からない。カオリ自身にも」





結局ハムラは、依頼人エミに「自殺ではなかった」真実だけを伝える事は決意しますが
その後タマキがどうなったかは描かれず、ただ哀しい苦しい思いだけが残ります。なるほど、これがイヤミスというものか…






「みんな違って、みんないい」
有名なこの詩を、色んな人が色んな気持ちで受けとめているんですねえ。
女同士のドロドロした内情というのは、私自身も経験がある。だから尚更、モヤモヤの残る回でした。


【僕はどこから6話感想】炸裂するブロマンス!

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①ヒロイン薫を助けに来たヒーロー智美

仕事の依頼者である“先生”は、IR利権を握る高級官僚。そのため会長は、息子の井上玲に代えて薫を犯人に仕立てあげたい


拉致→拷問→警察署という絶体絶命の薫を、颯爽と助けに現れたヒーロー我らが藤原智美!


一旦は車に同乗して時間をくれと説得を試みるも
会長はそんなに甘くない。


どうするんだと迫られた智美は何と…
「なら跳ぶしかないですね」
↑炸裂するブロマンス一発目!🔥

何と命がけで走る車から2人で身を投げたよーガーン
死ぬ時は一緒という事ですかそうなんですねっ?


この場面は権堂も凄ーく良くて、会長に命じられても若きボス智美を轢き殺せなかったし、


会長に土下座して赦しを請う😭
(藤原と権堂の二次創作を誰か早く書くんだ!誰か〜!)


「会長、コイツは俺の一部です」
ぎゃー↑炸裂するブロマンス二発目!🔥🔥

智美の決死の色を読み取った会長は、渋々三日の猶予をくれました。
でも…薫に代わる犯人を見つけられなかったら、その時は権堂が藤原を消せ、と容赦無い言葉。

「あー…完全に死んだと思ったな」
何とか危機を乗り越えた二人は、夜空を見上げて息をつきました。


再び振る舞われた豚バラ青菜炒飯。


そして、川の字になってしみじみと過ごす一夜。



②智美の秘められた壮絶な過去

翌朝、智美を見送る時に、薫は会長の台詞「親も同然の組長は殺せねえだろうがお前は…」の意味について何気なく問いますが、


あくまでさらりと返した智美の答えは壮絶なものだったのです。



暴力に苦しんでいた幼い兄妹。
兄は、自分と妹を守るために遂に…



11歳にして親殺し
「はじめに力ありき」という智美の蛇の道は、ここから始まってしまったのでした。

余りの壮絶さに、思わず涙する薫をドヤして励ました後、


「お前は俺なんかとは最初から違う。俺と出会っていなかったら、こんな事にも巻き込まれなかった」


病気の母を必死で支え続ける薫を、こーんな眩しそうな視線で満面の笑顔で見つめる智美!

うぎゃー炸裂したブロマンス三発目!🔥🔥🔥



そして、お前は元の生活に戻れ、あとはコッチで何とかする、と言ってカッコ良く去って言ってしまうのです…


一人で全てを背負い込もうとするその背中に向かい、薫くん叫ぶ!
「僕は、僕を認めてくれた人の役に立ちたいんです!」



ひいい〜何発目かも最早分からない炸裂のブロマンスゥ〜🔥🔥🔥🔥グラサンお願いグラサンニコニコグラサンショボーングラサンショボーン


③こっちの兄弟もすげ〜濃い

何と、井上玲の母殺しの現場に真っ先に気付いて企みを思いついたのは、情報屋の山田だった。

そこで“先生”と取引して、利権を独り占めしようと算段を巡らす。(つまり、会長はこの取引を知らないのだろうか?)


薫を犯人に仕立てあげたいのは会長と一緒らしいが、どうやら弟くんを使って、もっと物騒な事を仕出かしそう。


強烈な殺しをやりそうな弟くんも、小さい頃はこんなに愛らしかったのに…(絶句)


そして、一見大人しく匿われているだけの井上玲くんですが、こちらもなーんかやらかしそうな不穏な空気を纏っている。


曲者山田は、自ら薫の元を訪れて来ました。
薫くんはまだコイツは智美の仲間だと思い込んでます。
いったい何を企んでいるんでしょうか。怖い。



【ハムラアキラ4話感想】深淵を覗き続けた先にあるもの

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今回は謎解きというよりも、ホラーに近い。
個人的にこれまでのところ今話がNo. 1!

出だしのシーンとラストの締めで、私は思わずブラッドベリの「刺青の男」を連想してしまいましたよ…最高…


①犯人追わなくていいボディガード

先輩探偵村木から貰った仕事は、今回もまた奇妙でした。


有名な美人フラワースタイリストのボディーガード。しかし2週間限定で、犯人の捜査追究は一切しなくて良いという。
(ボディーガードなら岡田警視さんに頼めばいいのにー←それ他局のBG)


ネットの誹謗中傷から、鉢植え落とされたり、ネズミの死骸送り付けられたり、なかなか悪質。


しかし、ハムラは依頼人の態度に被害者らしからぬ違和感を感じ、真の理由を問いただします。


すると依頼人が言うには、首にアザある「濃紺の悪魔」と契約してしまったために奇妙な事が起こり始めたと。


仕事のストレスから、ついバーで死にたいと愚痴ったら、偶然居合わせた濃紺の服の男に「なら殺してあげましょう」と持ちかけられた。冗談だしお金を払わなければいいと思ったのに、いつの間にかキャッシュカードを盗られ勝手に契約金を引き出されてしまっていた。


余りにも作り話めいていて、半信半疑のハムラでしたが、その直後に信じられない事態に!
何と一緒にガードにあたっていた村木の部下が、シャイニング宜しくドアぶち壊して襲って来た!何で!どうして?


