Quantcast
Channel: 妄想泥棒のブログ(銀英伝・ハガレン二次創作小説とマンガ・読書・間宮祥太朗ドラマ感想)
Viewing all 427 articles
Browse latest View live

【僕はどこから9話感想】間宮の華麗な殺しのショーが始まる

$
0
0
①裏側の種明かし

まんまと山田を出し抜いた薫と智美。
でも、どうやって?

先ず、智美が薫のメッセージに隠された意図を読み解きます。
実は高校時代の2人の間だけで流行った遊びがあり、それがワザと誤字を交えてメッセージ送る事。


従って、智美は薫本人のメッセージと山田のなりすましメッセージを判別する事ができた。
その上で、千佳に命じて接触。拳銃のすり替えと、アジトの住所を受け取る




更には、逆に山田を嵌めろとの依頼に応えて、薫が山田に銃を抜かせる芝居を思いついたのでした。



連携プレーお見事


②ヤクザの牙を剥き始めた智美

操られたフリをして騙し、監視していた山田達の手下を拉致
爪を剥いで拷問し、情報を吐かせようとする権堂も怖いけど


「おいおい、それじゃー痒いとこあっても掻けなくなっちゃうだろ?」
脅してるんだか、呆れてるんだか。飄々とし過ぎてる智美が一番怖い。

そしてアー😩


これはさては…殺りましたね?ヤクザ怖い。
千佳経由でアジトの場所はもう分かった。
見張りの男の遺体?を雑に隠し、出発です。


③単身乗り込む智美

智美は敵地に単身で乗り込むつもりのようです。

権堂は一緒に行きたいようですが、
「お前にはやる事があるだろ?」と智美
いったい何を命じられているのでしょう。


おまけに「俺には、ほらドンキで買った最強の鈍器があるからさ」って、

えーと、それただのワンコのガムですし、つまり銃も持ってないんですね?ギャグ笑えないよう。

権堂の不安を読み取ったんでしょう。
「必ず玲を連れて戻る。死ぬ気なんてこれっぽっちもねえよ」
おふざけモードから一転、めっちゃかっこいい台詞を決めて出陣した智美です。



でもハラハラしながら見てる私には、コレもう死亡フラグにしか聞こえなかったんですが、どうしましょう😱


でも、敵は結構な人数で待ち構えており、しかも全員訓練された帯銃兵。何この清掃会社。ヤクザより強そう。

智美、大丈夫?


④ここで死んでたまるか!

その頃、薫くんも絶体絶命のピンチ!

車で逃走した山田に拉致られて、脅されまくりますが、「必死でここまで生きてきた!こんな所では死ねないんです!」
瞳に反骨の色を燃やします。

怒り狂った山田に気絶させられてしまいましたが、この後アジトに向かうのでしょう。

追い詰められた土壇場で、弱々しい外見からは想像もつかない強さを見せた薫
本当に薫くんの人生は地獄の様な苦労だらけで。



ささやかな母との時間と、智美と過ごした青春の日々を心の支えに生き延びてきた。

そしてそれは、智美だって同じだったのです。


ヤクザ始めた時は、権堂すゎんにヤキ入れられる側の底辺
(ここから何がどうなって今の上下関係になったのか、めっちゃ興味ある〜)




妹と一緒に宿なし暮らしを続けながらも、逞しさと明るさだけでここまで生き延び這い上って来たのです。


互いの事は忘れた事は無かったけれど、青春の日から余りにも遠く離れてしまい、連絡を取り合う事には躊躇いがあったのでしょう。(なんだよー純愛かよー(T ^ T)


⑤血祭りの反撃始まったか

智美、まずは敵一匹。殴り倒して銃を奪いました。



コイツも目が行っちゃってる。
「お前、(生かしておいても)俺の事しゃべっちゃうよなあ?」


一発発砲して脅しを試みるものの、
(つーか、カレーパン普通こんな使い方する?ヤクザ怖い)


洗脳されたかの様な言葉しか吐かない男を見下ろす間宮の表情演技は、今回のハイライト!



最初は薄気味悪そうに、やがて憐む様に。
どのカット一つとっても、まんま劇画のワンシーンやで!素晴らし過ぎるだろうコレ

そして遂に殺しを決意。
感情を消した氷の様に冷たいこの目!

「俺もここで殺られる訳にはいかねぇ。悪く思うな…」

手の構えは、返り血を目に浴びないために。


これだけで、智美が自らの手で殺しをするのが初めてじゃない事が分かる。
そして、最初は飄々とおどけた様だったからこそ、鬼の豹変ぶりが本当に怖い。

智美は、間違いなく幾度も返り血浴びて生き延びてきたプロヤクザでした。そんな男が本気出したぞ。さあどんな血祭りショーが始まる?


⑥権堂、千佳を拉致る

薫から預かった銃を持って合流した千佳。
しかし、権堂が思わぬ行動に出ました。

薬で気絶させて車でどこかへ連れて行きます。
これが智美に命じられていた仕事なのでしょうか?
だとしたら、智美は自分が帰って来れない危険を予測・覚悟しているのでは、という不安が…




さらに不安を煽る様な次回予告



ふぁー来週まで待てません!どうか薫も智美も生き延びて欲しい!













【ハムラアキラ7話最終回感想】逃げないウサギは反撃する

$
0
0
①ハムラ監禁される

岡田警視と68会の繋がりに動揺を隠せないハムラ。


勘の鋭いミチルは、会の中でも特に野中が実権を握っている様子で胡散臭いと。


その時、取り乱した滝沢美和の母から再び電話がかかってきました。



直ぐに切られてしまったものの、ハムラはミチルに留守番命じて彼女のマンションへ向かいますが



何者かに拉致され、山奥のコンテナに監禁されてしまいました。


②岡田警視の疑惑

何で自分が狙われたのか、ハムラは嫌でも岡田の暗躍を疑います。




ちょうどその頃、当の岡田はハムラ宅を訪れていました。



ミチルから、野中の怪しさや、ハムラが戻ってこない経緯を聞き出し、2人で美和の母親宅へ向かいましたが…


そこには、遺体となった母親が。

娘が殺された上に事業でも借金を抱えて自殺したと報じられました。


更に驚く事に、何と娘の美和が家に戻ったと!

怪し過ぎる展開ですが、これにはどこまで岡田が絡んでいるのでしょうか?


③ダメージを受けたハムラ

とことん運が悪いはずのハムラですが、奇跡的に不法投棄に来た夫婦に見つけられ、救助されました。


死の恐怖と戦ったハムラは疲弊し切ってしまい、心配するミチルの存在すら今は疎ましい。




拒否されたミチルは傷つきつつも、愛らしいお土産を残してそっと出て行きました。

そんなささやかな癒しに励まされ、ハムラは訪れてきた岡田と対峙する力を取り戻し、問い詰めます。



自分の事を68会の仲間と疑っているハムラに対し、「全部お話しますよ」



岡田は知っている限りの経緯と狙いを語り始めます。


④岡田の生い立ち

岡田は確かに68会の山辺の息子なのだが、母を捨てた後認知すらされていない


しかし、資産家の嫁との間に実の子が授からなかった途端に執着され(恐らく学費などの)経済的援助を受けて育った。


見返したくてエリートになるも(猛勉する若き岡田を見たいものだw)、俺の遺伝子が優秀だからだ、などとほざかれる始末。



傲慢な父親達は、自分を利用する気満々で、戻って来たという美和も実は替え玉隠匿に協力しないとお前も犯罪者の息子となって今の地位を失うぞ、と脅してきた。




ドロドロの関係に呆れつつも、ハムラはまだ疑惑を解ききれません。
「血は水より濃いって言うからね」

しかし、この台詞には岡田は真っ正面から切り返しました。
「血の絆とか…そんな事は全くないって、貴女が一番良く知ってる筈じゃないですか?」


一族から疎まれ実の姉に殺されかけたハムラです。やはり、岡田とハムラはどこか似ている。


「(地位を)捨てられるの?」

ハムラの問いかけを、横顔で受け止めつつ
「あの人達は、そんな事は出来ないだろうとタカを括っているみたいですがね」
「…書く側に回るってのも悪くないかな…」


どこまで本気なのか分からない澄まし顔の後

「逆に利用し嵌めてやりますよ」


やがて鋭く怖い目つきになって語った岡田の作戦は、再びの「ゲーム」とやらに自分も仲間になって参加しようとしていると。
美和の替え玉程度ではなく、68会が行ってきた犯罪全てを暴くつもりなのです。


そこまで聞いて、漸くハムラは「裏切りは無しだよ」疑惑の矛を収めた様です。


⑤再びゲーム始まる

しかし、待つ間もなく、今度はミチルが失踪してしまいました。
ウサギ小屋の前に残されていたミチルの携帯からは、野中とやりとりしたらしき履歴が。


ミチルが「ゲーム」に参加しようとしていると伝えた途端、父親は慌てふためいて車に乗り込みました。やはり、ミチルの父親も何かを知っている。


猛スピードの道中で、ハムラは岡田に連絡してゲームが始まる事を知らせなかったと詰りますが、岡田は68会との口約束を反故にされ、新たなゲームの開始を知らされていなかった。



監視していた美和の替え玉逮捕を命じた後、父親に電話をかけてゲームの事を問い詰め確認します。
「次は必ず呼んでやるから」と、自分の事を適当にあしらったつもりであろう父親に対して、一人呟く台詞が氷の様に冷たい。
「…次があればね。お父さん…」


うーん、綺麗な顔して怖い男です。
岡田はゲームの内容を察しているのでしょう。


⑥ゲームの正体は

平父親に警察を呼びに行かせて、自分はミチルを助けようと広大な滝沢リゾートの森へ侵入したハムラ。

ハンティング小屋でナイフを手に入れたものの、銃を手にした番人に捕まってしまいました。

番人は元68会のメンバーだったが、会社倒産後は滝沢に犬の様に飼って貰う身分に転落。
その男が語ったおぞましい美和の事件の顛末とは。

68会は普通の狩猟では飽き足らず、何と本物の少女達を使ったマンハントにハマっていた。

アヤを仕留めた後、死体の生々しさを嫌った滝沢らは次から獲物にマスクをさせるよう命じた。
しかしその為に、失踪したアヤを追ってきた美和が獲物に仕立て上げられた事に気づかず、父親自ら娘を撃ち殺してしまった。

「自分が殺したとも知らずに、娘が行方不明と騒ぎ立て、真相を知った後の滝沢の狼狽ぶりがw」

番人にされた鬱憤ををこんな形で晴らし嘲笑う男。なんという気持ち悪さでしょうか。

ハムラは番人によって黒いウサギに仕立て上げられ、放たれた。いよいよゲームが始まってしまいました。


探しにきたミチルと上手く合流出来て、互いのマスクを脱がせ合います。ひとまずは安心。

やがて、ミチルには絶対にここから動かないよう命じておいて、ハムラは立ち上がりました。
この黒いウサギ、逃げる気なんてさらさら無さそうw
さあ、今度は反撃の始まりです。


⑦岡田が狙いを定めた獲物

ハムラに命じられ警察を呼ぼうと下山途中だったミチルの父親は、山辺に見つかってしまっていました。

2人の車と血の後を辿って現れた息子に、「良いところに来た、手伝え」と山辺。

この男は、息子が自分に逆らえるとは夢にも思っていないみたいです。
傲慢さ故に物事が見えない哀れな男に、容赦なく岡田は諭しました。

「資産家の息子であった貴方達とは違い、野中だけは奨学金で留学した苦学生。その男が始めたこのゲームは、共犯関係になる為のもの。貴方達は麻薬みたいなゲームにハマって、ただ好きに操られてしまうようになった」



足元に転がるミチルの父も、知っていながら止めもせず黙っていた。
娘が獲物であった事を知った後の滝沢も、悪事露見を脅して黙らせた。
身代わりを受け入れなかった美和の母親も、消した。

だがしかし、選民思想に染まり切った山辺は、自分が利用されていたなどと認めたくありません。

一度だけ、岡田は自主を勧めました。
父親もまた、最後に念を押しました。
「俺を見逃す気はないんだな?」

そうしてライフルを構えようとした父親より速く、岡田警視の撃った弾が命中。


「ちゃんと法の裁きを受けてもらいたいんで」
父親の手に自らの手で手錠をかけました。これが警視岡田なりの狩の仕方です。



それにしても岡田が正義の味方で良かったー!
間宮氏、存在が怪し過ぎるから(←)、正直途中までマジでどっちの味方か分かんなかったし、
ぶっちゃけ味方だと分かってからも、父親を撃ち殺すだろうとばかり思ってしまっていたよゴメンねっ笑


⑧逆襲のハムラ

先ずはナイフで番人を倒し

奪った銃で野中を追い詰めた。強いぞハムラアキラ!


自分達は散々少女達を嬲り殺しておきながら、いざ自分が撃たれる側の立場にされると、浅ましくみっともない本性を露わにした野中。
「アレはゲームだった」
「金なら払ってあげるから」


ライフルを構え、狙いを野中に定めたハムラアキラ超カッコいい…


「アンタ撃っても、後悔する気しないんだよね」
うわー超カッコいい…(2回目)

結局脅しで一発お見舞いしただけだった様ですが、見事68会の一味は捕まり、悪事は全て暴かれました。


幾度も死にかけ最悪の経験をしたにも関わらず、ハムラは再び探偵業の看板を掲げる気になった様子。


短い間だったけれど良き相棒となったミチルの旅立ちを見送るハムラ


父は逮捕されたし精神不安定な母親との暮らしはきっと大変でしょうが、賢くしたたかな少女なので、きっと頑張って生き抜いてくれるでしょう。

そしてもう一人、タフでしたたかな男が…



探偵の辞め時を逃したハムラと同じく、

岡田もまた警察を辞めずに図太く居残るみたいです。
「地獄ですよ。でも、だからこそ頑張れる」

甘やかされてこの世を舐め切っていた親父達と自分とは違うのです。自分の力で道を切り開いてきたし、のしかかっていた壁も乗り越えた。
自信がついた岡田警視、なんだか声も明るく顔つきまで前向きな感じで雰囲気ちょっと変わりましたね。



全7回があっという間で、とても楽しませてもらいました。間違いなくシシドカフカさんの代表作でしょう!