薬を盛られ朦朧としながらも何とか通報し助かった。しかしその余りの異常な事態に信じるしかなくなったハムラ。


②依頼人が死を望んだのか?

今日も現れた岡田警視。
クールな口調で無表情だけれど、いっつも不幸な事件に巻き込まれているハムラを面白がっている…らしいw



警察によって保護された依頼者は、途中からの記憶が全く無いと言っている。
そして捕まった村木の部下の所持品から見つかったのは、薄気味悪い“やじろべえ”と、依頼者の筆跡による奇妙なメモ。



その筆跡鑑定の結果を待たずとも、それが依頼者自身のものであると確信したハムラ。
なぜならば、数々の嫌がらせの犯人もまた皆「彼女自身に頼まれた」と言っていたから。

するとそこへ、その怪しい依頼人本人が駆け込んで来た!
(すいーっと涼しい顔してどっか逃げた岡田警視ツボw)



物証の全てが本人の狂言と証明しているのだけれど、「違うの!全部あの悪魔がやった事なの!信じて!」


家族によって連れ去られて行く彼女の必死な形相はどうしても嘘をついている様には見えない…


岡田は、そんなハムラの心中を見透かした様に釘を刺しました。
「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている」(byニーチェ)
「好奇心は猫を殺す」(英国のことわざ)


僕インテリなもんですいませんね。ついでにニーチェにも詳しくなった理由があるんですよすいませんね笑
要するに深入りするなって言いたかったんです(ならそう言えよ〜ww)


どうやらコレは、これ以上追究しない方が良い案件の様です。


③現れた濃紺の悪魔

しかし、真実を探究せずにはいられない性分ゆえ、彼女の証言にあったバーに聞き込みに。

すると遂に、濃紺の悪魔がハムラの前に姿を現しました。
青い光を放つ異様な存在感。野間口さんの超ナイスキャスティング!



「死にたがってる人に、きちんと自分の死を選ばせてあげる」
それは意味ある死だと嘯く男。ハムラもまたその怪しさと蠱惑的な言葉に思わず引き込まれてしまいそうに…


そして、依頼人が受け取れなくなったから、と代わりに領収書をハムラに押し付けていきます。

後日、依頼人が奇妙な事故死を迎えた事を知らされたハムラ。
この時点で、ハムラの中には「後催眠による犯行」という疑いが芽生えましたが、確信までは持てず…


彼女に何が起きたのか、どうしてあげるべきだったか悩み、心あらず状態のハムラを仲間たちは皆心配しますが


今度は悪魔の男の矛先が、何とハムラに向いたらしく、次々と周辺の人間をトラップにかけ、



幾度も幾度もしつこく、ハムラ自身に姉の死の真相と仲間の誰かの命とを天秤にかけて選ばせようと誘導します。




④悪魔もまた自ら死を選ぶ

最後には、姉の死の真相などどうでも良いと、濃紺の男待つ屋上へ向かい、直接対峙する事に。



死や悪意を弄ぶ様にしか見えない男ですが、この男の言葉には思わずハッとする真実もあるのでした。
「この世は悪意で満ちている地獄。そこから抜け出すために明示的に死を選ぶ事の何がおかしい」



ハムラはその言葉から、男が単純な悪の存在とは異なり、悪意に苦悩した匂いを嗅ぎ取ります。
「アンタ、良い人なんじゃん。悪意の世界を不幸と思えるって。でもアンタ自身まで悪意に満ちる事は無い」


その言葉が、男の心に届いたのかどうか…
男は哲学めいた問答だけを残して、謎に満ちた微笑と共に身を投げて帰らぬ人となったのでした。


⑤ハムラ目を覚ませ

冒頭のバーのシーンへ戻って、ハードボイルドムード全開で酒を飲む二人です。



悪魔の男の正体は、元裁判官
幼児虐待など残酷で救いのない事件を幾度も担当。


悪意に満ちた世界や、繰り返されるだけの無意味な死に接し続けて、心を歪めてしまったと推察できる仄かしです…

「あれ?ハムラさん、首にアザなんかありましたっけ?」



濃紺の悪魔と同じところを指されて、思わずビクついたハムラですが、直ぐには冗談と笑い飛ばせない😂つーかね!岡田警視の冗談インテリ過ぎて(いやインテリは関係ない)全然笑えねえからww


「でも、気のせいじゃないかも…」
あの男がやった事が、催眠術だったのかどうかすら結局は良く分からない。むしろ、呪いの様な何かにすら思える…


いつの間にか、ハムラアキラ自身も催眠に落ちていたのでしょうか。
それを察したのか、岡田警視が催眠から目を覚まさせるためにカウントダウンを。
「3、2、1…👏」



目を覚ませハムラアキラ!