間宮氏出演の作品ぜーんぶ見てきたからこそ言わせていただきますが、こんなにも強く続編を望む気になったのは初めてです。
NHK視聴者のうち、結構な数の人が「朝ドラのせいで印象悪かったが見直した」とか呟いてくれた事がまた嬉しくてw(喜ぶところか?)

大真面目に、NHKにメールもハガキも送ってみようと思います。ありがとうございました😊









【アリバイ崩し承ります6話感想】なるほどこれがはまべえちゃんか

$
0
0
間宮祥太朗同時多発テロ週間が終わりました。

巷では、「僕はどこから」「ハムラアキラ」に加えて今期3つ目じゃん凄いね!とか言われてますけど〜
正確には関テレ「エキストラ」も入れて4つ目です。よろしく✌️
(多分この記録当分破られない)

中でも、「僕どこ」と「ハムラ」の役で、それはそれは見応えある素晴らしき間宮を堪能させて貰っちゃってるんで、、、

本作ゲスト出演に関しては、オラオラの十八番感と、成田凌くんら仲良い共演者との絡みを見所として鑑賞致しました。


粗筋紹介とか一切無しの記録用です。従ってネタバレとかもないので許してね❤️


①浜辺さんの可愛さが全て笑

いやー、どシリアスなミステリーとかサスペンス見た後だと、ずっこけるほどライトなノリで楽しいですね。

殺人起きてるのに、「これはアリバイの匂いがします〜」とかとっても嬉しそうにしてるヒロイン、めっちゃヤバイ人に見えたんですが私だけですか?笑


アリバイ崩しのトリックそのものは、ちゃんと構成されているにも関わらず、可愛さを炸裂させるはまべえちゃんのお陰で、ちっとも粗筋が頭に残らないよー助けてー


「浜辺の可愛さは凶器」覚えました。


②成田凌くんとのコンビ久しぶり

プライベートはともかく、仕事でちゃんと共演するのは学校のカイダンぶりのはずです。
「翔んで埼玉」ではシーン重なってないし、「ホットギミック」では「成田凌役」という意味不明なニアミスだっただけで。


実に楽しそうにコンビ芸やってましたね😆
成田くんも顔芸頑張ってるんだけど、間宮の顔の大きさ、あ、えと、その、迫力に比べるとどうしても可愛すぎてしまうのでは?(何の争い??)あ、だからおぼっちゃま役なのか!

成田くんとのシーン盛り沢山で、どれも楽しかったです。

1)唾顔に飛んだよ




2)鼻血出てるよ




3)声デカすぎてのけぞったよ






③顔芸先輩といえば安田顕さん

「不能犯」と「俺の話は長い」でご一緒でした。
声のデカさでは定評のある間宮氏すら一目置く(?)奇声マンでもあります。


その上、顔芸でもこの通り圧倒的なのでww、


若手は皆ヤスケンさんを見習って精進すべしです笑


④勝村さん宜しくね

何でも、次のBGで間宮氏の上司やってくれるそうで笑




ビビる立場が逆転してたら楽しそうです。

他にも、柄本時生くんとかとも久しぶりの共演だった筈なので、もっと絡みを見たかったです。


⑤今は組対(ソタイ)って言うのねw

昔は暴力団対策チームはマルボウと呼ばれていたと記憶していますが、今は組織犯罪対策ソタイなんですね。昭和頭をちょびっとだけ更新。

予想していた単なるチンピラ風刑事でなく、実は気弱だったり、お嬢ちゃんを気遣ったりと、ちゃんとひねりのある面白いキャラでした。






楽しかったので、続編などで再登場あれば、また喜んで見ると思います。





【僕はどこから10話感想】美しき手負いの獣、間宮

$
0
0
これまで結構な数の殺しを(作品の中で)やっちまってきた間宮氏です笑。
(誰か二十代若手俳優で殺した数比較表作ってみてくれ。多分トップクラス間違いないww)
ただし、ほとんどはナイフと爆弾犯。


初の銃による殺しは“全員死刑”で、これはかなり鮮烈でした。我が推しがどんだけ銃の似合う男か、、、しかと見るのだ!!!


な?絵としてもう完璧!
でしたが、これ無抵抗の相手を撃ち殺しただけだったので、ガンアクションとは言えず。

従って本作品が、記念すべき間宮祥太朗初の本格ガンアクションで間違いない。
きっとこれからも、山のように銃撃戦見せてくれそうで、奥様ウッキウキ💕物騒な間宮大好物です。


①スナイパーみたいな腕前の智美

奪った銃で次々敵を倒し、しかも弾まで補填して、、、進撃のヤクザ智美。




ハッキリ言って、有り得ない腕前ww
だがカッコ良いから細かい事は全て許す!


遂に単身アジトに乗り込みました。

駿が耳をじっと澄まして、智美の動きを伺います。そして…



②死なない怪物、駿

遂に撃たれてしまった智美!


「お前が藤原か?間宮祥太朗に似てるって言われない?」


緊迫した場面なのに岡崎体育さんのアドリブ?に笑わせてもらいました。大熱演に拍手👏

しかし実は、追い詰められた筈の智美がここで不敵に笑ったのには理由があって…

「俺は死ぬのが怖い臆病者だからさ」
冷静に相手の残弾数カウントしてたんです!

敵の最後の一発をギリ交わし、逆に一発お見舞い仕返した!



致命傷レベルに見えるのに、即死どころか高笑いする不気味な駿に、半ば呆れつつ


死ぬのが怖くないとか、兄貴が全てとか、
「それ洗脳だわ。兄貴はお前を見捨てると思うぞ」



③極悪兄貴!山田登場

呼んだ?とばかりに山田兄登場。


この兄弟も哀しい人生で
駿は智美と死闘の最中にも、幼い頃の兄ちゃんと園長先生との思い出の事ばかり

それなのに、兄貴ったら智美を仕留め損なった弟を罵倒し「お前とは兄弟でも何でもねえ!」
酷いよ…😭

その時、なんと薫くんが銃に鉛筆差し込んで反撃。これでは暴発して撃てない。


その隙を突いて、智美が装填し直した駿の銃を奪いました。もう何度目かも分からない形勢逆転!

心優しい薫くんは、兄の言葉に傷ついた駿のために、亡くなった園長先生が本当に伝えたかった言葉を読み取ってあげました。


「君は君らしくあれ」
それは、他ならぬ薫くん自身も模索している事で、本作のテーマでもあるのでしょう。

その言葉を得て、駿は号泣。「僕は僕として兄ちゃんが好き」命令や洗脳なんかじゃなくて、自分の気持ちで兄と一緒に生きて来たと、最期の力を振り絞って訴えます。


その言葉に打たれた兄山田。
最後は息絶えた弟を抱きしめてやりました。


④智美くんは上しか見ない!

弟を失い、戦意も喪失した様に見える山田。
玲の居所はこの奥だと呆気なく教えてくれました。

そんな山田が、死闘の最中に智美に対して劣等感と憎悪を剥き出していたのを見ていた薫。

去り際に、置き土産とばかりに強い言葉で伝えました。
「智美くんは人を見下したりなんてしません。いつも上しか見ていないんです。」
だから自分も憧れ励まされてここまで来れた…。


しかしです。
流石の智美くんも、朦朧とし始めている。
恐らく出血多量で、このままだとアカンのでは…


というかですね、荒い息してフラつく間宮、色気凄くね?不謹慎だけども、冷や汗が光ってるのさえエロいわー…

歩けますか?という薫くんの問いかけには、ブンブン首を振って無理ですうって訴える。やだわ何甘えてんの可愛い…


「でも、このままだとどうせ智美くんは会長に殺されますよね?」
「…おっかねえ事言わないでくれよー」

ああ神様、どうか可愛いこの二人を助けてあげて…


⑤ゾンビ出る廃工場

今度は薫くんが智美を支える番です。



必死でたどり着いた廃墟の様な工場。

ここが、かの有名なゾンビ映画のロケ地なのはもう分かったから、頼むから智美や駿がゾンビ化というオチだけはやめてねっお願い🧟‍♂️🧟‍♂️


山田に連れて来られる途中に、盗み見た玲のスマホメッセージから読み取った場所で間違いない。

けれど、玲は何処に?
壁一面に書かれた玲の文字からは、薫でなくとも殺意が感じ取れる。

警察が漸くこの清掃会社を探り当てたり、

権堂は千佳を薫君のアパートまで連れて来たり

ラストまで、どんな展開になるのか全く分かりません。
薫と智美は生き延びる事が出来るか?
そして、薫が最後に見いだす「僕はどこから」の答えとは?
















【僕はどこから_11話最終回_感想】予想外の大団円!

$
0
0
1)頼んだぞ、薫

漸く辿り着いたのに玲はいない。謎の殴り書きだけが残されていました。


「これから玲を探してももう間に合わない。ここの騒ぎは直ぐに(警察に)見つかる。お前だけでも逃げろ」



そう言えば智美は、薫にお前の事は必ず守ると約束していましたね…責任感と侠気の塊っ!

しかし、今度は自分が智美を救うんだと固く決意している薫は力強く宣言します。


「僕が玲くんの居所を見つけます。他の人とは違って、玲くんには思考だけでなく心の深いところまで潜れますから!」

そうして、自分からタッグのための腕を差し出す。頼もしくなったね、薫くん。お母さん嬉しい😭

「最初からお前の能力ありきの賭けだった…最後はお前に全部賭けるよ」


「頼んだぞ、薫…」

追い詰められるほど、強く深くなっていく2人の絆が眩しいです。


2)千佳への想いと権堂さん

権堂が千佳を強引に連れ去ったのは、やはり兄貴としての智美の指示でした。

「仕事を頼む度に、藤原さんは迷っていました」

極道を既に極めっちゃったw智美は、自分自信の生き方に迷いは無くとも、妹をこれ以上巻き込んではいけないと思ってたんでしょうね。
そして、そんな智美の気持ちをちゃんと理解していた権堂さんが素敵っ!

「お帰りなさい」

認知症とは言え、この言葉で迎えられ、千佳の心はどんなに救われた事でしょう。

こんな無垢な薫氏のお母さんになら、千佳だって本音を吐露出来るみたいです。
「一人ぼっちは怖かった…」

智美は一人で生きていける人間だけれど、千佳はそうじゃない。だからこそ一緒に居られるために役立とうと必死で頑張ってしまったんですね。

千佳を捨てたんじゃない。千佳らしく生きるために兄離れしろ、という事なんでしょう。


3)弟の魂を救ってくれたお礼に山田は

強面刑事が、アジトを突き止めて追ってきましたよ。


内から鍵かけて籠城中の智美、まーたタバコなんて吸ってるけど、モク中も大概にせいや!ここはとっとと止血すべきだろっ頼むよー
(まあ、血塗れ姿が異常にカッコいいからもうこのままでいいか←)






すると、刑事の前に現れた山田が、意外な行動をとりました。

「井上家から強奪した四千万円を巡って仲間割れを起こした結果がコレだ」


井上母殺しも、転がってる死体の山も全て自分がやったと自供したのです。
明らかに疑っている刑事に対して、
「この件を解決すればお前は昇進確実。特進だって出来るだろう?」

嘘で嗾すのは山田の十八番。刑事はこの言葉に従う決意をした様子です。

なぜそうまでして、全てを自分が被る様な嘘をつくのか、刑事の問いかけに応えた山田の台詞にはグッと来ました。

「弟の魂を救ってくれた礼だよ…」

自分が操っていた駒の一つだった筈の弟の駿は、智美と薫のお陰で、自分自身の生き方の選択の結果として満たされた最期を迎えられました。
そこに、山田自身も心が救われたのですね。


4)変われるよ玲くんだって

深く深く玲に心に潜って追いかける薫。

玲とお母さんとの悲しい記憶の場面を、次々に遡って行きます。
(ここの映像表現は、映画インセプションみたいでちょっと面白かったですね)


「僕は、死ぬ事すら許されず否定された」

傷つき、全てを否定されたと思い込んでいる玲くんの心に、薫は優しく語りかけます。

「(自殺を止めてくれたのは)生きる事を望まれ肯定されたのだと思えませんか?」

「僕は漸く分かったんです。僕は、どこからもやって来ない。最初から僕の中にある。だから、自分だけは自分を否定しないで」


だって、玲くんは十分頑張ってきたじゃないですか…

自分を肯定し包み込んでくれた薫くんの言葉によって、氷結していた玲くんの心も溶け始めた様です。

「君は出会った時より強くなったみたい…いつか僕も君みたいになれるかな…」


そうして去って行った先を見て、遂に薫は玲の今いる場所を知ることが出来ました。それは…



お母さんの遺体の安置所でした。


早速、権堂さんに連絡して、無事に玲くんの身柄を確保成功。会長さんもご満悦でよござんした〜


玲くん、いったいどうやってあの山奥から移動して来たんだろう。銃持った山田がホットドッグ喰いながら余裕で逃走中なのに検問も何もしてない警察無能?お母様のご遺体検死からどんだけ時間経ってるんだろう。で、遺体は遺族に戻されたんだとしても、病院?葬儀場?どうやって知ったの玲くん。つか、諸悪の根源である井上家の親父め。息子も妻の遺体もヤクザに丸投げしやがって!一度くらい出てこーい!!!!