幾度もフラッシュバックの様に流される暗示的な音と映像の演出は、不可思議なムードと緊張感を高めてくれる見事な演出だったと思います。
個人的には、間宮氏が出演した「不能犯」の演出よりこっちが好きかな。


先日発売されたNHK情報誌ステラ内でのインタビューにて、間宮氏はまたいつものごとく適切過ぎるほどの言葉で本作品の魅力を語っていました。

「説明過多なドラマもある中で、本作品は説明し過ぎない抑えた演出で、世界観に引き込む」

はい照れその通り!だと私も思います!





【僕はどこから7話感想】複雑なコンゲームになってきた

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最初に。
㊗️大河ドラマ出演決定!🎉

実はもう11月から撮影始まっていたそうですが
…スケジュールゲロー
…体力とか怪我の治癒力とか滝汗
…掛け持ちでの役の切り替えとかゲッソリ
いったい何がどうなっちゃんてんの〜?という嬉しい悲鳴をあげましたw 働く間宮偉いぞっ!

長丁場の出番がありそうな役ですので、これまでに培った全キャリアをもって、私たちに千の仮面を持つ男の証明をしてくれるに違いないと思うの!(過剰な期待)

即ち

1)ムードメーカーなお調子者の若造から始まり
2)インテリ力と品格を身につけ戦国の陰謀の謎を解き
3)侠気発揮しまくって目力で若頭に上り詰めファイエル!
4)鳥人になって琵琶湖の風に乗り汗と脚力で湖水を渡るドヤア!
5)最期は華々しく妻子を捨てるどころか全員死刑ニヤニヤ

そんな若武者姿を見せてくれるって信じてます❤️(無茶言うな)



①薫を騙そうとする山田

招き入れてた山田が、薫くんに語る言葉も表情も怪しい事この上ないw


薫を救うために真犯人である息子の井上玲を捕まえようとしているのを知った上で、その場所を智美に教えた。
だがそこは地元のヤクザ組織で、単身で乗り込んでしまう智美の身が危ない。銃を届けて彼を助けに行って欲しい、と。

信用させるために、智美と自分とがやりとりしたLINEの履歴を見せますが…


薫の特殊能力が、紙に書いたもの以外でも使える事を山田は知らなかったのか、そもそも能力を甘く見ていたのか…
薫には履歴のメッセージから山田が何かを隠している事が分かってしまいます。


そこで、会長との間で板挟みのため、と言い訳しつつ、今度は注意深く自分でメモを書いて薫に手渡しました。それは弟が闇業を営む清掃屋だったので、場所などが嘘でなく実在する事は薫の能力ですぐに判定。

その上で、かなり強引に薫に銃を持って行く事を承諾させました。


上手い詐欺師というのは、巧みに嘘の中に真実を混ぜ込むと言いますが、薫は本当にまんまと騙されてしまったのでしょうか?


②山田の企みとは

狡猾な山田は、隙を見て薫のスマホを一時的に持ち出し、ハッキング技術に長けた井上玲にデータを読み込ませミラーリングまで仕込んでしまいました。
これで、薫と智美の間のやりとりは全て丸見えです。



しかも、警察の下っ端にもわざわざ情報を流して…山田の計画はこうらしい。

井上玲をエサに、薫と智美をおびき寄せる。
→拳銃を持って現れた二人は駆けつけた警察に逮捕され
→消されてかかった玲の嫌疑は晴れる。



こんな風に上手くいけば、不気味な怪力の弟の力を借りるまでもないかも?
やや知的障害気味の弟は、ちょっぴり不満そう。小さい頃からお兄ちゃんにヨシヨシされるのが大好きなだけの、可愛い様な可哀想な様な子なんですね。



さて、兄の狙い通りに事は運んでしまうのか?
何かをしでかしそうな弟も怖いが、何を考えているのかさっぱり読めない玲の存在も不気味。



③命をかけた騙し合い

会長から与えられた期限まで、刻々と追い詰められつつある智美。そこへ、薫からLINEが。

メッセージには、どうやら二人にしか分からない何かが隠されていた様子で…
熟考の末、薫の意図を理解したらしき智美は漸く返信を。


一見、二人が山田の言葉をそのまま信じたとしか読み取れませんが、智美は何かを妹千佳に指示しました。




複雑な兄妹の絆もまた試される時。
「この騙し合いのゲームに勝てば、未来が見える」
そう力強く妹に伝えた智美はどこまで事態を把握できたのでしょうか?そして、生き延びるためどんな方法を取ろうとしているのでしょうか?



④一斉に全てが動き出す

山田の情報にもとづき、逮捕に向かおうとする警察。どこまで悪と繋がってるんでしょうか?


おびき寄せた獲物を迎える準備をする山田


権堂まで、お目付役として密かに智美の行動を会長に連絡


誰が誰と繋がり、何を隠しているのか…凄く複雑なコンゲームの様相を呈してきました。

妹の千佳も、何かの指示を受けて何かをたくさん買い込み?


智美も、手に持つその袋の中は何ですか?