とか、実にいろいろな思いは錯綜致しますが、薫氏と智美の麗しい顔と友情に免じて全てを許します笑


5)ただ書け、書くんだ薫

無事玲くんの居場所を探し当てたけれど、
キャ〜やっぱり間に合わなかった、智美くん死んじゃイヤー号泣😭







あ、なんだ、まだ生きてる??!!!



あんだけ出血してたのに、スッゲエじゃん智美。不死身か?不死身なのか?
多分、薫くんの手作りチャーハンの青菜と卵でヘモグロビンというか血の気がすっごく多くなってたのね!そう言う事にしとこう!

「時間がかかってしまってすみません💦」
智美に対しては相変わらず、腰が低くてオドオドの薫くんですが、

「なぜ謝る?お前はちゃんとやったじゃないか。」




こうやって、いつも自分を認めて励ましてくれた智美という存在がいたからこそ自分は強くなれた。
その智美が弱り切り、今にも消えていなくなりそうな不安から、薫は必死に呼びかけずにはいられません。


しかし、智美は力を振り絞り、そんな智美に言うのです。勿体ねえ、もう喋んな。そして…

「書け」


その言葉が、何と智美が薫にかけた最後の言葉になったのです。


6)道は別れても

それから時はとんで半年後、物語の冒頭の場面に戻ってきました。



薫に銃を突き付けたのは、何と玲くんでした。
聞けば、ほとぼりが冷めた頃合いの今、漸く替え玉受験の報酬が支払われるらしい。

「こうでもしないと受け取らないだろうからって藤原さんが」



玲くんの台詞と、薫くんのモノローグにより、その後の智美が生き延びてヤクザ稼業に戻っている事だけは分かった。

あの時を最後に、智美は薫達の前から姿を消しました。組の事務所なんかも全部移しちゃったんでしょうね。薫も妹も、巻き込んでしまった事を悔いていた智美らしいケジメのつけ方です。


そして、千佳もまた薫氏とお母様と一緒におり、家族の様に暮らし一人ぼっちではないらしい。
この千佳を託した事が、智美の薫への最大の信頼の証ですし、智美が望んでも歩めなかったカタギの道を千佳ちゃんが進んでくれると良いですね。


遠くから見守る智美。側には極道の右腕権堂さんが。
「話さなくていいんですかい?」

権堂の問いかけに、智美は静かに答えます。
「もう(話さなくて)いいんだ。アイツの書いたもん読むのを楽しみにしてるよ」

そんな智美くんの気持ちは薫くんにも十分伝わっていますよきっと。
薫は、もう書くべき自分の言葉を持ったのですから。





7)原作者の分身=薫と、男の理想=智美

ツッコミどころが多々ありながらも、最後までハラハラと見守り続ける事ができたのは、兎にも角にも、主人公二人の好対照な組み合わせと友情の形が魅力的だったからです。

薫というキャラは、コミック原作者の分身なんだろうと思いながら私は見ていました。

文字をトレースして情報を得る薫の特殊能力を、絵に置き換えてみたら一目瞭然です。
プロの絵を大量になぞって描く事から始めて、感動した名作漫画を真似して、そうやって創作への扉を叩き続けている人種が漫画家なのではありませんか?
「僕はどこから?」という漠とした問いかけには、必死に自分自身のオリジナリティーを模索し続けている創作者の足掻きそのものが投影されていると幾度も感じました。

このキャラを等身大に感じさせてくれた中島裕翔くんの演技は、本当に素晴らしかった。


一方の智美は、作者の美意識の結晶というか、男の子の理想と憧れが具現化したかの様なキャラでした。
“圧倒的なカッコ良さ”を求められた間宮氏もまた、見事に応えたと思ってます!


例えば、今期は佐藤健くんが、女子の妄想の塊の産物みたいな役を超カッコ良く演り切ってとっても素敵なワケですが、
現実にはあり得ないキャラを形にして納得させちゃうって、凄い才能であり技術だと思うんですね。向き不向きがハッキリある。
間宮氏の場合は、「男に惚れられる漢」タイプの方に、より適性がありそうな気がしたんですが、ファンの欲目でございましょうか?

いずれにせよ、私はかなりの確率で、智美死亡エンドを覚悟してましたんで、生き延びてくれて心からホッとしております。

喜びついでに、私が脳内で勝手に妄想していた智美が助かるルートを暴露しておこうっとw(誰もそんなの頼んでない)
バカ過ぎて笑えますよ。うん、きっと私は小説家になれない。原作者様自信持って下さいねっ



<アナザーストーリー> 智美マタギになる

山田が捕まった事で、会長も玲の父も悪事が露見して終了。
薫の容疑は晴れるが、智美は最後に薫に「頼みがある」と。
廃工場の油に火をつけて、遺体を何体も焼却し、
検死も特定も不可能に。智美は死んだ事になる。

薫はこの壮絶な体験を小説化し大ヒット。
妹の千佳が銃を突き付け、兄は本当は死んでない筈だ居場所教えろと迫るが、薫氏はヤクザとしての智美は死んだと答える。慰め合って二人はフィーリンラブ。本当の家族に。

その頃、北国の山奥に、腕前はめちゃくちゃ凄いがどこから流れて来たのか誰も知らないマタギが現れて、タバコ吸ってる。
お前小説なんか読むんだ。
お前、その傷痕なんだ?
とか謎の若きマタギは仲間にからかわれている。
そして誰かがふと尋ねる。
「お前、間宮祥太朗に似てるって言われねえ?」
<完>

…なんだこれ。こんな妄想してるあたしって最早可哀想…😂










【麒麟がくる感想】12話 祝大河初出演!左馬助見参!

$
0
0
4/5放送 12話 十兵衛の嫁 より

㊗️㊗️祝㊗️㊗️間宮祥太朗大河初出演!

ファンになったその日から、ずっと待ち望んでいた事を、また一つ叶えてくれました。

タイトルに名前が出た時には、じーんと来るものがありました…(ほぼ母の気持ち←)



今回は、顔見せ程度のチョイ出番でしたが、恐らく美濃を落ちのびるあたりから出番が増えてくると期待しています。


本日メインイベントの十兵衛(光秀)の嫁とりに、大事(?)なお役目を果たした年下の従弟の左馬助。


色々と出来が良いのに色事にはさっぱりの朴念仁の十兵衛を心配しまくる叔父と母上が、可愛らしくて本作の癒しパートであります。


そこへキラキラと登場した我らが左馬助くん。
あー文句なしに凛々しい〜さすが侍を演じる為に産まれて来た男〜




設定的には多分、15歳以下の元服直後かと思われるのですが、十兵衛差し置いてもう既にコッチの方が嫁娶ってそうな大人っぽさ…ww

鷹狩に十兵衛を誘い出し、妻木まで連れてゆけ、という謎過ぎる父の命に、キョトン顔の左馬助もまた可愛いですよー❤️
(多分この従兄弟はどっちも朴念仁設定なんだな)



つか、中の人ってばモンスターハンター弓使いで名を馳せた芸能人ゆえ、鷹狩りやらせたらマジで上手そうな感じがありますねっ😆


(私、何を隠そう本作で一番楽しみにしているのが、間宮氏の乗馬シーンなんです!もし無かったら泣きます!)




長谷川さんの十兵衛凄く好きなんで、祝言がめっちゃあっさり!終わった事には少々不満ですが、
木村文乃さんが愛らしい嫁なので、良し👌


あと、今のところお気に入りキャラは、

蝮の道三のモッくん

夫がこれにそっくりの髭を生やしてくれたので、今、私毎日幸せですー(←アホ)


蝮の娘帰蝶の川口さん


キリッとしてすっごく素敵。視聴者の評判良くて本当に良かったですね!


本ブログは、間宮祥太朗氏のファンブログゆえ、彼の出番があった回のみ記事を書く予定です。

楽しみ過ぎて、予習と称して色んな歴史本漁っては見ましたが、


粗筋含めた解説的な事は一切致しません。純粋に、「ぎゃー間宮カッコいい」をただ叫びたいと存じます。

左馬助って、基本どの作品見てもカッコいい武者ですよ皆さん。
今は時代小説も、ちょいラノベ寄りに読みやすくなってこんな事になっておりますし、


萌えを増幅させたい方は手を出してみてはいかがでしょうか?
因みに、良く呟かれている「左馬助とは、金城武が演じた鬼武者のモデル」ってのは、往年の名作ゲームだったらしく、


メーカーもモンハンと同じカプコンさんなんで、何なら間宮でリメイクor新作リリースして頂いても良いんですよ?ww
(最早何を見ても、間宮そっくりに見える…)








【麒麟がくる感想_15話】暗殺に次ぐ暗殺の巻

$
0
0
第十五回「道三、わが父に非(あら)ず」

推しが一言も喋らなかったというのに、感想をアップしようとするこの律儀さを誰か褒めてくださいっwww

これデジャブだわ〜昔もこんな事あったわ〜↓


何のご縁か、この時に間宮氏が秒速で演じた役こそ、斉藤龍興すなわち伊藤英明さん演じる斉藤義龍(高政)の息子でありました…


①明智トリオの顔芸コーナー

道三が家督を譲ったのに、斉藤家はちっともまとまりません。


兄に反抗したい弟君が、よりによって明智一族に相談を持ちかけてきて

十兵衛「ぎょっ!」

左馬助「どういう事?」

光安「どうしようどうしよう…」


十兵衛「お断り申し上げる!(精一杯キリッ)」



光安「…ですよねっ。そう思ってはいたんだけど(ゴニョゴニョ)」


左馬助「マジ?従兄上ダイジョブ〜?」



弟君「見損なったわ!(激オコ)」


光安「あちゃー…」


左馬助「…よくわからないけど…コレやばくね?」




十兵衛「…あーもう…胃が痛い…」



三人三様の善良にして可哀想で可愛い顔芸を堪能しました笑


ここでハッキリと家系図でも出せば、この相談が実は唐突でも何でも無かった事が分かるんですけどね。

史実は諸説あるものの、少なくとも本ドラマ設定では、
帰蝶とこの弟君が正妻にして明智の娘の血を引く系統であり(だって帰蝶と十兵衛はいとこで幼馴染みなんでしょう?)
高政側が妾腹で恐らく稲葉の一族をバックにしている
即ち、これは最初から明智と稲葉との姻戚による力関係を巡る内乱のはず。


②苦労人光秀

そんなワケで、実は高政が家督を継いだ時から、美濃での明智一族の運命は決まってしまったと言えるのですが、

本作では、「調整役として有能なのにむしろそれが仇となって無駄に胃の痛い苦労をし続ける十兵衛」という光秀像こそが味わい深く笑

高政からも
「お前は俺の味方だよなっ?」
って念を押され


隠居した道三に相談しても
「あー弟と帰蝶は叱っとくから。高政とは上手くやってくれよ。頼んだ」
みたいな事勝手に言われてます。


えっと私の知る限り、光秀の生涯ってずーっとこんな感じで、エラい人達(将軍とか朝廷とか織田の同盟者とか)の間に入って苦労し続けますwww

こりゃ最後はぶちキレても仕方ないかなアハハ

ぶっちゃけ、兄弟の対立には帰蝶さんも大いに責任あるし、十兵衛は巻き込まれてるとも利用されてるとも言えますねえw


③絵力のある本木道三

息子達の諍いを甘くみていた道三は、
弟達を暗殺した高政に激昂。

剃髪した美坊主姿の本木道三さまは、
熱演の余りやや台詞が聞き取りにくいほどだったのですが
そんな事どうでも良いほど、絵になっておりました!



次回はこの拗れ切った父息子対立の決着をみる回ですかね?


④尾張でも暗殺の嵐が

今回もやってくれましたよ我らが帰蝶さま!

「(碁を)お討ちになれば宜しいのでは?」


暗殺を嗾すフィクサーぶり。
団子をペロリ平らげる口元も艶やかに、紛れもなくあの蝮の血を濃く継ぐ娘ですね。


美濃では、
父が守護を暗殺し、息子である兄が弟達を暗殺

そして他方の尾張でも
守護代(織田本家)が守護を暗殺し、その守護代もまた暗殺される

いやはや乱世。



さてと来週は、左馬助くんに台詞はあるかな?
成長を楽しみにしております。




【麒麟がくる感想_16話】群像劇としての充実ぶりに大満足

$
0
0
第十六話 「大きな国」

前半戦クライマックスに向けて、盛り上がって参りました!

初回からずっと見ておりますが、今回は一番満足度が高かった。なぜなら、主役だけでなく、周囲の人物像とその思いもしっかりと描写され、戦というものが正義と正義のぶつかり合いでしかない真理を見事に描いていたからです。

分かりやすい悪を描き、それと対決する単純な構図は痛快ではありますが、そこに深みを感じる事はなく、まして大河ではやって欲しくない。
その時代その場所で実際に必死で生きたであろう人物達を、公平に描いてこその歴史絵巻だと思うのです。


①高政が初めて輝いた

父道三との関係が拗れに拗れ、これまで感情的に反抗する場面ばかりが多かったため、なぜこの人物が道三の後を継いだのか、納得出来ない視聴者もいたのでは?