そして、薫もまた出発の時間です。
万が一自分に何かあったら、一人では生きられない状態の母はどうなるか…それを思うと自分の取ろうとしている行動に苦しさを感じますが、


しかし薫くんは決断しました。
自分を励まし生きる力をくれた智美を、今度は自分が助けに行くんです。


山田から託された銃を持って…仕掛けられた罠へと飛び込む!さあ、運命の日が始まります。



【映画Red感想】人生の選択の重さをフェアに描いている

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※注意!ネタバレあります

※2/23追記修正しました

①不倫ものというより人生の選択がテーマと思って見た

“運命の恋”みたいな煽りをされている作品が刺さった試しのない女、それが私です。最初に言っときますw


だから、本作も、宣伝の惹句
「ずるいです。貴方が酷い人って忘れそうになる…」
だけなら、120%観てなかったと思います笑。ゴメンナサイ

しかし、間宮氏が出るんじゃあ観るしかないし←

たったそれだけの理由で事前に数々のインタビュー記事や番組だけチェックしていたところ、途中で自分の決めつけや偏狭さを改めなくてはと思い直したんですよね…。

原作が生まれたきっかけは、母親(だけ)重い役割を求められるという実体験に原作者が抱いた違和感。


そして映像化にあたり、女性監督が単なる「愛の選択」から「人生の選択」へと狙いを掘り下げた上で、
「選択とは、重い責任と苦い結果を伴う点もきちんと描きたかった」
と。


私は、この一言だけで作り手としての真摯さを感じ、是非見たいと考える様になったのです。



②期待通りだった点

1)説明し過ぎず、観客が自由に深く考えられる

背景・状況・心情の全てにおいて、説明的なシーンや台詞はとても少ない。時系列まで複雑に過去と現在を行き来するので、決して分かりやすい親切な作りではありません。

しかし、私はそこが良いと思った。

私が、元から描かれていない行間を読み想像を膨らませるのを楽しむタイプだから、というのもありますが、それ以上に。
この手法により、実力派俳優陣によるキャラクターの作り込み・深みある表現が引き立ち、最大限に発揮された、と感じたからです。


本作の見応え・満足度の多くは俳優陣の見事な演技によってもたらされたものと感じています。


2)ヒロインを美化し過ぎてない

不倫に共感を抱かせるのなんて簡単です。別れる夫を徹底的に悪者として描けば良いのだから。
実際、原作ではほぼその立ち位置だった様ですし(未読です🙇‍♀️)、本作を観た感想の呟きでも「あのダンナ無理だわー」という方が多数派の様ですね?


しかし、監督はそんな夫役に独自の味付けを加えました。間宮氏キャスティングの理由について、
「自分の価値観を押し付ける夫の真(しん)には、普段から言葉の選択が知的と感じていた間宮氏なら、自然に育ちの良さを感じさせてくれると期待した」
と語っています。(嬉しかったなー)
そして、“悪意は無いけれど残念で可哀想な夫”として描写しました。



最後まで怒鳴ったり乱暴はしませんでしたし、
特に印象的だったのは、
「貴方にとって結婚って何だったの?」
というヒロインの問いかけに対し、
「たった一人の愛した人と、一緒になる事だよ」
と答えたやりとりですね。押し付けがましくとも夫なりに妻である彼女を心から大切にしていた、それがこの台詞に凝縮されていた。

そして
「…僕が悪かったの?」
と逆に夫からの問いかけ。これは普通の俳優であれば、責め口調で発してしまう台詞なのですが、坊ちゃんらしい甘さと切なさがあり、(本当にこの人は分からないんだろう)と感じさせた。監督の起用の期待に見事応えましたし、間宮氏の武器である多彩な表現力を持つ声が素晴らしい効果を発揮していました。
これにより、ヒロインは、彼だけが悪かったのでは無い、むしろ自分のせいだ、と瞬時に悟りつつ自分の下した決断の業の深さを自覚した、と私は解釈しました。

しかしここで、「いいえ、私が悪いの」としか返せず電話を切ったヒロインに同情する女性も多いだろう事も理解できる。
人によっては、「ほら男にはだから言っても無駄なのよっ」て怒るのかも笑
それくらい、正論で追い詰められて感情でしか対抗出来なくなるという辛い経験を持つ女が多い、という事なのではないでしょうか?



また、私が決定的と感じたのは、ヒロインが夫と娘の元を去るシーン。
ただ泣く娘を抱きしめてヒロインを見送るしか出来ない夫…私の目にはむしろ背を向けて立ち去るヒロインの方が身勝手な悪者にしか見えなかったのです。そしてそれは、例えどんな別れの理由があろうとも、子を捨てる親が必ず背負う一面の真実であるはず。


ヒロインを陳腐に美化しなかったからこそ、選択の重みについて観客は深く考えさせられたのではないでしょうか?私はそう思います。


③残念だった点

1)お仕事描写が不足

人生の決断の意味するところが、誰と一緒に生きたいかという「愛の決断」のみに偏り、「仕事を持ちたい」という要素にさほど踏み込まなかった点ですね。


時系列的にも、専業主婦である毎日が平穏ながらも空疎という描写は最初にあったものの、
その後の展開はまず昔の男との再会ありきで、男の誘いに乗って再び働き出すという流れになっていた。