高政は、これまで国衆(明智や稲葉ら)のご機嫌をとらねば出兵すら出来なかった国の有り様を変えようとしています。
「現状は(領地は国衆のものなので)各領地の実際の収穫すら定かでない」
「領地変えを命じる。代わりにもっと広い領地になるから我慢して従え」

要するに、検地。これが領国としての安定的集権の基礎であり、強国への必要条件であった事は歴史が証明しています。

更には、国衆達の反抗を押さえるため、自分が道三の息子でなく、土岐源氏の血を引くと偽ります。
醜聞めいた噂でしか無かった事を逆手に取り、正統な支配者であると最大限に利用しようと言うのです。

これは正義ではないかもしれませんが、国を強くするために有効な賢い戦略である事は間違いない。
つまり高政は、妾腹でも道三に後継と指名されただけの理由はちゃんとあり、はっきりと有能だったのではないでしょうか?
(少なくとも、暗殺された弟達よりは有能であるという描き方をされている)



②高政と帰蝶の対立が必然的であった理由

一方の帰蝶もまた、単に感情だけで弟達をけしかけた訳ではなかった事が分かります。

自分が嫁いだのは、織田との同盟のためであり、それが美濃を強国へ導かんとする父道三の戦略に欠かせない布石であると理解していた。


それなのに後を継いだ高政は、織田との同盟を軽視し、むしろ敵国今川と手を結ぼうと戦略変更しようとしている。
弟を殺された恨み以上に、帰蝶にとっては自分の立場すら危くなる裏切りなのです。

父に味方し救う為に用意したらしき越前避難ルートが、この後意味を持ってくるという流れなんでしょう。今後も帰蝶さまの暗躍は間違いない無さそうでワクワクします。


③老いた道三の思い

高政が無惨に弟を殺した事が引き金だったのは間違いない一方で
「わしは跡を継がせる者を間違った」
そこまで道三を決意させたのが、むしろ土岐の血統を騙った事の方であったというのは、実に人間くさい描写です。

暗殺は自分だってやって来てますからw、それを非難する筋合いでもない。
しかし道三とその父は、油売りの子という出自を揶揄されながらも、泥臭く必死でのし上がって来た。武士達の形式ばった論よりも、商人あがりらしい損得勘定で国を文字通り「経営」して来たのです。
その強い自負故に、まるで己の人生を否定されたかの様に感じてしまったのかもしれません。

そんな劇的な人生を送った男の生涯が、息子との対決で終わるというドラマは、色んな解釈が可能で見応えしかありません。


司馬史観でいう所の、「道三の野望は義理の息子信長へと引き継がれた」も良きですし

「父を否定した息子に、敢えて己を乗り越えさせてやり、自らは散って息子に花を持たせる」という解釈だって可能です。


どちらかと云えば、司馬史観寄りの描写だった本話の道三を見て、私は「国盗り物語」を再読せねばっ!と心に誓いました。
(実は子供の頃に読んだっきりなので、ほぼ忘れてしまっていますw。間宮氏が左馬助役として発表された時も、「知らん武将じゃが頑張れ」とか思ってましたが、良く考えたらバッチリ出てたはずじゃん!国盗り物語には!)


④光安叔父上の哀愁

道三と高政との対立に巻き込まれ、領地を安堵するため足掻く光安叔父。
道化の様に必死に踊って見せながら、光秀に投げてよこす視線は哀愁そのもの


本ドラマでの光安叔父上は、格別なキレ者ではない代わりに、明智領を亡き兄から預かっただけで、いずれ光秀に戻す使命を全うしようとしているだけの野心無き善良な男として描かれていますが、西村さんは素晴らしく適役として演じてらっしゃいます👏

下克上と暗殺当たり前の乱世にあって、しかもあの苛烈な道三の下でこの様な男が生き残るには、さぞかし気苦労が絶えなかったろうと想像してしまいます泣

そんな男が最後に選んだ道は、あくまで古き良き領主としての価値観と美意識の典型であったのかもしれません。
即ち、半農で土着の豪族として先祖代々引き継いできた領地こそが命であり、これと切り離されるなど不名誉で死にも等しい。例えもっと広い土地を約されても、一から農民たちとの絆を築いて行く事の難しさも知っている。

明智領を召し上げると決めた事で、光安は高政に従う事はできなくなりました。

だがしかし、息子左馬助は置いていけよ叔父上〜ww
赤い袴はいてた男の子左馬助くんは、おじさんに連れられて、道三さまのもとへ行っちゃった〜


我らが左馬助の運命どうなる?


⑤理想の妻煕子の描かれ方が素敵

光秀との結婚に至るエピソードが、余りにあっさりだったのが今でも残念〜

左馬助くんと同様、これからもっと活躍する筈だし、登場場面を楽しみにしているキャラの一人です。

今回は、光秀が出陣の決意に至るまでを静かに見守り、決めた事には黙ってついて行く決意を見せてくれた煕子。


ガンガン政局に絡んで来る帰蝶と好対照な存在であり、理想の武将の妻として輝きを増してきました。
穏やかで慎ましやかな普段から一転、夫の覚悟を確かめた瞬間の緊張感ある表情が、見事な演技でした。


個人的には木村文乃さんは、気の強い役がお似合いだと思うので、これからもっと芯の強さを滲ませてくれると期待しています。


⑥光秀の敵はいずれか?

道三と高政との戦が避けられないものとなりました。光秀は、熟考の上、遂に決断します。
「叔父上を追い、道三さまのもとに!」


道三側に勝ち目は無いと分かっていた光秀。なぜこの決断をしたのでしょうか?

色々な解釈や説があると思いますが、私は以下の様に感じました。
即ち、光秀は利より義や道の方を取る人間であったのだろう、と。
この結果、彼は実力を発揮して出世街道を爆進し始めても、最後までどこか要領の悪い生き方をする羽目になります。
本質的には光安叔父と同じ。地方小領主であった血筋がその保守的価値観を形成した気がします。だから、信長の元で領地をガンガン変えられても平気なライバル秀吉とは出自もマインドも全く真逆。

今回の決断が、物語のラストシーンでリフレインされるのか?色々想像してしまいます。























【麒麟がくる感想_17話】道三さまと光安叔父よさらば

$
0
0
第十七話 長良川の対決

見所てんこ盛りで、美濃編ラストにふさわしい回でした。


①高政と道三の一騎討ち

見応えのあるシーンを!と作り手の気合いを感じた合戦シーンでした。
兵士いっぱい、お馬🐴いっぱい、陣太鼓も高らかに〜🥁まるで映画みたいで惚れ惚れ。さすが大河です!


父子の一騎討ち場面は、どの一瞬を切り取っても、もはや道三のために描かれた絵巻物の如く。


「父の名を申せ!」
としつこい程繰り返して息絶えた道三の真の狙いは、土岐源氏を騙ろうとする息子の嘘を暴き「父殺し」の汚名から逃れられない様にする事だった、と描かれました。



道三を越えたくば、その汚名を乗り越えてみせろ、という訳ですね。蝮の毒は死してなお、呪いの如く苛烈。


②高政と光秀の決裂

華やかな本木道三に対峙した伊藤高政役もまた、細っこいイケメン役者にはない男らしさがあった。戦国武者、しかも将の役をやる方はかくあって欲しいものです。(それ単にお前の好みや)


私はこの方の表情が好きですね。実にアップに映えます。

道三の死に間に合わなかった光秀。
裏切りを詰りつつ、今からでも自分の下に参じるよう促す高政でしたが、光秀はきっぱり断ります。

「土岐様を立派と思った事は無かったが、道三様は立派な領主だった。誇りをお持ちだった。」

ケチと悪態ついたり、「どちらかと言えば嫌いです」とか本人に向かって言ったりしてましたがwなんだかんだ言っても、光秀は道三という人物に魅力を感じてしまっていたのですね。


自分の力で道を切り拓いて来た男の誇りの前では、古(いにしえ)の名族の名に縋って国を治めようとする高政のやり方が小人の小賢しさにしか見えない。

まして本来の血筋で言えば、明智一族の方が土岐源氏の傍流なのですから、そこも反感を持つ要因だったのかもしれません。


③光安叔父の最後の願い

明智城に立て篭り、高政からの攻撃に備えている光安叔父。


光秀が駆けつけると、負傷した足を息子左馬助に介助して貰いつつ、光秀を主座へと座らせました。



「今日ここで、明智家の当主をお前に譲る」
自分の至らなさから、所領を追われる事になった事を詫びつつ、言うのでした。
「美濃を落ちのびて生きよ。生きて再び城持ちとなれ」
明智の血を絶やさず生き伸びて欲しい。
そして息子左馬助を共に連れて行って欲しい。

父の言葉を次いで、左馬助もまた必死。
「どうか父の(最期の)願いを聞き届けてくだされ」


きっと小さい頃から、真の主君は光秀であると言い聞かせて左馬助を育てて来たのでしょう。最後まで無欲で誠実な叔父上でした。

先に行け。後から行くから、と見送る光安でしたが、これが甥光秀と息子左馬助との今生の別れである事は全員が知っている。悲しい場面でした😭




④さらば明智荘

高政一派を迎え撃つと思いきや、逃げる支度を命じた息子光秀に対し、土地に愛着の強い母は残ると言い張り、光秀も妻煕子も弱ります。



しかし、領民思いの良き領主だった光秀との別れを惜しんで集まっていた領民のうち、
藤田伝吾が笑顔を作って母上を諭すのです。
「再び会えると信じて、この荘をお守りしていますから」


この背の高い正統派二枚目はどなた?って気になってた人多いんじゃないでしょうか?
この方、後に左馬助と共に明智軍団の要の一人となって活躍しますから、皆さん是非覚えておきましょうね!w

光秀の館から見上げる明智城は既に燃えていました。
さあ、光秀一家の流浪が始まります。
(…ていうか、一緒に連れてきた筈の左馬助くんはどこ?w)











【麒麟がくる感想_18話】明智一家の極貧生活始まる

$
0
0
第十八話 越前へ

①燃える明智城を後に

小さくとも城持ちの一族であった明智一家は、燃えて陥ちた我が城を見上げる事しかできません。



光安叔父だけが城と最期を共にしました。
父の天晴れな生き様を見届けた事で、城主・城代としての始末の仕方というものを、若い左馬助もしっかりと心に刻んだ事でしょう。




②北国越前へ

尾張へと落ち延びたい所ですが、そちらは追手だらけとの駒ちゃん情報を受けて、止む無く北へと向かいます。



この山道、現代でも人が踏破するのは大変なルートと聞いていますが、女連れではさぞかし辛い道のりだったろうと…


そこへ帰蝶の命を受けた美女伊呂波太夫が現れて、越前へと案内してくれる事に。


難所を越えて到着した一乗谷は、小京都とも呼ばれる賑わい。
都会が珍しくてホエーとなる左馬助や、はしゃぐ煕子様が可愛いです。




③朝倉殿に値踏みされ

太夫の手引きと、旧友細川藤孝の手紙のお陰で城主朝倉義景に謁見を許されますが



人を値踏みするこの目つきw
加えて、
「金に困っておるのだろう?くれてやろうぞ」
うーん実にバカ殿っぽいwww


浪人と見下し、人を試すつもりもあったのでしょう。しかし、明智十兵衛は
「お断り致す。貰う理由がござらぬ」
ときっぱり拒絶。


殿様はあからさまに不機嫌となり、後で呆れた太夫に説教されますがw

「あそこで恵んで貰っては、自分を後ろ立ててくれた帰蝶や藤孝を貶める事と同じであるから」
と十兵衛。自分の価値をはったりで売り込む事もせず、形式主義というかなんというか、とっても真面目でお固いのですよねこの人は。

ただし、この場面、朝倉の方が明智を値踏みして終わっただけとは私は思いませんでした。
同時に十兵衛の方だって、朝倉殿を値踏みした
そして、瞬時に「仕えるべき人間ではない」と判断を下したのではないかと笑


④屈辱と極貧から這い上がれるか

そうは言っても、一家を率い生きていかねばなりません。
充てがれた家は、全員が埃でむせこむほどのあばら家



当面の物入りのために、父の形見の数珠を質屋に入れる覚悟をした十兵衛でしたが

姫育ちの煕子様、質屋を学習しつつ内緒で自分の帯の方を売りました。良き妻です泣


尚この間、左馬助くんは煕子様と駒ちゃんを
「お守り致します!(キリッ)」
と言ってBG気取りでしたがw、つい物珍しさに目がキョロキョロしてるのが、まだ少年ぽくて可笑しかったです。



十兵衛の方も若い左馬助をそれなりに頼ってちゃんと仕込もうとしているんだなっていう描写もあって、早くも主従萌えが発動じゃチュー


しかしその十兵衛、余りにも惨めな状況に、己が本当に全てを失った事を痛感せざるを得ません。
道中、駒の命の恩人が我が父であった事も判明したのに、
その立派な父に比べて、今の己の無力さに、もう打ちのめされそうっ


しかし、母は亡き父の言葉で十兵衛を励ますのでした。
「負けた時にこそ、人は真価を問われる」

良い台詞じゃのう…。

そう言えば、先日読み返してた「国盗り物語」の一節の中で、丁度この時代の極貧から這い上がろうとしている光秀エピソードの後、
「あれ?なんで俺はこんなに光秀の事ばっか書いちゃったんだろう?(信長の物語の筈なのに)つい孤軍奮闘する光秀に憐憫が湧いてしまったよ」
みたいな事を司馬遼太郎が本文中に書いてて、つい爆笑しちゃいました🤣
日本人、こういう苦労人大好きなんだよねえw



⑤信長、弟を殺す

貧しくも結束固い明智一家に比べて、
もうこの人たち本当にドロドロ過ぎて手がつけられません笑

一度失敗したにも関わらず、弟信勝は再び謀反を企みます。しかも今度は、美濃の高政と手を組むつもり。


危機感を抱いた重臣柴田勝家がこれを密告し、
信長は病気と偽り弟呼び寄せます…
そして、弟の方もまた毒水を盛って駆けつけ…

…って、オイ、このパターン何度目だよ笑
少しは学習しろよどっちも!

それにしても、緊迫感みなぎるシーンでした。
兄と弟が互いの嫉妬を曝け出しぶつけ合い、
そして兄は涙を流しながら鬼となって自死を命じた。



美しい弟信勝を演じた木村了さんは、間宮ファンにとってはもうお馴染みw
帝一ではあの間宮が靴を舐めたほどの気高き生徒会長役だった方ですが、その彼をぶち殺した染谷信長おっかねえー



皆さん薄々察して下さっているかもしれませんが、私、本作の三英傑冒険キャスティングと演出については、まだ様子見中でございます。
特に信長は大好きが昂じて、これまで演じて来られたどの名優にも100点あげた事は無い位にハードルを上げ切ってしまっている自覚はあるので…

染谷信長初登場の時には、「ビク下げた浦島太郎じゃねえんだからよっ」って腰抜かしましたし、
親の前でメソメソ泣き出したシーンには、完全にアタマに来ました笑

しかし、道三との邂逅は名場面であると唸りましたし、今回も画面に引き込まれてしまいました。
染谷くんに関しては、実はかなりのファンで、主演映画だけでなく脇の作品もだいたい劇場で見ています。複雑な感情を抱えた若者役が本当にハマる人なんですよねえ。
だからまあ、最初に抱いてしまった違和感はそのうち払拭できそうです。良かった良かった。










【麒麟がくる感想_19話】孤独な殿様たち

$
0
0
第十九回 信長を暗殺せよ

①寺子屋暮らし

越前では、正式に朝倉へ仕官する訳でもなく、教養を活かして寺子屋の先生をしています。

子供たち可愛い…
校長先生っぽい光秀も、しっかり者風アシスタント左馬助も、なかなか様になっていますw



そんな貧しくも平穏な暮らしの中で、遂に煕子様もご懐妊!
喜ぶ十兵衛。



ちょっとだけネタバレしてしまいますが、この生まれてくる赤ちゃんは、数奇な運命の末、我らが左馬助の妻となりますのじゃ(萌)

明智一族が美男美女家系であったというのはどうやら信憑性が高いらしく、光秀もいとこの帰蝶も左馬助も、生まれてくる子たちみーんな美形に描かれてますよね❤️
成長した後の、明智家姫キャストが今から楽しみでなりません!


②将軍義輝が京に戻ったものの

遠く朽木へ追われていた将軍足利義輝が漸く京へと戻られました。


しかし、相変わらず三好・松永が実権を握っている事に変わりはありません。
両名は将軍の名と権威を利用し尽くすつもりなので、各国の諸将にもこれを喧伝するため、使者を送って上洛と挨拶を促した。

越前にもやって来ましたが、朝倉の殿は気乗りせず。だって名ばかり将軍など頼らずとも、今のままでも十分に越前は豊かで強国なんだから、わざわざ「火中の栗を拾いに行きたくない」面倒だ、という訳です。
うーん、多分バカではない。が、要するにやる気がない笑



無視も出来ないので、立派な鷹をお祝いに献上すると決め、光秀を使者として遣わす事にしました。

仕官もしてない設定の光秀の立場では、無理がある気がしますがw、将軍側近の細川藤孝と知己があるのは分かっているので便利に使ってみようか、くらいの意味ですかね?

それでも光秀にとっては、慕う義輝との久しぶりの再会です。自分の事を覚えてくれていたのにも感激っ!



③高政との思わぬ再会と別れ

なんと将軍のところで、因縁の高政(改め義龍)とバッタリ再会してしまう羽目に!


しかも高政は、同じく上洛予定の信長を、ここ京にて暗殺しようと陰謀を巡らせているらしい。
それを聞きつけた光秀は、京の警護を担当する松永弾正へこれを伝え、何とか暗殺を阻止する事に成功。


なぜ信長を救おうと動いているのか、光秀はまだ自分でもよくわからないでいます。脳裏に浮かぶのはただ、道三の残した言葉のみ
「信長は面白い。目を離すな」

企てを邪魔された高政は、帰国前に光秀を呼び出しました。
美濃での別れの際には
「今度会ったら首を貰う」
とまで捨て台詞を吐かれた高政との再会に、警戒と緊張を隠せない光秀でしたが…

「お前と共に国を治めたかった」
と思いがけない言葉。
実際には、この頃の高政の美濃統治はとても手堅く、信長のしつこい攻撃を幾度も撃退し続け、しかも信長弟を唆し逆襲まで仕掛けているのですが…

しかし、高政の顔には孤独感が漂う
道三を討ち、自分がその立場に立って見て初めて、その孤独を痛感したという事かもしれません。

仕官もせず浪人している光秀に、美濃へと戻ってくるように誘う高政の言葉は、直球でなかなか痛い。
「お前は一体何をしたいのだ」


「…わからない」
断った光秀の言葉もまた本音でしょう。
己の力や情熱をどこへ向けるべきか、この頃の光秀は本当に悩み続けていたのではないでしょうか?


ここでの別れが、高政との今生の別れとなりました。このわずか2年後、高政は病死するのです。


④義輝の哀愁

若く血気盛んな信長、初めての上洛と将軍謁見に期待を膨らませていました。



尾張平定を報告した後、信長が願い出た事は、
「隣の強国今川が脅かして来るので何とかしてくれ」というもの。

それに対して、義輝は
「今川より上の官位を授けてやろう」
とだけ。
この時の信長の「はあ?」という心の声が漏れて聞こえそうなこの顔ww


「それで、今川は引きましょうか?」
率直に疑問をぶつけますが、
「今の自分にはそれ位の事しかできぬのだ…」


将軍は麗しい顔を曇らせ、側近達も一斉に目を伏せるのでした。
はー❤️この役、向井さんの貴族的な美貌が映えまくってますね!目が幸せです。


⑤得体の知れぬ男、信長

事前に勝手に抱いていた期待やイメージを裏切られた信長、
「今の世はどこかおかしい」
という言葉だけ残して尾張へと急ぎ戻って行ってしまいました。今川の動きが心配なのでしょう。

残された光秀、松永弾正と共に信長の印象を語り合いますが、
「ただのうつけでは無さそうだ」


聞けば、己の尾張が敵国に囲まれている不利を嘆き、三好家の所領摂津と取り替えて欲しいと言っていたと。

これ、どうやら作り話では無く本当に言ったという説が元になってるんですww

そんな事出来る訳も無いのに、どういう了見だったんでしょうね?
深読みすれば、こんな所でしょうか。

1)僕だって好きで戦争し続けてる訳じゃないです。周りの敵がいなくなれば戦争やめたいです

2)年貢とか石高とかもうどうでもいいです。堺とかに近くて商業地の方が治めて美味しいです

3)京が隣にあれば、僕なら三好くんより上手く地の利を活かしてもっと大きな事やりますよ

何考えてるのか分からない、そんな得体の知れない信長ですが、そんな彼もまた孤独の人なのです。

弟を殺した事で、母との間は完全に決裂しました。
「父も母も弟も。何もかも失った」



このドラマではどうやら、
親、特に母の愛に恵まれなかった故に、人としての欠落を抱えてしまった男として信長を描こうとしているのかな?

主人公光秀が、どういう経緯で、どんな気持ちでこの男に仕える事になるのか、楽しみに待ってます。










【麒麟がくる感想_20話】左馬助くん馬車馬になる

$
0
0
第二十回 家康への文

①左馬助、超頑張れ

十兵衛の越前暮らしは続きます。
姫も産まれて、幸せそうではありますが…


「米が無くなりました…」


尾張の情勢を偵察に行かせた左馬助が腹を空かせて戻ったというのに、お粥すら出せないと。
貧乏って悲しい😭
大黒柱十兵衛しっかりして!(ていうか、長谷川さんてこういう役多すぎない?ww)

疲れて居眠りしてた所、当主のお出ましに跳ね起きる左馬助。(頑張ってる頑張ってる❤️)



寝ぼけもせず、ハキハキと見てきた情勢の説明する左馬助くんなかなか賢い。



地図を前に一人長考に入った十兵衛。
考えだすとやたら長いのは、十兵衛光秀のお約束w


すっかり日も傾いた頃(マジかよ)、

お腹が空いてた左馬助くん、そーっと干し柿頬張ってたら…
🦁「左馬助っ」(唐突)
🐴「はっ!」
慌てて干し柿戻して、背筋をシャキーン!


(頑張ってる頑張ってる❤️)
(ていうか何か食わせてあげてお願い)

前線となる大高城に入るのが、恐らく松平竹千代改め元康(家康)であろうと聞き、何か閃いた光秀、
🦁「再び尾張へ行ってくれぬか左馬助。帰蝶様へ書く文を届けて欲しい」
🐴「ハイッ」



(頑張ってる頑張ってる❤️)
(ていうか何か食わせてあg…)

若いうちは、体力にものを言わせて頑張るのよっ左馬助!当主十兵衛だって道三様にこき使われて鍛えられてきたんだから笑

多分、道中で鳥を射落としたり魚釣ったりして自分でサバイバル出来る子なんでしょ(テキトー)


②帰蝶様に入れ知恵

強敵今川が攻めてくるとの知らせに、尾張の武将たちは浮足立ってまとまりません。


そんな中、帰蝶が熱田神宮へ出向くと言い出し、信長も誘います。
「勝てぬまでも、負けない手立てを考えなければ」
きゃー帰蝶様カッコいい。


熱田には、桶狭間の戦い前に信長が戦勝祈願に訪れたという記録が確かにありますが
「実は熱田には、松平竹千代君の御母堂と叔父上がおられるので」


前線に立たされるであろう三河の松平を調略しようというのです。
合点がいった信長の会心の笑み。


「誰の入れ知恵か?おおよその見当はつくがのう」
できる嫁の後を嬉しそうについて回る信長がやんちゃ小僧というかワンコっぽくて、大層かわいいww


桶狭間という大イベントに、こんな形で主人公光秀を絡ませたんですねー。
今後、信長が光秀に興味津々となる伏線にもなるのでしょう。

そうして、三河の領地を安堵する約束をして、信長と帰蝶の二人は家康母たちの説得に成功します。


③三河の期待を背負う家康

若き家康は大変辛い立場で、駿河と尾張という強国に挟まれて、人質として行ったり来たりの幼少期でした。


今川は、そんな彼を信頼できるかどうか盛んに値踏みし、前線に投入して様子を見ようといったところ。



幼い頃からしっかり者だった竹千代君、成長した今は、虐げられて来た三河者たちの期待を一身に背負った若武者に育ちました。


(駒ちゃんから巨大正露丸みたいな謎の薬を渡されてましたが、今後これ何かに関わって来るんですかね?)

熱田の母からの密書を家康に渡した忍びは菊丸。


「どうか今川のための戦に手をお貸し下さいますな」
切々と三河者の気持ちを訴えたこの場面、岡村さん凄く良かったです。


心を動かした若き家康、恐らく寝返るまでは出来ずとも、戦に参加せずに終わらせそう。
織田としては、これだけで十分な成果なのです。


④十兵衛、朝倉にキレる

十兵衛は得意の鉄砲術で、再び仕官を試みようとしました。生活のために仕方ありません。

しかし、朝倉の殿から面接をすっぽかされ

しかもその理由が蹴鞠に興じていたからという。

頭が良いぶんプライドも人一倍高い十兵衛、完全に頭にきましたw


帰って早々にまた始まりましたよ
🦁「左馬助っ!」(大声)

尾張までの二度目のお遣いを終えて、書き物に精を出していたらしき左馬助、慌ててお出迎えします。
🐴「はっ!」



(顔立ちが端正過ぎて、殿様感が隠せていないと思うの私だけ?)

えらく荒れ気味の上司に、「一体どうしちゃったんだろう?」と不思議そう。

🦁「今、尾張の信長は大戦を控えておるというのに、このわしはこんな越前で一体何をしておるのか!」

光秀の怒りは、朝倉への怒りだけでなく、自分の不甲斐なさから来る焦りだったのですね。
そして…

🦁「左馬助、尾張まで行くぞ、案内せえ!」
🐴「はい…」

……
という訳で、左馬助くんの3度目の尾張出張が決まりましたとさ笑。

旅費はどーするんでしょうね?
とか意地悪く突っ込んでおりましたところ、
騎馬武者2人が颯爽と駆けて来た!!!


この瞬間の私の顔こんな↓
♪───O(≧∇≦)O────♪キター!!

「もうそんな細かい事はどうでも良いでござるよ早く間宮の馬上姿を見せてっ!」
興奮して身を乗り出しましたよ当然でしょ?