しかも、子育て中だから職場の同僚達に配慮して貰ってるのに、社内不倫してる女性とか…一緒に仕事したくないタイプNo. 1

これでは率直に言って、女性の自立を後押しするような説得力は無かったです。

2)ヒロイン1人ぼっち過ぎ問題

自分と母親を捨てて出て行った父親と、最終的に同じ事を自分もしてしまうヒロインは、何だかDV受けて育っ子がDVするようになるみたいな、どす黒い因縁を感じて後味悪すぎです。


また、「あんたと鞍田は似てる。一人で生きてるみたいに見える」という台詞も、唐突過ぎ。
幸薄い者同志の必然的宿命を感じさせたかったのでしょうが、異なる方向の印象を受けてしまいました。
大学出て仕事してた筈の人が、相談出来る友達の一人もいなかったのかしら、とか
気取った幼稚園だとしても姑やダンナのグチを言えるママ友くらいは出来るだろうに、とか
要するに、自分にも問題あって勝手に心閉ざして孤立していたんじゃないの、と、想像してしまいました。



④三人の男を妄想で補完する楽しみ

説明され過ぎない即ち、あちこちに「何で、コイツはこうなのか」が散らばっています笑。

ヒロインが、それぞれの男に対峙する時に見せる魔性の様な表情の違いも見所の一つなんですが、女性であれば同時に脳内で男の側のストーリー妄想を試みるはずです。
だって三種三様に男達が魅力的だから。

1)運命の男=鞍田

最悪に身勝手なのに、どうしても惹かれてしまうんだから悪魔でしょうコイツはww


学生だったヒロインに手を出した頃には自分は妻帯者。その後病気になって妻と別れ、再会したヒロインが既婚と知りつつ熱烈に抱きしめ、職場にも誘う。ヒロインに家庭を捨てさせ自分へと振り向かせた癖に、共に生きられる余命は心許ないとか…マジ酷過ぎませんか?www
中の人が妻夫木さんでなければ、火炙りにされても文句は言えない。

この物件は、「自分を必要としてくれる男」
求められたい女にとっての、どストライク!

2)解放者=小鷹

このタイプ知ってる〜!コミュ力高くて、営業成績も有能なので魅力的だし、女を心地よくさせるのが上手い

「(キスするなら)ちゃんとして?」
と、コケティッシュな顔を見せたヒロインに一発で惚れる可愛い一面もあるけど、面倒な事を巧みに回避するし逃げ足も速いと見た笑。つまり責任はとってくれません
落ち込んでいる時とか自信をつけたい時だけ都合良く側にいてくれれば良いんだけど、付き合うでもなく、なあなあでズルズルの関係に持ち込まれるのが関の山って感じですね。

この物件は、「自分を女として扱ってくれる男」
チヤホヤ慰めて欲しい女にとってのストライク!

3)御主人様=真くん

上品で知的で金持ち。一見、一番のオススメ物件です


ヒロインはまるで「束縛から解放された私」みたいな被害者ヅラして別れますけど、少なくとも最初は自分から狙って落としたに違いない。だって、母子家庭で苦労し絵に描いた豊かで幸せな家族を望んでいたんでしょうから…
でも、こういう保守的な男は結婚した瞬間に恋人から家長へと変身。同様に相手にも良き嫁であり母になる事を当然の様に求めます。
これに付き合うには、自分も変わるしかありません。家庭という組織に就職、さもなきゃ共同経営者を目指す気概が必要っす。

このタイプは「自分を守ってくれる男」
頼って寄りかかって楽したい女にとってのストライク!



と、まあ、そんな感じで勝手に書かせてもらいましたが、見る人の好みや視点をどこに置くかで、全然感想違ってくるだろうって事が一番言いたかったんです。
こんなダラダラ駄文で上手く伝わると良いんですけど😂

いつか私だって、望まなくても人生の決断をしなくてはならない事が起きるかもしれない。
その時にはせめて、自分でハンドル握った状態でアクセル踏みたいですね。ラストシーンで、ヒロインが助手席側でなく鞍田を乗せる側になって雪道から抜け出して行ったみたいに。



【ハムラアキラ5話感想】怪しい俳優大集合!

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①お嬢様女子高生の家出捜索

後味の悪かった濃紺の悪魔事件を引きずってしまい、いったんは探偵の看板を下ろしたハムラ


しかし、結局は引き受けてしまうんですよね。そしてそれはやっぱり厄介そうな案件です。

滝沢リゾート大企業の社長令嬢美和が家出で行方不明。


世間体を気にしてか、警察沙汰にしたくないと言い張る父親ですが、その態度の横暴なこと。さすがのハムラも苦笑いするほど。



指示された通りに、高校の同級生である幼馴染みの親友ミチルに話を聞きに行きますが、何も知らないと言い張る。



実際には、共通の知り合いらしき「アヤ」もしくは「カナ」の事も知っていそうなのに、明かに何かを隠しています。

仕方ないので、岡田警視さまに情報を頼みました。


「ああいう立場の人たちは、表沙汰にするの嫌がりますからね」



依頼には応えてくれそうですが、何やら含みを持たせた言い方が気にかかります。


お偉い警視様のために、しぶしぶ刑事2人が情報伝えに来てくれます。
たっぷり小遣いの現金を渡されており母親の所に行くと言って家を出たうえ、やはり捜索願は出されていないと。

この段階ではまだ、事件と言えるかどうか怪しい感じです。


②遊び仲間アヤの死

ところが急転直下、事件が起こります。ハムラアキラ最悪の10日間の幕開けー。
探していた友達の一人、「アヤ」が死体で発見されたのです。


夜遊びの不良仲間だったミチルは、待ち合わせていたアヤが現れず、警察に補導されてしまったため、助けてもらおうと探偵ハムラを呼び出しました。

ミチルはなかなか曲者の女子高生で、警察にはしれっと、「アヤとは遊び友達だったけど、交流関係は詳しく知らないし、美和とも無関係」と嘘をつく。


ハムラにだって「アヤ」を知らないと嘘をついていましたし、名門のお嬢様学校に通報されたくない一心の様子ですが、本当にそれだけが理由でしょうか?