それなのに…
アップになったのは十兵衛様単騎だけだったなんて…神様ヒドイ…😭


間宮くん、しっかりお馬の稽古して下さいね。諦めずに待ってます…























【麒麟がくる感想_21話】決戦!桶狭間

$
0
0
第二十一話 決戦!桶狭間

①信長の勝算と覚悟

今川の大軍勢に対し、数で圧倒的に不利な織田勢。

しかし、細かく策謀を巡らし、情勢をしっかり把握して、信長は勝つための算段を怠りません。
大軍勢の兵力を分散させて、本隊を薄くしたところを狙うつもりなのです。

それでも決死の出陣には違いなく、得意の敦盛をひと舞
「人はいつかは必ず死ぬ」


②帰蝶、突然母になる

夫の覚悟を悲痛な気持ちで見守る帰蝶でしたが、そこに無邪気な信長の衝撃の告白がww

「わしの子じゃ。そなたをずっと頼りにして来たし、何かあったら織田家の未来を託したい」

「(妾に子がいた事を)黙っていた事は謝る」
(ちょっと可愛い)


いや、普通は妾の子の管理も正妻の仕事ですし、子を作るのは殿様の義務だから、謝る必要全くないんですが。どうもこの信長は、帰蝶さんのご機嫌損ねたくないらしい

帰蝶さんの「なんですと〜」って呆気にとられた表情があんまり面白かったんで、シリアスな場面のはずなのに、ついウケてしまいましたww

いや、本来はドラマチックな別れのシーンかもしれなかったんですが(ごめんなさい)。染谷信長と川口帰蝶のカップル、どこか未熟で可愛いというか、微妙に普通からズレてて面白くないですか?


③どこに置いてかれた左馬助

越前から夜通し馬を走らせて来た時には確かに一緒にいた




帰蝶の元へ馳せ参じ、「遅いわ十兵衛、もう殿は出陣してしまった」って妾の子抱きしめた帰蝶に泣かれたw時にも、確かに従兄弟仲間として混ぜて貰ってた筈の左馬助なのに

その後、十兵衛は単独で信長の後を追ったらしいww

かなり大勢の方が「左馬助どこ行った?」って呟かれていましたが、私こそ大声で問いたいぞ笑!
「俺たちの左馬助を何処へ置いて来たんだ十兵衛〜泣😭」

1)せっかちな十兵衛が一人馬を飛ばしまくって左馬助をぶっちぎりしてしまった説
(十兵衛酷いw)

2)腹が空き過ぎand体力の限界に達した左馬助が、どこかで死にそうになって行き倒れてる説
(左馬助不憫)

3)若い左馬助はピンピンしてたのに、往復の酷使にお馬の方が限界で、仕方なく奇妙丸様のお相手して自分がお馬になって差し上げてた説
(左馬助可愛い)

もうどれでも、貴女のお好きな説をお取り下さい(開き直った)


④反骨の三河衆

実母を通じた説得を振り切って、今川の先鋒を務めた家康。裏切りは性に合わない。あくまでも誠実な人柄なのですね。
(これまで描かれてきたタヌキ親父像となんたる違いかw)

しかし、その後の今川の人遣い荒い姿勢には、見合うだけの誠意を感じられず。
部下たちと結束して遂に異議の声を上げました。


もしここで、命じられた通りに織田を後ろから攻めていたら、信長たちは敗れていた。
この三河の動きがこの時の信長を助けることになり、
三河もまた結果的に、弱体化した今川から離れ、独立勢力として伸び始めるのです。


⑤今川義元の最期

御輿に乗って進軍して来たというのは、どうやら史実らしいですが笑

これまでドラマで描かれた今川義元って、エセ公家みたいなのが多かったのに、ちゃんと英雄として描かれた事が嬉しかったです。
(私は、静岡育ちなのでw)
(もっともルーツとマインドはちょっと違う)


夫と二人で徒歩で旧東海道を歩いて巡っているのですが、桶狭間!行きましたよ〜
今は宅地化されちゃって、急斜などさほどなかったですがね…

私的見所メモは2つ。

翼くんの2メートル級大ジャンプ!



銀英舞台で武闘派色男シェーンコップを演じてらした殺陣のプロフェッショナル山口馬木也さんの渋いカッコ良さ❤️

(間宮くんはぜひこの方に弟子入りして乗馬と殺陣を極めて欲しいっ)



⑥前途が大きく広がった信長

決戦に勝利した信長を、街道で迎えた光秀。



この時の十兵衛は、普段の気難し屋っぽい表情が消え、はっきりと信長への賞賛が出ています。

信長も素直に賛辞が嬉しかった様子で、そんな十兵衛に心を少し開いて見せた。
「わしは子供の頃から、親に褒められた試しがなかった」(=褒められて嬉しいボク)


うつけと馬鹿にされ、母親にも疎まれて育ったこの若者ですが、この劇的勝利で漸く自分の力に自信を持ったのではないでしょうか?

その自信の向かう先は?
十兵衛だけでなく、我々もまた新しい時代の到来にワクワクする素敵なラストでした。


ご無事の撮影再開、そして続きの放映を首を長くしてお待ちしています!









【BG2感想_1話】長さを感じさせない面白さで期待度アップ!

$
0
0
待った甲斐がありました〜

初回シリーズより面白さがアップしてて嬉しかったです。

・登場人物を絞り込み
・組織対個人という対立軸を明確に

これが分かりやすくなってた理由かな?
メイン4名それぞれの個性もすぐに思い出せましたしね。
初回延長の長さを感じないほど楽しめました👏


①買収されて会社がVIP専門に

VIP警護に相応しく、タキシードでバッチリ決めたBGのメンツ。
相変わらず全員カッコ良過ぎて悪目立ちしてますww



え?今回沢口くんがリーダーなの?すっかり成長してしまったのねえ…



政治家を狙った怪しいロン毛男を阻止したものの、逃げられました。と言うか、逮捕はBGのお仕事外。




(今シリーズも、毎回キムタク様の痛いシーンがお約束になるのでしょうか?超期待)


この事件が早速メディアに。
初めてリーダー務めた案件が大きく取り上げられられたのを羨ましがられる沢口くん。




彼女できたばっかだそうですよ。これまでで一番可愛い彼女だそうですよw
なんだ、やっぱりまだまだ青二才のゆとり君でした。彼が調子に乗ってると、ちょっとホッとします笑




②犯罪歴のある人間からの依頼

島崎宛に届いた警護依頼の差出人は何と元犯罪者。



かつてメディアを騒がせた大学研究室での女性の死。過失致死の責任をとって刑を務め、出所してくる男でした。

VIP専門になった会社の方針に合わないと、即却下の課長。
政治家警護の事件も社の良い宣伝と喜ぶ姿勢にも、自分が怪我を負っているのに…島崎は疑問を抱かざるを得ません。


社長に直談判しに行くものの、やはり却下。
サラリーマンは辛いよ。


ところがその帰りです。
ロン毛男を発見し、被害者であった筈の政治家との繋がりが発覚。


やり手社長ともども宣伝のために仕組んだ芝居だったと知ってしまった島崎は、大反発。

問い詰めても
「方針に従えない人間は要らない」
と冷酷な社長の言葉に、島崎も社章のバッヂを叩き返しました。

島崎は会社に残る仲間たちの為にも、こんな卑怯で危険な宣伝を二度としない様に
「もし約束を破れば、事を公にしますよ」
と釘を刺して去りましたが、こんな腹黒そうな社長を脅したりして大丈夫なのかしら…



③フリーのBGとして警護を請け負う

会社をクビになったお父さん。フリーで働く宣言しました。
成長した息子くんの心の声が聞こえてきそう笑
「まただよこのオヤジ…」


組織から離れた事で、自らの意志通り、出所人の警護をうける決断が出来ました。
それは良かったんですが…


折角マスコミから隠れる様にガードしようとしてるのに、依頼主の行動がどうもおかしい。


恩師である教授に会って詫びるため研究室へ行きたいと語る男の、真の目的を島崎はうっすらと察し始めたのでした。


④島崎の後を追う高梨

島崎の突然退社を不審がる残されたメンバーです。

プライドの高〜い高梨さんは、島崎の穴は当然自分が埋めるしかないと思っていたでしょうに、課長が指名した次のリーダーはまゆタン。


励ますつもりで兄貴の肩に手を置く沢口くんが、相変わらず空気読めずしかも馴れ馴れしくてサイコーww


そして今日は競馬場のクリスタルBOX。相変わらずわがままなVIPの警護ばかり


クライアントの理不尽な言葉にまで絶対服従を要求され、男高梨静かにキレたぞ笑


息子くん経由で把握した島崎のショボい個人事務所に、押しかけ女房!


島崎もワケが分からないうちに、すっかりバディ顔して助手席に乗り込みました笑
前作から続く高梨のツンデレは、どうやら不治の病だった様ですねww


⑤事件の真相を暴いたツンデレバディ

島崎の推察通り、依頼人の目的は、教授が真犯人であった事を問いただす為でした。

追い詰められた教授は超低温室に篭って自殺を図りますが、真相をバラされたくない余り依頼者と島崎まで道連れにしようとします。



そこへ現れたのが、お約束のツンデレ高梨。
二人の息が合ってんだか合ってないんだかまだ良く分からない協業でw、脱出に成功。



教授は改心して恐らく自供。
島崎の使命感と信念が、依頼人の未来を守ったのでした。





⑥バディを取り巻く人間模様のこれからが楽しみ

今回のシリーズは、島崎と高梨のバディ感を中心に展開していく事は良く分かりました。



何気に付き合っていた設定から、秒速で別れたらしきこの二人の今後も気になりますし

「何も言わないで行っちゃうとか付き合ってる意味ないし」

「あ、そう。じゃあもうオレの面倒みなくて良いから(ガチャ)」←酷い

「は?今あたし振られた?許すまじ!」←相変わらず男運ゼロ


(修羅場キタ〜😰)
島崎が実は自分を庇ってくれた事も知らされないままの末っ子沢口←相変わらずゆとり坊や


高梨に続き、まゆ姉と沢口も順に後を追ってチームが戻って行く流れになるのでしょうか?そうだといいな😆




女医さんと島崎との絡みも要注目ですね!



最後に。
捜査一課長とのコラボシーンも記念に置いて置きます〜






【BG2感想_2話】ザッキー&ナッシー良いコンビ

$
0
0
①依頼人は全盲で自殺未遂のピアニスト

大手企業に買収された社に残って、本日もVIP警護のお仕事してるまゆ姉と沢口くんです。


今回の警護対象は、全盲の天才ピアニスト。国際コンクールを控え注目されています。

ところが、この依頼人実に困った人で。
白杖も持たずに外出したりワザと車の前に飛び出したり、危険に身を晒すような事を自らしてしまう。自殺願望なんでしょうか?

まゆ姉の活躍で間一髪救われますが、kicksコーポはこんな危険な仕事からは降りる事を判断。


②危険なお仕事は島崎警備のもとへ

引き受け手のいなくなったこの仕事を紹介する為に、課長に言われて島崎のもとを訪れた沢口。


島崎が突然辞めた理由を教えて貰っていない沢口。躊躇いがちに島崎のショボい事務所を眺めた挙句、
「えっと…味のある雰囲気ですね…」
とか彼なりに気を遣ってみてるんですが、相変わらずナチュラルに失礼なのは最早才能ですww



高梨まで合流した事で社内で一悶着あった事を伝え、先輩たちの事を彼なりに心配している様子。


その高梨ですが。
島崎のもとへ押しかけ女房したものの、島崎は拒否。
「お前みたいに腕力自慢で愛想無い奴は、仕事を選べない弱小の仕事ムリ」

あ、うん。コレは島崎の言う通りかもww

「お前のスキルならどこでも雇って貰えるし、すぐ辞表取り消してこい!」

一応島崎は、高梨の能力は高く評価してるんですよね。だからこっちの言葉もまた本音だったはず。

だけど、人の話を聞かない高梨さん。
クライアント訪問の場に相棒顔で押しかけて、


めっちゃ作り笑顔で愛想振りまいてみたぞ!高梨のキャラ面白すぎるww

こうして二人は、問題の多いピアニストの警護の仕事を請け負う事になりました。


③姉と妹の二人の夢

亡くなった両親の代わりに、姉がピアニストである妹のマネジメントを行なっています。


妹の夢を支えるためと言いつつ、姉は妹の講師だった恋人とも別れ


いつしか全盲である事を利用してまで売り出しに必死になってしまった

単に注目されるプレッシャーから逃げたがっているかの様に見えた妹の行動ですが
実はそんな姉の行動が重荷で耐えられなかった。自分のために犠牲になって欲しくは無いのです。


姉妹は、高梨と島崎それぞれから諭され、見失いかけていた二人の絆と夢を取り戻しました。

連弾で弾くドビュッシーの「夢」。ここ美しいシーンでしたね。



警護の仕事を無事終えて、
「(夢を守ってくれて)ありがとう」



クライアントの言葉を受け止めた島崎の姿を見守っていた高梨の顔に思わず浮かんだ自然な笑顔を見よ!


あの嘘くささ満点だった作り笑いとの違いに注目!でありますww



④ザッキー&ナッシーコンビを待ち受ける危険とは

今回も出ました!体を張ったキムタク様イタタシーンです。😂

姉に振られた事を逆恨みした元講師が、妹ピアニストに危害を加えようと襲撃。

もうこの絵だけで、「やるな」って分っちゃいますよね!
そして見事な階段落ち👏


高梨の長〜い手足を活かしたアクションも迫力で見応えあり。



しかし彼らの危険はこれだけでは終わりそうもない。
謎のロン毛男が身辺に幾度も現れ、島崎は嫌でもkicks劉社長の影を感じざるを得ません。

覚悟を決めた島崎、相棒となった高梨だけには退社の真相(政治家と結託して宣伝芝居をうった事)を伝える事にしたのでした。




⑤真相を知らない二人も危険な目に?

口では社員を守る、みたいな綺麗事を語る劉社長ですが、心の奥底では何を考えているか全く読めない不気味さがあります。


そもそも、危険な仕事は下請けへ丸投げ、という方針には違和感を抱かざるを得ない。
残された二人は口には出さなくても、心の中でどんどん疑念が膨らんでいる状況。





そんな社長、次はよりによってまゆ姉を口説きにかかりました!
「女性役員に就かないか?」
「仕事だけでなくプライベートでも私を支えて欲しい」


さあ、高梨と別れたばかりで怒りもまだ収まらぬ風情のまゆ姉さん、どうする?
(ていうか、本当に男運のない女だね…)

一方の沢口もまた、違う方向から謎多き社長の裏の顔に迫りつつありました。



「凪」ちゃんという彼女?を待つ間に、社長の過去を検索。
すると驚くべき事実が!
英文記事なので恐らく香港とかの外国での出来事でしょう。劉社長には、かつてフィアンセを強盗に殺された悲しい過去があったのです。


それが、IT起業家が警護に参入してきたきっかけなのでしょうか?それとも、もっと何か別の黒い陰謀が絡んでいるんでしょうか?


各話の警護話だけでなく、劉社長にまつわる真相の行方も気になってきて、続きがとても楽しみです。






【BG2感想_3話】敵なのか?社長の謎深まる

$
0
0
①悪人警護も承ります

今回のクライアントは、大型の投資詐欺の被疑者。不起訴となり釈放されるも、大勢の被害者から恨まれています。

悪徳投資家らしくお金はあるのでしょうが、被害者をわざと煽るような言動をした事から、例によって大手警備会社から断られた問題物件。

世話になっている女医経由で、この仕事を請け負う事になった流れは自然でしたし、

「警護の対象を選別したくない」
「それだとVIP仕事だけを請け負うkicksと同じになってしまう」
という島崎の信念にも説得力を感じました。


②深まる島崎と高梨の信頼関係

決してYESマンではないけれども、共感から一緒に進む決意は揺るがない高梨との微妙なバディ感がどんどん形になってきました。

クライアントを襲う暴漢と格闘した時のハイレベルな高梨の技能は見事でしたが、
その後、ボディーガードが反撃してどうすんだと、嗜めた先輩島崎もカッコ良かった。


危険を警告に来てくれた菅沼を追っかけろよ、と島崎が助言&けしかけたのに、ぐずって逃げられた高梨が、何だかんだ人生の先輩として島崎をリスペクトしている本音も垣間見れて、



このバディ、とーっても良い感じだと思います!


③認め合う女医との関係は?

今回、怪我の手術を請け負った女医笠松のキャラクターがフィーチャーされました。

事件に巻き込まれ、危ういところを島崎に助けられたのは、今後この二人の関係が進展して行くフラグ?

互いのプロフェッショナルを尊敬しあえる関係は素敵なので、あまりメロドラマ寄りにせず、仕事への姿勢に共鳴するお相手として描かれる事を期待しております。


④悪人も人間である

女医を狙った犯人は、病院内部のリハビリ師の犯行でした。
(木村了会長とは麒麟でも共演したのに、直接の絡みが無いままで残念…)


島崎達にしつこく絡んで来た販売員のおばさんも、やはり詐欺被害に恨みを抱く人。

こんなに多くの人間に恨まれて当然な事をした男ですが、悪人であっても人間です。

彼にも壮絶な人生があり、投資とは自己責任だという彼なりの信念だってある、と描かれたのはフェアな人間描写で良かった。

「逃げも隠れもしない」と嘯きつつも、本心では自らが処罰に値する事を分かっているのに、実は権力ある政治家の圧力を受けがんじがらめ。

島崎の説得により、自首して真相を語る事を決めたクライアントは、最後に出頭のため警察署までの警護を頼んだのでした。

彼の資産は恐らく全て被害者補償に充てられてしまい警護料は残らない。けれど
「必ず復活してみせる。一生かけても払うから」
「俺の野心を守ってくれてありがとう」


ツケといてくれ、との台詞に思わず笑顔の島崎ですが、こんな案件ばっかで島崎警備の経営大丈夫なんでしょうか?笑


⑤kicks残留組に社長の魔の手?

沢口は、島崎達が辞めた理由には何かあると勘繰っていますが




課長にしっかりと目をつけられてマークされてしまった感じ。真相に近づこうとする彼には危険がチラつき始めましたよ…

島崎達の仕事を裏でこっそり助けたりして、彼の気持ちはkicksよりももう島崎警備に傾いているように見える。




まゆ姉は島崎達のための調査を手助けしてくれましたが、今回きりだと念を押されてしまいました。




そして、なんとまゆ姉は、あの怪しい社長に役員受諾のお返事を!なんの為に決断したんでしょうか?

島崎の元にもずっとロン毛の男が張り付いているし、

何か企んでいそうな社長に、島崎は再びの念押しをしました。
「宣伝工作の真相は口外しない。代わりに、二度とボディーガードの命を弄ぶ様な事はするな」

しかしこの曲者社長、これを対等な取引や約束とは認識していなさそう。
むしろ宣戦布告と受け止めて、牙を剥きそうで。今後の展開が不穏。








【BG2感想_4話】じれったい関係だらけでござる

$
0
0
①ヒキニー様からのご依頼だ

弱小島崎警備w立ち上げたホームページに早速依頼がありましたよ。

メールの文面と電話でのやりとりからは、依頼人はかなり非常事態の印象でしたが…



慌てて駆けつけてみれば、なんと20年以上も引き籠もり無職男性からのSOSでした。
(つか、髭もじゃの岡田くん、化け過ぎでしょ〜誰かと思ったわ…)

昔誰かに襲われた事があって不安なのは嘘ではないと主張。それなのにどうしても出かけなくてはならない理由は何と同窓会。しかも、参加するのではなく、開けるタイムカプセルの中身を誰にも見られずこっそり持ち帰りたいだけと。

地味過ぎというかw、これボディーガード案件?金貰えんの?という高梨が当然抱いた疑問を押し切り、あくまでクライアントとして受諾した島崎なのでした。


②クライアントの勇気を見守り背中を押す

引き籠もりの息子を見守る事しか出来なかった両親を説得して、いざ出発。

久し振りに外へ出るクライアントが抱く不安に誠意を持って向き合う島崎、大人ですね。



ところが、お節介な近所の奥さんやら、記憶の薄い自称元親友やらが現れ、

止めに、例のロン毛男が嫌がらせの様に尾行して来た為に、すっかり怯えて家に逃げ戻ってしまった依頼人



そこで島崎は、関係悪化してしまっていた父親をけしかけ、依頼人に同窓会に参加させる様仕向けました。
「自分にも息子がいます」
「息子さんは、外に出たいと助けを求めているんです」


③誰にだって同窓会は敷居が高い

同窓会に尻込みするクライアントに、島崎と高梨それぞれが語った「俺の同窓会」が味わい深い。


特に、「俺の事覚えてなかった同級生がいてプライド傷ついた」てのは、とっても高梨さんらしくて吹き出しましたw
(私も、同窓会なんてぜーんぜん行きたくない人種なので、とてもわかる〜笑)

怪しいなーと思ってた自称親友が、やはり過去の脅しの犯人で

「お前に脅されたせいで、受験も出来ず人生崩れた」と積年の恨みを持っていた。
全く記憶になかった依頼人。虐めって、虐められた方は生涯忘れられないのに、虐めた方は全く覚えてない。この残酷な図はとってもリアル。

しかし、勇気を奮ってこの同窓会に参加したからこそ、依頼人は過去の自分と向き合う事ができたのです。

恨まれた同級生には謝罪し


父の仕事に憧れていた頃の素直な気持ちを思い出して、関係性も改善へと



「俺の記憶を守ってくれてありがとう」
最後に、お髭剃ってさっぱりした岡田くんのお姿拝めて良かった。この年齢で就活かしら?ガンバレよ!!



④未練ありそな高梨さん

取締役に抜擢されお仕事バリバリなまゆ姉さんを、沢口くんは嬉しそうにからかったりしてます。




そんな状況を、こっそりチクりに行く情報屋みたいな沢口wフットワークも口も軽いのがコイツの持ち味か?


「劉社長と菅沼さんの間が社内で噂に」
「高梨さんには伝えなきゃと思って」
って本人は気を遣ってるつもりなんだろうけど、肝心の高梨さんてば、ショックを受けてお茶をボトッて落としてた笑


まゆさんに未練ありありな、そんな高梨さんです。

その頃、菅沼まゆ取締役さまは、沢口ごときの手土産とは比較にならない高級寿司を、デートで召し上がっておりましたw

しかしながら、劉社長が告白した自分の過去は、理解不能で…
「愛した人を殺された事が警備業界に手を出したきっかけ」
「だが、誤解しないで欲しい」
「ボディーガードは盾になれなかったとしても報酬を受け取れるって知ってね。これは儲かるビジネスだと考えた」

さすがのまゆ姉も、薄気味悪そう。この社長の狙いは何なのでしょうか?


若き美女のボディーガードは、メディア映えします。どんどん派手に目立つ方向へと押し上げられ始めた菅沼を、横で沢口が不安そうな視線で見守ります。沢口は、高梨とのこじれた関係も心配しているんでしょう。




⑤女医さんにフラれた?島崎さん

一方の島崎さんも、ちょびっと勇気出してみた

女医先生をお食事に誘ってみましたが
「気を使わないで」
と素っ気なく切られました。
んーコレはフラれた?脈無し?

いえいえ、この女医さんもまた、すっごく拗らせ系素直になれないキャラと見た笑
これはなかなか焦ったくて良いね笑👍



さてと。どうやら来週は、沢口くんの彼女登場予定らしい。出番一杯あるかな?楽しみです❤️






【BG2感想_5話】間宮沢口から笑顔が消えた…

$
0
0
①秘書課の彼女にゾッコンの沢口

暴漢に襲われかけて携帯を盗られてしまった沢口彼女の凪子さん登場。kicks劉社長秘書課勤務の才媛です。




付き合ってまだ半年だけど
「これまでのチャラい彼女たちと違って、凄く真面目で頑張ってて」
「結婚したいと思ってるんス」




いやー、チャラいのはお前のノリの方では?と全国民が突っ込むとこだけど笑。でもこの能天気な明るさと無礼な程の正直さが沢口くんの持ち味ですから。

(ぼく凪子が心配なぎこしんぱい凪子心配…)



(あ、ザッキーさんいたんですか?)


美人の彼女しか目に入ってなさすぎて、ここ笑ったわ〜

そんな彼女が、どうやらストーカー被害に遭ってるらしいと聞いて、本当なら自分が守ってやりたいだろうに、仕事が入ってしまっているので先輩達に警護依頼をする事に。

「お前、貯金とかあるの?」
なんだかんだ言って、年下の沢口の事を可愛がってもいる二人は懐事情まで心配してくれますが(でも1円もまけてくれる気配はないw)


「ぼくkicksになって給料上がったんです!危険手当も出ますし」
大企業のパワー凄いっす!
悪気ゼロであっけらかんとのたまう後輩の言葉に、軽いショックを受ける高梨さん可愛い

自分は平気だから、と断ろうとした凪子さんですが、沢口の勢いに押し切られた形になりました。でもなんだか微妙そうな表情が少し気にかかります。



②彼女が言えなかった事

島崎&高梨コンビは、凪子の警護を始めてすぐに感づきました。
すれ違う通行人などには全く怯える素振りのない彼女。
「実は彼女は、ストーカーが誰か知ってるのでは?」

怪しんでいたところ、彼女の自宅近くで待ち伏せていた不審者を捕まえてみたら、何と、kicks警護課の課長ではないですか!


ところが凪子は、その課長は犯人ではないので解放してくれ、と言い、真相を二人に告白したのです。
「上司の秘書課課長に、突然誘われて…」
断ったのに付き纏われて、無理やりキスまでされた事を沢口に知られたくなかったと。


なんだか釈然としない凪子の言い分ですが、警護対象本人の言葉に一旦は従い、知り得た真実を沢口に伝える事もせず、捕まえた警護課長も帰してしまった二人なのでした。


③組織と戦う彼女の決意を後押し

しかし、その後高梨がぶつけた言葉は、島崎に刺さりました。
「あんたは、劉社長と関わる事を避けたいだけだ。自分が制御出来なくなりそうで怖いんだ」
それは図星だったため、島崎はある覚悟を決める事に。

再び彼女の警護者として現れた二人、きちんとストーカー行為をやめさせましょう、と彼女の背中を押しました。
恐らく彼女の本音は、自分のキャリアも、恋人沢口の会社での立場も、会社という組織に楯突いたら守れない…と泣き寝入りするしかないと思っていたのでしょう。

「私に、戦えるでしょうか?」
と不安そうな彼女に、
「戦えない人なんていません」


この言葉に勇気を得て、凪子は二人に守られて会社に乗り込み、上司に抗議する決意をしました。


何ひとつ知らされていない沢口も、元彼が乗り込んできたのを見かけた菅沼も、状況が良く分かず困惑していたところ…




なんと劉社長自身が応対に出てきました。どうやら話は単純なセクハラでは無さそうです。
しかも、あろう事か、問題の秘書課課長の警護を菅沼と沢口に命じてこの場に呼んだ!