家に帰りたがらないミチルを家に見送ったハムラですが、
おもむろにウイッグを取ってボーイッシュに変身したミチルにびっくり。



そして、やはり大豪邸であるミチルの家で出迎えた両親も、怪しい匂いしかしない。
母親はミチルの事を「ミツル」と呼んで抱きしめ
父親は娘の友達が殺されたと聞いた途端に顔色を変えてドアをパタン!




③美和の失踪は事件なのか

報道でアヤの死を知った滝沢に呼び出されたハムラ。
そこには、離婚した母親もいて、捜索願すら出していない夫の事を詰ります。


その妻の介入によってなのか、ようやく調べる事を許され?娘の部屋に通されたハムラ。
そこで高額なパソコンのレシートや、カナという娘からのメッセージカードを発見。


どうやら、離婚した母親宅に泊まりに行くと嘘をついて、このカナという娘の家に行っていた様子。殺されたアヤと金銭的な繋がりもありそう。

他に失踪した美和の事を知る人として、前のお手伝い兼乳母だった女性がいるという話も聞き込んだので、探し当てたいところです。

豪華で生活感の無い部屋。
こんなところで籠の鳥のように自由を奪われて育ったお嬢様が何を考えていたのか、想像しようとしてもハムラには難しい…


その晩訪れた母親宅が、これまた奇妙で怪しかった。
古くから家族ぐるみの付き合いという男と、いわくありげな雰囲気の上、娘について聞き出そうにもほとんど何も知らないし、途中で精神不安定になる有様。



ミチルの家にしろ滝沢家にしろ、関わる人全員が何かを隠しており怪しすぎる…。
見てる視聴者としても、どの俳優もこの俳優も疑惑が服着て歩いてるみたいな、犯人役のプロ(なんやそれ)がずらり揃ってるんで笑い泣き、本気で誰が犯人なのかもう分からないww



④ミステリアス岡田警視が素敵っ

そんな中、我らの岡田警視まで何やら謎行動を。



政治家が密談とかに使いそうな(イメージ)料亭にて会っている、ヤマベ様という男は何者なのでしょうか?この事件に何か関わりが?



そしてその会食が原因かどうか、その夜いきなりハムラの元を訪れたのはどうしてなんでしょう?

🐶「ホン・コンおばさんに会いたくなって…(えへ)」

🐯「酔っ払ってんの?」

🐶「(えへ)はい(^ー^)ノ」


ここ、可愛すぎて100万回観れるわ〜❤️

🐶「あれ?ホンコンおばさん嫌いですか?」
🐯「下品だし図々しいしね」
🐶「一応貴族の御令嬢ですよ?」



ここの会話の面白みや込められた意味を知るためだけに、今すぐにでもこの本をAmazonでポチってしまいそうな私がいますっっ
(察するに、このホンコンおばさんなる主人公はハムラさんぽいのかな?)

この男なら、失踪した御令嬢の気持ちが分かるかもと聞いてみますが


🐶「あの、訂正しないでいましたが、俺は育ちが良いわけじゃ無いですよ?」
🐶「たぶん、知性が品性を作っちゃってるんじゃ無いですか(真顔)」

でも良いとこの御曹司と聞いたしエリートくさいよ、というハムラの言葉には謎めいた微笑だけで応え、可愛い酔っぱらいのエリートは去って行ったのでした。



普通のおぼっちゃまエリートでないとしたら、いったい何を背負っている男なんでしょう。ミステリアスな睫毛が素敵っ!!!!!


⑤アヤの殺人と美和の失踪が繋がった

不良娘たちが入り浸っていたダーツバーの男がアヤ殺人犯として逮捕されました。


クスリの売人でアヤの元彼だったらしい。
それを知ったミチルは美和も同じく殺されたのでは、と怯えます。


なぜなら、別れたアヤにつきまとってきた男を、親の権力を笠に着て美和が脅して追っ払った過去があったので。


こんなトラブルに巻き込まれた原因でもあったのか、この時にも美和は仲間である少女たちにスマホやSNSをやめようと言ったとか。
この世代らしくなくカナとも手書きのメッセージでやりとりしていた事も、今後事件に何か関わってきそうな気がします。


また、繰り返し映される、1匹だけ分けられてしまった足の悪いウサギは、いったい何を暗示しているのでしょうか?

ミチルの不安をハムラは否定。計画性のないジャンキーの男には死体を隠したり慎重な美和を誘い出したりといった計画的な犯行は無理だろうから。
その推理に納得したミチルは改めて、美和を探す事をハムラに依頼する事になりました。


ところがです。
ちょうどその頃、クスリを売ったリストに滝沢美和の名が載ってる事を警察に追及されていた犯人


落ち着きを無くした中、「ああそうだ、俺が殺した」と叫んで犯行を自供。
そして次の瞬間、クスリ切れの錯乱からか、隙をついて手にしたペンで自殺してしまったのです。


これで、無関係と思われていた二つ、アヤの殺人と美和の失踪が一つの事件としてつながってしまいました。
けれど、本当にそれが真相なんでしょうか?だとしたら美和の死体はどこに?



これまでは各話完結だったのに、このエピソードだけは3話連続でやるらしい。続きが凄ーく楽しみです!



【僕はどこから8話感想】ラストに向けて緊張感高まる

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①山田の指示通りに出発した薫

母を置いて、智美を助けに行く決断をした薫。
手に大事そうに抱えているのは、山田から預かった拳銃の袋です。


高速バスを使って、山奥の目的地まで。


しっかり警察にマークされていますが、薫くんは気がついているのでしょうか?


②妹千佳と接触

途中の停留所に現れた妹千佳。


変装し一芝居打って、上手く薫の前座席に乗り込みます。



監視の目をかいくぐって密かに接触に成功しますが、2人の間で何がやりとりされたのでしょうか?



③悪魔気取りの山田

スマホの細工と警察との繋がりで、全員の運命を握っているつもりの山田。
因果律を知る事で全てを支配するラプラスの悪魔を気取っています。


山田兄弟には彼らなりに、悲しい生い立ちから来る野心がありました。

施設に預けられて育ったが、可愛がってくれた園長が焼死。



虐待父に不審火の責任をなすりつけて、幼い自分と弟を守りました。


この時から、嘘で人を欺き操ろうとする、山田の生き方は定まってしまったのかもしれません。


それにしても幼い山田兄弟、特にお兄ちゃんの子役が高橋努さんに激似過ぎっ!


④山田を欺く事に成功した薫くんだが

薫は待ち合わせ場所の停留所に到着。
しかし、藤原智美の方は現れない。しかも、エサとする息子を連れて来るはずの弟もおらず、携帯も繋がらなくなっている。


「何かがおかしい」
自分の計画とは違う何かが起きている事を察知した山田は、薫の後を追います。


しかし薫は、警察も山田もまいて姿をくらましました。尾行にとっくに気付いていたのですね。
そして再び山田の前に姿を現した時には…


自分が預けた拳銃を袋ごと向けられて、山田は反射的に自分も銃を抜いてしまいました。


そこへ駆けつけた警察達によって捕まった2人。


ところがです。薫の持つ袋の中身は拳銃ではなくドリンクに差し替えられていた。


「え?拳銃?触った事もありません」


しれっと惚ける薫氏、お主、さては悪い方向へ成長しておるな?笑

まんまと出し抜いたと安心したのも束の間
逆上した山田は、警官を殺し、奪った銃で薫を人質に
(この時の警察があまりに無能だったので不謹慎ながら爆笑してしまいました🤣)


車で逃走を図ります。向かう先は現れなかった弟達のアジトでしょうか?



⑤智美が向かった先は?

一方、現れなかった智美は、いったいどこにいるのでしょうか?

どうやら薫がわざと誤字を含ませたメッセージから、山田の陰謀を嗅ぎつけた智美。


会長と約束した期限が刻々と迫る中、焦りも見せず強面の2人が公園でまったり
「失敗したらお前が俺を殺す事になるなぁ」


なんだかいつも以上に飄々としています。
ドンキで買い出ししてきた謎荷物抱えて、カレーパンもぐもぐ。なんだこの余裕。どんな作戦を考えたんだ智美。


そして、待ち合わせ時間と場所を指示してきた山田からの偽装メッセージを受け取り、ようやく動き始めました。



山田弟の部下らしき男が見張っています。
指示通り出発したかのように見えた智美達でしたが…

結局智美達は指示された場所に現われなかった。
では、どこに向かったのでしょう?

その頃、兄の司令に応えて山奥のアジトを出発しようとしていた山田弟と息子玲
何やら遠くで銃声が


さては智美と権堂が向かったのは…



さあ、盛り上がって参りました〜。
クライマックスは壮絶なバトルになりそう。

原作未読の私は、
バナナフィッシュエンドを迎えるのか、


ショーシャンクルートがあるのか、


ハラハラワクワクをすっごく楽しんでおります。










【ハムラアキラ6話感想】居場所のない少女たち

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登場人物も多く、かなり複雑になってきました


①美和の捜索を継続

ジャンキーによる女子高生2人の殺害事件が大きく報道されても、この男は美和を殺していない、と確信しているハムラは、美和の捜索を続行します。

そこへ、平ミチルが泊めてくれとやって来ました。また家出かと思いきや、意外にも父親の許可は取っていると。

金持ちのミチル両親に招かれた食事会の場所は、あの謎の料亭…


ミチルの母親は、娘をミツルと呼び、美和の母親が借金苦で、などと悪意を口にするタイプ。ペラペラと喋る中で、美和の父親と夫である平、そして美和の母宅にいた野中という男が皆68会という狩猟仲間という事が分かりました。