かつては一緒のチームで戦った4名は、真っ二つに別れて対峙し合う羽目に陥ってしまったのです。


④修羅場〜

秘書課長は、降格を命じられた事に反発、重大な劉社長の秘密をバラし詰り始めました。

「彼女が携帯にバックアップしたファイルに、社長が議員にVIP警護情報を漏らした証拠をうっかり含めてしまったため」
その自分がミスしたデータを消すために彼女に近づいた。あくまでも社長の為にやったのに。


こんな理由で彼女に近づいた男は許せん!
頭に血が昇った沢口は思わず掴みかかりますが、「仕事!」と菅沼姉御に首根っこ捕まれました。警護を命じられた対象に殴りかかっちゃダメです…(気持ちはめちゃ分かる)

恐らく、警護課課長が彼女の身辺を伺っていた理由は、社長がこの件の対応を警護課長に命じていたからなのでしょう。
自分が命じた訳でもないやり方をした秘書課長に向かって劉社長が放った言葉は氷の様に冷淡でした。
「浅知恵だな…」

この言葉に逆上した課長が、コーヒーを劉社長に浴びせたのを、咄嗟に静止出来なかった沢口と菅沼。


菅沼の方は、直ぐに気を取り直し、恐らく沢口への配慮と責任感から、秘書課長を警護して外へ連れ出す役目を買って出ます。

しかしそんな割り切ったお仕事振りに、元彼高梨も皮肉を投げ、益々この二人の間に亀裂が入った様子


だって、秘書課長、言い訳ばかりで一言も被害者の凪子に謝罪してない!
真実が暴かれ課長は左遷。携帯も何とか取り返した。


確かにこれでストーカー被害は止むでしょうが、これが凪子が決意して乗り込んできた成果と言えるでしょうか?

仕事を果たせなかった事も、恋人を守れなかった事にも傷ついて、打ちひしがれていた沢口くんですが、更に追い討ちをかける様な事実が


「島崎くんはね、君に危害を加えて宣伝しようとした私に反発して会社を辞めたんだよ」

「自分の恋人が強盗に撃たれた時、雇っていたボディーガードは逃げたよ。覚悟もない癖に、身体を張ってるとか、そんな綺麗事を言う奴が私は一番嫌いでね」

しかしながら、その言葉には、ボディーガードとしての誇りを賭けて真っ向から立ち向かう島崎なのでした。
「自分だけでなく、高梨も菅沼も沢口も、盾になる覚悟はできてます!」


⑤彼女の決意は守られたけれど

結局、謝罪も約束も会社から引き出せなかった事を詫びた島崎に対して、凪子は言いました。
「自分の戦う力に自身が持てました。会社を辞める決意が出来ました」
「私の決意を守ってくれてありがとうございます」

その様子を見守っていた沢口の心中は複雑でした。
「…自分ばっかりカッコ良いですね…」
世話になった先輩島崎に、思わずそう毒づいてしまったほど。


多分、彼女を自分の手で守れなかったという悔しさがまずあり、
更には彼女だけでなく島崎たちも自分に真相を話してくれなかったという事と、更には辞職した理由まで知らされないままだった事で、自分は信頼されていない、と感じてしまったのではないでしょうか?
(実際、島崎には秘密主義というか自分一人で抱え込んでしまう癖があり、高梨もまた苛立ちつつガンガン扉叩きまくってる最中ですしね〜)

そんな彼の懸念通り、凪子は沢口に切り出したのでした。
「私たち、距離を置かない?」
「私も、正ちゃん(沢口)を守ってあげたかったんだよ…」





沢口は、こんな形で、自分の独り善がりな愛情と未熟さの報いを受けてしまったのですね…
(映画Redのクズ旦那や半青のクズ旦那がフラッシュバックしたのは私だけじゃないはずだ←)



思い詰めた沢口、劉社長へ辞職を願い出ます
「僕には、社長が、ボディーガードを憎んでいる様にしか思えませんでした」


その言葉を、その通り、と余裕で受け止めた劉社長が続けた言葉は謎に満ちていて、、、
「辞める事はない。憎しみは怒りになって、仕事へ立ち向かう強いパワーへと変える事が出来る」


一体、この社長は何を望んでいるのでしょうか?
沢口の心を何かに利用するつもりなのでしょうか?(つか、緩めちゃってた沢口のネクタイ直してくれてありがとうな?←)
闇堕ちの気配まで漂わせ始めた沢口くんに、あの能天気な笑顔は再び戻ってくるのでしょうか?



⑥クライマックスへの布石

コロナの影響で、全7話に短縮放映が決まってしまった本シリーズ。
残すところ、あと僅か2話。
ガンガン引き要素が詰め込まれてきました。

社長と議員たちとの秘密を知った警備課長は、秘密漏洩の危機を議員にリーク。社長失脚を望んでる?


また、しつこく島崎に付き纏っているロン毛の男に、笠松先生が見覚えあると。正体と目的は何なんでしょう?
亡くなったという警察官だった夫と何か関係がありそうです。



怒りという感情を仕事の情熱にしている劉に対して、感情的になってしまう己を厳しく叱咤する島崎との対比も、何か意味を持ってくるかもしれません。


盛り上がって参りました〜。最後まで突っ走って下さい。










【BG2感想_6話】最終回前夜らしくたたみかけ

$
0
0
①本日も地味なお仕事

少しづつバディー感を増して来てはいるものの
ツンな関係性は相変わらずなザッキー&ナッシー

そんな二人に舞い込んだ新しいお仕事は、これまでの中でも最も地味かもしれないw
立ち退きを命じられたカレー屋の女将の身辺警護

名取裕子様…この方、お若い頃からアホには絶対見えないタイプの貫禄系美女で、職業婦人とか女帝やらすと並ぶ者なしだった。今回カレー屋で本当に良いんですか?って感じですっw

地味ながら厄介なお仕事。
一昔前の地上げ屋みたいな悪質な嫌がらせ・脅しをしてくる地権者ドラ息子一派ですが、法的手続きはきちんとしており、彼らの方に明らかに分がある。


②カレー案件解決

例によってクライアントに寄り添う姿勢を見せつつも、島崎は女将の本心に切り込んで行きます。

「本当は、もうこの店を続ける事を諦めているんじゃないですか?」
ご主人を亡くし心折れかけているのにただ突っ張っているだけ。自慢のラッキョウだって新しく仕込まれていない。

そこへ乗り込んで来たドラ息子達を、二人は最高のコンビネーションであっさり撃退。
その上で立ち退きを決意させ、女将の背中を押したのでした。

「カレーの味は、この場所でなくても守れます」
再びカレー屋の女将として再出発する意欲を取り戻させて、任務終了。誤差なし!


③ロン毛の男の正体は

自身の周囲の安全に危惧を抱く島崎ですが、

生意気盛りの息子に、体技でもって教育的指導を行った父親らしいカッコ良さを見せたかと思えば

笠松女医さんが突然訪れて来たことに分かりやすく狼狽えたり、中々可愛いバツイチ男ぶりです❤️


笠松女医は、ロン毛が、亡き夫の葬儀に来ていた元警察の同僚である事を思い出し、それを伝えに来たのです。


その後2人は、不器用ながらも良いムードに…
大人の恋らしさたっぷりな綺麗なシーン。

そこへ、島崎曰く「微妙な関係になってる後輩」沢口からの緊急連絡が。つか、良いトコ邪魔すんなよ沢口〜



④曲者議員の警護で起きた事件

劉社長と結託していた問題の議員が、自身の疑惑釈明会見を私邸で開催。kicksが警護を請け負う事になりました。




議員会館などで行えば、公的警護がつくのに、何でわざわざ私邸で?
沢口が当然の疑問を呈しましたが現れた劉社長は上機嫌。
「…記者が大勢来る案件の警護は、また我が社の宣伝になるという事ですね…」



「分かってるじゃないか、沢口くん」
このやりとりを不安気に見守る菅沼。またも裏がありそう、と感じているのでしょう。


そして、二人の危惧通り、事件は起きました。
ロン毛を見つけた沢口、見逃したリーダー菅沼に「視力落ちました?」
と生意気に毒づき、鬼の顔して警戒マックス




つか、まみやん、顔!顔怖すぎだから!
本気出し過ぎて、人を殺めてしまいそうなBGになっとる笑
(こんな顔して、実際には、いつもこのロン毛に吹っ飛ばされてるところは可愛い)


この顔で、劉社長といいこの議員といい、偉い人から慣れ慣れしく肩に手を置かれがちな沢口くん。多分、強面のワンコだと思われてんだな〜

議員を襲い、逃走した男を横から跳び出した菅沼姉が引き倒す。ここ、かっこよかった〜菜々緒様の長い手足が映える映えるw



リアル瞬足の間宮沢口追跡も及ばず。残念ながら取り逃したものの、男は菅沼に衝撃的な台詞を残して行ったのでした。
「劉社長に頼まれてやった」
と。



⑤急展開!逃亡者となった劉社長

議員を襲った犯人を追う警察から事情を聞かれ、菅沼は半信半疑ながらも見聞きした事実を言うしかありません。


その結果、劉社長は任意同行を求められ…

あろう事か逃亡したぞ!
劉社長は、警察とも癒着した議員が自分を裏切って嵌めようとしている事を悟り、海外逃亡を図ろうというのです。

そして、案の定、島崎に警護を頼んで来た!
お前はゴーンか笑

当然の事ながら、高梨は猛反対。
けれども、請け負う決意であろう島崎の心中を察すると、悔しそうに去って行きました。
「カレー屋で、心底動きやすくて、ようやく真のコンビになれたと思ったのに」




せっかくのナイスコンビだった二人はどうなっちゃうの?
そして、劉社長が指定した待ち合わせ場所へ向かった島崎は、警察に囲まれてしまい…どうやら一緒に逃亡者に成らざるを得ない流れになってしまった。



さあ、次回最終回。
出来れば、次のシリーズにも期待が持てるような納得のクライマックスを希望します!



【BG2_7話最終回感想】シーズン3を期待したい

$
0
0
①劉を単独でも守ろうとする島崎

逃亡者となった劉社長。静岡県の小飛行場から海外逃亡を狙っています。議員も警察も全く信用できないと考えているからです。


島崎は、どんな対象だろうが依頼者を選別したくないというポリシーと、海外に逃れたあかつきに警護宣伝の芝居の件を公表すると約束した事から、単独でも守る事を決断。

警察から逃れながら無事静岡へ送り届けられるでしょうか?


②社長が居なくなったkicksは混乱

警察に事情聴取され、更に先輩島崎までも劉と同行の目撃があっては、菅沼と沢口どちらも心穏やかではいられません。


そこへ、島崎と決裂して自ら協力を申し出て来た高梨が現れたので、事態は一層複雑に。




課長の指揮のもと、議員の要請を受けて劉社長と島崎の捜索をする事になりましたが、警察でもない彼らを私兵の様に動かそうとする意図を、みな警戒せざるを得ない。




というか、所属していた組織が機能しなくなった時、人は真に己の信じるものが露わになり、それに従って行動せざるを得ないんだろうなって思いながら見てました。





③四人が続々と合流

まずは高梨登場で、刺客となったロン毛との死闘を間一髪で救う。カッコいいw

しかし尚も劉の逃亡に反対し続けている彼を、「消えてもらおうか」と視聴者をミスリードしておいて…

高梨を殺したというダミー情報を使って菅沼沢口を呼び出し


実は元同僚だった四人にしかわからない暗号で、
高梨と劉とを変装ですり替え、本物の劉の方を菅沼沢口に保護させる作戦でした。





ハイつまり、最初から課長の命令なんか誰も聞く気ゼロでしたーwなんか、可哀想に感じたの私だけ?w


④信じなければ守れない

四人集合したものの、罪有る者の逃亡に加担する事には皆本心では賛同していません。劉の約束など信用出来ないと。ハイ、揉めますお約束。

しかしプロフェッショナル島崎さん、全くブレず意志固く。
「先ずは信じないと、命張って守る仕事なんてできないだろ!」

その様子を見守っていた劉社長、ボディーガードを憎み、誰も信じないとの考えを改める事にした様です。

「依頼内容を変える。逃亡はやめた。」
代わりに議員の所へ連れて行け、と。


これなら四人も一致団結!誤差無し!


⑤議員邸へ乗り込み一件落着

四人揃ってのチーム戦で作戦が進んでいくのは、理屈を越えてワクワクしました。

議員の私邸では、高梨さんに腕をへし折られたはずのロン毛が待ち伏せ、残る片腕で銃撃して来ました。てか、この男不死身だしストーキングも速く正確で、実はめっちゃ優秀なのでは?ww


無事、議員の元にたどり着いた劉は、自分と共に自首を勧めたのでした。
「今更ですが、人に信じて貰いたいと思いましてね」

そうして、政界を巻き込んだ警備会社の偽装事件は明るみになり、一件落着しました。めでたしめでたし。




⑥後日譚もろもろ

気になる女医と島崎さんは、互いの想いを確認し合ったものの大人の距離感のまま。
息子くんは応援してるみたいだけど、今後の進展はお預けって感じですかね?❤️



高梨さんは、無事島崎警護に戻ってツンデレバディーを続けるそうです。ハイ誤差なし!



一方で、オーナー変わったらしきkicksに残って頑張ってる菅沼と沢口



そんな二人がバリバリ仕切る現場に、協力会社としてザッキー&ナッシーが参加。


今後はこんな形で、四人のチームワークが続くのでしょうか?


多くの方が呟いておられましたが、私も同じ気持ちです。
コロナ禍中でスタッフの皆様には大変なご苦労があったかと思いますが、無事作品を送り出してくださってありがとうございました。
初回シリーズよりずっと楽しめたので、是非また第三シリーズ作って欲しいです。お待ちしています。


Viewing all 427 articles
Browse latest View live