要らぬお喋りを叱り飛ばした平父に、ハムラはなぜ娘のミチルを自分に預けようとしたのか問います。即ち、美和の事件が解決していないと思っている理由を尋ねたのですが、平は認めず、金は払うとはぐらかしました。


謎の多い平家との会食の後、ハムラは平ミチル一家に起きていた悲劇を知ります。過去、息子ミツルが誘拐され首を絞められ殺された。
その為に、母親は兄の代わりに娘をミツルと呼ぶ様になったと。


少女でありながら、ずっと兄の身代わりをさせられて来たミチル。
ミチル本人は同情の視線を向ける周囲が不愉快でたまりません。美和もまた、お節介なほど心配してくるタイプだった模様。


しかしながら、自分も悲惨な境遇に生まれたハムラアキラさんは他の人たちとは一味違う。過剰な憐憫を向けるでもなく、親のせいにして生きるのも違うでしょ、自分から親を捨てればいい、と言い放つ。


そんなハムラとミチルとの間に芽生えた同志的な信頼関係が、だんだん相棒感を醸していく様を見るのは楽しいですね。


②岡田警視の謎行動

突然依頼主である美和の母親から電話があり、美和の捜索は打ち切ってくれと。


美和の遺体も見つかっていないのに、警察発表を信じたのでしょうか?
ハムラと考えを同じくするミチルが、依頼人となって美和捜索を続行することになりました。金はあるそうですよ、サスガお嬢様w


すると早速、刑事コンビがもたらしてくれた情報により、美和とジャンキー殺人犯罪を結びつける証拠が決定的に覆ります。
薬を売った顧客リストと思われていたメモは、実はミチルが書いてアヤに手渡していただけのメモだったのです。


やはり美和を探さなくては。
しかし、刑事は同時に気になる事も言い捨てて行きました。この件、担当でもないのに岡田警視が自ら調べ始めたらしい。
「アンタ、岡田警視のこと良く知らないんじゃないの?」



ハムラ、思わずドキリ。本当に彼は謎だらけなのです。
そんな噂の岡田警視管理官、やはり謎行動をとっていましたよ。



料亭で会った男を監視。滝沢美和の母親宅にいた野中と会っているところを尾行しているのでしょうか?


③書店仲間が大活躍

賑やかし要員だったけど、今回は各人の得意分野を活かして大活躍!

謎の少女カナのSNSアカウントと住所を特定!


平家のスキャンダルに加え68会繋がりの洗い出しまで!
68会とは米国留学したボンボン仲間。今ではそれぞれ経済界の大物になっています。

早速カナのいたマンションを訪ねますが、既に引っ越したと言われ、何かを隠している管理人に追っ払われてしまいました。



④美和とカナとの繋がりは

岡田警視は、やはりジャンキーの美和殺人を疑っていました。ハムラと意見一致し、お互い持っている情報を出しあいます。

まず、岡田がもたらした重要情報。カナは乳母の娘、乳母は一年前に死亡していた事。


逆にハムラから提供したのは、カナの手書きメッセージ、カナの住所


そうして、腹を探り合いながら取引した二人は、翌日カナのマンションに同行する事になりました。




この後、帰途の岡田とミチルとがニアミスした事が、後に重要な展開に繋がります。



⑤“神待ち”する少女たち

家出少女となっていたカナのSNS履歴から、ジャンキーに殺されたアヤと一緒に、援助交際で食いつないでいたらしき事が分かりました。



自身も悲しい過去を持つキャバ嬢のアケミお手柄。さらにカナの元カレまで見つけ出しました。


美和は、自分が乳母として母親を奪ったとの負い目の気持ちから、カナに毎月10万円もの援助をしていた。代わりに売春に使うSNSもやめさせようとしていました。
しかしカナは、年下の女子高生に施しを受ける事を良しとは思っておらず、母の葬式代くらいは自分で稼ぐと、アヤに高額のバイトを紹介してもらったのです。


美和もまた家に居場所が無い点では他の少女達と一緒なんですが、カナに対してもミチルに対しても、同情が侮辱的行為になり得るという事までは理解できていなかった悲劇ですね。


⑥カナの失踪を隠した男達

警視様を連れて行って、ようやくカナのマンション管理人が証言してくれました。つか、ペラペラとよう喋るw権力は偉大だ。


突然引越しをし、叔父と名乗る男2人が現れパソコンなどを持っていった。残りの荷物は全てこちらで処分する代わりに大金を貰った。
その後美和が現れ、急な引越しに驚いて去って行った事など


ハムラは援助交際の情報から、叔父を名乗る男たちは少女買春組織で、美和は巻き込まれたのでは?と疑うが

無言ながら岡田は腑に落ちないといった顔


岡田警視と68会の繋がりが明らかに

そしてその晩、衝撃の事実が明かになりました。
先日すれ違った岡田警視の顔に見覚えのあったミチルが漸く思い出したのです。


それは、68回の仲間の家族写真。


狩猟メンバーの一人でもある山辺という男の息子だったのです。苗字が異なるのは何か訳有りなのでしょうか?


その写真が撮られたという滝沢美和の別荘地では、その頃…



死体はカナ

カナが手を出してしまった危ないバイトとはいったい何だったのか?
そして美和はどこにいるのか?

きゃー岡田警視は敵なの味方なの?
来週まで待ちきれませんよう!








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